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映画『ホビット 思いがけない冒険』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ホビット 思いがけない冒険』の概要:歴史的ヒットとなった、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ。そのシリーズの過去編にあたるのが今作。主演を務めるのは近年人気上昇中のマーティン・フリーマン。新たな冒険譚、ここに開幕。

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映画『ホビット 思いがけない冒険』の作品情報

ホビット 思いがけない冒険

製作年:2012年
上映時間:170分
ジャンル:アドベンチャー、ファンタジー
監督:ピーター・ジャクソン
キャスト:イアン・マッケラン、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミティッジ、ジェームズ・ネスビット etc

映画『ホビット 思いがけない冒険』の登場人物(キャスト)

ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)
ホビット荘で暮らす、好奇心旺盛なホビット。トーリン達と共に、冒険の旅に出ることになる。
トーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミテッジ)
ある日ビルボの家を訪れたドワーフ。スマウグに奪われた自国を取り戻すための旅に出る。
スマウグ(ベネディクト・カンバーバッチ)
ある日、突如としてドワーフ達の国、エレボールを占拠した巨大な龍。
ガンダルフ(イアン・マッケラン)
ビルボの知り合いの魔法使い。ある日ビルボの家を訪れ、彼を冒険に誘う。
エルロンド(ヒューゴ・ウィーヴィング)
エルフ族の一人。エルフの国を訪れたトーリン達に、とあるものを授ける。
アゾグ(マヌー・ベネット)
かつて、トーリンの祖父を殺した恐ろしい怪物。ドワーフに対して深い恨みを抱いている。

映画『ホビット 思いがけない冒険』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ホビット 思いがけない冒険』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ホビット 思いがけない冒険』のあらすじ【起】

世界のどこかにある、中つ国。中つ国には、ホビット達が暮らす、ホビット荘が存在した。ホビットとは、人間の約半分程の身長で、平穏を好む心穏やかな種族だった。

しかし、そんなホビットの中にも例外がいた。ホビット荘で暮らすビルボ・バギンズというホビットは、ホビットでありながら好奇心旺盛で、ホビット荘の外に広がる広い世界に夢馳せていた。そんな時、ビルボの元を一人の男性が訪れる。彼の名前はガンダルフ、ビルボとは旧知の仲である魔法使いだった。そして、なんとガンダルフは、ビルボを冒険の旅に誘うのだった。

心惹かれながらも、ホビットたるもの慎ましやかに生活をしなければいけない、と思っているビルボは一度はその誘いを断る。しかし、その夜、ビルボの元を新たな客人が訪れるのだった。それは、トーリン率いる13人のドワーフ達だった。ドワーフというのはこの世に暮らす種族の一つで、トーリンはその王子だという。実は、彼らは故郷を巨大な龍、スマウグに支配されてしまい、これからスマウグを倒し自国エレボールを奪還しにいくのだという。

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映画『ホビット 思いがけない冒険』のあらすじ【承】

トーリン達は、ビルボの家で好き勝手に決起会を始める。そして、夜が明けた頃、彼らは長い旅へと出発したのだった。ビルボは、一人ホビット荘に残りそんなトーリン達を見送っていた。しかし、その時だった。どうしようもない寂しさと好奇心が、ビルボの内から込み上げてきたのである。彼は急いで荷物を引っ掴むと、先を行くトーリン達を追いかける。こうして、ビルボの長い冒険は始まったのだった。

トーリン達に追いついたビルボは、正式に14人目の仲間として彼らに迎え入れられる。しかし、エレボールへの旅路は決して楽なものではなかった。先代のエレボールの王、トーリンの祖父を殺したオークのボス、アゾグが次々とトーリン達に刺客を仕向けたのだ。

彼らは必死に戦うが、苦戦を強いられ彼らはエルフの谷へと逃げ込んだ。エルフは美麗で、誇り高い一族。そして、トーリン達がエレボールに戻るためには、彼らの協力が必要不可欠だったのだ。ガンダルフは、エルフの領主、エルロンドに助けを求めようと提案する。

映画『ホビット 思いがけない冒険』のあらすじ【転】

しかし、そのことに不快感を示す者がいた。トーリンである。実はエルフ族とドワーフ族の間には深い因縁があったのだ。かつて、エレボールがスマウグに襲われていた時のことだった。ドワーフ族はエルフ族に助けを求めたものの、彼らはその救援要請に応じなかった。それからというもの、ドワーフ族はエルフ族を恨んでいたのだった。

