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映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』の概要:鬼ごっこを楽しんでいたしんのすけ達は、街の外れに廃れた映画館『カスカベ座』を見つける。無人の映画館に忍び込んだしんのすけ達だがそこには映写機が回り続け、映画が流れていた。途中トイレで抜けたしんのすけが劇場に戻ると皆の姿がなくなっており……?

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映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』の作品情報

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ

製作年:2004年
上映時間:95分
ジャンル:アクション、西部劇、コメディ
監督:水島努
キャスト:矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ etc

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映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』の登場人物(キャスト)

野原しんのすけ(矢島晶子)
お姉さんが大好きな、マイペース幼稚園児。周りを巻き込むことも多いが、家族と友達を思う気持ちは厚い。本作では映画の世界に吸い込まれ、ウエスタン風の街・ジャスティスシティに辿り着く。故郷へ帰りたいと願う反面、街にいると春日部にいた頃の記憶が薄れてしまうために家族や、再会した友人・新たに出会った人物らと共に春日部での思い出を忘れないように記憶している。
野原家<ひろし(藤原啓治)、みさえ(ならはしみき)、ひまわり(こおろぎさとみ)>
しんのすけの一家。映画館で忽然と姿を消したしんのすけの友人らを探しに行くうちに『カスカベ座』へと辿り着き映画の世界へ迷い込んでしまう。その先で春日部に戻りたいと思いつつそこでの生活に慣れ始めてしまうなど困惑しながら、最後は春日部への思いを取り戻す。
かすかべ防衛隊<風間君(真柴摩利)、マサオ君(一龍斎貞友)、ネネちゃん(林玉緒)、ボーちゃん(佐藤智恵)>
しんのすけの友人達。無人の館内にてしんのすけがトイレに行っている間、姿を消してしまった。真相は映画の世界に吸い込まれその先にある街、ジャスティスシティにて記憶を失くして住人と化していたのだった。友人らに何とか記憶を取り戻させようとするしんのすけだったが……。
つばき(齋藤彩夏)
しんのすけが映画の世界で出会った少女。同じく外部から吸い込まれてきたようだが、今は街の知事であり権力者のジャスティス・ラブの屋敷で働かされている薄幸な少女。本人も言うように気が弱いが、心優しく野原家を助けてくれる。しんのすけと共に触れ合ううちに勇気を持つようになり、彼と共に春日部に帰ることを決意するようになる。また、大人のお姉さんにしか興味のないしんのすけが本気で恋をした数少ない人物でもある。
マイク水野(村松康雄)
同じよう外部からやってきた人間で、小太りな体型が特徴の眼鏡の中年。映画マニアで、春日部に帰りたいと言う思いが強い反面、ここへ来る前の自身の職や家族等の記憶を忘れてしまっている。
オケガワ博士(長嶝高士)
元々の世界の住人で、自宅に籠っては謎の発明に勤しんでいる老人。それに目をつけられたジャスティスの部下らにいつも馬で引きずり回される。
ジャスティス・ラブ(小林清志)
ジャスティスシティの知事で1番の権力者。どこか憎めない、他変態的な悪役が多かった本作のシリーズにおいては徹底して極悪非道な部分が目立つ。鞭を愛用しており、女子供にも容赦なく振るう。

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』のあらすじ【起】

いつもの『かすかべ防衛隊』のメンバー、しんのすけ、風間君、ネネちゃん、マサオ君、ボーちゃんは鬼ごっこを楽しんでいた。一同が辿り着いたのは『カスカベ座』と書かれた古ぼけた映画館。誰もこんな場所に映画館があることすら知らなかったが、しんのすけは周りが止めるのも聞かず勝手に中へと入ってしまう。中は勿論無人で、静まり返っていた。しかしホールの中では何か物音がする。そしてやはり周囲の声を無視して潜り込むしんのすけと、それを追う一同。中では映画が上映されており、西部劇のような情景がスクリーンいっぱいに映し出されている。不思議なことに場内には誰もおらず、フィルムも無人で回り続けている。不思議がる皆の声を気に留めず「なら映画見放題だ」と能天気なしんのすけ。それぞれ椅子に座り映画を眺めていると、その途中、しんのすけがトイレに行きたくなり慌ててその場を駆け出してゆく。戻って来ると、一緒に映画を見ていた筈の皆がいなくなっている。1人置き去りにされたと思いしんのすけはそのまま帰宅するが、母・みさえの元には風間家の母から電話が入っていた。何と風間君はまだ家に戻っていないとのこと。しんのすけは、もしかしたら風間君達はまだ映画館の中にいるのかもしれないと言い、父・ひろしの決断で野原家は再び映画館へ彼らを探しに行くこととなる。

劇場内へ再び戻ってみたものの、やはりそこには誰もおらず無人の映画館があるだけ。誰もいない劇場でスクリーンを眺めているうちに、野原家は気付くとスクリーンの中へと吸い込まれ劇場で見ていた光景と同じ場所に立っていた。そこは広大な砂漠で、野原家はしばらく歩き続けるが一向に誰にも会えず何も見つからず、只々その熱さに体力を消耗してゆくばかり。やがて線路を見つけその上を辿って行き、何とか1つの街に辿り着く。しかし、その光景はどう見ても西部劇のそれでしかない。ならここはアメリカなのか、と不思議がるみさえ。しかし、どう見ても日本人しかおらず、言語も日本語なのでひろしは春日部について街の人間に聞いてみるが誰も知らないと言う。情報を求めるうちにひろしは柄の悪いバーの中へと足を踏み入れてしまうが、そこで人相の悪いゴロツキに絡まれ乱闘騒ぎとなってしまう。止めに入ったのは保安官達で、リーダーを務めているのは何とテンガロンハットを被った風間君であった。風間君との再会に駆け寄るしんのすけだったが、風間君はしんのすけのこと等は知らないと言い、それどころかしんのすけの腹を殴り飛ばしてくる。しんのすけの言動にいよいよ怒った風間君は野原家を捕らえるよう保安隊達に指示を下した。逃亡した野原家は、街に住む1人の少女に救われ空き家に匿われる。

