この記事では、映画『his』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『his』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『his』の作品情報

上映時間:127分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:今泉力哉
キャスト:宮沢氷魚、藤原季節、松本若菜、松本穂香 etc
映画『his』の登場人物(キャスト)
- 井川迅(宮沢氷魚)
- イカワ・シュン。同性愛者であることを知られることを恐れ、人付き合いは必要最低限。田舎でひっそりと一人暮らしをしている。別れた恋人、渚のことを忘れられずにいる。
- 日比野渚(藤原季節)
- 自分がゲイだと受け入れられず、迅が大学卒業を機に別れてしまう。通訳の女性玲奈と出会い妊娠を期に結婚するが、ゲイである性を捨て切れず妻にカミングアウト。離婚調停となる。迅のことを忘れられず、娘を連れて彼の元へ身を寄せる。
- 日比野玲奈(松本若菜)
- 渚の妻。通訳の仕事で日々を忙殺されており、育児にはあまり関わっていない。渚に裏切られ法廷に訴える。日々の忙しさから、空に手を上げてしまう。
- 吉村美里(松本穂香)
- 役場の移住サポート課に所属する職員。迅に密かに好意を寄せており、とっても可愛らしく潔い。温和な性格で迅と渚の関係を受け入れてくれる。
- 日比野空(外村紗玖良)
- 渚と玲奈の娘。5歳で非常に明るく快活。人見知りをせず、迅ともすぐ仲良くなる。父親のことが大好き。
- 桜井弁護士(戸田恵子)
- 渚に依頼され法廷に立ってくれる。同性愛に偏見はなく、懸命に戦い応援してくれる。竹を割ったような性格できびきびとしている。
映画『his』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『his』のあらすじ【起】
同性愛者の井川迅と日比野渚は高校から大学の終わりまで恋人同士だった。ところが、蜜月と言うべき5年間の月日は渚の突然の別れによって終わりを告げる。男同士では将来が見えないからという理由だった。
それから8年。ひっそりと身を隠すように田舎暮らしをしていた迅の前に突然、幼い娘空を連れて渚が現れる。渚は父親になったことを報告するために迅の元を訪れたと言う。彼は通訳の仕事をしている女性、玲奈と関係を持ち妊娠を機に結婚。育児と家事を渚が行い、妻の玲奈は仕事をして稼いでいたが、現在は離婚調停中であるらしい。迅は彼が突然やって来た理由が分からなかったが、渚は何となく会いたくなって来たと話すのだった。
迅は仕方なく渚と空を受け入れ、家に泊めてやる。翌朝、渚が作った朝食を3人で囲みつつ、互いの生活について話し合う。渚は無職で今後のことを考えていないのか何も答えなかった。ひとまずの生活必需品を購入。ところが、その日の夜になって薪で焚く風呂に不具合が発生。翌日、役場の移住サポート課に助けを求めると、職員の吉村美里が自宅を訪問してくれ修理の手配などをしてくれた。彼女に渚と空を紹介する。渚はしばらく迅のところにいるつもりらしい。
その日は村の公民館へ。高齢者の寄り合い及び、託児所のような場所が設けられており和気藹々と昼食を摂った。これまでの一人暮らしの生活に元恋人と幼子が加わり、騒がしい生活に違和感を覚える迅。
渚が離婚調停の調査のため、東京地裁へ行った日。迅は空を預かることになり四苦八苦しながら一日を過ごす。空が寝入ると、密かに渚との思い出の品を引っ張り出し眺める迅。深夜近くになり、美里の車で渚が帰宅したため、迅は美里に丁重に礼を述べた。

映画『his』のあらすじ【承】
翌朝、地裁での報告を聞いた迅。渚は男一人で子育ては難しいと言われたらしく、迅もその通りだと思った。そして、渚になぜ別れた男とその娘を一緒に育てなければならないのかと問う。すると、渚は返事に詰まり答えられなかった。
