この記事では、映画『白蛇抄』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『白蛇抄』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『白蛇抄』の作品情報

上映時間:118分
ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス、ラブストーリー
監督:伊藤俊也
キャスト:小柳ルミ子、杉本哲太、仙道敦子、鈴木光枝 etc
映画『白蛇抄』の登場人物(キャスト)
- 石立うた(小柳ルミ子)
- 一昨年から福井の山間部にある寺に居着いている女性。妖艶な魅力があり、周囲の男たちを狂わせていく。悲しい過去を持ち、寺の裏にある滝壺に身投げして、住職に救われた。京都にいたので、京都弁を話す。
- 加波島昌夫(杉本哲太)
- 寺の住職の息子。母親は住職の愛人だったが、1度も寺の敷居をまたがせてもらえないまま、昌夫が小学5年生の時に他界した。現在高校3年生で、うたに激しい性欲を抱いている。母親に冷たかった住職とは仲が悪い。
- 鵜藤まつの(仙道敦子)
- 母親とうたが姉妹のようにして育った縁で、寺の養女になった中学生の少女。父親は何年も前に蒸発し、母親もこの春亡くなったので、うたが引き取ることになった。昌夫に恋心を抱く。
- 村井(夏木勲)
- 警部補。滝壺から救出されたうたに一目惚れし、彼女と一緒になることを望んでいる。妻とは離婚しており、現在は1人暮らし。うたにしつこく付きまとい、彼女の過去を調べる。
- 加波島懐海(若山富三郎)
- うたが居着いた寺の住職。うたが来てから病に倒れ、体が不自由になっているが、彼女への性欲だけは衰えない。うたに見捨てられることを何よりも恐れている。
- さわ(鈴木光枝)
- 寺の住み込み家政婦をしているお婆さん。うたが来てから全てがおかしくなってしまったと思っており、うたを嫌っている。
- たね(北林谷栄)
- うたの育ての親であり、まつのの祖母。産まれてすぐに孤児となったうたを、自分の娘と一緒に育てた。寂れた農村で暮らしている。
映画『白蛇抄』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『白蛇抄』のあらすじ【起】
中学生のまつのは、母親が亡くなって孤児になったため、福井県の山間部にある寺の養女に入る。まつのの母親と姉妹のようにして育った石立うたが、この寺の住職の内縁の妻になっており、まつのを引き取ってくれた。バス停まで迎えに来てくれた住職の息子の昌夫は、まつのをバイクに乗せて寺まで送り、すぐにどこかへ行ってしまう。
うたはまつのを歓迎し、住職に紹介する。老齢の住職は去年倒れてから体が不自由になり、ほとんど寝たきりの生活を送っていた。うたは甲斐甲斐しく住職を介護し、住職もうたに甘えていた。
寺の裏にある大きな滝は、心中の多い滝として有名で、今日も若い女の水死体があがる。現場へ来た警部補の村井は、連れの男の死体もあるはずだと考え、捜索を続ける。
寺で住み込み家政婦をしているさわは、まつのと2人で夕食を食べながら、この寺の事情を話してくれる。昌夫は住職が愛人に産ませた子供で、小学5年生まで母親と暮らしていたが、母親が死んだため、住職に引き取られた。高校3年生の昌夫は、すでに出家を済ませており、高校を卒業したら本山へ修行に行く。うたは一昨年からこの寺に居着き、住職の妻のようになっていたが、正式な夫婦ではなかった。
夜、寺にはうたの喘ぎ声が響き、まつのは眠れない。住職は毎晩のようにうたの体を求め、その様子を昌夫が覗き見していた。うたは決して悪い人間ではなかったが、男を狂わせる妖艶な魅力があった。
映画『白蛇抄』のあらすじ【承】
