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映画『フルスロットル』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『フルスロットル』の概要:フランス映画『アルティメット』をハリウッドでリメイクした作品。2018年デトロイト。犯罪の温床として立ち入りを禁止されているマンションがあり、周りを壁で囲い街から隔絶していた。だが、市長は街の再建を考え、動き出そうとしていた。

映画『フルスロットル』の作品情報

フルスロットル

製作年:2014年
上映時間:91分
ジャンル:アクション、ヒューマンドラマ
監督:カミーユ・ドゥラマーレ
キャスト:ポール・ウォーカー、ダヴィッド・ベル、RZA、カタリーナ・ドゥニ etc

映画『フルスロットル』の登場人物(キャスト)

ダミアン・コリアー(ポール・ウォーカー)
潜入捜査官。父は刑事で、殺される前まで麻薬についてブリック・マンションを捜査していた。父の敵であるトレメインを追っている。だが、実際はトレメインが殺したのではなく、仲間である警官がダミアンの父を殺害していた。
リノ・デュプリー(ダヴィッド・ベル)
カリブ出身。ブリック・マンションに暮らす住人。マンションから麻薬を撲滅させようと1人奮闘するが、トレメインに嵌められ警察に捕まってしまう。
トレメイン・アレクサンダー(RZA)
元兵士の武器商人。軍の兵器を使い、ブリック・マンションで麻薬売買を行っている。
K2(ガウチー・ボーイ)
トレメインの部下。リノに麻薬を奪われてしまう。リノを誘き出す手段として、リノの恋人のローラを誘拐してくる。
ローラ(カタリーナ・ドゥニ)
リノの恋人。カフェの店員。銃を向けられても怯まない、気が強い性格。
ジョージ・ザ・グリーク(カルロ・ロタ)
麻薬の元締め。ダミアンに逮捕される。
市長(ブルース・ラムゼイ)
デトロイトの市長。街を再建するため、住民ごとブリック・マンションを爆弾を使って破壊しようと画策する。

映画『フルスロットル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『フルスロットル』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『フルスロットル』のあらすじ【起】

2018年デトロイト。殺人の件数は過去40年で最多となり、市長が厳戒令を発令させた。低所得者の集団住宅は封鎖され、ブリック・マンションは立ち入り禁止の無法地帯と化した。マンションの周りには高さ12メートルの壁が建設され、街から隔絶されることになった。さらに、警官が検問を設置し、マンションに出入りする者を調べることになった。

市長はデトロイトの街の再建を目指しており、会議で詳しい内容を話した。話を聞いた会議の参加者達は、ブリック・マンションの問題を提議した。マンションを取り壊すならば、そこで暮らす住民を移転させる必要があった。

ブリック・マンションに暮らすリノは、K2から麻薬を盗み浴槽にぶちまけて処分した。だが、すぐに盗んだことがK2にばれてしまい、家を襲撃される。K2は浴槽に捨てられた麻薬の残骸を見て、ボスのトレメインの報復を恐れた。リノは追手の追跡を掻い潜り、屋上から別の建物に飛び移って逃走した。

K2は今回の麻薬の件でトレメインに殺されそうになる。トレメインは銃を突きつけながら、リノに報復するのにいい案はないか質問した。K2は必死に考えを巡らせ、リノの恋人を人質にすることを提案する。トレメインはその案を受け入れ、ここに連れて来いとK2に命令した。

潜入捜査官のダミアンは麻薬の元締めのジョージを逮捕するため、仲間に加わって様子を伺っていた。ダミアンはブリック・マンションに麻薬を運び入れる配達人に自ら名乗りを上げ、コインランドリー店の地下に隠している大量の麻薬を見せてもらう。だがその時、外で見張っていた警察の存在がばれてしまう。ダミアンは時計につけていた機械で警察に連絡を入れた。そして、ジョージを人質に取り切り抜けようとするが、ジョージの手下が反撃してきた隙にジョージに逃げられてしまう。ダミアンは手下を倒した後、すぐにジョージを追いかけた。ジョージが乗った車に飛び移り、運転手を道路に投げ捨てて、そのまま警察署に突っ込んだ。

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映画『フルスロットル』のあらすじ【承】

K2はリノの恋人のローラを誘拐し、トレメインの元に連れてきた。トレメインはリノが現れるまでローラを監禁しようとするが、ローラは最近リノと会っていないことを話した。その時、屋根から突然リノが落ちてきて、トレメインに銃を突きつけた。リノ達はトレメインを人質に取り、車に乗って逃げ出した。リノ達はそのまま検問所まで行き、トレメインの身柄を警察に渡そうとするが、逆にリノが捕まってしまう。検問所のトップはトレメインと金で繋がっていた。ローラはトレメインに連れて行かれてしまう。