その日は畑で作っている野菜を収穫し、世話になっている猟師さんへ届ける。漁師さんは高齢だが、一人暮らしであるため、昼食を共に摂ることに。迅が空の相手をすることになり、彼女に促されるままひらがなで現住所をスケッチブックに書いてやった。
やがて季節はクリスマス。クリスマスツリーを飾り、3人で記念撮影をする。ところが、そんな時に玲奈が娘を迎えに来る。険悪な雰囲気と会話から、渚が勝手に空を連れて迅の家に来たことがわかる。しかも、玲奈は渚を拒絶し、空を連れて帰ってしまった。
落ち込む渚から詳しい事情を聞く。彼は玲奈と結婚して子育てをすることで、自分はゲイではないと思い込もうとしたらしいが、結局ゲイであることを否定しきれず男性と関係を持つようになる。そうして、とうとう妻にゲイであることを明かした。責められた渚は、別れた元恋人の迅を求めていたことに気付く。そうして、玲奈と離婚することにし、迅の元へ押し寄せたのだった。
別れ話をしてきたのは、渚の方だった。迅は彼と共にこの先も生きたいと願っていたのに、渚の意思を汲んで泣く泣く別れた。けれども、迅は別れても渚のことを忘れたことはなく、2人は互いに蟠りを解き関係を修復するのだった。
一方、空を連れ帰った玲奈は、不定期で時間も安定しない通訳の仕事を続けながら懸命に子育てをしていた。加えて離婚調停のために弁護士とも打ち合わせをしなければならず、空の面倒を満足に見られない。苛立ちを募らせた玲奈は思わず娘に手を上げてしまう。
空の親権を得るため、桜井弁護士の元へ相談に訪れた渚。桜井は同性愛に偏見を持たず男親の渚でもこれまでの生活から親権を得られる可能性はあると言う。
その頃、玲奈は母親から協力を得るべく相談。彼女の母親は自分勝手な娘とあまり関係が良くない。同意を得られはしたが、酷い嫌味を言われてしまい昼間から酒を飲んで寝入ってしまう。空はそんな母親を目にし、たった1人で父親の元へ帰ろうと家を出て行ってしまうのだった。
桜井から様々なアドバイスを得た渚。そんな時、警察から空を保護していると連絡が入る。慌てて迎えに行き娘を連れて迅の家へ帰った。
年末、役所にて就職先を探していた渚。たまたま求人募集を出しに来ていたパイプオルガン製作の職人から声をかけられる。彼の工房を見学させてもらい、仕事内容を聞く。パイプをひたすら洗うという地味な作業だったが、渚は決意を持って仕事をしたいと告げた。
その夜、空と共に自宅へ美里に送ってもらった迅は、彼女から告白される。だが、彼は丁重に断りを入れる。すると、美里はこれまで通りに接して欲しいと言うのだった。
眠りこけた空を渚と共に家へ運び入れる。彼女を寝かせた後、口づけを交わした迅と渚。ところが、その場面を空に目撃されてしまう。
映画『his』のあらすじ【転】
工房での仕事が始まったそんなある日、公民館の寄り合いに来ていた空が父親と迅がキスをしていたと発言。この話に一同は黙り込んでしまい、迅も返答に困ってしまった。
このことを渚に報告した迅。渚は自分が来たせいで迅の生活を脅かしてしまったと思ったらしいが、迅は彼に決して出て行けとは言わない。
大学卒業後、ある企業に就職したことがある迅。彼は同僚から過去を勝手にばらされ、内心酷く傷ついた経験があった。そのせいで、元から人と接することに奥手だった彼は、人付き合いが上手くできなくなる。そして、彼は会社を辞めて田舎へ引っ越したのだった。
村では迅と渚のことが密やかに噂になっている。そんな時、猟師さんがやって来て迅を猟に誘ってくれる。彼は渚と迅が何者であれ、堂々としていればいつの間にか受け入れられているものだとアドバイスをくれる。この時の猟は見事に成功。以降、彼らは臆することなく猟師さんと良好な付き合いを続けた。
