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映画『アイアムアヒーロー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『アイアムアヒーロー』の概要:人気漫画、「アイアムアヒーロー」を原題に引っ張りだこの人気俳優、大泉洋を起用しての実写化。ゾンビならぬDQNと人間との凄惨な生き残りを描いたホラーアクション。

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映画『アイアムアヒーロー』の作品情報

アイアムアヒーロー

製作年:2015年
上映時間:127分
ジャンル:アクション、ホラー
監督:佐藤信介
キャスト:大泉洋、有村架純、長澤まさみ、吉沢悠 etc

映画『アイアムアヒーロー』の登場人物(キャスト)

鈴木英雄(大泉洋)
漫画家を長年志しているが、実績もうだつもあがらない冴えない男。心根は真面目で、優しい人物。射撃という隠れた趣味を持っている。
早狩比呂美(有村架純)
英雄がDQNから逃げている最中に出会った女子高校生。英雄に出会う前、既にDQNに噛まれていた。
伊浦(吉沢悠)
英雄が逃げ込んだ人間の集落を統べるドンのような人物。エリート意識が強く、周りを見下している。
黒川徹子(片瀬那奈)
英雄の彼女。漫画家として成功しない英雄を長年支えて来た。
小田つぐみ(長澤まさみ)
英雄達を助けた、看護師をしていた強気な女性。不正は許さないという優しく正しい心を持っている。

映画『アイアムアヒーロー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アイアムアヒーロー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アイアムアヒーロー』のあらすじ【起】

鈴木英雄は、漫画家を目指しながらも中々芽が出ず、アシスタント生活を続けている、30代に突入した冴えない男でした。その事で長年付き合っている彼女である徹子とも仲違いし、まさに人生どん底、そんな頃です。日本では密かに新型ウイルスが蔓延していました。

血液感染するそのウイルスは、感染者に噛まれたものをまるでゾンビのような生命体に変えてしまうという恐ろしいものです。そして、あろうことか徹子もそのウイルスに感染したのです。突如襲いかかる徹子に必死で抵抗を続ける英雄でしたが、その途中たまたま徹子が室内にあったトロフィーで頭を貫かれ動きを止めました。

感染者達をとめる唯一の方法は、頭部、すなわち脳を破壊する事でした。政府はこの感染者達をゾンビならぬDQNと命名します。無事な場所を求め彷徨い歩く英雄は、自分のアシスタント先である作業所へと向かいます。しかし、既にその作業所でもウイルス感染者が出現、人間とZQNの激しい戦いが繰り広げられ凄惨な場となっていました。

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映画『アイアムアヒーロー』のあらすじ【承】

自分以外の全員が命を落としてしまったその仕事場から、英雄は慌てて逃げ出します。しかし、街中も既に虐殺の場と化していました。追いかけてくるZQNから必死に逃げ惑いながら、英雄は一台のタクシーに乗り込みます。どこかZQNのいない遠い所に逃げようと考えたのでした。

そして、千倉というエリートの男性と、早狩比呂美という女子高校生と乗り合わせながらタクシーは発車します。しかし、なんとその千倉という男がZQNに噛まれていました。車内で発症した千倉は運転手を噛み、運転手もZQN化してしまいます。猛スピードで追突した車でしたが、何とか英雄と比呂美は生き延びました。

そして、ネットに記載があった”富士山の上ならZQNは来れない”という不確かな情報を元に、2人は富士山を目指す事となるのでした。しかし、なんと比呂美は英雄と出会う前に赤ん坊に噛まれていました。自分がZQNになって英雄を襲わないよう、比呂美は自分のお守りである音楽プレイヤーを英雄に渡し彼の元を去りました。

映画『アイアムアヒーロー』のあらすじ【転】

比呂美と別れた英雄でしたが、その後まもなく、山道の途中運悪くZQNと出くわしてしまいます。ZQNに襲われ絶体絶命と思われた英雄でしたが、何と、ZQN化した比呂美が助けに現れます。ZQNとなった比呂美は一言も発することはありませんが、何故か英雄を襲おうとはしません。そして、2人は改めて旅を共にする事としたのです。

