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映画『BLEACH』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

虚と呼ばれる、人間の魂を喰らう悪霊がこの世には存在していた。その虚を倒せるのは、死神だけ。高校生の黒崎一護は幽霊を見る力を持っており、虚のことを偶然目撃してしまう。

映画『BLEACH』の作品情報

BLEACH

タイトル
BLEACH
原題
なし
製作年
2018年
日本公開日
2018年7月20日(金)
上映時間
108分
ジャンル
アクション
ファンタジー
ホラー
監督
佐藤信介
脚本
羽原大介
佐藤信介
製作
和田倉和利
高橋雅美
近藤正人
木下暢起
本間道幸
米里隆明
吉崎圭一
大川ナオ
高橋誠
三宅容介
田中祐介
製作総指揮
小岩井宏悦
キャスト
福士蒼汰
杉咲花
吉沢亮
真野恵里菜
小柳友
田辺誠一
早乙女太一
MIYAVI
製作国
日本
配給
ワーナー・ブラザース映画

映画『BLEACH』の作品概要

映画『BLEACH』は、『週刊少年ジャンプ』で連載され、全世界で人気を集めた漫画『BLEACH』を実写映画化したものである。主人公の黒崎一護を、『仮面ライダーフォーゼ』で如月弦太朗役を務めた福士蒼汰が演じている。監督は『GANTZ』シリーズでお馴染の、佐藤信介である。幽霊が見える高校生、黒崎一護が人間の魂を喰らう悪霊を見てしまったことから物語は始まる。悪霊の虚はCGが使われており、迫力のある映像になっている。

映画『BLEACH』の予告動画

映画『BLEACH』の登場人物(キャスト)

黒崎一護(福士蒼汰)
高校生。幽霊が見え、会話をすることができる。母の真咲は一護を守り、命を落としている。本人はそのことをずっと気に病んでいる。斬魄刀と呼ばれる大太刀を使い、虚と戦う。
朽木ルキア(杉咲花)
死神。虚に襲われている黒崎一家を守り、瀕死の重傷を負う。黒崎一護に死神の力を分け与え、死神代行として虚と戦わす。
石田雨竜(吉沢亮)
黒崎一護の同級生。死神に恨みを持つ一族の生き残り。
阿散井恋次(早乙女太一)
死神。朽木白哉の部下。掟を破ったルキアを罰するために、黒崎達の前に現れる。
朽木白哉(MIYAVI)
死神。ルキアの義兄。掟を破ったルキアを罰するために、黒崎達の前に現れる。

映画『BLEACH』のあらすじ(ネタバレなし)

虚、それはこの世に潜み、人間の魂を喰らう悪霊である。それを倒せるのは、死神と呼ばれる存在だけ。高校生の黒崎一護は、他の人とは違う能力を持っていた。それは、幽霊が見えることだった。ある日、黒崎は虚に遭遇してしまい、命を狙われるようになる。そんな黒崎の前に、死神を名乗る朽木ルキアという名の少女が現れる。

ルキアは虚から黒崎一家を守って瀕死の重傷を負ってしまう。このままでは全員殺されてしまうため、掟を破って死神の力を黒崎に分け与えた。黒崎は虚を倒すために、また家族や自分自身の命を守るために、死神代行となって戦いに身を投じることになった。そんな一護の前に、死神に怨みを持つ一族の生き残りや、掟を破ったルキアを罰しに来た死神達が立ちはだかる。

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映画『BLEACH』のネタバレあらすじ結末と感想
映画『BLEACH』のネタバレあらすじと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

映画『BLEACH』の感想・評価

久保帯人原作の少年漫画

今作品は『週刊少年ジャンプ』で連載されていた大ヒットコミック、『BLEACH』を実写化したものである。全74巻が発売され、累計発行部数は9000万部にも上る。日本以外でも、アメリカ・イギリス・韓国などで翻訳・出版されており、世界累計発行部数は1億2000万部を超える。2016年に作品が終了してからも、熱烈なファンが多い人気作品である。

派手な戦闘シーンや虚と呼ばれる悪霊など、漫画ならではの独特な世界観が実写でどう表現されているのかが注目のポイントである。実際、漫画の世界観を、実写映画で表現するのはとても難しいものだと思う。だが、今作では出演者達の華麗なアクションと、虚の不気味な姿がCGを使って絶妙に合わさり、『BLEACH』の世界観がうまく表現されている。

豪華な俳優陣

主演の黒崎一護を演じるのは、『仮面ライダーフォーゼ』で一躍有名になった福士蒼汰。2014年には映画やドラマでの活躍が認められ、第38回エランドール賞新人賞を受賞している。また、今回黒崎を演じるに当たり、髪の毛をオレンジ色に染めて挑んでいる。カツラを使わず本人になりきろうとしている部分に、映画に対しての真剣な気持ちが現れている。