そんな猟師さんも、寿命を迎え天に召される。通夜に参席した迅は、空が幼いながらも父と迅が恋仲にあることを察し、変なことではないよねと同意を求められる。その話を聞いた迅は、集まった村人たちにカミングアウトする決意を固めた。そうして、思い切ってカミングアウト。すると、ある村人が高齢になると男女の別などもう関係ないと言ってくれる。その一言で場は一瞬で和み、全員が彼らを受けて入れてくれたのだと分かった。
迅は自分がゲイであることを知られるのを人一倍恐れていた。そんな彼が大勢の村人たちの前でカミングアウトしたことに驚きを隠せない渚。2人は改めて気持ちを確かめ合い、今後も3人で暮らしたいと願うのだった。
映画『his』の結末・ラスト(ネタバレ)
離婚訴訟が開廷。法廷では同性愛者が子供を養育することが問題視された。桜井弁護士は男性同士でも問題がないことを証明すればいいのだと豪語。
証人尋問に美里と迅が尋問を受ける。2人は相手側の弁護士に侮辱まがいの強い言葉で責められ、言葉を詰まらせた。
そんな中でも生活は続く。空は父親がなぜ母親と共にいないのかと疑問を抱く。渚は自分が玲奈を酷く傷つけてしまったから、心から謝りたいと言うのだった。
原告尋問で玲奈が答える。桜井弁護士は空が警察に保護された証拠をその場で提出。玲奈が母親としてふさわしいかどうかを問う。玲奈は仕事と育児を両立すると言いつつ、空を優先すると言うなど答えが一貫していない。そこで、桜井は母親として娘のことを知っているのかと強く問う。玲奈は育児をほとんど渚に任せていたため、何も答えられなかった。
そこで、渚は桜井弁護士に和解の提案をする。そして、法廷で堂々と自分の思いを語った。彼は自分のせいでこのような結果を招いてしまったこと、妻が育児に関われなかったこと、気持ちを踏み躙ってしまったことを述べ真摯に謝罪し、空に親権を譲ることにする。
桜井弁護士はあのまま訴訟を続けていれば、勝てていたはずだったと言うが、依頼人の意向に逆らうことはできない。彼女は渚たちを応援していると告げ、去って行った。その後、公園に来て空に報告した渚。自分の決断とは言え今後、娘と離れ離れになることに涙を堪えられない。迅は泣き崩れる彼を抱き締めてやることしかできなかった。
1カ月後、小学生となった空。ある日、学校から呼び出され空が周囲と関係を持たずにいることを教師から知らされる。そこで、玲奈は教育を施そうとする母親に少し控えてもらうよう注意したが、彼女が同性愛に偏見を持っている様子を垣間見てしまう。
思い悩んだ玲奈は渚からアドバイスを受け、空に自転車をプレゼント。公園で一緒に乗る練習をした。そうして、初夏になり玲奈が空を伴って渚の元を訪れる。久々に会った娘と父親は酷くはしゃいだ。すると、父子の様子を眺めながら玲奈がぼそりと呟く。実は自転車に乗れないのだと。それは彼女なりの歩み寄りだった。3人は娘を囲んで笑いながら時を過ごすのだった。
映画『his』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
恋愛映画の旗手、今泉力哉監督が新境地に挑んだ意欲作。ゲイ同士の恋愛ストーリーにシングルマザーが直面する過酷な現状、親権を争う法廷劇や古くから根付く共同体での共存の希望を織り交ぜて描かれている。
今作には偏見と無知に塗れた悪役が登場せず、全ての人が社会の一員としてフラットに描かれている。故にどこか温かく平等であるように見える。メインはゲイカップルの生活で、村人たちが彼らを受け入れるシーンなどはとても安堵したし、猟師がかける言葉など心に刺さる。未だ偏見が多い中、周囲が温かく迎え入れてくれる社会が早く来れば良いと思う。空の無邪気さがとても救いになっており、多くの人に観て欲しい作品。(MIHOシネマ編集部)
蒼が恋人・迅と別れ、地方で静かに暮らしていたところに、突然迅が娘・空と共に現れる。その瞬間から再び揺さぶられる蒼の心情がとても繊細に描かれており、観ているこちらまで胸が締めつけられました。特に、蒼が“過去を捨てたくなかっただけだろ”と言われる場面は痛烈で、迅との価値観の違いが残酷なほどリアル。空の存在が2人の関係を再構築する鍵になる展開も温かく、最後にようやく“家族としての形”が見えた瞬間には涙が溢れました。(20代 女性)
