映画『孤狼の血』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「孤狼の血」のネタバレあらすじ結末と感想

孤狼の血の概要:昭和63年、尾谷組と五十子会という暴力団が対立していた。抗争がいつ起きてもおかしくない緊張状態の中、それを止めようとする刑事がいた。型破りなその刑事は、ヤクザだけでなく、県警からも恐れられていた。

孤狼の血の作品情報

孤狼の血

製作年:2017年
上映時間:126分
ジャンル:ヒューマンドラマ、フィルムノワール
監督:白石和彌
キャスト:役所広司、松坂桃李、真木よう子、音尾琢真 etc

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孤狼の血の登場人物(キャスト)

大上(役所広司)
呉原東署の刑事。捜査二課のホープ。尾谷組と親しくしている。暴力的で、違法捜査もなんのその。尾谷組と五十子会の抗争を止めようと奮闘する。
日岡(松坂桃李)
大上と同行する呉原署の巡査。実は、県警から密偵であり、大上に過去について調べろと命令を受けている。

孤狼の血のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『孤狼の血』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

孤狼の血のあらすじ【起】

昭和49年、呉原市の暴力団・尾谷組に広島の五十子会が抗争を仕掛けた。第三次広島抗争と呼ばれる勝者無き抗争だったが、五十子会の幹部・金本が殺害されたことで、抗争は終結した。時が流れて昭和が終わる頃、呉原で新たな抗争が起きようとしていた。五十子の下部組織・加古村組は尾谷組の残党を一掃しようとしていた。

昭和63年8月。ベテラン刑事のマル暴・大上は、ある女から自分の兄が行方不明になったと相談を受けた。呉原金融で経理をしている兄の上早稲は、連絡が途絶えて四ヵ月も経つという。

大上は新米巡査の日岡と共に、加古村組の苗代を問い詰めたが、何も知らないという。呉原金融は加古村組のフロント企業だったことから、何かあると睨んだ大上は調査を続けていった。

尾谷組を訪ねた大上は、加古村組を潰すプランはできているので、下手な手出しはしないようにと若頭の一之瀬に言った。一之瀬たちと“クラブ梨子”に飲みに行くが、そこに五十子会長が加古村組を引き連れてやってきた。明らかな挑発に、大上は抗争に発展するのは時間の問題だと痛感する。

孤狼の血のあらすじ【承】

大上は五十子会と繋がりのある瀧井組の組長・銀次から、加古村組が四月頃にホテルから男を拉致したという情報を得た。大上はホテルの監視カメラ映像を入手する。そこには苗代たちが上早稲を拉致している姿がばっちりと映っていた。

クラブ梨子に入り浸る加古村組の吉田。尾谷組のタカシは、吉田の態度に我慢できなくなり、刃物で襲撃するが、返り討ちにあって射殺されてしまう。タカシの報復で尾谷組の下っ端が加古村組の事務所に発砲。そこに偶然に居合わせた日岡は、相手が尾谷組の者だと知らずに逮捕してしまう。

抗争を阻止したい大上は、尾谷組の組長に会いに行き、話をつけてきた。一之瀬は大上に三日の猶予を与え、それまでに加古村組をどうにかできなければ、行動を起こすと言った。

日岡は県警からの命令で大上の内偵をしていた。やりたい放題に暴れ、違法捜査をする大上の行動を報告した日岡は、上司から内偵の本当の目的を聞かされる。大上には14年前の抗争の際、金本を殺害した疑いをもたれていた。上司は、それらの詳細が書かれた日記があると言い、大上が隠し持つその日記を手に入れろと指示を出した。

孤狼の血のあらすじ【転】

吉田から違法なやり方で上早稲殺害の情報を聞き出した大上は、殺害場所に使われた養豚場にやってきた。時間のない大上は養豚場の若造を暴力で締め上げ、上早稲の遺体が無人島に埋められていることを聞き出す。

一之瀬と約束した期限が迫る中、大上は上早稲の遺体を発見。加古村組の上早稲殺しが証明され、大上は加古村組を追いこめるチャンスを手にする。だが、マスコミから14年前の金本殺しの噂を聞かされた呉原署の署長は、大上を自宅謹慎にし、捜査から外してしまう。

大上が外されたと知った尾谷組は、見限られたと思い、五十子組の幹部を襲撃してしまう。それを知った大上は五十子会長に会いに行き、上早稲の事件を餌に手打ちを提案する。五十子は条件を提示するが、そのめちゃくちゃな内容に一之瀬は納得できなかった。

日岡は綱渡りのように生きる大上の身を案じ、県警に全てを話して一線から退くべきだと言うが、大上は、綱の上に乗ってしまったからには、歩き続けないと落ちてしまうと言って笑い、姿を消してしまった。

苗代たちが逮捕され、上早稲殺しを自供した。日岡は銀次を訪ね、大上について尋ねた。銀次に、大上はヤクザと家族のように接していても、それは全てカタギのための行動だと説明される。

クラブ梨子のママ・梨子は、大上から日記を預かっていた。日記を受け取った日岡は中身を見て驚く。そこに書かれていたのは、県警の上層部が起こした不祥事や、もみ消した犯罪の記録だった。県警は日岡を使い、自分たちの弱みをもつ大上を潰そうとしていたのだ。

金本殺しの犯人は梨子だった。大上は梨子とお腹の子供を守るため、全部処理してくれたのだそうだ。

孤狼の血の結末・ラスト(ネタバレ)

電話で起こされた日岡は、港へと駆けつけた。そこで水死体となった大上と対面する。大上は事故死と発表されたが、腹部にはいくつもの刺し傷があり、胃は豚の糞でいっぱいだった。大上は拷問され、海に捨てられたのだ。

日岡は養豚場を訪れ、大上の痕跡を探した。すると、豚小屋から大上のライターが見つかった。大上は加古村組と話をつけに行き、殺されたのだ。日岡は、大上がただの暴力刑事ではなく、人一倍周りを気づかう人物だったのだと痛感し、涙する。

日岡は銀次と作戦を立てた。地元の有権者や県警本部の幹部が集まる会があり、そこに五十子も来ていた。日岡は裏口から一之瀬たちを招き入れると五十子を襲撃させる。一之瀬は五十子の首を切り落とした。警官に取り囲まれた一之瀬は、下っ端がやったことだと言うが、日岡は一之瀬に手錠をかけた。日岡にハメられたことに気がつき、一之瀬は喚いたが、もう遅かった。

日岡は県警に大上の日記を渡した。日記と引き換えに、呉原にもう少し残りたいと交渉した。大上の墓参りをした日岡は、大上のライターで煙草に火をつけた。

孤狼の血の感想・評価・レビュー

昔のヤクザ映画のような雰囲気で作られているが、内容はハードボイルドな刑事もの。役所広司の演技は、相変わらず素晴らしい。豪華すぎるキャストも、昔の任侠映画を思わせる。ヤクザよりも警察のほうが怖いという構図は、当然と言えば当然なのだが、悪いという部分も当てはまるのが、何よりも恐ろしい。そして、それは現実でも同じなのだ。ある意味で、大上というキャラクターは、とんでもなく暴力的だが、最も理想的な刑事なのかもしれない。(MIHOシネマ編集部)

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