ようやく富士山に辿り着いた2人でしたが、情報とは異なりそこにもZQNが闊歩していました。万事休すといった英雄でしたが、そこに藪という女性が助けに現れます。そして、藪の案内の元英雄達は、人間達が集落を作って暮らす避難場所に案内されます。そこを取り仕切っているのは、伊浦という男でした。

伊浦は有能な男でしたが、ここでは自分がルールと言い切り他者を見下す男で、英雄が持っていた銃を取り上げてしまいます。しかし、伊浦も部下だった男に裏切られ、ZQNの群れを突っ切り食料庫から食料を手に入れる作戦の先鋒に任命されてしまうのでした。

映画『アイアムアヒーロー』の結末・ラスト(ネタバレ)

しかし、そのまま好きに使われる伊浦ではありませんでした。伊浦は部下達の目を盗み、反対に大量のZQNを部下達の元へと向かわせました。英雄はその混乱に巻き込まれ、必死にZQN達から逃げ惑います。しかし、そんな時比呂美と共にいる藪からSOSの連絡が入りました。恐怖におののく英雄でしたが、2人を助けるために奪われた銃を取り返し、ZQNの群れの中を走り抜けます。

そして、生き残った人間達とZQNの最終決戦が始まりました。英雄は百発百中の腕前で次々とZQNの頭部を破壊していきます。そして、迫り来るZQNの群れを全て撃退する事に成功します。しかし、人間側の損害も非常に大きく、生き残った人間は英雄と藪、比呂美のみでした。

3人は駐車してあった車に乗り込み、その場から立ち去ります。特に行くあてもなく、今後何が待ち構えているかも分からない状況でしたが、英雄には数日前までにはなかった、誰かを守りたいという強い気持ちと勇気が湧いていたのでした。

映画『アイアムアヒーロー』の感想・評価・レビュー

この作品は、これまでのゾンビに対するイメージを覆す衝撃的な作品となっている。
ゾンビといえば、意思や記憶は一切なく、ただゆっくりと徘徊しているようなイメージが多いのではないだろうか。
この作品に登場するゾンビは、自分が人間であった頃の習性を忘れず、通勤する者、買い物へ向かう者、高跳びの練習に励む者など、とにかく個性的である。
次から次へと出てくる特徴的なゾンビに目を離さずにはいられない。

そして、この映画で最も恐ろしいのは人間である。集団心理をリアルに描いており、不快感、恐怖感を存分に味わえる映画となっている。(女性 20代)


正直に言うと、鑑賞するまでは単調な企画物だと思っていたが、大泉洋が演じる主人公の再現率の高さに思わず声を上げてしまった。
肝心の内容だが、ZQN(いわゆるこの世界におけるゾンビのようなもの)の見た目や動きがなかなかにエグい。普通であれば、ジワジワ攻めて来るようなイメージがあるが、四方八方からとんでもない速度で飛びつき、噛み付き、増えていく。変な話だが、ある意味爽快感を感じてしまう程だ。漫画とはストーリーが多少異なるが、この作品を見て、漫画版の世界観にも是非没頭して頂きたい。(男性 30代)


日常に突如現れた”ZQN(ズキュン)”という謎の生命体と人間との壮絶な戦いを描いたサバイバルパニック。大人気の漫画を映画化したものである。
ストーリーは王道だが、ゾンビのグロテスクな描写に恐怖を感じ、本格的なホラー映画という印象だった。
また、原作では明かされていなかった長澤まさみ演じる小田つぐみの看護師時代のエピソードも見どころとなっている。
”ZQN”の怖さには驚愕したが、原作と比べると後半部分が少し淡々としていた。(女性 20代)


原作漫画は未読。邦画にしてはZQN(ゾキュン)というゾンビのような生き物が、造形や性質を含め上手く作られていたと思う。
大泉洋の演技の幅の広さが冴えない主人公鈴木英雄が本物の『ヒーロー』へ成長していく姿をうまく表していた。最初ストレートヘアの大泉洋に慣れなかったが、だんだんトレードマークのパーマになっていくのも面白い。

