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映画『かいじゅうたちのいるところ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『かいじゅうたちのいるところ』の概要:世界中で愛され続け、あのオバマ元大統領もファンだと明言した絵本「かいじゅうたちのいるところ」。その名作が、現代の技術で実写映画化。異世界を旅した少年は、その先に何を見たのか。

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映画『かいじゅうたちのいるところ』の作品情報

かいじゅうたちのいるところ

製作年:2009年
上映時間:101分
ジャンル:ファンタジー、ヒューマンドラマ
監督:スパイク・ジョーンズ
キャスト:マックス・レコーズ、キャサリン・キーナー、マーク・ラファロ、ローレン・アンブローズ etc

映画『かいじゅうたちのいるところ』の登場人物(キャスト)

マックス(マックス・レコーズ)
8歳の空想好きの男の子。ある日家族と喧嘩し家を飛び出し、かいじゅう達の住む島に辿り着く。
ママ(キャサリン・キーナー)
マックスとクレアを一人手で育てるシングルマザー。
クレア(ペピータ・エメリッチズ)
マックスのお姉ちゃん。思春期に入った事もありマックスに構ってくれなくなった。
キャロル(ジェームズ・ガンドルフィーニ)
かいじゅう達の住む島に暮らすかいじゅう。家族を誰よりも欲している。
KW(ローレン・アンブローズ)
島を去ったかいじゅう。しかし、ある時ふらりと島に戻ってくる。

映画『かいじゅうたちのいるところ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『かいじゅうたちのいるところ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『かいじゅうたちのいるところ』のあらすじ【起】

マックスは、母親と姉の3人で生活しています。まだ8歳であるマックスはまだまだみんなに構って欲しい年頃なのですが、シングルマザーである母親は仕事で忙しく、姉のクレアも思春期に入り以前ほどマックスと遊んでくれなくなりました。その為1人寂しい思いをしていたマックスは、2人に構ってもらおうと狼の着ぐるみを着てみます。しかし丁度その時、母親の新しい恋人がマックスの家を訪れたのです。新しい父親となるかもしれない人物を受け入れられないマックスは、そのまま家を飛び出しました。

そして海に停めてあったボートに乗り込むと、そのまま大海原に乗り出したのです。それからしばらくマックスがボートを走らせると、マックスは見たこともない島に辿り着きました。そしてその島に上陸したマックスは信じられないものを目にします。それは、自分達人間とは全く違う、大きく毛むくじゃらなかいじゅう達でした。

そのうちの1人、キャロルは次々と家を壊し暴れていました。仲間のKWが島を去ったことに対して怒っていたのです。マックスはキャロルと共に家を壊して回ります。

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映画『かいじゅうたちのいるところ』のあらすじ【承】

外見もかいじゅうたちとは全く違うマックスは、かいじゅう達に怪しまれてしまいます。そして、そのまま彼らはマックスを食べようとしたのでした。しかし、マックスは非常に想像力が豊かで口が達者な男の子です。彼は咄嗟に自分の空想話を披露し、自分がかいじゅう達の王様である設定を作り上げました。

更に、そこにKWが島へ戻って来ました。マックスがKWを島に連れ戻してくれたに違いない、とかいじゅう達はマックスを王として崇めたてました。マックスは「かいじゅう踊り」をみんなで踊ったりキャンプファイヤーをしたり、とても楽しい時間を過ごしました。

キャロルもまた、KWが島に戻って来た事を喜んでいました。キャロルはマックスに、王様の印である王冠を授けてくれました。キャロルはこの島を理想郷と信じており、自分にとってこれ以上最高な場所はないといいます。そんな彼にとって、仲間がこの島から去ってしまうという事は理想郷の崩壊に他ならないのでした。

映画『かいじゅうたちのいるところ』のあらすじ【転】

マックスはキャロルのそんな「理想郷作り」の願いを叶えようと、彼の描いている街づくりに勤しみ始めました。マックスの指示のもと、少しずつ彼らの暮らす場所が変化していきます。マックスは他のかいじゅう達とも馴染み、共に遊ぶようになります。しかし、それを面白く思わないのがキャロルでした。キャロルは独占欲の強いかいじゅうで、マックスを独り占めしたかったのです。そんなキャロルの嫉妬心から始まり、かいじゅう達の本気の喧嘩に発展してしまいます。そんな殺気立った空気に嫌気を感じ、KWが再び島を去ってしまいました。

