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映画『ひぐらしのなく頃に』あらすじネタバレ結末と感想

映画『ひぐらしのなく頃に』の概要:2008年公開の日本映画。空前のブームを巻き起こしたPCゲームの劇場版実写化が実現、引っ越してきた少年が村の秘密に翻弄されていく姿を描いたホラーサスペンス作品である。

映画『ひぐらしのなく頃に』 作品情報

ひぐらしのなく頃に

  • 製作年:2007年
  • 上映時間:106分
  • ジャンル:サスペンス、ホラー
  • 監督:及川中
  • キャスト:前田公輝、飛鳥凛、松山愛里、あいか etc

映画『ひぐらしのなく頃に』 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★☆☆☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

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映画『ひぐらしのなく頃に』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『ひぐらしのなく頃に』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ひぐらしのなく頃に』 あらすじ【起・承】

前原圭一は両親と共に、昭和58年の夏に雛見沢村に越してきた。
そこは人口わずか2000人の村で、のどかな風景が印象に残る場所である。
父親は画家であり、穏やかな母と3人で暮らしていた。

1ヶ月も経つと圭一は学校にも馴染んだ。
全校生徒自体がわずか15人ほどの学校で、圭一以外は女の子だった。

ある日、クラスメイトのミオンとレナが村を案内してくれることになった。
楽しみに出かけていくと、村の要である神社に連れて行かれる。
そこにはオヤシロサマという守り神が祀られていて、この村ではオヤシロサマを大事にする暗黙の了解がある。
2人に促され圭一も拝んだ。
その神社はクラスメイトのリカに実家だった。

その後、レナは不法投棄をしにくる人が多いのだというゴミ捨て場に圭一を連れて行った。
そこは雛見沢村をダム建設予定地だったことがうかがえる看板がある。
圭一はたまたまここで写真撮影をしている富竹という男と会い、そこでバラバラ殺人事件が起きたことを聞いた。
被害者はダム建設に関係者だと言う。
これはオヤシロサマの祟りだと言われていた。

この殺人事件のことをミオンやレナに聞くも教えてくれない。
そしてサトシという名前が教室のロッカーにあるのを見つけるが、どうやらサトシという人物についても誰も語りたがらなかった。

ある日圭一はミオンといると、偶然通りかかった看護師の三四と出会う。
綺麗な女性で村についての歴史を調べているのだと言う。
村の夏祭りの日。
綿流しという伝統行事が神社で行われた。
昔吸血鬼の血を引く村人が人間を拉致し、殺し、食べるという伝説を巫女が舞う儀式だった。
見ている途中、圭一はトイレに行こうと神社の裏手に行くと、富竹と三四が神社の入ってはいけないとされている道具部屋に勝手に入っていく。

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映画『ひぐらしのなく頃に』 結末・ラスト(ネタバレ)

その後富竹は死体で発見され、三四も焼死体で発見された。
大石という刑事はこの事件のことで圭一にコンタクトを取ってきた。
そしてレナ達に気をつけろと忠告する。
レナは両親の離婚で引っ越してきた少女で、前の学校でトラブルを起こしているのだと言う。
レナ達は圭一が大石と何を話しているのか気になっている様子で、徐々に態度が変わっていった。

圭一は恐ろしくなり自宅にいると、インターホンが何度もなる。
チェーンを付けたままドアをあけると、そこにはレナが鉈を持ってドアを襲ってきた。
何とかレナの手をドアに挟むと痛みで手をよけたためドアを急いで閉めた。
しかし後ろにレナは立っている。

急いで外に飛び出すと、農道からワゴン車が向かってくる。
中には死んだはずの富竹もいた。
来た道を急いで戻ると仮面をかぶった村人たちも武器を持って追ってきている。
神社まで来ると圭一はついに捕まってしまう。

汗だくで起きるとベッドの上だった。
そこにはミオンとレナが看病してくれている。
夢だったのかと安心したが、レナの指が怪我をしているのを見つけやはり現実だったと確信。
注射器を持ったミオンは圭一に詰め寄ってきた。

圭一が我に返ると2人は血まみれで死んでいた。
圭一は時計にメッセージを残し逃亡。
そして公衆電話から大石に電話をかける。
大石にオヤシロサマがいるといい、首を掻きむしり死んでしまう。
その近くには三四が立っていた。

映画『ひぐらしのなく頃に』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ひぐらしのなく頃に』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

酷いストーリー構成

こんなに雑な物語を久しぶりに見た。
原作はPCゲームと言うが、ゲームを知らない人には全く内容理解が出来ない。
雰囲気で恐いのは伝わるがシーンの繋がりがへたくそなので、物語のエピソードがぶつ切れで展開していく。
そのために流れで全体像の把握が出来ないため、時間軸やエピソードが上手く繋がらない。

圭一と生徒達との関係性や間柄、神社やオヤシロサマの実態、富竹や三四と言った人物、大石。
誰が怪しく誰が仲間なのか、本当は圭一が殺したのか妄想なのか。
そこまでが現実でどこまでが幻覚か。
微塵もわからない酷い内容である。

学芸会並の演技

全員棒読みで学芸会。
映画という物を甘く見ていると言っても良い。
女子には可愛いという設定をつけたいのかもしれないが、人気が出そうな女子を片端から集めて制服を着せてみたという大人の事情がうかがえる。
そして大して魅力的でも無いからかえって鬱陶しい。

要らない演出効果

突然ゲームのように「嘘だ!」と画面に文字で出てくるのが意味不明。
ゲームユーザーしかターゲットにしていないなら、最初から作らない方が良い。
突然のゲーム画面に違和感を覚え、これで一気に冷めてしまった。
レナやミオンのホラー要素の演出効果ももっと増やせば、映画全体に厚みが増して面白かったのかもしれないとも思うが、内容が酷すぎるためそんなに変わらない気もする。
雰囲気ホラーというやりたい事は伝わったという評価しか、本作品には無い。

映画『ひぐらしのなく頃に』 まとめ

本作品は観るに値しない。
正直そう思ったが、雰囲気が恐いという点では村の全体像の雰囲気も良かったし、さすがゲームと言うだけあって非現実的な世界観は良かった。
ただ実写化するにはやや無理があり、確実に人に伝えるということは叶っていない。

誰が生きていて、誰が死んでいるのか、敵と味方についてもはっきり理解させて終わって欲しかったしあとは想像にお任せしますというような無責任なオチは頂けない。
続編が意外にも良いらしいので次作に期待したい。

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