映画『きっと、いい日が待っている』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ
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映画『きっと、いい日が待っている』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『きっと、いい日が待っている』の概要:1967年、コペンハーゲンにある児童養成施設に入所したエリックとエルマー。だが、そこは先生による子供達への体罰が当たり前な施設であった。劣悪な環境下の中、エリックとエルマーが起こす行動によって希望の光が差し込み始める、実話をもとにしたヒューマンドラマ。

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映画『きっと、いい日が待っている』の作品情報

きっと、いい日が待っている

製作年:2016年
上映時間:119分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:イェスパ・W・ネルスン
キャスト:ラース・ミケルセン、ソフィー・グローベール、ハーラル・カイサー・ヘアマン、アルバト・ルズベク・リンハート etc

映画『きっと、いい日が待っている』の登場人物(キャスト)

エリック(アルバト・ルズベク・リンハート)
エルマーの兄。母親の病気によって児童施設に入るが、施設では校長のヘックから体罰を受けており脱出したいと考えている。
エルマー(ハーラル・カイサー・ヘアマン)
エリックの弟。文字の読み書きが得意であるため、施設では郵便係の仕事を任される。誰よりも宇宙への憧れが強い。
ヘック校長(ラース・ミケルセン)
エリック達が入所する児童施設の校長。行き過ぎた暴力によって子供達を教育しようとする、道徳心が欠けた人間。
ハマーショイ先生(ソフィー・グローベル)
児童施設で生徒に勉強を教える先生。児童施設で行われている体罰に反対の姿勢を持つエリック達にとっては良き理解者。

映画『きっと、いい日が待っている』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『きっと、いい日が待っている』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『きっと、いい日が待っている』のあらすじ【起】

1967年、コペンハーゲンにて生活をしているエリックとエルマー。母親と暮らしている彼らはお金がないため、物を盗んだりすることも珍しくなかった。

貧しい生活を送っていた2人だが決して悲観的ではなかった。特にエルマーは宇宙への憧れも強く、将来は宇宙飛行士を夢見ていた。

だがある日、母親が病気で倒れてしまう。母親の病状や収入を鑑みるとエリックとエルマーをこのまま生活させることは厳しい状況であった。叔父に預けることも候補として挙がっていたが、叔父の収入は安定せず結局2人は男児用の児童施設に預けられることになる。

不本意ながらも児童施設に入ることになったエリックとエルマー。だが、そこは彼らが想像しているより何倍も劣悪な環境であった。

入所した際、ヘック校長に声をかけられる。エルマーは宇宙飛行士になるという将来の夢を語ったところ、ヘック校長から暴力を受ける。ヘック校長は役人等の現実的な夢以外認める嗜好はなかったため、宇宙飛行士等という絵空事の夢を語ることも禁止されていた。

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映画『きっと、いい日が待っている』のあらすじ【承】

入所早々ヘック校長から暴力を浴びるエリックとエルマー。同じ施設に入っていた一部のメンバーからも暴力を受け2人は一刻も早く児童施設から出たい気持ちが強くなる。

そこへ施設内にいるエリックと同じ年頃の男トゥーヤ、トッパー、ロードと出会う。彼らは15歳になれば永久許可証と呼ばれる施設を出られる証明書を貰うことができるため、それを貰うまで幽霊のごとく存在感を消すようアドバイスをする。

学校の授業では新たに赴任したハマーショイ先生のもと授業が行われていた。そこでエルマーは文字の読み書きの才能を発揮する。才能を認められたエルマーは施設に届く手紙や書類などを振り分ける郵便係になる。

それから数日後、エルマーはアクセル先生に就寝中を起こされる。部屋に連れ込まれたエルマーは性的被害を受けてしまう。

エルマーは性的被害のショックから洗面所で倒れてしまう。ハマーショイ先生は加害者が誰かを問いただすもエルマーや生徒はアクセル先生からの報復される懸念があったため直接明かすことはなかった。

映画『きっと、いい日が待っている』のあらすじ【転】

児童施設の生活環境を調査すべく検査官による年次検査が行われる。生徒達の痣は化粧で隠され、虐待の事実が明るみに出ないよう隠蔽されていた。先日のアクセル先生による性的暴行やヘック校長への恨みもあり、エリックは刃物の機械に電源を入れ、ばれない形でアクセル先生の左手を負傷させる。

仕返しができたと思っていた矢先、エリックとエルマーは叔父から母親が死んだという情報を聞き2人は精神的にショックを受けてしまう。

数日がたち、エリック達の叔父が児童施設へ訪問する。劣悪な環境から2人を引き取ろうとエリック達と脱走計画を練る。だが計画当日の夜、2人を育てていく自信がなくなった叔父はハマーショイ先生へ連絡し、約束は守れないという趣旨の伝言を2人に伝えてほしいと依頼する。

