この記事では、映画『ゴースト・スクール』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ゴースト・スクール』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ゴースト・スクール』の作品情報

上映時間:101分
ジャンル:コメディ、ホラー
監督:ハビエル・ルイス・カルデラ
キャスト:ラウール・アレバロ、アレクサンドラ・ヒメネス、アンドレア・ドゥーロ、ハイメ・オリアス etc
映画『ゴースト・スクール』の登場人物(キャスト)
- モデスト(ラウール・アレバロ)
- 教師。幽霊の姿を見て、言葉を交わすことができる。そのことで学校を度々クビになってしまう。
- ティナ・エスカロニージャ(アレクサンドラ・ヒメネス)
- モンテドルテ校の校長。亡き父の跡を継いで校長になった。父の代で起こった火災事件に心を痛めている。
- マリヴィ(アンドレア・ドゥーロ)
- モンテドルテ校の元生徒。1986年に起きた火災により、妊娠した状態で亡くなった。恋人のことを深く愛している。
- ダニー(アレックス・マルニー)
- モンテドルテ校の元生徒。1986年に起きた火災により、亡くなった。不良で、生前は問題行動を起こしていた。ある事情により、成仏することを恐れている。
映画『ゴースト・スクール』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『ゴースト・スクール』のあらすじ【起】
教師のモデストは、幽霊が見え会話することができた。幽霊は生身の人間と見分けがつきにくく、車に轢かれそうになっている幽霊を生身の人だと誤解して驚くこともあった。周囲は幽霊の存在を信じず、モデストは区域の全校でクビになってしまう。
モンテドルテ校では学級崩壊が起き、教師の退職者が増え、教師の自殺未遂者まで現れた。ティナ・エスカロニージャ校長は教育委員長に、今学期中に秩序ある学校に変えるよう指示される。PTA会長のオテギは勝手にティナの助手の座に就き、手助けすることにした。
モデストはティナの面接を受け、モンテドルテ校で働くことになる。学校に出勤するが、生徒にからかわれて使われていない図書館に迷い込んでしまう。そこには生徒の幽霊の姿があった。モデストは驚き、幽霊から逃げて学校を辞めることにした。
ティナはモデストに霊能力があることに気づき、助けを求めた。霊能力者も超心理学者も役には立たなかったが、学校で超常現象が起きることには気づいていた。校門が激しく揺れたり、ゴミ箱が勝手にひっくりかえるのを見たのだ。モデストは学校内で写真が飾られている場所に向かい、彼らを見たことをティナに教えた。それは、1986年に亡くなった生徒達だった。
映画『ゴースト・スクール』のあらすじ【承】
生徒のエルサは友人達と学校でウィジャボード(霊と会話できるゲーム)をして遊んでいた。すると、椅子が勝手に動き出し、友人達は怯えて逃げていった。エルサは幽霊を恐れておらず、名前を尋ねた。エルサに一目惚れした幽霊のホルヘは、ウィジャボードを使って名前を教え会話をした。
ティナの父が校長だった頃、講堂でクリスマスパーティーをしているときに5人の生徒が図書館で居残りをしていた。学校で火事が起こったが、パーティーの音楽で警報器が聞こえず5人は取り残されてしまった。そして、5人全員死んだのだった。ティナは生徒達の幽霊を説得して、学校から追い出して欲しいとモデストに頼んだ。モデストは幽霊と会話できる自分は普通じゃないと悩んでいたが、ティナからあなたはまともだと言われ喜んだ。
モデストは幽霊達に出て行って欲しいと説得するが、拒まれてしまう。セラピストの自殺した幽霊に助言を求めた。すると、この世に留まっているのは、やり残したことがあるからだと言われる。モデストは生徒の幽霊がやり残したことは、卒業することだと気づく。
モデストは幽霊達に高校3年生の勉強を教え、卒業させることにした。しかし、幽霊で不良のダニーの強い反発に遭い、木に股間を打ちつける悪戯をされる。オテギはそんなモデストの姿を見てしまい、娘の目をそっと隠した。オテギの目には幽霊の姿が映っておらず、モデストが自分で木に股間を打ちつけているように見えていた。
映画『ゴースト・スクール』のあらすじ【転】
