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映画『裸足のピクニック』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『裸足のピクニック』の概要:どこにでもいるような女子高生が、些細な失敗をきっかけに、ひたすら不幸に見舞われ、みるみるうちに転落していく、かなりシュールな青春コメディ。矢口史靖監督が26歳の時に作った長編デビュー作。いつの間にか引き込まれてしまう不思議な勢いを感じる作品。

映画『裸足のピクニック』の作品情報

裸足のピクニック

製作年:1993年
上映時間:92分
ジャンル:コメディ、青春
監督:矢口史靖
キャスト:芹沢砂織、浅野あかね、Mr.オクレ、梶三和子 etc

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映画『裸足のピクニック』の登場人物(キャスト)

鈴木純子(芹川砂織)
平凡な高校3年生。両親と妹の4人家族で、大学生になった先輩と付き合っている。学校には内緒で友人4人と車の教習所に通っている。数学が好き。
祥子(娘太郎)
留守宅に忍び込み、我が物顔で生活する謎の女。全く関係のない冠婚葬祭にも顔を出し、弁当や引き出物をせしめる。
キリコ(鈴木砂羽)
純子の友人。純子のせいで教習所通いがバレてしまい、他の3人とともに推薦入試を取り消される。それ以来グレて、純子を恨む。

映画『裸足のピクニック』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『裸足のピクニック』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『裸足のピクニック』のあらすじ【起】

夏。高校3年生の純子は、学校に内緒で友人たちと自動車の教習所へ通ったりもしているが、勉強もしっかりする普通の少女だ。大学生になってひとり暮らしを始めた先輩と付き合っており、それなりに幸せだった。

友人のキリコには何もしていないと話していたが、純子と先輩は一線を越えていた。先輩はポラロイドカメラで撮影した2人のわいせつ写真を純子に渡し、純子はそれを学生カバンにしまって電車に乗る。

電車内で切符の確認をされて、人の定期を使ったキセル乗車がバレてしまい、純子は駅の事務所に連れて行かれる。いろいろと面倒臭いことになりそうだと感じた純子は、隙を見て逃げる。しかしカバンの中身を落としたことに気づかないまま逃げてしまい、結局駅には高校の担任と母親が呼び出される。様子を探りにきた純子は、家に帰る勇気が出ず、そのまま電車に乗って祖母の家に行くことにする。

夜遅くに祖母の家にたどり着くが、家には誰もいなかった。純子はそのままそこで眠り込んでしまう。電話の音で目覚めると、慌てた様子で両親がやってくる。なんと祖母がついさっき亡くなったというのだ。祖母はこちらで荼毘に付し、純子の家でお葬式をすることになる。

映画『裸足のピクニック』のあらすじ【承】

帰る途中、父の運転する車はバイクと衝突し、両親は怪我をしてしまう。無傷だった純子は、祖母の遺骨を持って一足先に帰ることになる。自宅では親戚や妹の陽子が、純子の帰りを待っていた。しかし純子は道で遺骨の入った骨壷を派手に落としてしまい、粉々になった骨壷と祖母の骨は、運悪くローラー車に轢かれて跡形もなくなってしまう。

遺骨を失くしてしまった純子は、孫のふりをして見知らぬ老人の葬式に紛れ込む。翌日の火葬場で、この老人の遺骨を盗もうと考えていた。その晩はボヤ騒動を起こしてしまい、服が焼けてしまう。純子は変なワンピースを借り、火葬場で骨を盗もうとする。しかし骨は熱くて手のひらを火傷したうえ、祥子という謎の女に捕まってしまう。

祥子も亡くなった老人とは縁もゆかりもない女で、食事目当てで火葬場へ来ていた。祥子は自宅らしき家に純子を連れて帰り、いろいろと世話を焼いてくれる。ところが、純子が風呂へ入っている間に、その家の本当の家族が帰ってくる。祥子はさっさと姿を消していた。純子はそこの親父に警察へ突き出されそうになるが、親父が不良と喧嘩を始めて解放される。しかし純子も不良にカツアゲされて一文無しになる。

その晩純子は廃品置場のロッカー内で雨宿りする。そのロッカーはトラックに積まれてどこかの山奥に運ばれ、川に不法投棄される。ロッカーに閉じ込められていた純子は、何とか近くの食堂へ逃げ込み、そこのおばさんに助けてもらう。おばさんは純子にラーメンをご馳走してくれる。ラーメンを食べた純子は、強い吐き気に襲われる。

映画『裸足のピクニック』のあらすじ【転】

純子が行方不明になって1ヶ月以上が経ち、純子の家族も友人も、いろいろと不幸に見舞われていた。キリコたちは純子のミスで教習所通いが学校にバレてしまい、大学の推薦を取り消される。家族の方は、バイクの運転手から法外な賠償金を請求され、家と土地を売却し、バラバラになってしまう。キリコたちも妹の陽子も、純子を激しく恨んでいた。

純子は食中毒になって入院しており、入院代を請求されて困っていた。家の電話は繋がらなくなっており、仕方がないので病院から逃げ出す。お金は食中毒の原因を作った食堂のおばさんから、口止め料を少しだけもらっていた。

久しぶりに帰ってみると、家のあった場所は更地になっており、先輩も引っ越して居場所がわからない。純子は親戚に陽子の居場所を聞いて訪ねてみるが、そこには完全にグレてしまった陽子やキリコたちの姿があった。

純子は先輩の友人らしき女性の住所を知り、彼女のアパートを訪ねてみる。その女性と先輩は、現在同棲中だった。女性と入れ違いで帰って来た先輩は、純子を見て驚く。純子はすっかり拗ねていた。ちょっといい雰囲気になりかけたところで、キリコたちの襲撃にあい、純子はそこを出る。その後、キリコたちの運転する車に轢かれ、ボロボロになって倒れているところを、またもや祥子に救われる。

映画『裸足のピクニック』の結末・ラスト(ネタバレ)

行くあてのない純子は、海外出張している人の家で祥子と暮らし始める。祥子は依然として正体の見えない謎の女だったが、今の純子には彼女しか頼れる人がいなかった。

ある日、純子は祥子に買い物を頼まれる。祥子から預かったメモの通り、珈琲屋や鰻屋など、数々の店を回って商品を受け取る。お代は全てもらっているとのことだった。大荷物を抱えた純子に、謎の女子高生が“また見かけたら警察に通報するから”と言って、自転車で走り去って行く。

後日、純子は珈琲屋のマスターと部屋に閉じ込められ、犯されてしまう。祥子はこれまでも、売春する女性を商店街の男たちに斡旋し、その見返りとしてタダで商品を手に入れていた。何も知らなかった純子はマスターをフォークで刺し、祥子はそれを見て逃走する。

謎の女子高生はおそらくマスターの娘で、商店街の男たちに祥子の逃亡をアナウンスする。純子は身も心もボロボロの状態で逃げていた。謎の女子高生は純子の隣を歩き、純子を罵り続ける。純子が女子高生を突き飛ばして大きな通りへ出た時、男たちに追われていた祥子はキリコたちの乗った車に跳ね飛ばされ、ワイヤーで体を切断されて死亡する。純子はその一部始終を見てしまう。

後日、心を病んでしまった純子は精神科へ通っており、しかも父親のわからない子供を妊娠していた。しかしそのことで、バラバラだった家族は再び小さなアパートで一緒に暮らし始める。その後純子は立ち直って女の子を出産し、たくましく子育てをしている。

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