有村架純演じる『比呂美』はZQNに噛まれていた少女という設定で、きっと更なる秘めたパワーがあると思うのだが、今作ではそれが発揮されず中途半端な感じがしたので、続編などでスッキリさせてほしい。(女性 30代)


おそらく日本制作初の大作ゾンビ映画。ゾンビ映画でも個人的に一番面白いと思っている感染が広がっていく様子を丁寧に描いている点が嬉しい。特に日常の終焉を強く印象付ける大量の飛行機が主人公の上を飛んでいくシーンは秀逸だった。特に文句をつけるような点は見当たらないが原作ものということでエピソードをやや詰め込み過ぎたところはあり、恐怖演出のタメが少ないのは気にかかる。できればオリジナル脚本でこのくらいの作品が出てほしいものだ。(男性 30代)


ただの英雄「ヒデオ」が人類の英雄「ヒーロー」になるお話。原作を全く知らずに鑑賞しましたが、面白かった!クオリティの高い演出にわかりやすいストーリー展開で、観ている人を飽きさせません。大泉洋の演技が最高です。有り得ないシーンも笑えてきます。
ちなみに、ゾンビ映画です。それも知らずに観たため、こういう展開なのかと驚く部分もありましたが、想像していたよりもずっと真面目なゾンビ映画で、ものすごく楽しめました。(女性 30代)


原作を全く知らずに観ても楽しめた。テンポよくスリル満点で飽きさせないストーリー展開、そして日本映画には珍しく、ゾンビ映画としても完成度が高い秀作。大泉洋演じるヘタレな主人公像もリアルで共感しやすい。ただ、ゾンビものという題材的にかなりグロテスクな表現も多く(R15+指定になっている)、耐性がないと見るに堪えないので、その点は注意が必要と思われる。(女性 20代)


原作マンガを読んでいても違和感なく受け入れられた。膨大な原作をここまで上手くまとめている映画はなかなかない。もちろん原作全てをなぞっているわけではないが、この映画だけを観てもきちんと楽しめるように必要な部分はほぼ詰まっている。
国産ゾンビ物として映像的にも安っぽくなることもなく、作中のゾンビ”ZQN”の迫力はマンガ以上かもしれない。主役の大泉洋も原作キャラクターのイメージから出過ぎず引っ込み過ぎず、丁度良い落とし所にはまっているのではないだろうか。総じて良くまとまっている一本。(男性 40代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 小泉洋 より:

    ゾンビ映画と知らずに見た
    コロナで休んでいて、大泉洋さんで検索かけたら出てきた平和そうなサクセスストーリーだと思って、予備知識0で1人で昼間に見た。
    度肝抜かれた。大泉洋さんと同じタイミングでドキドキできた。ホラー映画だと思わずに見たらホラー映画だった時の衝撃は、忘れられない。

  2. ぽすぽす より:

    予想以上にクオリティの高いグロテスクな映像で、それだけでも十分見応えがありました。さらに、さえない主人公が少しずつヒーローになっていく成長も楽しめる、見どころの多い作品です。
    また、女性キャラが男性に守られるのではなく、自力でZQNと戦うという点も、恋愛モードに入ったりせず最後までZQNに立ち向かう主人公たちを応援することができ、集中して物語に入り込めて良かったです。原作未読ですが、理解できない点もほとんどなく、続きが観たくなりました。

  3. miyaken より:

    大ヒットアニメの実写化ということで期待して観た。うだつの上がらない漫画家アシスタント・鈴木英雄演じた大泉洋はハマリ役だったと思う。感染症が流行し、人間がゾンビ化してしまうわけだが、これはただのパニック映画ではない。クレー射撃が趣味だった英雄は、皮肉にもこの世界で、文字通りの英雄となったのだ。どんな人にも得手不得手はある。変わり果てた世界で前に突き進む英雄の姿に結城づけられた。基本ヘタレである性格も魅力的に感じられる。ゾンビもリアルでビジュアル的にも◎な作品だ。