しかし、この島から仲間が去ってしまう事はキャロルにとっては許されません。キャロルは、王様であるならKWを今すぐ呼び戻せとマックスに詰め寄ります。しかし、ただの8歳児であるマックスにそんな事が出来るわけありません。マックスは次第にキャロルを恐れるようになり、距離をとりますが、それもキャロルの気に障ってしまいます。

そんなキャロルに、他のかいじゅう達がマックスは本当は王様ではないのだから仕方ないと告げます。マックスが王様であると信じていたのは、実はキャロルだけだったのです。

映画『かいじゅうたちのいるところ』の結末・ラスト(ネタバレ)

怒り狂ったキャロルは、マックスを食べようと暴れ出します。他のかいじゅう達の手も借りながら、マックスはなんとか逃げ出します。島から去ったKWが、マックスを口の中に隠しボート乗り場まで運んでくれました。マックスは、「一緒にいたいだけなんだ」と悲痛な叫びを耳にしました。

その一言で、マックスは母親の存在を思い出しました。マックスはただ、家族と一緒にいたいだけだったのです。彼は急いでかいじゅう達の島に戻ると、みんなに別れの挨拶をしました。そしてキャロルの家に一通の手紙を置いて来ました。マックスは家に戻るべく船を発進させました。すると、手紙を見たキャロルが涙を流しながら海岸まで走って来ました。キャロルはマックスにさよならを告げます。

そして再び長い旅路を越え、マックスの目に見慣れた街並みが飛び込んで来ました。彼が船を停め家に戻ると、必死でマックスを探し疲労した母親が待っていました。母親はマックスを力一杯抱きしめます。そんな母親を、少し成長したマックスは強く抱きしめ返すのでした。

映画『かいじゅうたちのいるところ』の感想・評価・レビュー

大人でも楽しめる作品ではあったが、子供の頃に見たらきっと忘れられない作品になっただろうなと思った。家族が構ってくれなくて寂しく思うマックスの気持ちも、仲間が大切で変化を恐れるキャロルの気持ちもよく分かる。幼い頃は多かれ少なかれ、マックス達のような思いを皆抱くのではないだろうか。マックスがキャロルと出会ったことで、少しだけ心を成長させた姿に感動した。親子で一緒に見たいと思わせてくれる、明るくて温かい作品だった。(女性 30代)


うまくまとまっている映画でしたが、この後どうなる、どうなるというワクワク感がなく、観終わった後の感動もありませんでした。
ひとつには、不倫相手役の池松壮亮のような童顔なタイプが好みじゃないので、不倫シーンにドキドキしなかったということが大きい。
あとは、どうしょうもなく追い詰められてお金を得ないといけないのではなく、どうしても身勝手に感じてしまい、気持ちを重ねることができなかった。
「桐島、部活やめるってよ」があまりにも傑作だったので吉田大八監督への期待が大きすぎたのかもしれません。(女性 40代)


絵本が原作なので子ども向けの分かりやすいストーリーだと予想して観たが、想像よりも深刻な雰囲気のお話だった。
かいじゅうたちの独特な風貌と、表情の豊かさがどこか人間味がある。マックスと無邪気に遊ぶ姿がなんとも可愛らしい。
そんなかいじゅうたちにも人間らしい感情や考え方があり、感情をむき出しにして殺伐とした場面は、とてもリアルで恐怖を覚えた。
絵本の世界観を損なうことなく膨らませていて、原作ファンでも楽しんで観れる作品。(女性 20代)


子供のころ親しんだ絵本が実写映像化されるということで鑑賞しました。絵本では、もっと獰猛で冷徹なイメージでしたが映画版ではかいじゅうたちの表情やしぐさが本当に豊かで、かわいくて観ていて全然飽きません。
観た方の考察をみると、「なるほど」と思えるようなものがたくさんあり、考察を見ながら何回でも見返したくなる作品です。真夜中の休日にゆっくり見るのがおすすめです。(女性 20代)


