映画『God's Own Country(原題)』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「God’s Own Country(原題)」のネタバレあらすじ結末と感想

God’s Own Country(原題)の概要:イングランドのヨークシャーで、脳卒中で倒れた父の営む牧場を手伝うジョニー。孤独な生活を酒と行きずりの相手との行為で紛らわす毎日だったが、ルーマニア人のゲオルゲと出会い、心を開いていく。2017年度英国インディペンデント映画賞最優秀賞受賞の注目作品。

God’s Own Country(原題)の作品情報

God's Own Country(原題)

製作年:2017年
上映時間:104分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:フランシス・リー
キャスト:ジョシュ・オコナー、ジェマ・ジョーンズ、ハリー・リスター・スミス、イアン・ハート etc

God’s Own Country(原題)の登場人物(キャスト)

ジョニー(ジョシュ・オコナ―)
脳卒中で体が麻痺している父の代わりに牧場を切り盛りしている青年。田舎の牧場仕事での鬱憤をアルコールと行きずり相手と寝ることで紛らわしている。牧場を手伝いに来たゲオルゲと関係を持つようになる。牧場経営者としても、人としても未熟なところがあり、父の病気やゲオルゲとの関係についても、真正面から向き合えないでいる。
ゲオルゲ(アウレック・セケアアヌ)
ジョニーの牧場を手伝いに来たルーマニア人青年。自身も牧場で育ち、家畜に関する知識も豊富で、その仕事ぶりはマーティンも感心するほど。心優しく、何かとジョニーを気にかけている。
マーティン(ジョン・ハート)
ジョニーの父。脳卒中で体が不自由になり、息子のジョニーに自身の牧場を任せている。父親としては厳しく、未熟なジョニーをあまり信用していないようにも見えるが、実は認めている。
デアドラ(ジェンマ・ジョーンズ)
ジョニーの祖母。息子であるマーティンの世話をしながら、牧場仕事も手伝っている。ジョニーとゲオルゲの関係を知っている。

God’s Own Country(原題)のネタバレあらすじ

映画『God’s Own Country(原題)』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

God’s Own Country(原題)のあらすじ【起】

ヨークシャーで牧場を経営するマーティンとその息子ジョニー、母デアドラ。マーティンは脳卒中の後遺症があり、思ったように体を動かせない。体の不自由な父の代わりに日中の牧場仕事を引き受けているジョニーは、パブに繰り出しては酔いつぶれ、知らない男との行きずりの性行為を繰り返していた。行為の後に相手に誘われても、ジョニーは鼻であしらうなど、他人に心を閉ざしていた。

ジョニーが男と会っていた間に生まれた子牛が瀕死の状態で見つかり、父は銃で安楽死させるように指示する。そして、ジョニーの帰りが早ければ助かっていたかもしれないと言われてしまう。

羊の分娩シーズンを手伝うため、ルーマニア人の短期労働者ゲオルゲが雇われ、ジョニーの家のトレーラーに住むことになる。初対面のゲオルゲに彼の出身地を聞き、「ジプシー」と呼ぶなど、ジョニーは失礼な態度で接する。

その日の夜、いつものようにパブに行くと、大学進学を機に田舎を出たかつての友人と再会する。外の世界で自由を謳歌する彼女に嫉妬したジョニーは、つい嫌味を言ってしまう。心を閉ざしたジョニーの姿を見て、友人にも「あんたは変わった」と言われる。

God’s Own Country(原題)のあらすじ【承】

ある日、牧場羊の群れが中心部から離れてしまう。群れを囲う柵も故障していたため、ジョニーとゲオルゲは数日群れの近くでキャンプをして、面倒を見ることになる。ジョニーとゲオルゲが群れを監視する中、羊の一頭が子羊を出産する。子羊は意識不明で危険な状態だったが、ゲオルゲの早急な手当てのおかげで、なんとか一命を取り留める。それを見たジョニーもゲオルゲに感心する。しかし、ジョニーが再び「ジプシー」と呼んだため、激怒したゲオルゲがジョニーに掴みかかり、二度とそんな口の利き方をするなと警告する。

ある晩、二人の間の緊張感は、暴力的な喧嘩から衝動的な性行為に発展する。初めは自分の気持ちに否定的になり、ゲオルゲにも冷たく当たるジョニーだったが、彼に寄り添うゲオルゲにだんだんと心を開くようになる。彼らはその日の夜、再び肌を重ねる。

牧場に帰ったジョニーはゲオルゲに、トレーラーではなく一緒に家で寝ようと提案する。しかし、ジョニーの父親と祖母に知られることを気にしたゲオルゲは誘いを断る。

God’s Own Country(原題)のあらすじ【転】

二人で牧場仕事をこなし、幸せに暮らす二人。そんな中、マーティンが二度目の脳卒中で倒れ、病院で意識不明の状態となる。ジョニーは現実に目を向けられず、医師に父の状態について聞くことも拒む。さらに、牧場経営の責任がジョニーに圧し掛かる。

落ち込むジョニーを気遣って、ゲオルゲは夕食を作ってくれていた。二人でささやかなひと時を過ごす中、ゲオルゲはマーティンの体調が回復するまで、牧場で働く期間を延長するのはどうかと提案し、ジョニーも賛成する。

パブで二人になると、ジョニーはゲオルゲに父の回復後も一緒に牧場で暮らそうと言う。しかし、ゲオルゲは二人の関係を保ちながら同時に厳しい牧場経営をしていくのは難しいと、正直に告げる。それを聞いて不安定になったジョニーは、再び暴飲に走り、トイレで出会った男と行為に及ぶ。

一方、パブで地元男性に嫌がらせを受けるゲオルゲ。しつこい男に掴みかかると、勘違いした店主に責められトイレに逃げ込む。そこでジョニーが他の男と個室にいることを発見したゲオルゲは傷つき、その場を立ち去る。

行為を終えたジョニーがトイレを出ると、パブにはゲオルゲの姿はない。牧場から去ろうとするゲオルゲを見つけて止めようとするが、怒ったゲオルゲはジョニーを突き飛ばしそのまま去ってしまう。

God’s Own Country(原題)のあらすじ【結】

マーティンは無事退院するが、麻痺が広がり、車いす生活を強いられ、ジョニーの介護が不可欠となる。ジョニーの仕事ぶりに難癖をつけるが、麻痺で言葉が上手く話せない父に不甲斐なさを感じるジョニー。またトレーラーで去ってしまったゲオルゲに思いを馳せ、孤独を感じる。ゲオルゲの番号に電話をしようとするが、留守番電話のメッセージに残す言葉も出てこない。

ジョニーは父に、牧場は自分が継ぐが、自分のやり方でやらせてほしいと伝える。そして、ゲオルゲを牧場に迎え、違う体制で牧場を継ぎたいと言う。息子の意思を聞いたマーティンは、息子の幸せのためなら、と送り出す。

父との話をつけたジョニーは、ゲオルゲのいるスコットランドの牧場を訪れる。ジョニーはゲオルゲを発見するも、不器用な彼は本当の気持ちを言えずにいる。そんなジョニーの姿を見て、しびれを切らし仕事に戻ろうとするゲオルゲ。しかし、ついにジョニーは自分と一緒にヨークシャーの牧場に戻ってきてほしいと伝える。泣きながら訴えるジョニーにゲオルゲはキスし、二人は仲直りする。

牧場に戻ったゲオルゲはトレーラーではなく、ジョニーと共に家族の住む家で一緒に生活する。

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