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映画『きみに読む物語』あらすじとネタバレ感想

映画『きみに読む物語』の概要:2004年に製作された、ニック・カサヴェテス監督の恋愛映画。原作となったのはニコラス・スパークスの同名小説。身分違いの恋をしたノアとアリーの物語を描いた感動作。

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映画『きみに読む物語』 作品情報

きみに読む物語

  • 製作年:2004年
  • 上映時間:124分
  • ジャンル:ラブストーリー
  • 監督:ニック・カサヴェテス
  • キャスト:ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス、ジーナ・ローランズ、ジェームズ・ガーナー etc

映画『きみに読む物語』 評価

  • 点数:95点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

映画『きみに読む物語』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『きみに読む物語』のあらすじを紹介します。

老人ホームに入居している平凡な老人デュークは、同じ老人ホームにいる痴呆症の老女に“ノアとアリーの恋愛物語”を読み聞かせるのが日課になっている。

・・・1940年、アメリカ南部の田舎町に休暇に訪れていた17歳のアリー。
裕福な家庭に生まれ育ったアリーは、木材場で働くノアに猛烈なアプローチを受ける。
2人が恋に落ちるまで、時間はかからなかった。

休暇も終わりに近づき、初めて結ばれた2人だったが、アリーの親の猛反対を受けたノアは自ら身を引くことを決意する。
しかしノアは1年もの間、毎日アリーに宛てて謝罪と愛の言葉を綴った手紙を出し続けたが、返事が帰ってくることはなかった。

やがてドイツとの戦争が始まり、ノアは軍に入隊して戦争へ、アリーは大学3年の時に裕福な家柄のロンと出会い恋に落ちる。
帰国したノアは、アリーと結ばれた場所でもある農場跡地を買い取ってリフォームを完成させる。
その後、町で偶然見かけたアリーとロンの仲睦まじい姿にショックを受けるノア。
そして結婚式を間近に控えたアリーも、新聞に載ったノアと農場の写真を見て、いてもたってもいられなくなる。

再会した2人は再び恋に落ち、7年前と同じ場所で結ばれる。
しかしアリーの母がやってきて、ロンが迎えに来ることを伝え、隠していたノアからの365通の手紙をアリーに渡して決断を促す。

・・・デュークが老女をエスコートしてホームに戻ると、病室は綺麗に飾りつけられていた。
彼女は過去を取り戻すが、病気は再び彼女から過去を奪ってしまうのだった。

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映画『きみに読む物語』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『きみに読む物語』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

予想はつくが引き込まれるストーリー

原作者ニコラス・スパークスは、妻の祖父母の実体験を元にこの小説を書き上げたと言われており、本当にあった出来事がモデルになっている、という説がある作品。
老人ホームでディックと呼ばれる男性が「今日こそは大丈夫な予感がする」と周囲の介護師たちに言いながら、ひとりの老婆の元へ向かい、1冊のノートに書かれた物語を読み聞かせるシーンから始まる。
だいたいの予想はついてしまうのだが、老婆は物語の登場人物アリーの未来の姿で、ディックとはノアの未来の姿だ。

ノートに書かれた物語の内容は、ありきたりな気もする身分違いの恋の話なのだが、その恋の純粋さに引き込まれていく。
大人になった2人が再会するのも、そこまで意外性はないのだが、最終的にアリーは誰を選んだのかが書かれていない。

区切りがいいところで何度か現代に場面が切り替わるのだが、老人ホームに入居しなければならないのはアルツハイマーを患い過去を忘れたアリーだけで、ノアはアリーの側にいたいから住み込んでいるという愛情の深さには感動させられる。
死ぬ瞬間まで一緒、という展開は涙を誘うが、そこまで上手くいかないだろうというツッコミどころでもある。

美しい景色の数々

ワンシーン、ワンシーンの構図や色彩が美しい。
また、パッケージにもある夕日に染まる湖の美しさも素晴らしい。
綺麗な夕焼けの中でボートに乗るノアとアリー、嵐が来ても楽しげにはしゃぐ姿、車も通らない深夜の道路で横たわって信号を見つめる2人など、どのシーンも印象的。

もうひとつの物語として、アリーの母親が駆け落ちをした話が語られているが、それを長々と話すのではなくついでのように語って、アリーに「正しい選択を」と告げてその答えを丸投げしている。
アリー役のレイチェル・マクアダムスは、有名な役者ばかりが応募したオーディションでダントツで選ばれたという経緯を持ち、個性的で輝くような演技を見せている。