ダミアンは市長に呼ばれ、市長室に向かった。そこには、市長の他に父の同僚だったベリンジャー刑事と、陸軍の兵士であるリノの姿もあった。ダミアンがブリック・マンションに詳しいと言うことで、今回の捜査に白羽の矢が立ったことを市長は話した。ダミアンの父はブリック・マンションを捜査中に殺されていた。ダミアンは犯人であるトレメインを追っていたため、マンションに詳しかったのだ。市長達は事件の詳細を話した。政府の輸送車が襲われ、トラックごと積み荷が奪われた。積み荷の中身は、盗難防止のために自動起爆機能がつけられた爆弾だった。しかも、盗んだ相手が積み荷を開けてしまったため、時限装置が作動してしまっていた。今回のダミアンの任務は、盗んだ犯人であるトレメインのアジトに乗り込み、爆弾を見つけて起爆装置を解除することだった。相棒として、囚人のリノがつくことになった。

ダミアンは囚人に扮し、リノが運ばれる移送車に同乗した。そして、隠し持っていた針金で手錠を外した後、警官達を襲って移送車を強奪した。ダミアンは友人を殺された復讐をするため、トレメインの元に行くことを告げた。リノはダミアンの話を聞き、ローラを助けるため一緒に行くことを決める。

映画『フルスロットル』のあらすじ【転】

ダミアン達は車を飛ばし、ブリック・マンションのエリア内に無理矢理侵入した。そこで、リノはダミアンの手に手錠を嵌めて車のハンドルに繋げた。ダミアンが刑事だということを感じ取っていたのだ。リノはダミアンを置いたまま、その場を離れた。そこに、銃を持った男が現れ、ダミアンは撃たれそうになる。ダミアンはハンドルを無理矢理車から外すと、襲ってきた男達を倒した。

ダミアンは忍ばせていた発信機を辿り、リノの元に向かった。そして、手錠を手摺とリノの手に嵌めた。ダミアンはブリック・マンションに爆弾が運び込まれたことを告げ、回収に来たことを正直に話した。リノがその話を信じたため、手錠を外した。2人はリノの作戦により、トレメインのアジトに殴り込みに行くことになった。

ダミアン達はトレメインに会いに行った。だが、トレメインは爆弾を渡す代わりに、お金を要求してきた。しかも、屋上に設置されていたミサイル型の爆弾には、ローラが括りつけられていた。ダミアンはリノに電話を掛け、トレメインが3000万ドルを要求していることを話した。リノは市長と相談した結果、そんな大金を用意することが不可能だったため、他の解決策を取るようダミアンに指示を出して電話を切った。ダミアンは市長が了承した振りをして爆弾を解除しようとするが、トレメインは入金を確認してからだと譲らなかった。銀行が開くのは25分後のため、それまでダミアンとリノは部屋に監禁されることになった。

映画『フルスロットル』の結末・ラスト(ネタバレ)

リノは具合が悪い振りをしてダミアンと共に部屋を抜け出した。追手が迫る中、屋上の爆弾を目指した。トレメインは銀行を確認するが、政府からお金が入金されていなかった。しかも、預金を全て抜き取られていた。トレメインは腹を立て、街にミサイルを発射しようとするが、ダミアンに発射装置を狙撃されてしまう。

ダミアン達は爆弾の場所まで向かおうとするが、途中でトレメインの手下の巨大な男が立ち塞がった。ダミアン達は協力して男を倒した。その頃、トレメインは発射装置を直し、解除コードをダミアンに入力してもらおうとしていた。

ダミアンは爆弾の場所まで辿り着き、トレメインに銃を向けた。そして、父が捜査中に闇討ちに遭い殺されたことを話した。だが、トレメインはダミアンの父を殺しておらず、捜査班がブリック・マンションの中には入らなかったことを教えた。ダミアンの父を撃ったのは、警官だった。しかも、リノが解除コードを入力しようとしたのだが、そのコードはブリック・マンションの郵便番号だった。リノは罠だと伝えるが、ダミアンは話を信じなかった。ダミアンとリノは解除コードの入力を巡って、殴り合いの喧嘩になった。その時、トレメインがダミアンに銃を突きつけ、ダミアンの行動を止めた。結局、時間が過ぎても爆弾は爆発しなかった。ダミアンは市長達に騙されたことを知り、怒りを募らせた。

ダミアンはリノとトレメイン、ブリック・マンションの住人達と共に、市長がいる建物を襲撃した。そして、市長の元に爆弾を運んだ。ダミアンが爆弾の装置を最後まで入力しようとしたとき、市長がダミアンを止めて、問題を解決するために爆弾を送り込んだことを白状した。市長の話は、記者のカメラがビデオに収めていた。

市長は爆破未遂の疑いで逮捕され、ブリック・マンションの周囲の壁は撤去されることになった。トレメインは市長選挙に立候補した。ダミアンは休暇を利用して、リノとローラに会いに行った。

映画『フルスロットル』の感想・評価・レビュー

殺人事件が多発するデトロイトにあるブリック・マンションを舞台に繰り広げられるアクション映画である。ブリック・マンション内では秘密裏に麻薬の売買などが行われ、潜入捜査官であるダミアンがマンションの捜査に乗り込む。デトロイトの市長も、住民ごとマンションを爆破しようと考えており、様々な私利私欲が渦巻く作品である。ダミアンの父の死の真相など、物語が進むにつれて見えてくる事実があり、なかなか見応えがある作品である。(男性 30代)

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