モデストは音楽を流したりサッカーのワールドカップでスペインが優勝したことを話したりして、幽霊達と交流を深めた。幽霊達は学校の外に行きたいと思うようになる。ホルヘはバスケやオリンピックなどのスポーツ観戦がしたかった。アンヘラは書店に行って本を購入したかった。妊婦のマリヴィは恋人に会いたかった。酔っ払って死んだピンクフロイドは、お酒が飲みたかった。ダニー以外の4人は学校から出るため、モデストの授業を受けることにした。
ホルヘとエルサはパソコンを使って会話を行い、交流を深めた。ダニーはモデストの影響を受けている仲間達の様子が気に入らず、アンヘラをからかって傷つけエルサが持っているパソコンを壊した。ホルヘは壊れたパソコンを見て心を痛める。エルサはパソコンと共に、ホルヘの写真を持っていた。
ダニーが勉強に興味を示すようになった。そんな時、オテギが教育委員長に連絡を取り、創立記念式典に招待したことが発覚する。幽霊達がいたままでは、問題が起きてティナは学校にいられなくなってしまう。モデストは話を聞き、ティナを慰めた。
学校に居場所がないエルサは、死んでホルヘに会おうとしていた。ホルヘは複雑な思いを抱く。そんな中、皆で卒業試験を受けることになった。他の4人が「優」や「可」の成績を取る中、ダニーは分かっているはずの問題が空欄になっており「不可」の成績を取った。しかし、モデストは授業中の努力を認め、ダニーに「可」の成績を与えることにした。卒業試験に全員合格したのに、ダニー達は成仏しなかった。ショックを受けたダニー達は、学校で暴れ回った。
映画『ゴースト・スクール』の結末・ラスト(ネタバレ)
モデストは自殺したセラピストに再び相談し、ダニーの「罪」がキーになっていることに気づく。そんな中、オテギから学校内の騒動はお前のせいだと責められ、辞職に追い込まれる。ティナは学校を守るため、オテギを止めることができなかった。モデストは学校を去る前にダニーを説得し、抱えている罪を話させた。ダニーは火事を起こしたのが自分だと明かした。黙っていたのは、地獄に落ちるのが怖かったからだった。
ティナは和解しようと電話をかけるが、モデストは出てくれなかった。途方に暮れた彼女は、校内放送を使って幽霊達を旧図書館に呼び寄せ、助けて欲しいと頼んだ。ダニー以外の4人はモデストに会いたいという思いから、行動を起こした。ピンクフロイドが事務員の女性の体に乗り移り、モデストに電話をかけた。そして、ティナがモデストに気があるという嘘を吐き、学校に来て欲しいと頼んだ。
式典当日。モデストが姿を現した。オテギがそのことに不快感を示したとき、大量のボールがどこからともなく落ちてきた。オテギは超常現象を信じておらず、モデストの仕業だと思っていた。ティナはホセ・マリア・オテギの名を呼び、窘めた。それを聞いたマリヴィは、オテギが自分のかつての恋人だと気づく。マリヴィはオテギが自分と別れるために書いた手紙を見つけており、怒りを露わにした。モデストはそのことをオテギに指摘するが、逃げられてしまう。
アンヘラは女性の体に乗り移り、皆の前で歌を歌った。しかし、オテギに邪魔をされてしまう。オテギは教育委員長や皆の前で、ティナは精神を病んでいると糾弾した。ダニーはオテギの体に乗り移り、ドラッグの入手場所を知っているなど滅茶苦茶なことを話してズボンを脱ぎ恥を掻かせた。そして、こっそりマリヴィ達に向けて謝罪の言葉を口にした。ティナはオテギを退場させると、パーティーを復活させることを宣言した。
ホルヘはプールで自殺しようとしたエルサに気づき、モデストに助けを求めた。幽体離脱したエルサに、愛しているから生きて欲しいと思いを伝えてキスをした。エルサは無事に目を覚ました。
モデストはピンクフロイド達とパーティーに参加した。ディスコに行きたがっていたピンクフロイドは喜び、はしゃいだ。モデストとティナ、エルサが見守る中、ダニー達は成仏した。モデストとティナはキスをした。
映画『ゴースト・スクール』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
音楽も良く、ストーリーも良く、テンポも良い作品だった。始めモデストは幽霊が見えることに疲れ切っていて、無表情でいることが多かった。しかし、ティナに認められ生徒の幽霊達と関わるようになってからは生き生きとした表情をするようになり、先生として頑張る姿は自然と応援したくなった。幽霊ではあるが、ダニー達5人の友情がとても素敵だった。オテギがマリヴィの恋人だったことが一番驚かされた。若い頃のオテギの姿を見てみたかった。(MIHOシネマ編集部)