滝壺から、男の水死体と共に真っ白な腹帯が発見される。腹帯の先には何かが巻き付けられており、村井はその腹帯に興味を示す。
まつのは新しい中学で新体操部に入り、学校にも馴染む。そんなまつのを村井が訪ねてきて、うたのことをいろいろと聞いてくる。しかし、まつのはうたの過去や母親との関係など、何も知らなかった。
まつのは、一昨年にうたがあの滝壺に身投げして、住職に救われたことを友人から聞かされる。この町の人々は、うたが色仕掛けであの寺に居着いたと噂しており、まつのはショックを受ける。
帰宅したまつのは、住職に愛撫されているうたを目撃し、驚いて逃げようとする。すると、どこからともなく昌夫が現れ、「見ろ!」と命じられる。まつのが嫌がると、昌夫は彼女を羽交い締めにして、無理矢理キスをする。
うたの過去を調べていた村井は、うたの育ての親であるたねから話を聞く。この村に流れてきたうたの母親は、神社でうたを出産した直後に亡くなり、たねが我が子(まつのの母親)と共にうたを育てた。年頃になったうたは、就職のため京都へ行き、それきり村には帰っていなかった。
うたは村井に呼び出され、彼の家へ行く。村井は、京都へ行ってからのうたの過去を詳細に調べていた。就職したレーヨン工場が閉鎖になり、ホステスになったうたは、店のバーテンダーと一緒になる。2人は雑居ビルの4階に小さな店と住まいを借り、貧しいながらも幸せに暮らしていたが、3年前の大晦日に他の店から火が出て、うたは夫も店も失った。
村井は、滝壺に身投げしたうたを救出した時から彼女に惚れており、寺を出て自分と一緒になって欲しいとうたに迫る。うたはその申し出を断るが、村井は諦めていなかった。
映画『白蛇抄』のあらすじ【転】
うたが帰宅すると、昌夫が待ち構えており、どこへ行っていたのかと詰問される。興奮した昌夫が住職にまで暴力を振るったので、うたは思わず「出て行って!」ときついことを言ってしまう。昌夫は寺を飛び出し、うたは自分の発言を深く後悔する。
翌日、村井が寺までうたを訪ねてくる。村井は滝壺の上にうたを連れて行き、昨日の続きを話し始める。実は、あの火事の時にうたは妊娠しており、早産で未熟児を産んでいた。赤ん坊は産まれて3日後に亡くなり、うたはその子の死体を抱いて病院を飛び出す。その後、うたは我が子の死体を石膏で固め、それを腹帯で自分の体に巻きつけて、滝壺に身投げした。村井はその石膏の塊を見せ、出方次第では目をつぶってもいいのだとうたを脅迫する。うたは我が子を取り返そうとして村井ともみ合いになり、石膏の塊は滝壺に落ちてしまう。
村井はそのままうたをレイプしようとするが、密かに様子を伺っていた昌夫に後頭部を殴打され、気を失う。うたは昌夫に手を引かれ、山の中へと逃げる。2人は村井が死んでしまったと思っていたが、山を下りる村井を目撃し、ホッとして笑い転げる。その直後、激しい雨が降り始めたので、2人は山の物置小屋へ逃げ込む。そして、2人はそこで結ばれる。
我に返ったうたは、昌夫をこんな道に引きずり込んでしまったことを深く後悔する。村井の話を聞いていた昌夫は、うたが死んだ赤ん坊のお守りをするつもりで寺に残っていることに気づき、自分を可愛がればいいと言ってやる。うたは、自分の罪深さを嘆きつつも、そんな昌夫が愛しかった。
うたの留守中に住職が倒れ、話すことさえできない状態になる。うたと昌夫は、住職が完全に寝たきりになってしまったのをいいことに、寺の中で逢瀬を重ねる。そんな状態がしばらく続いたある日、動けないはずの住職が逢引場所まで這ってきており、驚いた昌夫が住職を蹴り飛ばす。後方に倒れた住職は、そのまま息絶える。うたと昌夫は急いで住職の死体を布団まで運び、住職の死因を偽装する。
映画『白蛇抄』の結末・ラスト(ネタバレ)
住職が亡くなったので、さえは息子の所へ行き、昌夫は高校を辞めて本山へ入ることになる。うたも寺を出て、落ち着いたらまつのを引き取るつもりだと、本山の住職に伝えておく。
