映画『かずら』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「かずら」のネタバレあらすじ結末と感想

かずらの概要:会社員の森山は、頭が禿げていることを気にしながら生活を送っていた。そんなある日、東京への転勤が決まり、誰も自分のことを知らない内に鬘を付けることを決意する。そして、個人で鬘を製作している大和田に出会う。

かずらの作品情報

かずら

製作年:2009年
上映時間:94分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:塚本連平
キャスト:三村マサカズ、大竹一樹、芦名星、ベンガル etc

かずらの登場人物(キャスト)

森山茂(三村マサカズ)
住宅デザイナー。禿げていることに悩み、人の視線を気にしながら生活を送っていた。東京への転勤を機に、鬘の購入を考える。
大和田(大竹一樹)
個人で鬘の製作を行っている。森山のピンチの時には必ず現れる神出鬼没な人物。バー桂のマスターでもある。
牧田涼子(芦名星)
森山の同僚。森山と恋人関係になる。
富岡部長(ベンガル)
森山の上司。
宮内徹平(載寧龍二)
森山の同僚。自身も鬘を付けている。森山のピンチをこっそり大和田に伝えていた。

かずらのネタバレあらすじ

映画『かずら』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

かずらのあらすじ【起】

田村洋平は愛人と海外旅行に行った時のことを話し出した。空港での検査中、田村の頭から金属反応が出た。鬘の留め金に反応していたのだ。田村は愛人の前で鬘を外す羽目になり、周りの人達にも見られて笑われた。愛人は怒って、1人で海外へと飛び立ってしまった。

会社員の森山茂の朝は、時間をかけて禿を隠すことから始まる。森山のご先祖様や親戚達も、皆一様に頭皮が薄い人ばかりだった。森山は会社へと出社するが、人の笑い声や“薄い”“スカスカ”といった言葉に敏感に反応してしまう。

森山は東京への転勤が決まる。初めは不安に思っていたが、誰も自分のことを知らない内に鬘を付けることを決意する。森山は色んな会社を渡り歩いて話を聞くが、値段はどれも数百万はかかり、鬘の完成まで1か月以上かかると言われる。森山が諦めかけていたその時、「早い。安い。うまい。あなたのかつら作り」という小さな張り紙を見つける。

森山が張り紙を追って行くと、古びた一軒家に辿り着いた。そこには、大和田という怪しげな店主が居た。

かずらのあらすじ【承】

大和田は森山の髪の毛を一本抜くと、頭皮の状態を確認した。そして、高校から禿げ始めたことを言い当てた。森山は大和田を信頼して、鬘の製作を依頼する。森山の年齢が35歳だったので、大和田は35万円で仕事を引き受ける。鬘作りはすぐに始まり、大和田は徹夜で作業を行った。次の朝、森山の鬘が完成する。森山は早速鬘を装着すると、綺麗な出来栄えに感動する。

富岡部長に紹介され、森山は同僚達の前で自己紹介を行う。しかし、どうしても鬘のことが気になり、集中できなかった。大和田の忠告を受けて人前で触るのを我慢していたが、朝礼の途中で耐えられなくなり、トイレに逃げてしまう。森山が鬘を外そうとしたその時、大和田から電話がかかってくる。そして、堂々としていればいいと励まされる。

その日の夜、森山の歓迎会が行われる。同僚達は人事部長の鬘の話で盛り上がっていた。森山は詳しく話を聞く為にしつこく質問してしまい、同僚達に怪訝な表情をされる。何とか誤魔化そうとして料理を注文するが、店員が滑って森山の頭の上に料理をぶちまけてしまう。森山が焦っていると、なぜかその場所に大和田が現れる。森山は慌ててトイレに逃げ込み、大和田が持ってきた新たな鬘を購入する。

春一番が吹いており、森山は慎重に風を受け流しながら歩いた。大和田との修行の成果もあり、無事に会社へ出社する。しかし、これ以上風を受けたくない森山は、外へ出ることを避けて現場へ行くことも出来なかった。その日の帰り、森山は男性にぶつかり、スーパーの買い物袋をぶちまけてしまう。そこに美しい女性が通りかかり、拾うのを手伝ってくれる。森山の心は密かにときめいた。

