映画『もしも君に恋したら。』の概要:ウォレスは元恋人に浮気され、医大を辞めて引きこもり生活を送っていた。そんなある日、親友に誘われてパーティーに参加する。そこで出会った女性・シャントリーと意気投合するが、彼女には恋人がいた。
映画『もしも君に恋したら。』の作品情報
上映時間:98分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー
監督:マイケル・ドース
キャスト:ダニエル・ラドクリフ、ゾーイ・カザン、ミーガン・パーク、アダム・ドライヴァー etc
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映画『もしも君に恋したら。』の登場人物(キャスト)
- ウォレス(ダニエル・ラドクリフ)
- 父が心臓外科医で、母が整形外科医。医大を辞め、ソフトウェアのマニュアル作りの仕事を行う。恋人だったメガンに浮気され、1年間ほど引きこもり生活を送る。
- シャントリー(ゾーイ・カザン)
- アニメーター。中学生の頃に乳癌で母が亡くなったことが心の傷になっている。母を模したタトゥーが、背中に彫られている。
- ダリア(ミーガン・パーク)
- シャントリーの妹。シャントリーとは正反対で、奔放な性格。シャントリーの良き理解者。
- ベン(レイフ・スポール)
- シャントリーの恋人で、約5年間付き合っている。国際著作権を専門とする弁護士協会に所属している。
映画『もしも君に恋したら。』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『もしも君に恋したら。』のあらすじ【起】
ウォレスは失恋して以降、1年間ほど引きこもり生活を送っていた。ある日、親友アランに誘われ、パーティーに参加する。そこで、アランの従妹のシャントリーと出会い、意気投合する。ウォレスはシャントリーを家まで送り、連絡先を教えてもらった。その時、シャントリーが恋人と同棲していることを知る。ウォレスはガッカリし、連絡先を書いてもらった紙を風に飛ばして捨てた。
ウォレスとシャントリーは映画館でバッタリ再会し、一緒に食事を食べることになる。その時、ウォレスは医大を中退したことを話した。2人は色んな話をして、楽しいひと時を過ごした。シャントリーは恋人ではなく友達として付き合って欲しいと頼んだ。ウォレスはそれを受け入れ、握手を交わした。
ウォレスとシャントリーは連絡を取り合い、交流を深めた。シャントリーは恋人のベンに会ってもらうため、ウォレスをディナーに招待した。ウォレスは悩み、アランに相談した。アランに止められるが、ウォレスは招待を受けることにした。ディナーにはシャントリーの妹のダリアもいた。ウォレスはシャントリーとダリアが話しているときに、ベンからシャントリーと寝ないよう忠告を受ける。
唐辛子を切った手で目を擦り、ベンが痛みで苦しみだした。ベンはコンタクトレンズ用の食塩水を使い処置をすることにした。食塩水は洗面台にあったため、取りに行った。しかし、戻って来たときに、開けたドアにぶつかってベンが窓から落下してしまう。ベンは救急車で運ばれた。
ウォレスの両親は共に医師で、プロポーズの場所も病院だった。シャントリーはロマンチックだと感じた。だが、ウォレスの両親は浮気をし、ウォレスが7歳の頃に離婚していた。ウォレスとシャントリーが病院でそのことを話していると、ウォレスの元恋人のメガンが現れる。ウォレスは気まずい思いをする。
映画『もしも君に恋したら。』のあらすじ【承】
シャントリーはアニメーターとして働いており、昇進の話を受けていた。しかし、半年間台湾に行かなければならなかったため、断っていた。そんなある日、ベンが仕事の関係で半年間ヨーロッパに行くことになる。ベンは遠距離恋愛になるため悩んでいた。シャントリーはベンのヨーロッパ行きを後押しした。
シャントリーは台湾の取引先とのディナーに着て行く服を購入するため、ウォレスと服屋に出かけた。シャントリーはサイズの小さい服を無理矢理着ようとして、脱げなくなってしまう。ウォレスに助けを求め、目を瞑ったまま脱ぐのを手伝ってもらうことにした。ウォレスは約束を破り、こっそり目を開けた。シャントリーにキスをしそうになるが、最後は目を閉じて服を脱がした。シャントリーはウォレスが目を閉じているのを見てキスしそうになるが、途中で止めて服を着替えた。