昌夫が京都へ行く日、昌夫に恋をしていたまつのは、部屋から出てこなかった。うたは京都まで昌夫を送り、2度と会わないつもりで昌夫と別れる。
昌夫は修行を積んで立派な住職になるつもりだったが、うたへの恋しさが募り、何度も電話をかけてくる。うたは心を鬼にしてそれを拒んでいたが、内心はうたも昌夫が恋しくてたまらなかった。ある晩、恋しさに負けて昌夫の電話に応じてしまったうたは、昌夫が泣きながら「助けてくれ、お母ちゃん」と言うのを聞いて、愕然とする。うたは茫然自失の状態で滝壺に入り、亡くなった息子のことを思い出す。
住職の死因に不可解な点があることに気づいた村井は、再びうたを呼び出す。昌夫のことで疲れ切っていたうたは、村井とホテルへ入ろうとするが、直前になって逃げる。
翌朝、ボロボロの状態で寺へ戻ったうたは、まつのの一途さに触発され、京都へ向かう。同じ頃、托鉢の修行に出ていた昌夫は、うたへの想いを抑えきれなくなり、修行の場から逃げ出していた。昌夫と行き違いになったうたは、絶望して帰路につく。その途中、激しい吐き気に襲われ、自分が妊娠していることに気づく。
うたは死のうと考え、滝壺に入る。そこへ村井がやって来て、うたを止める。昌夫とうたの関係に気づいた村井は、昌夫が住職を殺したのかとうたを問い詰める。うたは狂人のように「誰にも言うたらあかんえ、みんな可愛いうちの子や」と言いながら、村井を滝壺に落として殺害する。
寺へ戻った昌夫は、血眼になってうたを探していた。そこへ、うたが帰ってくる。村井を殺害してしまったうたは、その事実を昌夫に隠し、彼を京都へ返そうとする。しかし、昌夫はどうしても納得しない。うたは密かに手斧を握り、寺の本堂へ逃げ込む。昌夫もうたを追いかけて本堂へ入り、自殺しようとしていたうたともみ合いになる。うたは昌夫に殺してもらうつもりで、「あんたなんか嫌いになったんや」と叫ぶ。激昂した昌夫は、うたの胸元に手斧を振り下ろす。
その後、2人を探して本堂へ入ったまつのは、折り重なるようにして死んでいるうたと昌夫を発見する。昌夫はうたを殺害した後、自ら首を掻っ切って死んでいた。まつのは泣きながら本堂に火をつけ、燃えさかる寺を見つめながら泣き崩れるのだった。
映画『白蛇抄』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『白蛇抄』は、ただの恋愛映画ではなく、因習と欲望に縛られた人間の業を描いた作品だと感じた。酒造りの家に生まれた青年と、村の目を気にしながら生きる女性との関係が、少しずつ危うい方向へ進んでいく展開が印象的だった。特に、周囲の価値観や家の事情に縛られながらも惹かれ合う二人の姿には切なさがある。終盤にかけての展開では、運命に抗えないような悲しさが強く伝わり、観ていて胸が苦しくなった。美しい自然の風景と、閉ざされた村社会の重苦しさの対比も印象的で、日本的な情念の映画だと思った。(20代 男性)
この映画は静かな雰囲気の中に、人間の情念が濃く流れている作品だと感じた。登場人物たちは大きな事件を起こすわけではないが、家や村のしきたりに縛られながら生きている。その閉塞感が物語全体に漂っていて、観ているこちらまで息苦しくなるようだった。主人公と女性の関係も純粋な恋というより、どこか危うい執着のようにも見える。最後に向かうにつれて悲劇の気配が濃くなっていく構成も印象的で、日本文学の世界をそのまま映像化したような作品だった。静かながら強い余韻が残る映画だった。(30代 女性)
昔の日本映画らしい重厚な雰囲気が魅力の作品だと思った。物語の中心にあるのは恋愛だが、それ以上に人間の業や運命の残酷さが描かれているように感じる。主人公と女性の関係は最初は静かに始まるが、次第に村社会の視線や家の事情に追い詰められていく。特に終盤の展開は非常に重く、救いがあるとは言い難いが、それがこの作品のリアリティなのかもしれない。自然の風景の美しさと、人間の感情の暗さが対照的で印象深い作品だった。(50代 男性)