だが、ハマーショイ先生が2人へ伝言を伝えようと向かったところをヘック校長に見つかってしまい、エリック達が脱走しようとしていたことがばれてしまう。

結果的にエリック達を裏切ってしまったと自責の念にかられたハマーショイ先生は児童施設を去るのであった。

ある日、突如児童施設へ予告なしに検査官が来訪する。抜き打ちチェックをしたところ、施設に怪しさを感じた検査官。だが、施設にいる子供達はもうじき15歳となり解放されると思っていたため、誰も検査官に真実を話さなかった。

映画『きっと、いい日が待っている』の結末・ラスト(ネタバレ)

永久証明書を貰うため日々の仕事に励んでいたエリックはヘック校長の車を清掃していた。だが、ヘック校長はエリックに永久証明書を渡す年齢を18歳に引き上げる予定と話す。約束を破られたエリックは怒り、彼の愛車に傷をつけるのであった。

その後、ヘック校長に暴力を浴びたエリックは意識不明の重体に陥っていた。兄を救うためヘック校長に本物の郵便局を見に行くと嘘をつき、エルマーはハマーショイ先生のところへ向かう。

ハマーショイ先生と一緒に捜査官へ事情を話そうとしたが捜査官は不在であったため、別捜査官へ伝言を頼み、エルマーは施設へ戻る。

施設に戻ったエリックはわざと暴れ、先生達から暴力を受ける。そこへ検査官が施設に到着する。エルマーの狙いは暴力を受けたところをその後駆けつける検査官に見せつけることであった。

勇気あるエルマーの行動により、児童施設の調査が再度行われた。これまでとは異なり、エリック達の勇気ある行動に感化された子供達は、検査官へ虐待が行われている事実を話すのであった。

子供達の告発もあり、施設は解散された。エリックやエルマー含む児童施設の子供達は解放されるのであった。

映画『きっと、いい日が待っている』の感想・評価・レビュー

本作は実話をもとにした作品。大人達による子供への虐待シーンは正直観るのが辛かった。だが、これが真実である。実際に行われていた虐待。それを隠蔽する大人達。きっと子供達は生きるのも辛い環境下であったと思う。それでも生きることを諦めず、勇敢にも立ち向かったことを今を生きる私達も真剣に向き合い、後世へ伝えなければいけないと思った。(MIHOシネマ編集部)


本作は、しつけという名の体罰が当たり前という劣悪な環境下に置かれたコペンハーゲンの児童養育施設で、絶望の中でもあきらめない2人の兄弟を描いた、実話に基づくヒューマンドラマ作品。
施設内での虐待シーンは痛烈で、事実を隠そうとする大人のやり方の汚さに腹がたった。
そして、そんな理不尽で残酷な状況の中での愛する母親の訃報に更に心が痛んだ。
純粋無垢な子どもたちに背反して、虐待を繰り広げる大人たちの心の闇にリアリティーがあり非常に生々しかった。(女性 20代)


目を逸したくなるような場面が多い作品でした。大人の私欲を満たす施設となってしまった児童養護施設。虐待を受け、栄養も足りない、安全に暮らすには”幽霊になるしかない”。いったい何人もの子供に、一生消えない傷がこの施設でできたでしょうか。演技と分かっていても、何度画面の中の大人たちの胸ぐらを掴みたくなったことか。この事実は忘れてはいけない、多くの人たちに語り継がれなければならない作品だと思います。(男性 20代)


実話を元にして作られた今作は、児童養護施設の中で起こっていた「虐待」や「体罰」のシーンを物凄くリアルに描いているので、目を背けたくなるほど見ているのが辛かったです。
施設の中で生活する子供たちにとって先生は「親」であり「保護者」であるため、「絶対的」な存在なのでしょう。そんな子供たちの心を利用して自分たちの欲求を満たそうとする大人たちは本当に汚くて嫌気がさしました。
とても辛い環境を我慢して、何とか施設から解放された彼らですが、この世の中にはこういった施設が他にも実在するのかも知れないと思うとゾッとします。(女性 30代)


全体的に暗い印象の映画です。子どもたちが主人公で、その環境や大人たちの対応に最初から心が痛くなります。途中で目を逸らしたくなるような場面が何度もありますが、実話をもとにした作品ということもあり、知るべくして観ていると言いきかせます。そして、主人公の想像力、夢、強さ、行動力に助けられます。

50年ほど前のそう遠くない昔の話。このような事が二度と起こらないようにと願います。明るい時間に観ることをお勧めします。(女性 40代)

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