絵本が原作ですが、絵本は意外とメッセージ性が強いものが多いです。この映画もそんな感じでした。家出をしたマックスが偶然見つけたかいじゅうが住む島。そこで出会ったマックスと似た境遇のキャロル。かいじゅうたちの優しさや、島での生活で成長していくマックスに見ていてほっこりします。キャロルの「一緒にいたいだけなんだ」がマックスとマックスの母親の2人の気持ちとも受け取ることができて、すごく胸に刺さりました。吹き替え版のマックスを演じた加藤清史郎君の声がとっても合っていました。(女性 20代)


絵本原作と言う事で子供向けのストーリーを想像して鑑賞しましたが、子供には少し難しいかなと感じるほど「大人」の心にグッとくる作品でした。
親や兄弟との喧嘩は誰もが経験したことがあると思います。そこから「家出」をしてみたり、部屋に閉じこもってみたり、反抗の仕方は様々ですが、今作の主人公マックスは家出をして旅に出ました。その旅の途中で見つけたのが「かいじゅう」の住む島。
かいじゅうたちのキャラクターも物凄く個性豊かで可愛らしく、マックスとの触れ合いに心が暖かくなりました。(女性 30代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    ジュディスのような陰湿な性格の人間はリアリティがあるし、泥ダンゴ合戦をする時のマックスの身勝手な”僕は王様だから悪者チームはダメ”という主張も、よくあることだと頷ける。
    しかしかいじゅうたち、特にキャロルに関して何も解決できないまま”正体がばれて食べられそうになったから家に帰る”という印象を残すストーリーには、違和感を感じる。
    場合によっては、マックスやキャロルの幼い故の身勝手さに苛立ちを覚えることもあるストーリーだ。

    別れ際のKWの”食べちゃいたいくらい好き”という台詞は、深い愛情や友情を感じられるものになっている。

  2. 匿名 より:

    マックスの部屋に出てくるおもちゃの船や地球儀、木の枝で作られた丸い置物、そして姉の友人たちとの雪合戦で泣かされる場面などが、かいじゅうたちの世界にきちんと反映されていて、細かい設定がうまく生かされている。
    だが、フクロウのボブとテリーの完成度がかいじゅうたちに比べてとても低く、ザ・ブルがほとんど口を開かないのにも違和感を感じる。
    また、犬や猫がうろうろしているのは何故なのか、猫を投げつけるシーンは許されるものなのか、という疑問も残る。

  3. 匿名 より:

    かいじゅうたちの独特な質感や、オリジナリティあふれる世界観が特徴的。
    かいじゅうたちのいる島の美しい景色や、夢のような世界が強く印象に残る作品だ。
    着ぐるみとCG技術によって作り出されたキャロルやKWたちの豊かな表情、マックスと同じ空間に存在している、という雰囲気がよくできている。

  4. 匿名 より:

    吹き替え版のキャストの豪華さも際立つ、この「かいじゅうたちのいるところ」。
    マックスには子役の加藤清史郎、キャロルには高橋克実、KWには永作博美という、豪華でありながらピッタリの声に驚く。
    字幕版でも面白いのだが、字幕派の場合でも吹き替え版を見て、一味違う雰囲気を楽しめる映画だ。

  5. 匿名 より:

    マックスがいつの間にかかいじゅうたちのいる島にたどり着き、自分そっくりな性格のキャロルと過ごし、共感したり怖がったり楽しんだり、時には悪い部分を指摘することによって、いつの間にか成長しているという内容は、大人でも子供でも楽しむことができるだろう。
    テーマソングやエンディング曲もテンポが良く、特に子供たちのコーラスが入ったエンディングテーマは、どこかワクワクさせるようなムードがある。

  6. 匿名 より:

    ”自分は悪くない”、”かまってくれない姉が悪い”、”自分を優先せず、恋人の見方をする母が悪い”という考えのマックスが、家出した先でかいじゅうたちと過ごし、自分にそっくりな考え方のかいじゅうキャロルと過ごすことによって、ひとまわり成長するというストーリーは軸がしっかりしており、安心して見る事が出来る。
    また絵本が原作であっても、大人が見ても十分に楽しめる物語だ。