恋愛映画というより、人間の執念を描いたドラマだと感じた。主人公と女性の関係は、純粋な愛情というよりも、どこか逃れられない運命のようなものに見える。周囲の人間たちもそれぞれ事情や思惑を抱えていて、単純な善悪では語れないところが面白い。特に村社会の閉鎖的な空気が強く、登場人物たちがどんどん追い詰められていくように感じた。派手な展開はないが、静かなドラマの中に濃い感情が流れていて、観終わったあともずっと印象に残る映画だった。(40代 女性)
白蛇抄は、どこか日本の古い物語のような雰囲気がある映画だった。人間の恋愛だけでなく、家や土地に縛られる運命が強く描かれているように感じる。主人公と女性の関係も、幸せな未来へ進むというより、最初から破滅に向かっているような不安が漂っていた。自然の風景がとても美しく、それがかえって物語の悲しさを際立たせている。最後まで観ると、なぜこのタイトルなのかが少し理解できるような気がして、日本文学的な深さを感じる作品だった。(30代 男性)
この映画は感情を激しく表現するタイプではなく、静かな演出で人間の情念を描いているのが印象的だった。主人公と女性の関係は、社会的には許されにくいもので、その危うさが物語全体に影を落としている。周囲の人々の視線や、家という存在が二人を縛り続けるところもリアルだった。終盤に向かっていくほど重苦しい雰囲気が強くなり、観ていてとても切ない気持ちになった。派手さはないけれど、大人向けの日本映画として深い味わいがある作品だと思う。(20代 女性)
物語全体に漂う湿った空気がとても印象的な映画だった。日本の田舎の風景が美しく描かれている一方で、そこで生きる人間たちの感情はとても複雑で重い。主人公と女性の関係も単なる恋愛ではなく、社会や家族との葛藤が常に影を落としている。物語が進むにつれて、二人の運命がどんどん逃げ場のないものになっていく感じがあり、観ていて胸が締めつけられた。静かな映画だが、人間の情念を深く描いた作品として印象に残った。(60代 男性)
観終わったあと、しばらく余韻が残るタイプの映画だった。登場人物たちはみんな普通の人間なのに、それぞれが抱えている感情がとても重い。主人公と女性の関係も、最初は静かな恋のように見えるが、次第に逃れられない運命のようなものに変わっていく。周囲の社会の目や家の事情が二人を縛る様子がリアルで、見ていて苦しくなった。美しい映像と対照的に、人間の弱さや執着が描かれていて、大人のドラマとしてとても印象的だった。(30代 女性)
昔の日本映画らしい情念の強さを感じる作品だった。現代の映画のようなスピード感はないが、その分登場人物の感情がじっくり描かれている。主人公と女性の関係は単なる恋ではなく、どこか運命に引き寄せられているような感じがあった。村社会の閉鎖的な空気や、家という存在が物語に大きな影響を与えているのも興味深い。終盤の展開はかなり重く、簡単に救われる話ではないが、その苦さが逆に心に残る映画だった。(40代 男性)
白蛇抄は、とても日本的な悲恋の物語だと思った。登場人物たちはみんな大きな夢を持っているわけではなく、与えられた環境の中で生きている。その中で芽生える感情が、次第に周囲の社会や価値観とぶつかっていく。主人公と女性の関係も、幸せになるよりも破滅に近づいていくような流れで、観ていて切なかった。静かな作品だが、人間の感情を丁寧に描いていて、最後まで目が離せなかった。日本映画らしい深い余韻を感じる一本だった。(50代 女性)
映画『白蛇抄』を見た人におすすめの映画5選
鬼龍院花子の生涯
この映画を一言で表すと?