頑なにエルフ族の力を借りることを拒むトーリンだったが、周囲からの必死の説得を受け、渋々と彼らの力を借りることに同意した。エルフ族は、エルドールに戻るための地図を解析し、ドワーフに手渡す。そして、エルフ族が解読したその地図を手に、ドワーフ達は旅を続けるのだった。

しかし、そんな彼らをゴブリン族がしかけた罠が待ち構えていた。そして、その罠にまんまとはまってしまったドワーフ達は、彼らに捕まってしまうのだった。一方、ビルボは一人ゴブリン族の手を逃れたものの、谷底深くに落ちてしまう。そこで、ビルボはとある洞窟を発見した。

映画『ホビット 思いがけない冒険』の結末・ラスト(ネタバレ)

その洞窟で、ビルボは魔力のこもった不思議な指輪を見つける。しかし、そんなビルボの前に指輪の持ち主、ゴラムが現れた。ゴラムとの戦いの末、見事勝利を収めたビルボは、指輪を手に仲間の元へと急ぐのだった。

一方、見事ドワーフ達を一網打尽にしたゴブリンは、彼らをアゾグに引き渡し、褒美を得ようと考えていた。ドワーフ達がアゾグを恨む一方で、アゾグもまた、ドワーフ達に深い恨みを抱いており、きっと高値で買い取ってくれるだろうと考えたのだ。

絶体絶命の彼らを助けたのはガンダルフだった。ガンダルフに助けられ、ドワーフ達は急いでその場から立ち去る。その途中、なんとかビルボは彼らと合流を果たすが、そんな時だった。なんと、アゾグが彼らの前に現れたのだ。そして、アゾグはトーリンと一騎打ちの勝負を行うが、その圧倒的な力にトーリンは敗北を喫してしまう。あわや殺されそうになったトーリンを助けたのはビルボだった。そして、ガンダルフが呼び寄せたオオワシの力も借り、彼らはなんとかその場から逃げ出すのだった。

映画『ホビット 思いがけない冒険』の感想・評価・レビュー

ホビットの中でも一際好奇心旺盛なビルボと、彼を冒険へと誘ったガンダルフ、そして自国を取り戻すために、冒険へと旅立とうとしていたドワーフのトーリン達との出会いで、旅に出たビルボであったが、様々な刺客達の罠や戦いを繰り広げるシーンが特に印象的であり、次に何が起きるのかわくわくしながら見れた映画である。ドワーフ族とエルフ族との因縁や、魔法の指輪との出会いなど、新たに発見された事実が多くあり、かなり面白い内容であった。(女性 20代)


ロード・オブ・ザ・リングの前章となり、フロドの父ビルボの若き日の冒険物語。映像がとても美しく、特にホビット庄は本当にキレイで、まさにおとぎ話の世界。ドワーフたちキャラクターの性格がみんな個性的でとても面白い。アクションシーンも満載で、ゴブリンの住処から逃げ出すシーンは迫力満点でスピード感があり目が離せない。3時間近くあるが、あっという間に過ぎてしまう。映像の美しさ、迫力、アクション、そして世界観にあった壮大な音楽、全てが素晴らしく何度も見たくなる映画。ワクワクが止まらない!(女性 30代)


ホビットシリーズの1つ目で、『ロード・オブ・ザ・リング』の60年前という設定です。ホビット村でのんびりと暮らし、村から一度も外に出たことがないホビット族のビルボが、魔法使いと13人のドワーフ達と共にドラゴンに奪われた王国の奪還を目指し、冒険に出ます。

冒頭の数十分しか出てきませんが、ホビット村の豊かな自然やビルボの家はとてもかわいいので、村の外に出たがらないホビット達の気持ちがよくわかります。また、物語終盤のアゾグ達に追い詰められるところで登場する大鷲がかっこいいので注目してほしいです。(女性 20代)


ロードオブザリングの前章で、3章からなるストーリー。故郷を愛しそこを離れたことのなかった、ビルボがドワーフたちと共に新しい世界へと冒険へ出かけます。

美しい映像と壮大なスケールのファンタジーの世界が広がります。ロードオブザリングのキャラクターも登場し、ロードオブザリングファンには見逃せない作品になっています。

映画は長編もあり、次にどんな展開が待っているのか、どんどん引き込まれていき、3時間も見ていたのが信じられないほど楽しめるので、こちらを見るのもおすすめです。(女性 20代)


