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映画『ハンター(2011)』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ハンター(2011)』の概要:絶滅されたとされるタスマニアタイガーを狩るためにタスマニアの森に入った孤高のハンターの姿を追ったヒューマンドラマ。ウィレム・デフォー主演作で、ハンターと地元に暮らす家族との温かい交流が描かれる。

映画『ハンター』の作品情報

ハンター

製作年:2011年
上映時間:100分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:ダニエル・ネットハイム
キャスト:ウィレム・デフォー、フランシス・オコナー、サム・ニール、モーガナ・デイヴィーズ etc

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映画『ハンター』の登場人物(キャスト)

マーティン・デイビッド(ウィレム・デフォー)
孤高のハンター。軍事バイオ企業の依頼でタスマニアタイガーを探しに向かう。最初は寡黙に振る舞っていたが、次第にルーシーの家族に心を開いていく。
ルーシー・アームストロング(フランシス・オコナー)
タスマニアに長女と長男の3人で暮らしている。マーティンに自宅を宿として提供する。タスマニアタイガーを探していた夫が行方不明になっている。
ジャック・ミンディ(サム・ニール)
ルーシーの親しい友人で、家族の面倒を見ている。マーティンの様子を監視しており、マーティンとルーシーの家族との関係を報告してしまう。

映画『ハンター』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ハンター(2011)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ハンター』のあらすじ【起】

マーティンはパリの空港近くのホテルで仕事の連絡を待っていた。依頼主は軍事バイオ企業の「レッドリーフ」で、絶滅したとされるタスマニアタイガーの生体サンプルを採取するというものだった。まだ最後の1匹が生きているといい、幾つかの目撃情報があったのだ。

マーティンはタスマニア島に飛び、ルーシーの家を訪ねる。そこを宿にする手筈になっていた。ルーシーの夫は山で行方不明になっており、悲しみに暮れたルーシーは寝たきりの生活を送っていた。ルーシーの長女と長男も一緒に住んでいた。マーティンは大学の研究者と偽っていたが、林業で生計を立てる住民からは環境保護活動家と思われて疎ましがられる。

ルーシーの長女は森に向かうマーティンに父親の写真を渡し、父親を探すように頼む。ジャックが家にやって来て、途中までの道案内を申し出る。道すがらジャックはルーシーの夫が森林保護活動をしており、敵が多かったことを説明する。

マーティンは途中でジャックに礼を言い、1人で歩き出す。マーティンは雄大な自然の中を突き進み、森の中に罠を仕掛ける。しかし、タスマニアタイガーを捕まえることが出来ず、一旦森を出る。

映画『ハンター』のあらすじ【承】

マーティンが車の元に戻ると、森林保護活動に反対する何者かによって車が荒らされていた。マーティンは子供達2人と一緒に夕食を取る。長女は父がタスマニアタイガーを目撃して、探していたことを話す。長男の方が詳しく事情を知っていたが、長男は一言も話そうとしなかった。

マーティンは家の備え付けられた発電機を直すことにし、長男も手伝う。夜になってようやく直り、家中の電気が灯る。夫が帰ってきたと勘違いしたルーシーはベッドから起き上がるが、直ぐに人違いと悟り寝込んでしまう。マーティンは子供達にルーシーに薬を飲ませないように指示する。

マーティンは再び森に向かおうとすると、長男がタスマニアタイガーの絵を渡してくる。マーティンは森の中に仕掛けられたカメラを見付け、メモリーカードを抜き取る。家に戻って中身を確認するが、そこにはマーティンの姿しか写っていなかった。

ルーシーは薬を止めたお陰ですっかり元気になる。長男が今度はタスマニアタイガーの横に木を描いた絵を渡してくる。マーティンはどの木か分からないと言うと、長男は幾つもの水溜まりを描く。マーティンは森の地図を広げ、水溜まりが沢山ある湿地帯を見付ける。

映画『ハンター』のあらすじ【転】

マーティンは湿地帯に向かい、タスマニアタイガーを捕獲するための罠を仕掛ける。マーティンはタスマニアタイガーと思われる動物の影を見て、追い掛ける。しかし、木の枝に頭を打って崖から転落してしまう。そこにはタスマニアタイガーが生息しているとみられる洞穴があった。

マーティンが家に戻ると、自然保護活動家が大勢来ていた、森林の伐採停止が決まり、お祝いに集まったのだ。しかし、仕事を奪われた住民らが襲撃に現れて一悶着起きてしまう。森に向かう途中でジャックと行き違ったマーティンは、ルーシーの具合が良くなったので家族の世話は不要だと告げる。しかし、ジャックは依頼人に電話してマーティンが厄介になってきたと報告してしまう。

森に入ったマーティンは白骨遺体を見付ける。頭蓋骨は銃で撃たれていた。子供が描いた絵もあり、その紙にはレッドリーフのロゴが入っていた。マーティンはルーシーに夫がレッドリーフのために働いていたのかを尋ねてみる。ルーシーはタスマニアタイガーが獲物を麻痺させる毒を持っており、レッドリーフがその毒を狙っていたことを説明する。ルーシーの夫はそれを阻止しようとしていたのだ。

映画『ハンター』の結末・ラスト(ネタバレ)

マーティンはルーシー達とピクニックに行く準備をする。しかし、そこに依頼主から電話があり、マーティンが住民と親密になり過ぎていることを注意する。マーティンは洞穴を発見したことを報告する。そしてピクニックを取りやめて森に戻る。夜中にルーシーの家に依頼主から派遣された別のハンターが侵入して来る。

マーティンは獣の足跡を見付けるが、そこに別のハンターが現れる。ハンターはマーティンの拘束し、洞穴まで案内するように要求する。マーティンは仕掛けた罠まで誘導し、ハンターはトラバサミを踏んでしまう。マーティンはその隙に相手を撃ち殺す。マーティンはルーシー達の元に戻るが、ルーシーの家は焼け崩れていた。マーティンはジャックに事情を問い詰める。そして、ルーシーと長女が亡くなり、長男が施設に預けられたことを知る。

マーティンは森に戻り、じっと洞穴の中でタスマニアタイガーが現れるのを待つ。そして姿を見せたタスマニアタイガーの後をそっと追い、ライフルで狙いを定めて一発で仕留める。マーティンは死骸を火で焼き、灰を崖から撒く。

マーティンは依頼人にタスマニアタイガーが絶滅したことを報告する。そしてルーシーの長男の元に行き、長男のことを抱き締める。

映画『ハンター』の感想・評価・レビュー

タスマニアの豊かな自然の美しい映像を楽しめる作品。個人的にはタスマニアに生息する様々な動物の姿をもっと見てみたかった。ハンティングに伴うスリルはなく、タスマニアタイガーを探し出す苦労も淡々としている。その代わりにマーティンとルーシーの家族の交流が丁寧に描かれている。これが自然の中の孤独と家族に囲まれた温かみの効果的な対比を生み出している。ウィレム・デフォーの感情を抑えた演技も素晴らしい。(MIHOシネマ編集部)

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