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映画『呪怨 ザ・ファイナル』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『呪怨 ザ・ファイナル』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『呪怨 ザ・ファイナル』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『呪怨 ザ・ファイナル』の結末までのストーリー
  • 『呪怨 ザ・ファイナル』を見た感想・レビュー
  • 『呪怨 ザ・ファイナル』を見た人におすすめの映画5選

映画『呪怨 ザ・ファイナル』 作品情報

呪怨 ザ・ファイナル

  • 製作年:2015年
  • 上映時間:89分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:落合正幸
  • キャスト:平愛梨、桐山漣、おのののか、柳ゆり菜 etc

映画『呪怨 ザ・ファイナル』 評価

  • 点数:40点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★☆☆☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

映画『呪怨 ザ・ファイナル』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『呪怨 ザ・ファイナル』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『呪怨 ザ・ファイナル』 あらすじ【起・承】

曰くつきの家に入った家族を失った不動産屋の店主は、その家を取り壊す事に決めた。
その家では、過去にネグレクトされていた俊雄という子供が、命を落とすという事件が起こっていた。
その後、引っ越してきた佐伯剛雄が妻の伽耶子を殺害、一人息子の俊雄が残された。

生野麻衣の夢に、俊雄という不気味な子供を連れた妹の結衣が出てきた。
翌日、結衣が失踪したと連絡が入る。
小学校の先生になる夢を叶えたばかりの妹が失踪するとは思えず、彼女の荷物から手がかりを探そうとする。
しかし、同棲中の彼氏、奏太と共に恐ろしい体験をするようになる。

女子高校生の玲央の家で、母の兄の子供を預かることになった。
母を亡くしたばかりだというその子供は、心を閉ざしていた。
家の中で不可解な現象が起こり始め、怖くなった玲央は、友人のまどかと緑に泊まりに来てほしいと頼む。
そこではじめて口をきいたいとこの俊雄。
碧は俊雄に対して、不穏な空気を感じ取っていた。

病院に入院中の少女絵菜は、スマホを使って玲央の家を覗くのが趣味になっていたが、玲央の家を覗いた時に恐ろしいものを見てしまう。

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映画『呪怨 ザ・ファイナル』 結末・ラスト(ネタバレ)

結衣の書いていた学級日誌に、俊雄という名前を見つける麻衣。
そして結衣の荷物の中に紛れ込んでいた、俊雄の母、伽耶子の日記を見てさらに驚く。
奏太はその日記に恐ろしいものを感じ、それを捨てるが戻ってきてしまう。

碧は行方不明になっていた姉に会い、そのまま命を落とす。
俊雄の母の事件を玲央に教えたまどかも謎の死を遂げる。
玲央は俊雄と伽耶子の霊に遭遇し、母から全てを聞かされるが、伽耶子と俊雄に殺されてしまった。

麻衣は佐伯家に向かうが取り壊された後で、玲央の家を訪ねるが留守だった。
心配して後をつけていた奏太は、絵菜の存在に気が付いて話を聞く。
そして玲央の家に入った奏太は俊雄に襲われ、誤って俊雄を殺してしまった。

麻衣が自宅へ戻ると、奏太は不可解な死を遂げていた。
玲央の家に向かった麻衣は、俊雄に乗っ取られた絵菜、玲央、玲央の母に遭遇し、逃げようとすると伽耶子に捕まってしまう。
伽耶子は結衣の姿に変わり、再び伽耶子の姿に戻ると麻衣に襲い掛かってきた。

映画『呪怨 ザ・ファイナル』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『呪怨 ザ・ファイナル』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

残念なリブート作品のような内容

「呪怨 終わりの始まり」の主人公である結衣の姉、麻衣が妹の失踪を探るうちに伽椰子や俊雄に関わってしまうというストーリー。
前作がシリーズ最新作というよりもリブート作品に近く、伽椰子が剛雄に殺害された理由や俊雄の出生などに変化があり、それをそのまま引き継いだリブート作品の続編、として見たほうがいい内容。
前作での主演の結衣役、佐々木希や、不動産屋として出演した袴田吉彦が続投している。

これまでは時間軸をバラバラにし、一見まとまりのない短編集のように見せかけてラストでまとめるという手法を使っていた呪怨シリーズだが、本作では登場人物ごとに視点を変えただけになっている。
時間軸をバラバラにする事で、登場人物たちのつながりや呪いの強力さがはっきり見えていたため、面白さも半減している。