ベンはヨーロッパに行き、仕事で各地を慌ただしく回っていた。シャントリーはなかなか連絡が取れない状況を寂しく思った。ウォレスにそのことを打ち明け、一緒にお酒を飲みに行った。ウォレス達は今まで付き合った人数など、色んな話をした。ウォレスにとって最悪で最高の出来事は、メガンと別れたことだった。別れた理由は、メガンと教授が関係を持っているところを見てしまったからだった。医者の卵だった両親も互いに浮気をしていたため、その状態にならなかったことはウォレスにとって幸運なことだった。シャントリーの最悪な出来事は、中学生のときに母が乳癌で亡くなったことだった。シャントリーはその経験から、大切な人を失うことを恐れていた。
映画『もしも君に恋したら。』のあらすじ【転】
アランはパーティーで出会ったニコールと婚約パーティーを開いた。そこで、アラン達は婚約期間を設けず、そのまま結婚式を行うことを宣言した。パーティーに参加した家族や友人達は、アラン達を祝福した。
結婚式終了後、ダリアの車でウォレスとシャントリーは帰った。ダリアはシャントリーを家まで送った後、ウォレスを家まで送った。その時、ウォレスにキスをして迫った。ウォレスはシャントリーが怒っている姿が思い浮かんだため、ダリアを拒んだ。ショックを受けたダリアは怒り、ウォレスを車から追い出した。
シャントリーはベンに電話するが、仕事中だったため切られてしまう。シャントリーは寂しい思いを抱く。そんな時、再度昇進を打診される。上司は昇進の話をするのはこれが最後だと念を押し、よく考えるよう諭した。
シャントリー、ウォレス、アラン、ニコールでキャンプに出かけた。そこで、裸になり海で泳いだ。ウォレスとシャントリーが浜辺に上がると、服と車が無くなっていた。アラン達の仕業だった。ウォレスは置いてあった寝袋をシャントリーに使ってもらおうとするが、シャントリーは一緒に使うと言って譲らなかった。2人は一緒に寝袋で寝た。シャントリー達が目を覚ますと、服が置いてありアラン達が戻っていた。ウォレス達は怒っており、アラン達に冷たい態度を取った。
映画『もしも君に恋したら。』の結末・ラスト(ネタバレ)
シャントリーはベンから渡されていた航空チケットを使い、会いに行った。すると、ベンが同僚女性と仲良く帰ってきた。ベン達は飲み会から一緒に帰ってきただけで、浮気していないと弁明した。シャントリーはベンのことを責めず、落ち着いて話を聞いた。
シャントリーはベンの同僚と会い、ベンの滞在期間が半年伸びたことを教えられる。シャントリーはショックを受ける。ベンは昇進の話を受けて台湾に行くことを勧め、中間地点で会うことを提案した。シャントリーは寂しい思いを抱いていたため、ベンの提案を受け入れることができなかった。
ウォレスはシャントリーに会いに行くが、ベンの元を訪れていたため不在だった。ウォレスはシャントリーを追いかけ、ベンの家に向かった。しかし、シャントリーは既に帰っていなかった。ベンはウォレスの気持ちに気づき、顔を殴りつけた。ウォレスが電話を確認すると、シャントリーから12時に会おうという伝言が残っていた。ウォレスは急いで約束の場所に向かった。
ウォレスは顔面の痣を見られ、どうしたのかシャントリーに聞かれる。ウォレスはベンにやられたことを話し、始めから好きだったとシャントリーに思いを伝えた。シャントリーはショックを受け、ウォレスを責めて台湾に行くことを告げて去っていった。
シャントリーはウォレスを責めて酷い言葉を言ってしまったことを後悔していた。ダリアはシャントリーを抱き締めて慰めた。一方、ウォレスは医大に戻る決意をする。アランとニコールからシャントリーの送別会に誘われるが、別れは済んでいるからと断った。
送別会の終了後、ウォレスはシャントリーに会いに行った。2人はお互いにプレゼントを用意していた。それは「フールズ・ゴールド」(パン料理)だった。「フールズ・ゴールド」はウォレスがかつてシャントリーにメールで作り方を教えたことがある料理で、2人にとって思い出の品だった。ウォレス達はこのまま離れるのは嫌だと思いを伝え合い、キスをした。
1年半後。ウォレスは台湾までシャントリーを追いかけ、婚約していた。2人は帰国すると結婚式を挙げた。ウォレスとシャントリーは屋根の上に上がり、キスをした。
映画『もしも君に恋したら。』の感想・評価・レビュー
ダニエル・ラドクリフの名前を聞くと、どうしても彼の嵌り役だったハリー・ポッターを思い出してしまう。しかし、映画を見ていると、ハリー・ポッターが全く思い浮かんでこなかった。愛に少し臆病な心優しい青年をきちんと演じており、ウォレスの役にピッタリと嵌っていたと思う。ウォレスがシャントリーをベンから奪ったというよりは、自然とシャントリーの気持ちがウォレスに傾いていったように描かれていたのが良かったと思う。(MIHOシネマ編集部)
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