完成度が非常に高く、誰もが今作の世界観に虜になるだろう。壮大で美しい、これぞファンタジーという作品である。意外にもストーリーが複雑でなく、わかりやすい。もしかしたら物足りないと感じてしまう人はいるかもしれない。ここまで長くする必要はなかったのでは?と思ってしまうことは否めないが、時間も含めて壮大なのだと受け入れた。
主人公がかなりハマっている。世界観や映像に注目が集まり、主人公はあまり注目されていないが、なかなか難しい役をうまく演じきっていると思う。(男性 20代)


とにかく声を大にして言いたいのは、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのファンなら絶対にこの『ホビット』シリーズも観るべきだ、という事だ。
かくいう私も長年指輪シリーズのファンだったにも関わらずなかなかこの『ホビット』には手が出せないでいた。
“出来の悪い番外編ならいっそ観たくない”“あまり話題になってないからきっとつまらなかったのだろう”そんな風に思っていた。
だがこの作品を観て考えが180度変わった。
これは“指輪シリーズのファンこそ観るべき作品”だったのだ。
興行収入の違いを見ても私のような人間はきっとたくさんいるだろう。どうかそんな人たちにこのメッセージが届いて欲しい。あの頃の感動と情熱が蘇ること間違いなし!(女性 30代)


『ロードオブザリング』のような大作を欲して探していたら、またこのシリーズに舞い戻ってしまった。今作も前シリーズの前日譚としてとても面白い。

内容についてではないのだが、残念なことが一点。自分は3Dブルーレイで視聴していたのだが作品の上映時間が長いためディスクが2枚になってしまい、ディスク交換で視聴を中断しなければならないこと。

時間が長いこと以外不満点はない。こんなに世界観に没頭させてくれるファンタジー映画はこのシリーズをおいてない。(男性 30代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    冒険なんてごめんだと頑なに同行を拒んでいた彼が自分は故郷に戻りたい、だけど君達は故郷を奪われてしまったからそれを取り戻す助けがしたいんだとドワーフ達に力強く話すビルボに心打たれたドワーフ達の顔がとても印象的です。

    「ロード・オブ・ザ・リング」でドワーフのギムリがエルフに対して敵視または冷淡なのはエレボールの一件のためだったのかと納得しました。ガンダルフはエルフの力をどうしても借りなければ進めないと再三忠告しますがトーリンは聞き入れません。目の前で自分達が苦しんでいるのにそれを見捨てて兵を引いたエルフの王スランドゥイルへの憎しみはどれほどだったでしょう。

    ラストで黄金の中で眠るドラゴンが目を覚ましますが、これからどうなるのか楽しみです。

  2. 匿名 より:

    ①ビルボの勇気

    ビルボはガンダルフの強引な勧めで旅の仲間に加わりました。ビルボがドワーフではないことと戦士でもない普通のホビットが戦えるわけがない、それより足手まといになる事の方が多いとトーリンは同行する事に反対していたのですが、ガンダルフの説得によりしぶしぶ許します。

    当のビルボもあまり乗り気ではなく、岩場の巨人の戦いに巻き込まれた時は心底怖くなってしまって皆が寝ている間に一人故郷に帰ろうとします。その後ドワーフ達はゴブリンに捕まってしまい自由なのは自分だけ、そしてゴブリンの穴の底で暗闇の中はいずるように生きているゴラムに出会います。ゴラムはゴブリンを捕まえている間に指輪を落としてしまいそれをビルボは何気なく拾ってポケットにしまうのです。その行為がのちに中つ国全土を巻き込んで戦う事なる“一つの指輪”だとは思いもよりません。

    ゴブリン達からようやく逃げ出した一行に間髪いれずにオークたちが迫ります。懸命に逃げますが崖に追い詰められ絶体絶命、トーリンは再び穢れの王アゾグと対峙する事を決意します。しかしアゾグが乗る銀の魔狼にあっさりと倒され首を切り落とされそうになります。そこへ助けに入ったのが思いがけない人物でした。それはトーリンが信頼できないと最後まで拒んでいたホビットのビルボ・バギンズだったのです。

    トーリンは頑固なのが彼の弱点なのですが、この時ばかりは私が間違っていた許してくれとビルボを抱きしめます。