映画『恋も忘れて』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「恋も忘れて」のネタバレあらすじ結末と感想

恋も忘れての概要:チャブ屋で働きながら、女手一つで懸命に息子の春雄を育てるお雪。しかし、お雪の仕事が原因で春雄はいじめられてしまう。母親のためにいじめっ子に立ち向かった春雄は、力尽きて死んでしまうのだった。

恋も忘れての作品情報

恋も忘れて

製作年:1937年
上映時間:73分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:清水宏
キャスト:桑野通子、佐野周二、爆弾小僧、突貫小僧 etc

恋も忘れての登場人物(キャスト)

春雄(爆弾小僧)
小学生の男子。母親のお雪と二人で暮らしている。チャブ屋で働くお雪が原因で、友達から仲間外れにされる。お雪の名誉のために、仲間外れにした友達と戦う。しかし、力尽きて死んでしまう。お雪を深く愛する良い息子。
お雪(桑野通子)
チャブ屋で働く女。一人息子の春雄のため、安い給料でも一生懸命に働く。自分の仕事が原因で春雄が仲間外れにされていることを知り、落胆する。春雄を愛し、春雄のために生きている。
恭助(佐野周二)
チャブ屋のマダムに雇われた用心棒。お雪の担当になり、お雪を監視する。春雄とお雪が好きになり、二人を支えようと決める。男気のある男。

恋も忘れてのネタバレあらすじ

映画『恋も忘れて』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

恋も忘れてのあらすじ【起】

ある港町。そこには、チャブ屋で女給をしているお雪という女がいる。彼女は、春雄という一人息子と一緒に暮らしている。

春雄が、友達を連れて家に帰ってくる。友達の中には、ガキ大将もいた。テーブルにはお雪からの置き手紙があり、仕事に行くから宿題をちゃんとしなさいと書かれていた。色んな物が置いてある春雄の家の中を見た友達は、すごいなぁとため息を漏らす。家にあったお雪の香水を、春雄は友達にかける。みんなはその匂いに驚き、喜んで香水をつける。

チャブ屋の女給達は、安い給料に嘆いていた。お雪は、マダムに訴えてみようと同僚達に言う。それでもダメなら、お客の頼んだビール代の何割かをもらえるように相談しようと提案する。同僚達はそれに賛同し、早速マダムに相談しにいく。

マダムは、みんなが不景気ならば私も不景気なのだと言ってお雪達の提案を断る。観光客ばかりに良い接客をするのではなく、もっとローカルな人達にも良い接客をしろとマダムは言い返す。

恋も忘れてのあらすじ【承】

家に帰ったお雪は、春雄にご飯を食べさせる。お雪は春雄に、ホテルで働いていると嘘をついている。それでも、春雄が立派に育つまではしっかり稼がなければと心に決めていた。

再び仕事場へと戻ったお雪。そこには、常連客が待っていた。早速お雪はそのお客と踊り出す。

翌日、春雄が登校しようとしていたとき、昨日家に来た友達と遭遇する。彼らはみんな、香水のことで母親に怒られたと言い出す。あんな香水をつけている母親の子供とは遊ぶなと、みんなは母親に言われていたのだ。そして、みんなは春雄を避け始める。

ある女給が、チャブ屋から脱走する。しかし、捕まってしまったその女給は、捕まってボコボコに殴られてしまう。お雪はその女給に、もう少しは辛抱しなきゃダメだとアドバイスする。

靄が立ち込める夜。ドレスアップしたお雪は景気の良いナンバーに合わせて軽快に踊り始める。その帰り道、ある男がお雪を待ち伏せている。その男は恭助と言う名前の男で、与太者の用心棒だった。

恋も忘れてのあらすじ【転】

恭助は、マダムに頼まれて女給を監視していた。他にも監視役はいて、恭助はお雪の担当になったのだ。お雪は恭助を家に上げて、一杯のビールをご馳走する。

友達から仲間外れにされていた春雄は、登校拒否をしていた。それを知ったお雪は、春雄に問い詰める。みんなが遊んでくれないのだと春雄は答える。お雪は、それが自分の責任であることを悟る。お雪は春雄を、涙を流しながら抱きしめる。ごめんなさいと謝り、学校を変えると春雄に伝える。今は働かなくてはいけないが、立派な母親になるからもう少し我慢して欲しいとお雪は春雄に伝える。

新しい学校へ入学した春雄。お雪は春雄を学校まで送るが、また友達が遊んでくれなくなるから一人で行くと言って春雄はお雪を突き放す。

春雄は、新しい学校で友人ができる。しかし、前の学校の子供達が春雄の悪口をその友人達に言って、春雄は再び仲間外れにされてしまう。

お客にしつこく迫られていたお雪を、恭助が助ける。しかし恭助は、贔屓の客に何をするんだとマダムに怒られてしまう。

恋も忘れてのあらすじ【結】

お雪は恭助を自宅に上げる。お雪は、恭助の行動を嬉しく思っていた。子供のためにも早く足を洗うべきだと恭助はお雪に言う。なかなか難しいとお雪は答える。

春雄が再び登校拒否になってしまう。いじめられた春雄は、雨の中で一人行き場所をなくしていた。家に着く頃には、高い熱を出して意識朦朧としていた。家にいた恭助が医者を呼び、春雄はベッドで寝込む。

仕事場から家に帰ったお雪は、春雄がいなくなっていることに気づく。春雄はガキ大将のもとへ行き、殴り合いの喧嘩を仕掛けたのだ。お雪のため、春雄はいじめた友人を叩きのめす。倒れていた春雄を見つけたお雪。抱きかかえられた春雄は、お母ちゃんのために戦ったと囁いて力尽きてしまう。

死の床についた春雄を前にして、お雪は泣き崩れる。そこへ、恭助が姿を現す。恭助は、お雪を春雄の立派な母親にするためにオホーツクでの仕事を決めていた。恭助は春雄の死を悲しむが、春雄のためにも立派に働くと言って部屋を後にする。

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