2006年のスウェーデン映画、日本では2007年に公開。昼でも薄暗い極夜の季節に引っ越してきた親子が恐怖の体験をする。監督はアンダシュ・バンケ、出演はペートラ・ニールセン、グレーテ・ハヴネショルド。
映画『フロストバイト』 作品情報
- 製作年:2006年
- 上映時間:96分
- ジャンル:ホラー
- 監督:アンダシュ・バンケ
- キャスト:ペートラ・ニールセン、カール=オーケ・エリクソン、グレーテ・ハブネショルド、ヨーナス・カールストロム、ペール・ローフベリィ etc…
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映画『フロストバイト』 評価
- 点数:30点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★☆☆☆
- キャスト起用:★★☆☆☆
- 映像技術:★★☆☆☆
- 演出:★★☆☆☆
- 設定:★★☆☆☆
[miho21]
映画『フロストバイト』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『フロストバイト』のあらすじを紹介します。
1944年のウクライナでドイツ第5装甲師団の北欧義勇兵たちは師団からはぐれて雪の中敵から攻撃されて薄暗い森の中へと逃げ込んだ。森の奥へと進む彼らの目に粗末な小屋が目に入った、これ幸いと凍ったドアをこじ開けて中に入ると真っ暗だったが暖炉はまだ熱く、直前まで誰かがいたようだった。きっと自分達をみて逃げ出したのだろうと気にせず交代で休むことになったのだがしばらくして一人があることを疑問に思った。一体ここの住人はどこから逃げ出したのだろう、とっさに皆を起こすのだが既に一人が首から血を流して死んでいた。慌てて外に逃げ出したのだが確認のため再び中へ入ると床が抜けて地下に落ちてしまった。するとマリアと書かれた目の前の木の棺ががたがた動きだした、もうすこしで蓋が開いてしまうというところでようやく3人がかりで地中深く埋めたのだった。
1ケ月間真っ暗な極夜の時期ある街に母子が引っ越してきた、母アニカ・ウォーレンがベッカート教授に師事するためだ。娘のサガは母に付いてきた事を若干後悔しながらも新しい学校でベガという少女と仲良くなってパーティに招待される。
ベッカート教授は一見穏やかな人物だったが影では1年以上もこん睡状態だという少女に赤い錠剤を飲ませて様子を観察するというあやしげな実験を行っていた。ある時その錠剤が入ったケースをうっかり病室に置き忘れてきてしまい研修医に2錠盗まれてしまった。ハイになれる薬だと思った研修医は1錠飲んでしまうが病院からの帰り道異変に気付く、周りに誰もいないのに人の話し声があちらこちらから聞こえてくるのだ。さらに視力が異様に良くなって遠くまでフォーカスすることができる、極めつけは犬の言葉がわかるのだ。一体研修医の体に何が起こっているのか、そしてベッカートの正体は。
映画『フロストバイト』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『フロストバイト』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
ベッカートの正体
この物語のキーパーソンであるベッカート教授の正体は、そしてどんな目的があったのでしょうか。実は戦時中あの小屋で吸血鬼に襲われた一団のひとりだったのです。一度は3人で女吸血鬼を殺すのですが、吸血鬼が最後の力を振り絞って噛みついたためにベッカートは吸血鬼となってしまうのです。最初は彼の仲間が犠牲になりました、そして一度は埋めた棺を開けると少女が入っていたため娘と称して一緒にスウェーデンへと逃れます。それは少女マリアを助けるためではなく自分が吸血鬼になったのならより強くなるための遺伝子実験を行うために連れて来たのです。そのため少女は常に実験のために血を取られ続け、ベッカートはその血を錠剤にしてこん睡状態の少女に飲ませていたのです。吸血鬼になるのは“ラエボウィルス”が原因で、狂犬病に似ているのですがもっと攻撃性が高くなってしまうのです。このラエボウィルスを投与され続けたこん睡の少女は突然覚醒してたまたまそばにいたアニカに噛みついたためアニカも感染してしまいます。
母子とマリア
アニカはベッカートに杭を突き刺して倒しますが自身も既に吸血鬼となってしまっていました。そこへ助けられたマリアがやってきます。そして娘のサガはあのパーティの惨劇からたったひとりだけ助かり救急車で寝ていますがいつの間にか車が走っていてそばには大量の血液とひとりの少女が。その少女マリアは“私たちはこれから姉妹になるとママが言っている”と聞いてサガはびっくりしてしまいます。ようやくあの悪夢から逃げられたのに母親は目が赤く光っていて吸血鬼になっているのですから。
映画『フロストバイト』 まとめ
極夜という聞きなれない状況の中で若者が次々と吸血鬼になっていくという状況で終わるのとサガたちが救急車で街を逃げ出すのを見て救いがないのだと少し憂鬱な感じで観終わりました。街の人々はこれからどんどん吸血鬼に襲われ続けていくのでしょうし、サガは母親も吸血鬼になってしまったのでこれから普通の生活を続ける事はできません。きっと薄暗い森の中などで3人ひっそりと暮らしていくのかもしれませんね。そうなったらサガも無事では済まされないでしょう、あれだけがんばってパーティの惨劇を逃れたのに結局自分も吸血鬼になってしまうのかも。
このサガ役の女の子があのロッタちゃんだと気づけませんでした、当時5歳だった彼女もこんなに大きくなったんだなと妙に感心してしまいました。
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