前半では俊雄の姿や顔、名前を伏せておいて、後半で「俊雄」と名乗ってから今まで顔が映っていなかったシーンを繰り返しているが、この回想シーンは必要ないように思える。

特殊メイクで失敗

これまでのシリーズで伽椰子を演じていた藤貴子に代わり、前作で抜擢された最所美咲が本作でも、Jホラーの最恐キャラクターといえる佐伯伽椰子を演じた。
しかし終盤で特殊メイクを施し、口が裂けるなどの強烈なインパクトを残そうとしたのが失敗している。
不気味な声や全身の白さ、ギャグとも取れるほどに存在感を主張するからこそ恐ろしいキャラクターだったのにも関わらず、B級映画のモンスターに変化させてしまった。


前作の『呪怨 終わりの始まり』がかなり微妙だったので、今作にもあまり期待していませんでしたが、新しさは感じられないし、特別な見どころもなく、普通でした。
呪いに関わってしまったら、続編ではその家族や恋人が同じように…という展開は正直もう十分見てきました。
前作でも思いましたが、全く違う新しいもの見せて欲しいです。
多くの作品が作られているシリーズなので、他の作品も見てみようと思います。(女性 30代)


姉・麻衣が妹・結衣の失踪を追ううちに、かつての「呪いの家」が既に更地となっているという不気味な発端。そこから佐伯俊雄と伽耶子の霊が次第に姿を現し、麻衣、玲央を始め関係者が次々と呪われ、恐怖の連鎖が断ち切れないことが明かされる。特に、奏太が俊雄に襲われ誤って俊雄を殺してしまう場面、その後の伽耶子による苛烈な追跡、そしてラストで麻衣が追い詰められ「終わりはないよ」という結衣の変わり果てた伽耶子のセリフで締めくくられる凄惨さが強烈で、呪怨シリーズの「怪談」の中でも特に絶望感と逃げ場のなさを感じさせる作品だ。(30代 男性)


全体的に“恐怖”の質が進化していて、視覚と音響で精神を揺さぶる演出が非常に強い。友人・碧が姉の幽霊に襲われ天井へ突き刺さるシーンや、玲央の母が俊雄と伽耶子に取り憑かれた後の惨劇など、個々の恐怖描写がえぐい。さらに、「呪いは終わらない」「霊が別の身体を乗っ取る」という設定で、希望がほぼ見えない終末感をラストに残すのが、この作品の深刻さを際立たせている。(20代 女性)


前作『呪怨 終わりの始まり』を見ていた者としては、本作がシリーズ完結編という触れ込みにも関わらず「ファイナル」と言いつつ呪いの根本は断ち切られていないことに、ある種の虚しさを覚えた。麻衣が妹の遺品や日記をたどって真実に近づく過程は興味深かったが、彼女自身の役回りがやや受動的で、恐怖の波に流されるだけになってしまっている部分は惜しい。(40代 女性)


この映画の構造で面白いのは、複数の登場人物視点(麻衣、玲央、絵菜など)で“呪いの伝染”を描くところ。玲央の家に俊雄が引き取られてからの微妙な不穏感の積み重ね、スマホで覗かれる覗き見の恐怖、母親の異様な変化など、小さな恐怖が徐々に募っていく演出が巧みだ。ただ、キャラクターの背景や動機の描写にもう少し丁寧さがあれば、もっと感情移入できたと思う。(50代 男性)


シリーズファンには賛否わかれそうだが、本作のラスト—麻衣が再び伽耶子に捕まるシーンや、伽耶子が結衣の姿をとる変貌—が強烈な印象を残す。呪いがただ恐怖をもたらすだけではなく、「存在が消えかけても呪いは形を変えて残り続ける」という恐ろしいテーマ性がある。見終わった後、背筋が冷たくなる余韻が長く続く。(30代 女性)


ホラー映画としての“音の使い方”が非常に優れていると感じた。日常的な風景の中に突然混ざるノイズ、不気味な呻き声、沈黙の中の気配。特に妹・結衣が残したメッセージ、“あ゛あ゛あ゛あ゛”という呻き声が奏太に届くシーンは、言葉にならない恐怖として強烈だった。また、伽耶子が結衣の姿を借りて現れる場面も視覚的な恐怖が際立つ。(20代 男性)


出演者の演技で光るのは、霊と対峙する玲央と麻衣の“恐怖の表情”。玲央が俊雄の視線を感じて小さな異変に気づく瞬間、麻衣が妹の書いた学級日誌を読み進めるたびに表情が変わる過程など、観客が彼女たちの不安を追体験できる演出が優れている。だが一方で“呪いの家”自体がほぼ出てこない、更地で話が進むパートが多く、「家」と「呪い」の象徴性が少し希薄になったと思う。(40代 女性)