迅が蒼を置いて突然姿を消した理由が、周囲の偏見やプレッシャーから逃げるためだったと明かされる場面がとても印象的でした。蒼はずっと迅を想い続けていたのに、その想いを置き去りにされた喪失感は計り知れません。けれど、空と接するうちに、過去の痛みが少しずつ溶けていく描写が丁寧で胸を打ちます。裁判シーンでは、同性愛者としての立場と“父親としての権利”が同時に問われる重さに息を呑みました。結末の静かな再出発がとても美しかったです。(30代 男性)
蒼が迅を拒絶しながらも、本当はずっと彼を求めている葛藤が全編に滲んでいて、特に“帰ってきてほしかった”と零すシーンが忘れられません。迅の未熟さや不器用さも、娘・空への愛情を通して少しずつ変化していくのが良かったです。村人たちの温かさが、2人の関係をそっと支えている点も心地よい。クライマックスの裁判では、家族の形とは何か、愛とは何かを真正面から問いかけられ、胸に深く刺さる作品でした。(40代 女性)
迅が父としての責任から逃げてしまった過去を告白するシーンは、とてもリアルで苦しくなりました。蒼は蒼で、失われた恋を守るように閉じこもっていて、二人のすれ違いが切ない。空が無邪気に2人をつなぐ存在になることで、重くなりがちなテーマに柔らかさを与えていたのが良かったです。結末では、恋人という関係性以上に“家族になろうとする意志”が描かれており、静かな希望が胸に残りました。(50代 男性)
蒼と迅の再会直後のぎこちなさがとても自然で、長い時間をかけて傷ついた関係が徐々にほぐれていく描写に心を奪われました。蒼が迅に“もう傷つきたくない”と語るシーンは本音が溢れていて胸が締めつけられます。迅もまた父親になる覚悟を持てずに迷っていた弱さが丁寧に描かれ、キャラクターの深みを感じました。空の存在が、2人が未来へ進むきっかけとなる物語運びが美しく、とても余韻の残る作品でした。(20代 男性)
同性愛というテーマだけでなく、“家族とは何か”を真正面から描いた点に強い感動を覚えました。蒼と迅の関係は綺麗ごとではなく、傷つけたり裏切ったりしながらも歩み寄っていく過程が等身大で描かれています。特に裁判のシーンは、法的な問題と感情的な問題が複雑に絡み合い、その緊張感に引き込まれました。ラストで蒼が空を抱きしめる姿に、3人がようやく家族になれたことを感じて涙が止まりませんでした。(30代 女性)
作品全体のトーンが静かで柔らかく、登場人物の心の揺れを丁寧にすくい取っている印象でした。蒼が迅との過去から逃げず、向き合うことを選んだ瞬間の強さに胸を打たれました。迅の未熟さも、空を育てようと奮闘する過程で変わっていき、家族としての覚悟が芽生えるのが素晴らしい。裁判を通して、社会的な偏見に対する現実が突きつけられ、重いテーマながらも前向きな希望を持てるラストでした。(40代 男性)
田舎での穏やかな風景と、蒼の孤独が対比される序盤がとても印象深かったです。迅が空を連れて戻ってきたことで、蒼が抱えていた“過去の痛み”が一気に溢れ出す様子が繊細に描かれており、観ている側も感情が揺さぶられます。空の無邪気な言動が物語に優しい光を与えてくれるのが良かった。ラストの3人で並んで歩くシーンは、言葉以上に絆の深まりを感じさせ、温かい余韻が残りました。(50代 女性)
蒼の静かな佇まいの裏にある複雑な感情が丁寧に描かれていて、観るほどに心が痛くも温かくもなる作品でした。迅は弱さを抱えながらも父として成長しようとし、蒼と向き合い直す姿には共感できます。裁判での“父親としての資格”が問われる場面は重く、社会的な問題のリアルさに胸が詰まりました。結末で蒼と迅が寄り添い、空と共に未来を歩み始める姿に希望を感じました。(30代 男性)
映画『his』を見た人におすすめの映画5選
ケンとカズ
この映画を一言で表すと?