  4. ゆゆぽん より:

    「ZQN」という可愛らしいネーミングからは想像がつかないほど、なかなか本格的なゾンビ映画だったと思う。大泉洋さんの演技がやっぱり素晴らしくて、鈴木英雄という役に合っていた。冴えない男が比呂美達を守りたいと勇気を奮い立たせるところは、純粋にカッコ良くて応援したくなった。ゾンビと戦うシーンが結構グロくて、血の描写などが苦手な人は見ないほうが良い。ストーリーがしっかり作られていたため、ゾンビと戦うだけのようなB級映画とは一線を画す作品。

  5. yuma より:

    主人公は冴えない漫画家で、大泉洋は本当にハマり役だと感じた。最初は本当に冴えないのだが、物語が進むにつれ真のヒーローになっていく姿がとてもかっこよく見える。
    グロテスクなシーンは多々あるが、映画終盤の猟銃でゾンビを倒していくシーンはとても爽快でスカッとする。
    時間は2時間ほどではあるが、いつゾンビが襲ってくるかわからないというドキドキ感が常にあり、ジェットコースターに乗ったような感覚になる映画だった。

  6. 隈さん より:

    ダメな主人公が最後ヒーローとなる良い意味でコテコテのアクション映画です。

    漫画か原作の映画ですが、キャラクターのチョイスがバッチリ合ってます。

    売れない漫画家 鈴木英雄→大泉洋

    途中半ZQNになるヒロイン 早狩比呂美→有村架純

    アダ名ヤブのサブヒロイン 小田つぐみ→長澤まさみ

    キャスト良き良き!

    話的にも平穏な日常からゾンビに支配され主人公が猟銃片手に大切な人を守り抜く王道で理解がしやすい!

    やはりアクションホラーなのでグロテスクシーン有りです。苦手な人はご注意を……

  7. 匿名 より:

    とてもよくまとめられていたと思う。私自身は原作を知っているので、一体どうやって一本の映画にするのだろうと思っていたけれど、特に端折りすぎている感じもなく、映画としてよくまとまっていた。不可解なつなぎもなく、過剰な演出もなく、原作を知っている人もそうでない人も理解できる作りになっていた。

  8. 匿名 より:

    原作が原作だけに、よくできているということはつまり非常にリアルでグロテスクだということになってしまう。ZQNの不気味さ、傷のリアルさ、かじる、ということの不快なさままで、とにかくよく作りこまれていた。そのためグロテスクさに耐性のない人が見るといささか強烈すぎるのではないかと思う。その強烈さと日常の人間らしさが混ぜ合わさっているのがこの作品の味なのは確かなのだけれど、拒否反応が出る人は多いのではないだろうか。とくに最後の英雄がZQNたちを殺しまくるシーンはこれでもかというほど。二本の映画でここまで盛大にグロテスクなシーンを作りこむものはあまりないため、耐性のある私でさえ、もういい、と食傷気味になってしまった。

  9. 匿名 より:

    もともとどのような話なのか、作品の雰囲気などをわかっていて見る分には満足できる出来ばえである。漫画を実写化するとロクなことにならないという最近の日本映画の定説をひっくり返すだけの作品になっていたと思う。漫画を読んでいないとわからないといった点は全くないけれど、ものすごくグロテスクで、またあまり救いのない陰鬱な設定と、英雄のぼんやりした様子や他のキャラの人間らしさが絶妙にマッチした作品であると知らずに見ると、痛い目に合うかもしれない。

  10. 匿名 より:

    大泉洋演じる英雄はまさにそのままだったし、なんの違和感もなかった。ヤブは原作のイメージが強いと、長澤まさみなら少しきれい目過ぎる気がしたが、映画の中だけならしっくりきた。有村架純は前半しか個性ある演技はないのだけれど、ZQNになっている間のうつろな様子はとてもハマっていたので、恐らく次回作があるだろうから期待大だと思った。