激動の時代を生きる女性の情念が燃え上がる、日本映画屈指の人間ドラマ。
どんな話?
土佐の侠客の家に生まれた花子は、激しい気性を持ちながらも運命に翻弄される人生を歩んでいく。家の名誉や時代の流れに縛られながら、周囲の人間関係や社会の価値観の中で生き抜く彼女の姿が描かれる。激動の時代の中で、人間の誇りや情念がぶつかり合う濃密なドラマが展開する。
ここがおすすめ!
日本映画特有の情念の濃さと、圧倒的な演技力が見どころ。登場人物たちの強烈な個性と人間関係が物語を引き込み、観る者の感情を揺さぶる。時代に翻弄されながらも懸命に生きる人々の姿は深い余韻を残し、日本の人間ドラマが好きな人にはぜひ観てほしい作品だ。
泥の河
この映画を一言で表すと?
貧しい時代を生きる人々の哀しみを静かに描いた、胸に沁みる人間ドラマ。
どんな話?
高度成長期以前の大阪を舞台に、川沿いで暮らす少年と貧しい家族たちの生活が描かれる。川の上の船で暮らす姉弟と出会った少年は、彼らと友情を育むが、その生活の厳しさや社会の現実を知ることになる。幼い視点を通して、貧しさの中で生きる人々の人生が静かに描かれる。
ここがおすすめ!
派手な展開はないが、登場人物の感情を丁寧に描くことで強い余韻を残す作品。白黒映像の美しさと、時代の空気を感じさせるリアリティが魅力で、日本映画ならではの情緒が味わえる。人間の哀しみや優しさを静かに描いた作品が好きな人におすすめ。
赤い殺意
この映画を一言で表すと?
女性の内面に潜む情念と欲望を描いた、衝撃的な心理ドラマ。
どんな話?
平凡な主婦がある事件をきっかけに、これまで抑えてきた感情や欲望と向き合うことになる。日常の中に潜んでいた不満や孤独が徐々に表面化し、彼女の人生は大きく変わっていく。社会の価値観や女性の立場を背景に、人間の心理を深く掘り下げた物語が展開する。
ここがおすすめ!
人間の内面を鋭く描いた心理ドラマで、観る者に強い印象を残す作品。主人公の感情の変化が丁寧に描かれ、物語が進むほどに緊張感が高まる。日本映画特有の濃い人間ドラマが好きな人や、深い心理描写を楽しみたい人には特におすすめの一本。
楢山節考
この映画を一言で表すと?
厳しい自然と因習に生きる人々の運命を描いた、日本映画の名作。
どんな話?
山深い村では、年老いた者は山へ捨てられるという厳しい風習が残っていた。60歳を迎えた女性は、自分の最期を受け入れながら家族の将来を思い、静かに準備を始める。貧しい村の生活と厳しい自然の中で、人間の運命や家族の絆が描かれる。
ここがおすすめ!
日本の伝統や風習をテーマに、人間の生と死を力強く描いた作品。美しい自然の映像と、厳しい現実の対比が印象的で、観る者に深い余韻を残す。人間の運命や家族の関係を描いた重厚なドラマが好きな人にぜひ観てほしい名作だ。
砂の女
この映画を一言で表すと?
閉ざされた世界で生きる男女の運命を描いた、幻想的な心理ドラマ。
どんな話?
昆虫採集に訪れた男は、砂丘の村で一晩を過ごすことになる。しかし翌朝、はしごは取り外され、彼は砂穴の家に閉じ込められてしまう。そこには一人の女性が住んでおり、二人は砂を掻き出しながら奇妙な共同生活を送ることになる。逃げ場のない状況の中で、男の心理が変化していく。
ここがおすすめ!
独特の世界観と映像美が魅力の日本映画の傑作。閉鎖された空間の中で展開する物語が強い緊張感を生み、人間の存在や欲望について深く考えさせられる。幻想的で哲学的な雰囲気の作品が好きな人には特におすすめの一本。



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