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映画『ヘルドライバー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ヘルドライバー』の概要:2011年の日本のアクションホラー映画です。本作は宇宙から降ってきた地球外生命体が引き金となり一人の少女が日本を救う為戦うゾンビ系映画です。

映画『ヘルドライバー』の作品情報

ヘルドライバー

製作年:2010年
上映時間:117分
ジャンル:アクション、ホラー
監督:西村喜廣
キャスト:原裕美子、しいなえいひ、波岡一喜、柳憂怜 etc

映画『ヘルドライバー』の登場人物(キャスト)

キカ(原裕美子)
両足が麻痺している父と共に北海道の夕張に来ていたが、暴力的な母親に見つかり父親は殺され、自分の心臓は奪われ災難ばかりです。
リッカ(しいなえいひ)
謎の生命体に寄生されたキカの母親、元々人肉を食べたり、殺人を繰り返す極悪人であった為娘のキカから避けられていました。キカの心臓を奪います。
ヤスシ(岸健太朗)
リッカの弟で姉の殺人の手伝いをしています。キカの事はいつもキカちゃんと呼んでいます。
タク(柳憂怜)
言葉が話せないナナシを保護している心優しいおじさん。キカを守ってくれた命の恩人でもあります。
ナナシ(久住みず希)
自分の妹が行方不明になってしまい探しています。家族がゾンビに殺されたショックで言葉が話せないがキカの活躍により元に戻る。
カイト(波岡一喜)
ゾンビランドでキカたちを救ってくれたおじさん。クワガタカーに乗っていてそれを武器に戦います。
大沢法務大臣(ガナルカナル・タカ)
総理の感染者保護政策に納得できず総理を殺してしまいます。キカを人造人間にした人物でもあります。

映画『ヘルドライバー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ヘルドライバー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ヘルドライバー』のあらすじ【起】

高校生のキカは、父親と北海道夕張市に移り住んでしばらく経ちます。しかし、彼女の平和な日々は母親によって脅かされようとしていました。

キカの母親リッカは、人食い殺人鬼でした。いつも、ひげを生やした強面の弟のヤスシと一緒でした。

ある日、キカが家に帰って来ると、父親はリッカたちに拷問を受けていました。
両足麻痺の障害を抱えている父でしたが、両足とも切断され、その足はヤスシによってミンチ状にされ、瀕死の状態でした。キカはそれを見て、お父さんと叫び助けようとしましたが、リッカの手によって阻止されてしまいました。キカは、父親を救う事が出来ず、火をつけられ、そのまま死んでしまいました。

父親を失い悲しむキカは、リッカの事をお前なんかと罵り抵抗しました。
リッカはキカに、貴方は私の言う事だけを聞いていればいい、そうすればこんな事にならずに済んだのにと怒りを露わにしていました。

たまたま事件の捜査に来ていた警察が、リッカたちを見つけ逮捕しようとしますが、逆に殺されてしまいます。キカとリッカが争っていると、空から何か光ったものが落ちてリッカの心臓を貫いてしまいました。

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映画『ヘルドライバー』のあらすじ【承】

突然心臓を貫かれたリッカは、死んだ様に見えましたが、生きている様です。
それが分かるとキカは脅えていました。そして、リッカに自分の心臓を奪われたのです。奪った心臓を、空いた身体の穴に差込みます。リッカは、喜びで笑いが込み上げているようでニコニコとしています。キカはそのまま、心臓を奪われたショックで気絶してしまいました。リッカは謎の生物に憑依されたまま、さなぎの様な姿になって動かなくなってしまいました。

時が経ち、リッカの身体から発せられた灰が、北海道中に舞いました。
そして、灰はどんどん拡大し、東北には謎の感染症が蔓延して、人々はゾンビの様になってしまいました。

しばらく経ち、日本列島は北と南に別けられ、そこには高い塀が作られる事になりました。
北はゾンビランドと呼ばれ、政府は、感染者を隔離していました。
この政府の政策に、南の地域の人たちの中で、二つの意見に別れました。
感染者にも人権があると言って殺す事に反対する人、感染者は殺せと訴える人です。
お互いに争ったり、助け合ったり、協力して独自の法律もできました。
三世帯が一つの屋根の下で生活するのです。生活用品や食料も無くなり、人々の生活は苦しくなっていくばかりです。人々の中には、ゾンビに生えている角は麻薬のような効果があり、高く売れ、それを取引して生活する者も現れました。

映画『ヘルドライバー』のあらすじ【転】

心臓が無いのに生きているキカは、日本政府によって保護されていました。キカが、日本を救う鍵になると信じていたからです。

キカは、数日経っても目を覚ましませんでした。仕方なく政府は、キカを危険地帯へ送り込もうと、北と南を隔てる国境に連れて行き、置き去りにしてしまいました。

キカが目を覚ますと、自分の身体が改造されて驚きました。高台には命を狙う者がいました。何も知らないキカは、二人の男に出会い助けてもらいました。中年の男は、自ら名乗り、名をタクと言いました。身寄りの無い子どもを保護する仕事をしているようです。彼の隣には少年がいました。彼は、ナナシと言います。家族を失ったショックから、言葉を話せなくなってしまって、名前も分からないからナナシと呼んでいると、タクはキカに紹介してくれました。

タクとナナシの家に来ると、表札には何故か三世帯の名前が書かれていました。どういう状況なのか理解できていないキカでしたが、疲れていたので休ませて貰うことにします。その夜、タクは自分達に関して、全てを話しました。そして、ナナシは行方不明の妹を探しているということを、聞いたのでした。

眠りに着くとキカは、昔の夢を見ました。キッカたちに脅されている夢です。悪夢にうなされ目覚めると、急に空いた胸が痛みます。その日のキカの顔は憎しみを帯びており酷くゆがんでいました。その痛みから、キッカがまだ生きていると確信し、今すぐにリッカを倒さねばと、二人を連れて家を飛び出しました。

映画『ヘルドライバー』の結末・ラスト(ネタバレ)

車に乗り込んだ三人は旅の途中、日本政府の機関ハイパーポリスに捕まってしまいました。

キカたちが目覚めると、キカたちのことを、罪を犯した死刑囚と呼ぶ謎の声が聞こえ、今から言う事をしっかり聞くようにと話を始めました。キカたちはどうやら、棺桶の中に入っているようです。身動きが取れませんないまま話は続きます。

前総理大臣を暗殺した大沢法務大臣は、目の前にボタンが二つある。丸ボタンを押せば感染者のボスを倒しに行く事、バツボタンを押せば、通常の裁判で裁かれるということを告げ、キカ達選択を迫ります。三人とも丸ボタンを押して、キカたちはボスを倒しに行く事になりました。

北のゾンビランドで最初に出会ったのは、クワガタのような武器を装着した車に乗っていたカイトです。彼も行方不明になった女性を探していました。事情を聞いた彼が勝手にゾンビ墓場と呼んでいる場所に連れて行ってくれました。人間が定期的に集められいることを知っていてたのです。ナナシの妹も、そこでゾンビたちに捕らえられていました。しかし、三人はそれぞれ戦いに勝利したものの、ナナシの妹は助かりませんでした。

その後、キカは死闘の末、ヤスシとリッカを殺しゾンビの軍団を壊滅させました。日本は結果的に大打撃を受けましたが、徐々に復興するのでした。

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