映画『ホステル2』の概要:イーライ・ロス監督による前作『ホステル』の続編。今回は主人公を女性に変え、スロヴァキアで行われる殺人オークションの恐怖を描く。監督は前作に引き続きイーライ・ロスが務める。
映画『ホステル2』の作品情報
上映時間:94分
ジャンル:ホラー
監督:イーライ・ロス
キャスト:ローレン・ジャーマン、ビジュー・フィリップス、ロジャー・バート、リチャード・バージ etc
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映画『ホステル2』の登場人物(キャスト)
- ベス(ローレン・ジャーマン)
- 美大の学生。心優しい性格の持ち主。友人の誘いに乗って、スロヴァキアへと旅に出る。両親が資産家の令嬢である。
- ホイットニー(ビジュー・フィリップス)
- ベスの友人で同じく美大生。明るい性格であるが、その視線は常に男たちに向けられている。
- ローナ(ヘザー・マタラッツォ)
- 冴えない美大生。ベスたちとは親交は無かったが、ホームシックになり悲しんでいるところを見かねたベスによって旅行に誘われる。
- アクセル(ヴェラ・ヨルダノーヴァ)
- ヌードモデル。ベスたちにスロヴァキアへ向かうきっかけを与えた人物。何を考えているか分からないミステリアスな雰囲気を持ち合わせている。
- スチュアート(ロジャー・バート)
- 資産家の友人トッドに誘われ、殺人オークションに参加する。家庭では妻に見下されており、鬱憤を溜めこんでいる。
映画『ホステル2』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ホステル2』のあらすじ【起】
美術大学に入学したベスとホイットニーは、今度の休暇でプラハへ旅行に行く計画を立てている。ある日、デッサンのヌードモデルとして訪れたアクセルに話しかけられたベスは、彼女と親しくなる。
旅行当日、一人暮らしを始めてホームシックに陥っているクラスメイトのローナも誘い、三人はプラハ行きの夜行列車へ乗り込んだ。
しかし列車内は治安が悪く、ベスとホイットニーは不良たちに絡まれ、ローナは謎の男に私物を盗まれてしまう。悲しみに暮れるローナのもとに、アクセルが盗まれた私物を取り返してくる。そのことで三人はアクセルと意気投合し、旅を共にすることに。
アクセルは「スロヴァキアに最高のスパがある」と三人を誘う。話に惹かれた三人はアクセルと共に、行き先をスロヴァキアへと変更する。
急な行き先変更だったため、古いホステルしか泊まれる宿がなく、三人は渋々そこへ宿泊することに。身元確認のため、三人はホテルマンにパスポートを預ける。
パスポートを受け取ったホテルマンは、三人に内緒でパスポートをコピー。ネット上に三人の顔写真を載せる。すると瞬く間に彼女たちに値段が付けられていく。実はこのホステルは闇の組織と繋がっており、ここに訪れる宿泊客たちは皆、世界中の大富豪の娯楽のために殺される運命にあった。
映画『ホステル2』のあらすじ【承】
スチュアートは妻と娘に囲まれ普通の生活を送っていたが、友人の資産家トッドに殺人ショーへ招待される。妻から見下され、日頃の鬱憤が溜まっているスチュアートは気が大きくなり話に乗ってしまう。スチュアートはトッドと共にスロヴァキアへと向かった。
自分たちがオークションにかけられているとは知らず、三人はアクセルと共に現地で行われている収穫祭に参加していた。ダンスパーティーで酒に酔い、現地の男たちと親しくなるホイットニーとローナ。ベスは彼女たちとは一線を引き、彼女たちが危ない目に遭わないよう見守っていた。
そこに、視察に来ていたスチュアートがベスに接触する。ベスはスチュアートの妻にどことなく似ていた。親しげに話し込んだ二人はそのまま別れる。
ベスが目を離した隙に、ローナが現地の男の運転する舟に乗って行ってしまう。ベスは「明日になれば戻ってくるだろう」と考え、酒に酔ったホイットニーを介抱しホステルへ向かう。
男と二人きりになったローナは、暗がりで突然襲われ、拉致されてしまう。ローナはそのままどこかの倉庫のような場所に全裸で逆さ吊りにされ、彼女を買い取った老婦人によって無残に殺害されてしまう。
映画『ホステル2』のあらすじ【転】
翌日、まだ帰ってこないローナの身を案じるベス。ホイットニーとアクセルは「そのうち戻ってくるから」と取り合わない。三人はローナの帰りを待つ間、アクセルの紹介したスパへ行くことに。
ベスが湯に浸かりながらうたた寝をしていると、いつの間にか周囲に人が居なくなっていることに気が付く。ホイットニーとアクセルを探すベスのもとに、黒服の男たちが近づいてくる。
危険を察知したベスはその場を逃げ出し、通りかかったアクセルとその友人が運転する車に乗り込む。アクセルの友人だと名乗る人物は妙齢の男性で、その雰囲気にベスは違和感を覚える。寝室で待っていると、外から物音がする。そこに、先程の黒服の男たちが部屋へ入ってくる。実はアクセルもまた、闇の組織の一員だった。
ホイットニーを買ったトッドと、ベスを買ったスチュアートは、彼女たちが捕まったのを聞き会場へ向かう。
それぞれ椅子に縛り付けられるベスとホイットニー。直前になって怖気づいたスチュアートは、ベスを逃がそうと試みる。
一方のホイットニーは、トッドの持つチェーンソーによって顔面を切り刻まれる。しかし、自分なりの殺人の美学を持ち合わせているトッドは、殺しに満足がいかず、ホイットニーの息を止めることなく会場を後にする。「殺すまで帰ってはならない」という会のルールを破ったため、トッドは処刑される。
映画『ホステル2』の結末・ラスト(ネタバレ)
瀕死のホイットニーの始末を任されたスチュアート。彼女にとどめをさしたことにより気が大きくなった彼は、再びベスを殺害しようと迫る。
ベスは知恵を巡らせ、スチュアートに色目を使い、手枷と足枷を外させることに成功する。彼女に妻の姿を重ね服従させようと迫るスチュアート。しかしベスは隙を見て反撃し、彼を人質に脱出しようと試みる。
そこに組織のメンバーがベスを処刑するためやってくる。そこでベスは組織のボスに「スチュアートを買う」と交渉を持ちかける。ベス自身もまた資産家の娘であり、スチュアートがベスに支払った何倍もの金を持ち合わせていた。
ベスの要求をのんだ組織のボスは、会のルールを果たすようベスに忠告する。ベスはその場でスチュアートの局部を切断し、失血死させる。
無事に会場を出たベスは、すべての元凶であるアクセルへ復讐するべく彼女のもとへ向かい、大鎌で彼女の首を切断する。その首を、現地の子供たちがサッカーボールに見立て遊び始めた。
映画『ホステル2』の感想・評価・レビュー
『ホステル』シリーズ2作目。シリーズお馴染みの富裕層による拷問を描いた作品だが、本作では、オークションによって女性達が売買されている様子や、組織の細かなルールも付け加えられている。曖昧な点が多かった前作に比べ、観ていて納得がいく作品になっていると思う。
グロさはさすが『ホステル』シリーズといったところ。目を覆いたくなるシーンも多々あり、苦手な方は注意が必要である。スプラッターホラーが好きな方にはオススメしたい一作。(女性 20代)
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