“男同士の絆と葛藤が激しく交錯する、胸に刺さる人間ドラマ。”
どんな話?
裏社会で生きるケンとカズが、依存し合うような関係性の中で徐々に追い詰められ、逃れられない選択へと向かっていく物語。危険な仕事を続ける中で2人の絆が揺らぎ、互いの未来のために下す決断が重く響きます。
ここがおすすめ!
圧倒的なリアリティと感情のぶつかり合いが見どころで、極限状態で揺れる男同士の関係性が濃密に描かれます。行き場のない感情が爆発する瞬間が痛烈で、『his』の繊細な関係性に惹かれた人は強く心を揺さぶられる一本です。
永い言い訳
この映画を一言で表すと?
“喪失と再生を静かに描く、心に沁みるヒューマンドラマ。”
どんな話?
妻を失った作家・津村が、同じく妻を亡くした男・陽一とその子どもたちと関わる中で、自らの欠けた感情と向き合い、少しずつ変わっていく物語。特別な出来事ではなく、小さな日常の積み重ねが彼の心を動かしていきます。
ここがおすすめ!
繊細な感情の変化を丁寧に捉えた演出が光り、登場人物同士の距離が縮まる瞬間がとても温かい作品です。喪失からの再生をリアルに描いており、『his』で心の揺れに共感した人に特に響く深いドラマです。
ハンドルネームは “Love, Simon”(邦題:Love, サイモン)
この映画を一言で表すと?
“自分らしさと愛を探す、優しくて前向きな青春LGBTQドラマ。”
どんな話?
ゲイであることを誰にも言えずにいる高校生サイモンが、匿名の相手とメールを交わすうちに恋に落ち、自分の正体が暴かれそうになる中で本当の自分と向き合っていく物語。悩みながらも成長する姿が爽やかに描かれます。
ここがおすすめ!
明るくポップな雰囲気の中に、LGBTQが抱える葛藤や喜びが自然に描かれ、観た後に優しい気持ちになれる作品です。『his』のような誠実な恋愛の描き方を好む人には特に刺さる、心が温かくなる映画です。
カルロス(原題:Weekend)
この映画を一言で表すと?
“たった2日間の恋が人生を変える、静かで美しいラブストーリー。”
どんな話?
週末に偶然出会った2人の男性が、わずかな時間を共有しながら互いの価値観や過去を語り合い、短い時間の中で深い絆を築いていく物語。出会いと別れの切なさがリアルに描かれ、静かな余韻が残ります。
ここがおすすめ!
派手な出来事はないものの、会話や仕草の積み重ねだけで恋が生まれる瞬間を丁寧に描いています。『his』の持つ静かな空気感や人の心の機微に惹かれた人には、特に強く響く“繊細な恋愛映画”です。
ムーンライト
この映画を一言で表すと?
“孤独と愛を静かに照らし出す、詩のような美しさを持つ名作。”
どんな話?
貧困地域で育つ少年シャロンが、家庭環境や周囲の暴力に苦しみながら、自らのセクシュアリティと向き合い、大人になるまでの成長を三部構成で描く物語。彼の心の揺れや孤独が静かに、しかし深く描かれています。
ここがおすすめ!
映像の美しさと、言葉にできない感情を表現する繊細さが圧倒的で、主人公の成長と葛藤が胸に刺さります。LGBTQ映画としても人間ドラマとしても完成度が高く、『his』で心を動かされた人に非常におすすめの一本です。






みんなの感想・レビュー