黒崎を守る死神の朽木ルキア役を、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でヒロインの妹役を演じて有名になった、杉咲花が務める。また、大衆演劇『劇団朱雀」の2代目である早乙女太一や、アンジェリーナ・ジョリーが監督を務めた『不屈の男 アンブロークン』(14)に出演していたMIYAVIが脇を固めている。

迫力あるCG

敵である虚はCGで作られているのだが、迫力と不気味さがきちんと表現されていて本当に素晴らしい。どこかで偽物っぽく感じてしまうと、それだけで映画の面白さが半減してしまう。だが、監督である佐藤信介が「虚は普通の住宅街に忽然と姿を現す感じをリアルに描くために、CGや持てる技術全てを使い、1カット1カットこだわり抜いて作っています」とコメントしているほど、今作のCGには力が注がれている。

CGプロデューサーの1人である豊嶋勇作は、『GANTZ』(11)や『サマーウォーズ』(09)など、多数の映画でCGプロデューサーを務めた実力者である。『BLEACH』をあまり知らないという方も、この迫力あるCGをぜひ体感して欲しい。虚の重量感や軽快な動きが再現されており、まるで実在しているかのように感じられると思う。

映画『BLEACH』の公開前に見ておきたい映画

映画『BLEACH』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『BLEACH』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

デスノート Light up the NEW world

デスノート Light up the NEW world』(16)は今作と同じ、佐藤信介が監督を務め、豊嶋勇作がCGプロデューサーとして参加している。大場つぐみ原作・小畑健作画による、少年漫画の映画化作品。

10年前、死神の落としたノートが世界を恐怖に陥れた。現在でも、ある者はノートの謎を追い続け、ある者はノートと戦う意思を受け継ぎ、そしてある者はノートによって人生を救われていた。そのノートの名は、「DEATH NOTE」。「DEATH NOTE」に名前を書かれた人間の末路は、死だった。

6冊のノートが地上に落とされ、3人の男が動き出した。デスノートを封印しようとしている、デスノート対策本部捜査官の三島。L(キラの宿敵)の後継者である、世界的探偵の竜崎。キラ(最初の「DEATH NOTE」の持ち主)を復活させようと目論む、キラ信奉者でサイバーテロリストの紫苑。「DEATH NOTE」を間に挟み、3人の正義と思惑が激しくぶつかり合う。

詳細 デスノート Light up the NEW world

イン・ザ・ヒーロー

福士蒼汰・杉咲花が出演している映画作品。ヒーロースーツや着ぐるみを着用してアクションを行う、スーツアクターにスポットを当てた作品。主演の唐沢寿明が演じるのは、ブルース・リーに憧れを抱き、いつか素顔で役を演じることを夢見るスーツアクターの本城渉。福士蒼汰が演じるのは、ヒーロー番組に初めて出演する新人アイドルの一ノ瀬リョウ。

本城が一之瀬に対して、アクションシーンを指導する場面がある。一之瀬役の福士蒼汰の身体能力の高さが伺え、今作でもきっと生かされているのだろうと期待が上がる。今作とは違い派手なCGはないが、その分ピンと張りつめた緊張感と、生身の動きによって感じられるカッコよさが楽しめる。本城が一之瀬と木刀を使って練習している場面が、特に一押しである。木刀同士がぶつかり合う音がとても綺麗で、胸に熱いものが込み上げてくると思う。

詳細 イン・ザ・ヒーロー

バイオハザード

今作と同じ、ホラー×アクション要素を含んだ作品。日本で発売されたゲーム『バイオハザード』を元に作られている。『バイオハザード』(02)以降の続編として、『バイオハザードII アポカリプス』(04)、『バイオハザードIII』(07)、『バイオハザードIV アフターライフ』(10)、『バイオハザードV リトリビューション』(12)、『バイオハザード:ザ・ファイナル』(16)が公開されており、いずれも大ヒットを記録している。

『バイオハザード』シリーズでミラ・ジョヴォヴィッチが演じた主役のアリス・アバーナシーは、映画オリジナルのキャラクターである。アンブレラ社の特殊工作員で、高い戦闘能力を秘めている。ミラ・ジョヴォヴィッチの動きがとても綺麗で、銃を使って敵と戦うシーンは圧巻である。

詳細 バイオハザード

映画『BLEACH』の評判・口コミ・レビュー

映画『BLEACH』のまとめ

今回の映画で使われているCGは、やはり言葉では伝えきれないほどの迫力と不気味さを兼ね備えている。その衝撃と感動は、実際に自分の目で見ないと味わえないと思う。福士蒼汰が斬魄刀を振るい、虚と戦う場面は圧倒されるものがある。本人もインタビューで「デカイ刀なので、日々振り回してまずは慣れることを考えました。斬魄刀での攻防は予想以上に大変でしたが、見応えのあるアクションになっていると思います」と語っているように、とても大きくて使いにくそうな刀である。だが、それを滑らかに動かしている姿は、「黒崎一護」そのままだと思う。

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