幽霊とコミュニケーションが取れる先生が学校に取り憑いた幽霊たちを成仏させてあげるコメディ作品。設定からB級作品だろうなと期待していませんでしたが、意外とストーリーがしっかりしていて、ラストには衝撃の真実がありました。
霊感が強いとどこに行っても気配を感じてしまうし、もう面倒臭いと嫌気がさしてしまうモデストの気持ちが物凄く分かりました。幽霊と話せるなんて無気味ですが、モデストを見ていると少し楽しそうだなと感じました。(女性 30代)
教師として問題ばかり起こしていたモデストが、問題児専門の学校へ送られ、そこで幽霊の生徒たちを教えることになるという設定がまず面白い。序盤は下ネタ混じりのコメディで軽快だが、生徒たちがなぜ死に、なぜこの世に留まっているのかが明かされるにつれ、物語は切なさを帯びていく。特に、いじめや家庭問題といった現実的なテーマを、幽霊という存在を通して描いている点が印象的だった。最終的にモデスト自身も教師として再生していく王道展開だが、素直に心を打たれた。(20代 男性)
ホラーコメディだと思って気軽に観始めたが、生徒たちの過去が明らかになる中盤以降、意外なほど感情を揺さぶられた。幽霊でありながら「卒業したい」「前に進みたい」と願う姿は、人間以上に必死で純粋に見える。ネタバレになるが、彼らが試験に合格しないと成仏できないという設定は、教育制度そのものへの皮肉にも感じられた。破天荒だったモデストが、次第に本気で生徒と向き合う姿にも好感が持てる。温かい余韻の残る作品。(30代 女性)
スペイン映画らしいテンポの良さと、ブラックユーモアが効いた一本。幽霊の生徒たちはコミカルに描かれているが、死因や未練はどれも重く、笑いの裏に社会問題が潜んでいる。特に、学校や教師から見放された子どもたちが、死後ですら試験に縛られている展開は皮肉が強い。ネタバレになるが、全員が成仏するラストは安易にも感じたが、その分後味は良い。娯楽性とメッセージ性のバランスが取れた作品だと思う。(40代 男性)
子ども向けのファンタジー映画だと思っていたが、実際は大人が観てこそ刺さる内容だった。幽霊の生徒たちは皆、生前に誰にも助けてもらえなかった存在で、その孤独が胸に残る。モデスト自身も社会からドロップアウトした教師であり、彼が生徒たちと向き合うことで再生していく構図が美しい。ネタバレだが、成仏の条件が「合格」という点に、評価社会の残酷さを感じた。笑いながらも、どこか苦味のある良作。(40代 女性)
ホラー要素はかなり控えめで、基本はコメディだが、物語の芯は意外と真面目。幽霊の生徒一人ひとりに背景があり、それが少しずつ明かされる構成がうまい。特に、事故やいじめが原因で亡くなった生徒の話は胸が痛んだ。ネタバレになるが、モデストが教師としての使命感を取り戻す過程は、ベタながらも感動的。気楽に観られて、最後には前向きな気持ちになれる作品だった。(20代 女性)
全体的に軽快で観やすいが、テーマは決して軽くない。幽霊の生徒たちは、現実社会で救われなかった子どもたちの象徴のように感じた。モデストの粗暴な態度も、彼自身の挫折の裏返しだと分かると印象が変わる。ネタバレだが、試験に合格することで成仏できるという結末は、救いであると同時に切なさも残す。笑いと社会批評が共存した、独特の味わいがある映画。(50代 男性)
コメディとして楽しめる一方で、教育や家庭環境の問題をしっかり描いている点に好感を持った。幽霊の生徒たちは皆、やり直したいという強い思いを抱えており、その姿がとても健気だ。ネタバレになるが、教師モデストが生徒たちの未来を本気で考え、体を張って守ろうとする姿には思わず涙が出た。派手さはないが、心に残るタイプの映画だと思う。(30代 男性)
最初は下品なギャグが多く、正直合わないかもと思ったが、後半になるにつれて評価が一変した。幽霊の生徒たちが抱える未練はどれも現実的で、親として考えさせられる部分が多い。ネタバレだが、成仏の瞬間に見せる彼らの安堵の表情が忘れられない。教師と生徒の関係を、死後の世界という設定で描いた点が新鮮だった。意外な良作。(50代 女性)
映画『ゴースト・スクール』を見た人におすすめの映画5選
スクール・オブ・ロック
この映画を一言で表すと?
