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映画『フード・ラック!食運』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

あの、ダチョウ倶楽部のメンバー、寺門ジモンがまさかの映画監督に!グルメで知られる彼のこだわりを全て注ぎ込んだ一作。NAOTOと土屋太鳳という人気芸能人を起用。

映画『フード・ラック!食運』の作品情報

フード・ラック!食運

タイトル
フード・ラック!食運
原題
なし
製作年
2020年
日本公開日
2020年11月20日(金)
上映時間
104分
ジャンル
ヒューマンドラマ
コメディ
監督
寺門ジモン
脚本
本山久美子
製作
不明
製作総指揮
不明
キャスト
EXILE NAOTO
土屋太鳳
石黒賢
松尾諭
寺脇康文
白滝
東ちづる
矢柴俊博
製作国
日本
配給
松竹

映画『フード・ラック!食運』の作品概要

あの寺門ジモンが映画を撮影する、誰が想像できただろう。テーマはグルメの彼らしく、『食』。食欲とは、人間の持つ三大欲求の一つ。毎日欠かさず食事をし、どれだけ美味しい物が作れるか、料理人は日々努力を重ねている。ハッピーな時はもちろん、どんなに辛い時でもお腹は減るもの。それだけ、人間にとって食べることは必要不可欠な行為なのだ。本作は、そんな人間の持つ欲望を刺激し十二分に満たしてくれる作品。本作を見た後は、必ず焼肉を食べたくなるはず。事前に店の予約をしてから映画館に足を運ぶのもいいかもしれない。

映画『フード・ラック!食運』の予告動画

映画『フード・ラック!食運』の登場人物(キャスト)

佐藤良人(NAOTO)
根岸苑の一人息子。現在はフリーライターとして働いている。中々フリーライターとして目が出ない中で、とある仕事が舞い込んでくる。
竹中静香(土屋太鳳)
ネクスト・エイジに所属する編集者。良人と共に新たなグルメ情報サイトを立ち上げることになる。
佐藤安江(りょう)
良人の母親。夫が遺した店、根岸苑を守り続けていたが、とある批評家によって潰されることになる。

映画『フード・ラック!食運』のあらすじ(ネタバレなし)

『根岸苑』は、小さな焼肉屋さん。元々は家族で経営していたその店だが、夫が先立ち、現在は夫の形見として妻、安江が一人で店を切り盛りしていた。安江には良人という一人息子がおり、経営に子育てと忙しい日々を送っていた。しかし、彼女の愛情ある接客は人々から人気を得て、知る人ぞ知る幻の名店として長年人々に愛されることになった。しかし、そんな根岸苑である日事件が起こる。突如訪れた人気グルメ評論家、古山が店を酷評した記事を書いたのだ。その記事の影響によって、店は大ダメージを食らってしまう。そして、店は閉店を余儀なくされるのだった。その後、良人はフリーライターとして働いていた。そんな彼に、ある日グルメ情報サイト立ち上げの仕事が舞い込む。

映画『フード・ラック!食運』の感想・評価

寺門ジモン監督作品

最新作の監督は、なんと寺門ジモン!寺門ジモンも言えば、芸能界で長年活躍している、最早レジェンドの域に突入している『ダチョウ倶楽部』のメンバーである。元々グルメとして広く知られていた寺門ジモン。そんな彼が、食に対するこだわりを詰め込んだ作品が本作なのだ。きっと、映画を通じて彼の食への並々ならぬ思いが伝わってくることだろう。もちろん、彼が映画を監督するのは本作が初めて。芸人としては長らく厳しい芸能界で生き延びている彼だが、果たして映画界にも一石を投じることができるのか。彼の手腕が問われる。そして、本作に登場するのは、実在する名店ばかり。気になった店があれば、ぜひ足を運んでみよう。

テーマ『焼肉』

本作のテーマは、なんと焼肉。あらゆる食事情に通じている寺門ジモンだが、その中でも圧倒的な知識を誇るのが焼肉なのだ。焼肉は一般人も普通に楽しめる人気グルメであるが、よくテレビに出演するようなグルメ芸能人の楽しみ方は一味異なる。彼らは、タン、ハラミ、カルビと、部位によって行く焼き肉の店を変えるというのだ。正直そこまでしなくてと、と思わずにもいられないがそれだけ彼らの食へのこだわりが凄まじいということなのだろう。そこまでして彼らが追求する真の美味しい焼肉店。そんな名店が本作では次々と登場する。彼らを見習い、焼肉店をはしごしてみるのも面白いかもしれない。

