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映画『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』の概要:小説「ミアの選択」を原作にした、クロエ・グレース・モレッツ主演のラブファンタジー映画。事故で家族を失い、自分も昏睡状態に陥ったミアが、過去を思い出しながら生きるか死ぬかの決断を迫られる。

映画『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』の作品情報

イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所

製作年:2014年
上映時間:107分
ジャンル:ラブストーリー、青春、ファンタジー
監督:R・J・カトラー
キャスト:クロエ・グレース・モレッツ、ミレイユ・イーノス、ジョシュア・レナード、ジェイミー・ブラックリー etc

映画『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』の登場人物(キャスト)

ミア(現在:クロエ・グレース・モレッツ / 幼少期:ガブリエル・セリス・ハスレット)
元バンドマンで、今は教職をしている父と、元パンクガールの母との間に生まれた少女。パンクの英才教育を受けたにもかかわらず、家族の中で唯一のクラシック好きで優等生。小学校の時にチェロに出会い、ジュリアード音楽院を目指すまでになった。アダムと付き合うようになり、本気の恋の楽しさと辛さを知る。突然の交通事故に遭い、魂だけの存在になって人生を振り返りながら、生きるか死ぬかの選択を迫られることになる。
カット(ミレイユ・イーノス)
ミアの母親。元パンク少女で、デニーがドラムを担当していたバンド“ナスティ・ブルーズ”の最初のファンだった。デニーと結婚後も、幼いミアを連れて“ナスティ・ブルーズ”のライブに参加していた。旅行代理店で働いていて、パンク好きなテディとふざけることが多い。ミアにとっても良き母親で、アダムとの関係にも寛大。
デニー(ジョシュア・レナード)
ミアの父親。ミアが好きなパンケーキを作る。テディが生まれたのをきっかけに、ドラムスを担当していたパンクバンド“ナスティ・ブルーズ”を辞め、教師になった。小学生のミアのチェロの演奏を聞き、その才能のためにドラムセットを売って、ミアにチェロを買い与えた。
アダム(ジェイミー・ブラックリー)
ミアの彼氏。ミアよりも年上で、カリスマ性を持つ完璧な人物。チェロを練習していたミアに一目ぼれし、猛アタックの末にミアの心を射止める。地元で人気のバンドメンバーで、ボーカルとギターを担当している。孤独な子供時代を送っていて、父親は行方不明。他人に裏切られ続けた人生のため、他人をあまり信用できず、幸せな歌を作ることができない。
キム(リアナ・リベラト)
ミアの親友で、高校の同級生。写真を撮るのが好きで、カメラを持っていることが多い。アダムとの関係について、ミアから何度も相談を受ける。

映画『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』のあらすじ【起】

元バンドマンで、弟が生まれてから教師になった父と、元パンク少女で旅行代理店勤務の母との間に生まれたミア。
幼い弟テディは両親の血をひいてパンク好きだが、ミアはクラシックを愛していた。

大雪の日。
ジュリアード音楽院の合否通知と、アダムの出世が気になって仕方が無いミアを連れて、一家は外出した。
そして一家は交通事故に遭う。
気付いたミアが目にしたのは、瀕死の状態で救急車に乗せられる両親と弟、そして自分の姿だった。

学校でチェロの練習をしていたミアを見かけたアダムは、すぐにミアに夢中になった。
そしてミアをデートに誘う。
その後アダムは、自分のバンドのライブに、ミアを招待した。
アダムの友人たちと話が通じず困惑するミアだったが、それでもアダムと付き合うことにした。
ミアの両親は、同じパンク好きのアダムを気に入った。

病院に運ばれたミアは手術室に運ばれ、魂だけになったミアはそれを見る事しかできない。

ミアの両親に招待され、ミアの家のパーティーに参加したアダム。
夜中にミアの部屋に忍び込んだアダムは、自分の孤独な境遇を打ち明ける。

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映画『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』のあらすじ【承】

一向に終わらない自分の手術。
ミアは家族を探し始める。
病院には祖父母と親友キムが駆けつけていた。
ミアの体と父デニーは治療中、母キャサリンについてはわからなかったが、テディは無事だった。

アダムの仲間といるとき、疎外感に襲われるとキムに相談したミア。
やがてハロウィンライブが行われ、アダムはベートーベン、ミアはロック少女に仮装した。
初めてアダムの仲間たちと打ち解けたミア。
そしてアダムがスタジオにしたいと思っているボート小屋で、2人は結ばれた。

ICUに運ばれたミアは、手術中に父が死んだこと、母が即死だったと知り絶望する。
孤児となって絶望するミアには、テディが生きていることだけが救いだった。
そして病院に、アダムが駆け付けた。

高校を卒業したアダムのバンドは人気が出て、各地を転々とするようになった。
ミアにも注目が集まり、大学の演奏会で高校生のミアがソロ演奏をした。
アダムが地元に戻ってきた時は、2人は一緒に過ごした。

ミアに、NYにあるジュリアード音楽院への進学の話が持ち上がる。
地元から離れたくないアダムに言い出せないまま、ジュリアードを受けることにしたミア。

映画『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』のあらすじ【転】

巡業中のアダムのバンドは、レーベル会社との契約が決まった。
地元に戻ってきたアダムに、ジュリアードを受けたと告げたミア。
凱旋ライブは大成功だったが、女の子に囲まれるアダムを見たミアは複雑な気持ちになる。
ライブ終了後、すぐにシアトルに発つアダム。
ジュリアードの事を黙っていたミアに苛立つアダムは、ミアの誕生日の約束を無視して去っていった。

