映画『五月の恋』の概要:2004年制作の台湾・中国映画。嘘からはじまっていく本当の恋をテーマに、中国と台湾の距離を感じさせない恋愛映画となっている。主演はチェン・ボーリン。
映画『五月の恋』 作品情報
- 製作年:2004年
- 上映時間:110分
- ジャンル:ラブストーリー
- 監督:シュー・シャオミン
- キャスト:チェン・ボーリン、リウ・イーフェイ、メイデイ etc
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映画『五月の恋』 評価
- 点数:70点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『五月の恋』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『五月の恋』のあらすじを紹介します。
台湾で人気のロックバンド「メイデイ」。
そのギタリストのシートウの弟アレイは兄にコンプレックスを持ち、自身のない大学生。
忙しいメンバーの代わりにファンレターなどの管理を任されていた。
あるときメイデイのファンであるという若い女性からメールが届く。
彼女は中国のハルピンに住む京劇劇団員のシュアンといった。
アメイはメイデイにボーカルアシンになりすまし返信をすることに。
喜んだシュアンはアシンと信じて何度もメールをやりとりするようになる。
そしてシュアンは台湾のサンイーにある五月の雪という花を見に行きたいという。
その花は春になると白い花が咲き、風に吹かれると雪のように舞うのだという。
嘘でかためられた恋だったが、やがて本当のことが明るみになる。
ショックをうけ離れていく彼女。
それと同時に、人気バンドのメンバーの弟であるという事実からも逃げられなくなる。
今まで兄に抱いていた嫉妬やコンプレックスをぶちまけるアメイ。
しかしそこには兄の努力があったことも知っていた。
今までの自分とこれからの自分とを比べ、悩むアメイはようやく勇気をだして彼女の元にに向かっていけるようになったのだ。
映画『五月の恋』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『五月の恋』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
音楽ありきの映画
台湾で本当に人気のロックバンド『メイデイ』。
最近では来日も精力的にして、日本でも人気のバンドだ。
その中のシートウはギタリスト。
当然本人が演じているのだが、これを見るだけでもファンの中では価値のある映画だ。
また、その中で自信が無くコンプレックスを抱える弟を台湾人気俳優のチェン・ボーリンが演じているのだが、これもまた見ごたえのある演技をしてくれる。
普段は2枚目で女子に騒がれる彼がどこか冴えない大学生役の彼なのに、何故かぴったりでイライラさせられるくらいだ。
だからこそシートウたちの格好良さが引き立つというものである。
チェン・ボーリンの存在感を見せつけた作品になったと言えるだろう。
ストーリーの綺麗さ
雪のように白い花びらをもつ花をテーマに、中国大陸と台湾の男女の恋模様を描いた作品。
台北ではなく、少し離れた田舎のサンイーという場所がメインとなり風景も楽しめる。
台湾が好きで旅行に訪れる自分としては、撮影の仕方も旅番組を見ているようで美しく風情のある空気感がとても伝わりそれだけでも良かった。
このようなバックグランドにある美しいストーリー構成が映画の質をあげていると言っても良い。
癒されたい人むき
時間の流れを感じさせない、のんびりした作りが魅力の作品。
男女共にお薦めだが、どちらかというと癒されたい、ボーッと映画を見たいそんな人むけの流し映画である。
もちろん内容もあるし楽しめるのだが、何より気負いせず難しいことを考えないで鑑賞できる映画というのは貴重である。
台湾映画は比較的内容がまったりしている傾向がある中で、きちんとした恋愛映画を製作している。
見てよかったなと清々しい気持ちにさせてくれた今作。韓国映画は大好きですが、台湾映画にはあまり馴染みがなく、これといった印象もありませんでした。
そのおかげで先入観を持たずに見られたのが、すごく良かったと思います。作品の優しく心地よい世界観と、美しい風景、そして胸がぎゅっとなるような恋の物語。そのバランスがとても良くて、終始リラックスして見られました。
台湾映画に馴染みが無い人にこそ見て欲しい作品です。(女性 30代)
映画『五月の恋』 まとめ
チェン・ボーリンは不思議な俳優である。
時にぼーっとしてる冴えない男、時に2枚目で格好が良い男を使い分け多くの人を魅了している。
どこかぼてっとしている彼なのだが、ドラマで見る目力は本物を感じさせる。
最初は何時なしに見ていたドラマや映画も、彼が出ているとひきこまれてしまうのだ。
これが、チェン・ボーリンの売りだろう。
他のも見てみたい、そう思わされるのだ。
台湾には多くの若手俳優がいるか、これからが期待度大の俳優の1人であることは間違いない。
本作品で年上キラーの異名をとったことは間違いなく、女性のファンが急増したことは言うまでもない。
可愛らしくて格好良い、そんな彼の長所をうまく引き出せた作品である。
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