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映画『香港、華麗なるオフィス・ライフ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『香港、華麗なるオフィス・ライフ』の概要:2015年製作の香港、中国合作映画。株式公開を控え上場をねらう会社の中で、能力のある新人や会長の娘、上司や不倫など様々人間の野心や恋愛をベースに描いたキャリア物語。

映画『香港、華麗なるオフィス・ライフ』の作品情報

香港、華麗なるオフィス・ライフ

製作年:2015年
上映時間:118分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:ジョニー・トー
キャスト:シルヴィア・チャン、チョウ・ユンファ、イーソン・チャン、タン・ウェイ etc

映画『香港、華麗なるオフィス・ライフ』の登場人物(キャスト)

ホン会長(チョウ・ユンファ)
香港にある大企業の会長。クールで冷静だが何を考えているのかわからないところも。
チャン社長(シルヴィア・チャン)
ホン会長夫人を狙っているやり手のビジネスマン。金と野心のために利用できる物は利用する性格。

映画『香港、華麗なるオフィス・ライフ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『香港、華麗なるオフィス・ライフ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『香港、華麗なるオフィス・ライフ』のあらすじ【起】

香港にある近未来的なオフィス。
新人として入社することが決まったリー・シアンは急いで会社に向かった。
エレベーターは何台もあったが、オフィスの上層階にあがる人間が並び中々乗ることが出来ない。
そこに1人の女性が歩いてきて列を抜かした。
彼女は警備員に導かれるままエレベーターに乗り込んだ。
それを見たルーはそのエレベーターに乗り込もうとするが、朝の忙しい時間はVIP専用なのだと断られる。

オフィスに着くと、上司のデイヴィッドから説明を受けた。
一緒に入った新人はケイケイと言い、さっきVIP専用のエレベーターに乗った女性だった。
ハーバード大学卒でブランド物に身を包んだ彼女を怪しむルーだったが、それはデイヴィッドも同じだったようである。
彼が言うにはこの面接の前に試験の段階で履歴書を見ていないというのだ。
「縁故」を疑われていた。

この会社はもう少しで株式を公開し上場する予定である。
そのために今は精鋭人がマネーのプロとして真剣に数字に取り組んでいた。
会社的には業務をアジア制覇に向けて拡大も考えているため、無駄が出せない。

中でも決算作業を任されているソフィは真面目で信用が出来る。
婚約していたものの仕事が捨てきれず彼氏とは冷戦状態だったが、別れる勇気は無かった。

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映画『香港、華麗なるオフィス・ライフ』のあらすじ【承】

この会社のホン会長とチャン社長は不倫が噂されている。
もう20年になるというのだ。
その噂で胸を痛めたのがケイケイだった。
彼女はホン会長の一人娘であったのだ。
しかも母は脳の血管腫のため意識を無くし入院したままだ。
親子で見舞いにも良く行くが、「妻も娘も愛している」という父の言葉を信用することが出来なかった。

ある日ソフィがカフェでお茶をしていると、同僚のデイヴィッドが株式の相談をしているのを見かける。
彼は005という株を自分名義で勝手に売却しようとしていたのだ。
しかしこれは実はチャン社長の指示だった。
2人は男女の関係を持っていたため、社長はデイヴィッドを利用しているのである。
上場前に自分たちの流用で穴の空いた帳簿を綺麗にするため、株を現金化して補填しようとしていたのだった。

一方で新人のルーは力を発揮しはじめる。
化粧品販売で手を組んだマダム社と、心に寄り添う下着というキャッチコピーで下着の販売を開始したらどうかと提案したのだ。
この斬新なアイデアをチャン社長は買い、マダム社との会食に新人2人を同行させた。

映画『香港、華麗なるオフィス・ライフ』のあらすじ【転】

ルーとケイケイは恋仲になろうとしている。
しかし何者なのか疑うルーに、父親のことを話せず適当に交わすケイケイ。
ソフィもまたデイヴィッドと少しずつ距離を縮めていた。

そんな中香港で株価が暴落、会社にも不景気の余波が訪れ始める。
少しずつリストラで人員削減する会社の中で、マダムランジェリーの担当をしているルーは何とか順調にこなしていた。

だがデイヴィッドの帳簿の件は解決していない。
株価暴落で金に出来なかったのだ。
社長にも利用されているだけだと痛感した彼は、ソフィの恋心を利用して帳簿をいじるように頼む。
借金の取り立ても会社に来るようになり、社長もいらだっていた。
しかもマダム社とも連絡がつかなくなってしまったのだ。

そんな中、会長が上場はストップさせるとのお触れを出す。
会計士が会社の帳簿を持ち出したことで、ソフィがデイヴィッドのために会社の金を渡しているのがばれるのも時間の問題だった。
何のことかわからない社長は困惑、しかもケイケイが辞職を願い出た。

映画『香港、華麗なるオフィス・ライフ』の結末・ラスト(ネタバレ)

執拗に金を要求してくるデイヴィッドに腹を立て、どうしてよいかわからないソフィ。
トイレでデイヴィッドから電話がかかってきているのを社長に偶然目撃されたソフィは、全て社長にばれる。
そして屋上に向かうと言う彼の言葉を聞き、社長も向かった。
ソフィが見ている前で社長にキスをし、頭を下げるデイヴィッド。
ソフィはその場から怒りに震え立ち去った。

その後会長は、上場はストップさせると正式にパーティーで発表する。
そしてルー・シアンの若い才能を褒め称え、マダムランジェリーに力を入れることを誓う。
リーダーはケイケイ。
娘だと告白する。
そして目の前の人を大切にしようと社員に説いた。

ソフィは逮捕され、社長は責任をとるため退任する。
ケイケイは自分にもルーにも責任があるとし、自分たちに悪気は無かったのだと話しキスをした。

会社を去る日、社長は堂々と胸を張り挨拶をして歩いて行く。
ルーは謝罪に行くも、笑顔で出て行った社長。
エレベーターでロビーまで送った後、ルーは自分社員証をエレベーターのセンサーに近づけた。
既に社員として認められていたのだった。

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