恐怖の“連鎖”というシリーズの核が、この作品でも恐ろしいほどに維持されており、前作からの流れを知っていると鳥肌が立つ。例えば、入院中の絵菜がスマホで覗き見をしてしまい、それがきっかけで自らも呪いに巻き込まれていく展開など、“好奇心が呪いを招く”という古典的なホラーの教訓が鮮やかに描かれている。一方で、新要素・身体の乗っ取りなども提示され、シリーズを締めくくる意欲は感じる。(50代 男性)


しかし「ザ・ファイナル」というタイトルに期待される「終わり」が、実際には“呪いは続く”という形でしか見せられず、完結感はいまひとつ。麻衣が伽耶子に襲われたラストで幕を下ろすが、観客としてはもう少し、呪いとの決着を見たかったという思いが残る。でも、その曖昧さこそ呪怨らしさだとも思う。(60代 女性)

映画『呪怨 ザ・ファイナル』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『呪怨 ザ・ファイナル』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ノロイ

この映画を一言で表すと?

観た者の脳裏に刻まれる、日本ホラー史に残る“呪い”の記録映像です。

どんな話?

ドキュメンタリー映像作家が、ある少女の霊能力にまつわる事件を追ううちに、「ノロイ」と呼ばれる古代の呪術に迫っていくというモキュメンタリーホラー。次第に関係者が不審な死を遂げ、物語は想像を超える恐怖へと突入していきます。

ここがおすすめ!

まるで本物のドキュメンタリーを見ているかのようなリアルな映像が、じわじわと恐怖を高めていきます。「呪怨」のように“見えない何か”が忍び寄る恐怖と、日本独特の“呪い”文化の描写がリンクするので、相性抜群です。

リング

この映画を一言で表すと?

見たら一週間後に死ぬ――伝説の“呪いビデオ”が生んだ傑作ホラー。

どんな話?

呪いのビデオテープを見た者が次々と謎の死を遂げる事件を、女性ジャーナリストが追いかける物語。やがて彼女は、ビデオに込められた怨念の正体と、貞子という少女の存在にたどり着きます。

ここがおすすめ!

視覚的恐怖と心理的緊迫感の融合が秀逸で、現代日本ホラーの原点とも言える名作。『呪怨』と同様、“逃げられない呪い”という恐怖の本質に迫っており、ラストの衝撃も非常に印象的です。

回路

この映画を一言で表すと?

この世とあの世がネットを通じてつながる、静かで深い恐怖。

どんな話?

あるIT企業の社員が自殺したのを皮切りに、都市の中で不可解な現象が続発。登場人物たちは次第に“死者の世界”がインターネットを通じて広がっているという事実に気づいていきます。

ここがおすすめ!

ジャンプスケアではなく、じわじわと精神を侵す“静の恐怖”が特徴。『呪怨 ザ・ファイナル』と同様に、現代社会の隙間から侵食してくる呪いや死者の世界を描いており、後味の悪さと恐怖がクセになります。

着信アリ

この映画を一言で表すと?

未来からの着信が“死の予告”となる、携帯ホラーの金字塔。

どんな話?

携帯電話に自分の声で留守電が届き、その通話内容どおりに死ぬという事件が次々と起きる中、主人公がその謎を追うホラー。やがてその背後に、悲しい過去と呪いの連鎖があることが明かされます。

ここがおすすめ!

『呪怨』と同じく“日常の延長線にある呪い”がテーマ。何気ない着信音すら恐ろしく感じさせる演出や、視覚的にも強烈な恐怖シーンが多く、ホラー映画ファンの心を掴むこと間違いなしです。

オーディション

この映画を一言で表すと?

ラブロマンスかと思いきや、後半から地獄へと変貌する狂気の映画。

どんな話?

妻を亡くした男が、新しいパートナーを見つけるために映画のオーディションを装い女性を選ぼうとする。しかし、彼が惹かれた女性には凄惨な過去があり、やがて物語は想像を絶する狂気に呑まれていきます。

ここがおすすめ!

前半の穏やかな雰囲気から一転、後半の地獄のような展開は圧巻。『呪怨』と同様に、“女性の怨念”が主軸となっており、観客の心に深く刻まれるインパクトが魅力です。耐性のある方におすすめ。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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