食レポばかり見ていないだろうか

近年、グルメサイトは様々存在する。そのサイトを通じて予約をすればポイントが貯まる、などといった理由から利用している人も多いだろう。そして、それらのサイトには共通して、評価制度が存在する。その店に行った利用客が、しかし、その批評を本当に心から真面目に行っている人は果たしてどれだけいるだろう。なんとなく、軽い気持ちで書き込んでいる人が殆どだろう。しかし、実際に自分が店を決める時、そういった批評を参考にすることも多いのではないだろうか。軽い気持ちで行った批評が、店のその後の運命を大きく変えてしまうことだってあるのだ。これからは、そういった心持ちで批評を書こう、そして、批評だけに囚われずに、自身の目で良い店を探そうと思わせてくれる作品。

映画『フード・ラック!食運』の公開前に見ておきたい映画

映画『フード・ラック!食運』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『フード・ラック!食運』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

HANA-BI

最新作の監督を務めるのは、芸人、寺門ジモン。元々多才な人が多い芸人界では、彼以外にも何人もが監督業を行なってきた。その中でも、圧倒的な存在感、そして成績を残しているのが北野武だろう。これまで日本国内問わずあらゆる映画賞を獲得している。本作も第54回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞するという快挙を果たしている。本賞を日本映画が受賞するというのは『無法松の一生』以来、まさに40年ぶり。主人公である西は、不治の病に苦しむ妻を懸命に看護していた。しかし、自身が妻の看護をしている際、自身の代わりに見張りの仕事についていた堀部が襲撃を受けてしまう。

詳細 HANA-BI

焼肉ドラゴン

最新作は、焼肉がテーマという珍しい一作。しかし、長い映画史においては焼肉が主軸となっていた映画はすでに存在していたのである。本作は、2018年に映画化された比較的最近の作品。元々は人気の戯曲であった同作を豪華キャストで映画化したものである。タイトルにもなっている焼肉ドラゴンは、関西の地方都市にある焼肉屋さんの名前。1970年台の日本で、焼肉ドラゴンを営む龍吉と英順の夫婦と4人の子供に囲まれながら毎日を懸命に生きていた。彼らの店は常連客に愛され、店内には常に人々の笑顔が満ちていた。しかし、時代の流れは確実に迫ってきていた。果たして、焼肉ドラゴンを待ち受ける難題とは。彼らはその難題を見事乗り越えることができるのか。

詳細 焼肉ドラゴン

シェフ 三ツ星フードトラック始めました

ネット文化が発達し、誰でも食レポなどがネットに掲載できる世の中になった。外食先を選ぶ時、そういった評価の高さを参考の一つにするという人も多いだろう。そして、評価する人間が有名であればあるほど、その評価による影響は大きくなる。最新作も本作も、そんな有名評論家によって自分のキャリアをめちゃくちゃにされた料理人が主役。最新作の主人公、カールはロサンゼルスのシェフ長を任せられるほどの実力者だった。しかし、オーナーのリーヴァ、そして、有名評論家と大喧嘩をした末に店を辞めることになってしまう。そんな彼が、第二の人生として始めることにしたのがフードトラック。息子パーシー、そして、シェフ仲間のマーティンと共に、カールはマイアミからロサンゼルスへの旅を始めるのだった。疲れている時に見ると生きる元気をもらえる一作。

詳細 シェフ 三ツ星フードトラック始めました

映画『フード・ラック!食運』の評判・口コミ・レビュー

映画『フード・ラック!食運』のまとめ

本作の主演を務めているNAOTOと土屋太鳳は、普段から食べることが大好きだという。そのため、本作に出演している彼らの嬉しそうな表情は、演技というよりも素に近いのかもしれない。そして、本作で演技をしているのは、実は俳優陣だけではない。そう、本作では焼肉までもが演技をしているのである!どのようにすれば画面越しの観客に、焼肉の匂いが伝わるか、その焼き肉の絶妙な焼き加減はどこか、視覚や音、全てにこだわり抜いた作品なのだ。それこそ、長年グルメを名乗っている寺門ジモンなりのプライドなのかもしれない。

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