落ちこぼれ大人と子どもたちが音楽で心を通わせる、痛快で温かい学園コメディ。
どんな話?
売れないロックミュージシャンの男が、ひょんなことから名門小学校の臨時教師になりすまし、独自の方法で子どもたちに音楽を教えていく物語。規則に縛られた学校生活の中で、子どもたちが自分らしさを見つけていく過程が描かれる。
ここがおすすめ!
型破りな教師と問題を抱えた生徒たちの関係性は『ゴースト・スクール』と共通点が多い。笑いながらも、教育や自己肯定感について考えさせられる内容で、観終わった後に前向きな気持ちになれる点が魅力。
ゴーストバスターズ
この映画を一言で表すと?
幽霊騒動をユーモアたっぷりに描いた、ホラーとコメディの金字塔。
どんな話?
超常現象を研究していた科学者たちが、幽霊退治を専門とする会社を立ち上げ、ニューヨークで巻き起こる怪事件に立ち向かう物語。怖さよりも笑いが前面に出たエンタメ作品として描かれる。
ここがおすすめ!
幽霊をシリアスに扱わず、娯楽として楽しませる姿勢は『ゴースト・スクール』が好きな人にぴったり。ホラーが苦手でも安心して観られる、軽快なテンポとキャラクターの魅力が光る。
シックス・センス
この映画を一言で表すと?
幽霊と向き合うことで、人の心の傷が癒やされていく感動サスペンス。
どんな話?
「死者が見える」という能力を持つ少年と、彼を助けようとする精神科医の交流を描いた物語。少年が見る幽霊たちは恐怖の存在であると同時に、強い未練を抱えた存在として描かれる。
ここがおすすめ!
幽霊が単なる恐怖ではなく、救われるべき存在として描かれている点は『ゴースト・スクール』と共通する魅力。静かな感動と余韻を味わいたい人におすすめの一本。
ビートルジュース
この映画を一言で表すと?
死後の世界をポップに描いた、奇想天外なホラーコメディ。
どんな話?
事故で亡くなった夫婦が幽霊となり、自分たちの家に住み着いた人間を追い出そうと奮闘する物語。個性的な幽霊ビートルジュースの登場で、事態はさらにカオスになっていく。
ここがおすすめ!
死後の世界を明るく、ユーモラスに描く感性は『ゴースト・スクール』と好相性。ブラックユーモアと独特の世界観を楽しみたい人に強くおすすめできる作品。
奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ
この映画を一言で表すと?
問題児と教師の絆が未来を変える、実話ベースの感動ドラマ。
どんな話?
移民や貧困など、さまざまな問題を抱える生徒たちと、情熱を持った教師が向き合い、共に成長していく姿を描いた物語。学力だけでなく、生き方を教える教育の力が描かれる。
ここがおすすめ!
問題を抱えた生徒と教師の再生というテーマは『ゴースト・スクール』と非常に近い。笑いよりも感動寄りだが、教育の持つ可能性を深く感じられる一本。



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