映画『ハチ公物語』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「ハチ公物語」のネタバレあらすじ結末と感想

ハチ公物語の概要:渋谷の駅前で銅像にもなっている、忠犬ハチ公の物語。自分を可愛がってくれた教授が亡くなっても、駅で主人を待ち続けたハチ公の生涯が、脚色も加えて描かれている。1987年に公開され、配給収入20億円を超えたヒット作。

ハチ公物語の作品情報

ハチ公物語

製作年:1987年
上映時間:107分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:神山征二郎
キャスト:仲代達矢、八千草薫、田村高廣、長門裕之 etc

ハチ公物語の登場人物(キャスト)

上野秀次郎(仲代達矢)
東京帝国大学農学部教授。犬が好きで、秋田から送られてきた秋田県のハチを可愛がる。
上野静子(八千草薫)
秀次郎の妻。前に飼っていた犬・ゴンスケが死んだ時の悲しみをまた味わいたくはなく、ハチを飼うことに反対する。
上野千鶴子(石野真子)
秀次郎の一人娘。純粋な秋田県を欲しいと言い、自分で面倒を見る約束でハチを飼うことを親に認めてもらう。しかし、ハチが家に来て間もなく結婚して家を出て行く。
森山積(柳葉敏郎)
千鶴子の婚約者で夫となる人物。外交官として働く。
尾形才吉(尾美としのり)
上野家の使用人。犬嫌いだが、千鶴子の代わりに今までの犬やハチの世話をさせられている。
菊さん(長門裕之)
植木屋の主人。上野家のご近所さん。犬は嫌いだが、英三郎亡き後、ハチを引き取ってくれる。

ハチ公物語のネタバレあらすじ

映画『ハチ公物語』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

ハチ公物語のあらすじ【起】

大正12年12月、秋田県大館のある屋敷で秋田犬が子犬を生む。県庁の土木課に勤める間瀬という男は、犬好きの知り合いに連絡する。間瀬からの電話を受けたのは、東京帝国大学農学部教授・上野秀次郎の娘の千鶴子であった。

千鶴子は、純粋な秋田犬に惹かれ、旅行中の両親の泊まる旅館へすぐさま電話をかけた。母・静子は、前に飼っていた犬・ゴンスケが死んだ時に悲しかったので、もう犬は飼いたくないと言っている。しかし父は、千鶴子が面倒を見るなら、という条件で犬を飼うことを認めた。

後日、秋田犬は列車で大館から渋谷まで運ばれた。犬が到着する日、千鶴子は婚約者の森山とのデートの予定が入ってしまい、犬の迎えを使用人の才吉に頼んだ。犬が怖い才吉は、近所の植木屋の主人・菊さんに一緒に来てもらった。

菊さんがかごの中を覗くと、犬はぐったりしていて死んでいるように見えた。しかし、上野家へ運び、上野教授が牛乳を与えると、犬は元気に牛乳を飲み始めた。

その晩、森山は上野教授に千鶴子が自分の子供を妊娠したことを告げ、結婚を申し込んだ。

出勤前の上野教授は、犬が足を八の字にして踏ん張っている姿を見て、「ハチ」と名付けた。

ハチ公物語のあらすじ【承】

千鶴子と森山は結婚式を挙げ、熱海に新婚旅行へ行った。千鶴子は新居にハチを連れて行かなかった。

静子はハチを他の人に譲ることを提案したが、上野教授は自分で飼うことを決めた。彼は毎日ハチの散歩をし、初めは小さかったハチも日に日に大きくなっていった。

上野教授は、毎朝渋谷駅までハチと一緒に行き、彼が改札に入るとハチは一人で家に戻った。そして、上野教授が帰ってくる時間になると、ハチは駅まで迎えに行った。

正月に千鶴子たちが孫を連れて遊びに来ている。上野教授は、孫もそっちのけでハチのノミ取りに夢中である。ノミ取りが終わったら、ハチと一緒に風呂まで入る姿を見て、千鶴子は呆れている。

嵐になった夜中、上野教授は外に出てハチを家の中に上げた。リビングで火をおこし、彼もソファでそのまま眠ってしまった。その姿を見た静子は、夫のハチへの溺愛ぶりにさすがに嫉妬をした。

大正14年5月21日。いつも通りの日常だが、ハチが突然吠え始めた。大学で授業中の上野教授は、教団の上で突然倒れ、そのまま帰らぬ人となった。

ハチ公物語のあらすじ【転】

夕方、ハチはいつものように駅で上野教授を待っている。上野教授が現れずハチが家に戻ると、彼の棺が運び込まれていた。葬式が始まると、ハチは祭壇の前まで上がって行って鳴いた。その姿を見て、静子は涙を流した。

上野教授の遺体を乗せた霊柩車が出発すると、ハチは鎖を引きちぎり、車を必死に追いかけた。

一人家に残された静子は、千鶴子の家に行くことになった。今の家には上野教授の面影が残っているのが辛く、売ってしまうという。使用人たちも解雇し、ハチは浅草の叔父の家に預けることになった。

菊さんが、ある夫婦に上野教授の家を案内していると、家の前にハチが現れた。夫の方は犬が大嫌いで、犬が来るならこの家は買わないと言った。静子は叔父の家にハチを連れ帰ったが、ハチは脱走を繰り返した。

上野教授の家には先日の夫婦が越してきて、夫がハチの小屋を壊している。ハチを見つけた菊さんは、慌ててハチを追いやった。それでも家の前に来てしまうハチを見かねて、菊さんはハチを自分の家に連れて帰った。

ハチ公物語のあらすじ【結】

静子が菊さんの家に上がり、娘家族が外交官である夫の仕事の都合で海外に行くという話をしている。静子は、実家の和歌山に帰って、年老いた母と暮らすという。静子は菊さんにハチを任せたいと申し出て、静子の事情を汲んだ菊さんの妻が快く受け入れた。

静子が外に目をやると、ハチの姿がなかった。菊さんは、「毎日夕方になると、駅の改札で待っている」と言った。ハチは、今でも駅で上野教授の帰りを待っているのであった。

ある日、菊さんも心臓発作で急逝し、菊さんの妻も実家に帰ることになり、ハチは野良犬となった。

昭和3年12月、朝日新聞の記者がハチの元に現れ、ハチのことが新聞に大きく載った。それを見た静子はハチの元へ飛んできた。静子はハチと一緒に旅館に泊まろうとしたが、ハチは静子を避けて逃げた。静子は3日間ハチを探したが、見つけられないまま実家へ戻った。

昭和10年3月8日、やつれたハチは、雪の降る渋谷駅の改札前で、上野教授との楽しかった思い出を回想しながら永眠した。

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