ミアの人口呼吸器を外すテストが行われると決まる。
耐えきれなくなったアダムは、その場から逃げ出した。

ミアの誕生日が終わってから、アダムがやって来る。
ミアの部屋の天井を、ジュリアードの試験会場そっくりに変えて、誕生日プレゼントを渡したアダム。
チェロとギターがモチーフになっているブレスレットだった。

孤児となったミアは、自分が生きるか死ぬかという選択を、自分で行わなければならない事におびえていた。

祖父に付き添われ、ミアはジュリアードの実技試験を終えた。
これまでで最高の演奏だった。

屋上に向かったアダムと、アダムを追いかけたキム。
アダムはミアと別れたことを、ひどく後悔していた。
ミアに一目会うため、ICUに侵入するが追い出されてしまう。

映画『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』の結末・ラスト(ネタバレ)

硬膜外出血によってテディが死んだとわかり、ミアは生きることを諦める。

新年を祝うパーティーで、メールやスカイプで連絡を取るのではなく、一緒に居続けたいとミアに告げたアダム。
約束できないと答えると、アダムはミアに別れを告げた。
音楽を選び、アダムを失ったミアを慰める母。

目覚める気配のないミアに、付き添い続ける祖父。
ミアのチェロのため、自分の音楽人生を捨てた父の話を聞かされ驚く。
多くの友人たちが、昏睡状態のミアに話しかけ始める。

アダムとギクシャクする前。
ミアの家で行われた持ち寄りパーティーで、父とアダムのバンドメンバーが集まった。
チェロを渡されたミアは、思いがけずアダムたちとセッションをすることになった。
それはミアの人生最高の思い出だった。

面会する人もいなくなり、ミアはこの世から去ろうとしていた。
音楽が流れだし、導かれるようにして体に戻ると、そこにはミアに音楽を聞かせるアダムがいた。
ミアの家の郵便物の中から持ち出してきた、ジュリアードからの合格通知を読み上げるが、ミアの決意は変わらない。
しかしアダムが作ったミアへの歌を聞いた途端、ミアの魂は体に戻り、昏睡状態だったミアは目覚めた。

映画『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』の感想・評価・レビュー

家族を失い、孤独に生きるか死ぬかを選ばなければならない主人公。しかし、家族を失っても、アダムというかけがえのない存在がいたことは幸運だと思う。事故が起きる前にアダムとミアが上手くいってなかったからこそ、目覚めないミアに音楽で愛を伝えるアダムの姿に感動した。これからミアには辛い現実が待っているのだろうが、同時に幸せな未来も待っているのだろうなと思える物語だった。家族、恋人、友人からのたくさんの愛が詰まった物語だった。(女性 30代)


本作は、事故で家族を亡くし、自身も昏睡状態となったミアがこれまでを振り返りながら生死をさまよう様子を描いた『ミアの小説』原作の青春ラブストーリー作品。
事故によって人生が一変したミアを見て切なさで胸が締め付けられそうになったが、周囲の人々に優しさに沢山の愛を感じられる作品だった。
いつどうなるか分からないからこそ毎日を大事に生きたいと思った。
また、チェロ奏者を目指すミアはとても魅力的で、彼の為にロックに親しもうとする姿が可愛らしかった。(女性 20代)


親友がいる、大好きな恋人がいる、大切な家族がいる。もしこの中で1つだけ選ぶとしたら私は家族を選びます。しかし、もしその選択が「死」を意味するものだのしたら、変わらず、選択できるでしょうか?
家族を事故で失い、自分自身も生死の狭間をさまよっている状態。生きる道を選べば大好きな恋人や親友がいる。しかしその反対を選べば、大切な家族とずっと一緒にいることが出来る。本当に究極の選択です。生死の狭間を過去の回想シーンで描きますが、本当に愛に溢れた人生だったのだと涙がこぼれてきました。自分ならどんな選択をするか考えながら見て欲しい作品です。(女性 30代)


両親と、弟までも息を引き取るという現実を目の当たりにした彼女は、人生を振り返り彷徨いながら、現実に戻るべきか、このまま家族のもとに行くか選択を迫られる。看護師が眠る彼女に対してかけた「生きるか死ぬかはあなた次第」という言葉に、自分がもし同じ状況だったらどうするか考えさせられた。

たとえ両親と弟はもうここにはいないけれど、彼女を思う人がこんなにもいる。彼女に向けられたたくさんの、いろんな愛が溢れていて、残酷な現実とは裏腹に胸が熱くなった。(女性 20代)


家族の愛は感じながらも、自分は変わった人間なんだ。と悲観的になるミアが事故に遭ったことをきっかけに周りの人たちからどう思われているのか、どれほど愛されているのかが明かされる度に涙が止まらない。両親もミアの才能に気付いていたが自分たちが歩んできたロックが枷になっているんじゃないかと娘を第一に思っているのは高校生のミアには感じ取れないだろう。しかし祖父の言葉は悲しくも暖かく、ミアの死への気持ちを断ち切るほどに重く心から愛されている感情がひしひしと伝わってきた。(男性 20代)

みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    正直言って可もなく不可もなし。重いメッセージは十分表現できていたし、俳優の演技もなかなか良かったです。クロエ・グレース・モレッツが良かったことは言うまでもありません。