ラブストーリーの超定番と言える作品のひとつ。女性なら一度は聞いたことのある映画なのではないだろうか。感動のラストは涙が止まらなかったし、人を愛するって本当に素敵だな、こんな風に誰かを愛してみたいし、誰かから愛されたいと強く思った。彼らが結ばれるまでとても長い時間がかかってしまったが、自分の一生を懸けてでも愛せる人を見つけられたのがとても羨ましく、眩しかった。自分の心と向き合って、一番好きな人と一緒にいる大切さを忘れないようにしようと思った。(女性 20代)


ライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムスが演じたからこれほどまでにヒットしたのではないでしょうか。全ての人が映画に意外性やどんでん返しを求めているとは思いませんが、この作品には少しのサプライズもありません。
タイトルと最初に出てくる老人を見るだけで、きっとこの物語の主人公が年老いた姿なのだろうと多くの人が予想するはずです。そこからのストーリーは純粋すぎる恋や身分の違いなど非常にありきたり。しかし、この二人だから見ていられるのです。
改めてラブストーリーはシナリオはもちろんですが、キャスティングも物凄く大切だと感じました。(女性 30代)


冒頭の、湖の光景とピアノの旋律が美しいです。
身分の違うふたりが障害を乗り越えて結ばれるところで終わりではなく、そのずっと先を描いているのがこの作品の魅力です。

若い頃のノアは無鉄砲なところがあるし、アリーは勝気な性格なので、ふたりとも最初は少し苦手でした。でも、年老いたノアとアリーが老人ホームで寄り添って暮らしている姿は切ないものがあり、自分が年を取ったとき、誰と一緒にいられるのだろうと考えずにはいられませんでした。
アリーの母が、自分の昔の恋を語る場面には心を打たれます。苦しい胸の内が伝わってきて涙が止まりませんでした。(女性 40代)


とても風景描写が美しい作品です。原作を読みましたが、読んだ時には印象に残らなかったはずの多くのシーンが映画ではとても印象深く描かれています。内容は王道の身分差ラブストーリーでひねった所はないのですが、映像化するのが非常に上手いと感じます。また、キャスティングもピタリと嵌まっています。このキャスティングでなかったらこんなにヒットしなかったのでは?とも思います。
上映時間120分は少し長く感じますが、終盤で病気で記憶を無くしていくシーンは涙なしには観れません。(女性 30代)


構成が見事です。若かりし頃のアリーのファッションに、目を奪われました。そして、ノアとの純愛が甘酸っぱく、胸がときめきます。年老いてアリーは認知症になり全てを忘れますが、ノアは常に寄り添い愛情を注いでいます。老いた二人の姿が愛そのものに見えて、涙が止まりません。アリーの母は結婚する際に安定を選び、アリーは愛を選んだ点が興味深いです。自分がどうしたいのか、本心に素直に行動することが幸福への近道だと感じます。(女性 30代)


ありきたりと言えばありきたり。オチも分かりやすいと言えば分かりやすい。それでもどこか美しいのは、その話を認知症の相手に語っているからだろう。忘れるということは本人にとっては時に福音となるが、忘れられる側にとっては残酷だ。今日は思い出してくれるだろうか。思い出してくれたとして、どれだけその状態が維持できるのか。愛し合った相手に語り続けることは、どれだけ心削られることだろうか。その一点が泣き所だ。
実際の恋愛エピソード部分については、ロンがひたすら気の毒…。(男性 40代)

映画『きみに読む物語』 まとめ

量産されつくした感動的な純愛映画というだけではなく、儚いひと夏限りの恋から永遠の愛になった関係と、リアルな男女の恋愛感の違いをも繊細に描いた作品。
離れている間にノアは戦争未亡人と恋人関係になり、アリーはロンという婚約者が出来ているところなど、とても現実的だ。

365通の手紙と聞くと感動的だが、一歩間違えればストーカーだと思えるのは現代だからこそなのだろうか?
アリーの母が若い頃に、ノアと同じ材木場で働く青年と駆け落ちして失敗したという話が、DVD特典などに入っていれば理想的だと思ってしまう。

ノア役のライアン・ゴズリングとアリー役のレイチェル・マクアダムスは、この作品でベストカップル賞や、ベスト・キス賞を受賞した。

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