かずらのあらすじ【転】

次の日、牧田涼子という女性が別の部署から助っ人として現れる。その人は、昨日森山を助けてくれた女性だった。森山は牧田と一緒に、新築の住宅デザインの仕事を行うことになる。だが、現場に行っていない森山のデザイン画には、風や日当たりについての考慮が一切なかった。森山は仕事を真面目にしていないと思われ、牧田に非難される。

次の日、森山は現場を調査しに行った。すると、牧田が現れる。お互い昨日のことを謝罪して、協力して仕事を行うことになる。森山は仕事中、雨や汗などに細心の注意を払った。その姿を見た牧田は、森山が仕事熱心だと誤解して見直す。

森山は牧田から遊園地に誘われる。森山は鬘のことを考えて断ろうとするが、落ち込む牧田の姿を見て、思わず行くと言ってしまう。森山は大和田に相談して、鬘の強化をしてもらう。しかし、接着剤を使う為、残りの地毛が抜ける可能性があった。大和田は森山に地毛か牧田か選べと迫った。森山は牧田を選んだ。

森山は鬘の強化を行うと、牧田と共に遊園地へと向かう。しかし、ジェットコースターに乗っている途中、風圧で鬘が取れてしまう。森山は牧田に鬘のことがばれてしまったと思って落ち込む。しかし、大和田が何故か森山達の後ろに乗っており、いつの間にか鬘を付けてくれていた。森山は安堵で泣き出してしまう。牧田はジェットコースターが怖くて泣いたのだと誤解して笑った。森山達は自然と手を繋いで歩いた。

かずらのあらすじ【結】

森山は仕事も牧田との恋も順調だった。しかし、鬘だと牧田に打ち明けていないことで、次の一歩が踏み出せないでいた。森山が大和田に相談しに行くと、“バー桂”という店に連れて行かれる。そこは、大和田が鬘を作った客達が集まるバーだった。そこに、森山の会社の同僚の宮内徹平も居た。今まで大和田に森山のピンチを連絡していたのは宮内だった。森山はそこで思う存分鬘についての愚痴を話した。そして宮内から、牧田と別れたくないなら鬘のことを言わない方がいいと忠告を受ける。

ある夜、森山は牧田といい雰囲気になり、キスをしようとする。だが、鬘を打ち明けていないことを気にして逃げ出してしまう。森山はバー桂に行き、牧田に鬘のことを打ち明ける決心を話す。その頃、牧田は同僚の女性社員に、森山との仲を相談していた。

森山は牧田から温泉に誘われるが、鬘を気にして行くことを躊躇する。そして、実家に戻る予定が入っていると嘘をつく。すると、牧田も森山の実家に行きたいと言い出し、一緒に実家へ帰ることになる。実家へ帰省する当日。森山は駅に着くと、牧田を残して先に1人で実家へと帰った。そして、父や兄弟に鬘を被ってくれと頼んだ。父は鬘を被ることを拒み、怒って部屋に籠ってしまう。森山は途方に暮れながら牧田を実家に連れて行く。すると、父は鬘を被って待っていてくれた。だが、牧田と森山の母が山菜を取りに山へ行っている間に、再び父と喧嘩になってしまう。

その夜、森山は牧田に毛が無いこと打ち明ける。だが、牧田は結婚する気が無いのだと誤解して出て行ってしまう。森山が落ち込んでいると、なぜか大和田が現れ、牧田が誤解していることを指摘される。森山は牧田の元へと急いだ。

森山は牧田の元まで行くと、鬘を付けていることを打ち明ける。しかし、牧田は初めて会った時から、森山が鬘を付けていることを知っていた。森山は驚くが、気を取り直して牧田に結婚を申し込む。牧田はそれを受け入れ、2人は抱きしめ合った。

この記事をシェアする