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』のあらすじ【承】

少女の名はつばき。つばきは説明を求めるひろしとみさえに「貴方達も新しい人ですね」と言い、自分も同じよう荒野を彷徨う内にこの街へと来たのだと話す。つばきによればこの街はジャスティスシティ。つばきは知事に拾われここへ来たが、同じよう外部からやってきた人達は初めは家に帰りたがるが次第に過去のことを忘れ街に馴染んでしまうという。

やがて元の場所へと帰りたい1人の男が禁止区域に入ったとして保安隊からしょっぴかれリンチまがいの行いを受けている場面を野原家は空き家から目撃する。そこへ訪れたのは知事の男、ジャスティス・ラブ。保安官達の暴行も止めもせず笑って眺めるだけのジャスティスに、つばきは彼が戻ってきたから自分も帰らなくてはいけないと慌ててその場を後にする。それから、春日部に帰りたい思いだけは忘れないようにと告げてゆく。

野原家は捕まえられた男を助け、空き家へと連れて行く。男の名はマイク水野、同じよう春日部で映画を見ているうちに気付くとここへやってきたと言う。映画の中に吸い込まれたんだろうと言うマイクに信じられない野原家。マイク自身帰りたい思いからあれこれ探ってはいるが結局方法が分からないままで、荒野とこの街しか存在しないらしい。只、この街には3ヵ所だけ絶対に入ってはいけない場所がありマイクはそこに何かがあると思い入り込み、結果保安隊に捕まってしまったらしい。おまけに何も見つけられなかったというマイクは、しんのすけに以前は何の仕事をしていたか聞かれそれも忘れてしまった自分に焦る。

やがて禁止領域へと向かったひろしとみさえ。残されたしんのすけは空き家からマサオ君に酷似した人物を見つけ思わず駆け寄って行く。風間君と同様マサオ君も記憶が無く、彼の家へと案内してもらうことになるしんのすけ。家にいたのは妻のネネちゃんでこれまた驚くしんのすけだが、やはりネネちゃんも春日部のことは覚えていなかった。マサオ君はうっすらとだが遠い昔の記憶として春日部のことを思い出すがここでの生活も悪くないと言い、しんのすけはボーちゃんはどこにいるのか尋ねる。ボーちゃんも街にいるにはいるようだ。しんのすけは街外れでボーちゃんと再会し、比較的ボーちゃんは記憶が残っておりしんのすけと共に春日部へ帰る決意を固める。

一方、結局何も収穫は無く戻ってきたひろしとみさえだったが、ここでは時が止まっていることが分かる。マイクは同じようにここへやってきた人間・オケガワ博士が街で何かしら怪しげな道具を発明するたびに馬で引きずられるのを見ては自分がここへきた日数を思い出すらしい。ひろしはそれでも春日部へ帰るためその思いを忘れないようにと皆に誓わせる。

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』のあらすじ【転】

しかし、次第に街のリズムに流され出す野原家。ひろしは強制労働させられみさえは酒場で働き、そして同じよう春日部から訪れた人々はここがどこなのか慌てふためく。街ではジャスティスが「この街では正義というルールしかない、共に不正義と戦おう」とやってきた人々へ演説する。マイクはひろしと同じよう奴隷のように働かされながら言う、仮説だがもしかすると映画そのものが自分達を必要としていて呼びこんだのではないか、と。映画から何かしらSOSを出してきたのではないか――ひろしはじゃあそのSOSが何か不思議がる。

ある日しんのすけは例の少女、つばきと再会し元の世界へ帰りたいか尋ねる。つばきは元々の記憶がないからよく分からないが、もし覚えていたら帰りたかっただろうと言う。しんのすけはきっとつばきは春日部では優しい家族に囲まれたお嬢様だったに違いにない、だから帰ったら楽しいと励ますがつばきは何故か悲しそうな顔をしていた。

しんのすけはつばきが止めるのも聞かず、馬で引きずられていたオケガワに話しかける。いつも辛くないのかと接触するが、オケガワは辛いが湧き上がる研究意欲を抑えきれないのだと笑う。そんな時、酒場で歌っていたみさえがジャスティスにその歌唱を認められ屋敷に呼ばれることになる。迎えの馬車に乗せられるみさえにこっそりついていくしんのすけ。屋敷でジャスティスに歌を披露したみさえだが、本当にみさえの歌が気に入ったわけではなく只笑い者にしただけであった。怒り狂うみさえと、覗いていたしんのすけもつばきを振り切り母を庇い飛び出していく。ジャスティスはそんな親子に向かい「お前らは春日部に帰れない」と断言し、2人を鞭で痛めつけ屋敷から放り出してしまう。つばきは助けられなかったことを謝りしんのすけに消毒してあげ、しんのすけはそんな彼女にジャスティスの元を離れ自分と暮らせばいいと提案する。しかし、つばきは「臆病だからそんな真似できない」と言い、しんのすけは弱腰の彼女に納得できない。ボーちゃんはそんなしんのすけを見てつばきに惚れたのか、と聞くがしんのすけは笑ってそれはないと言う。その時、街では春日部からやってきた者達による暴動が起きるがジャスティスによって返り討ちにされただけであった。彼らを見ながらしんのすけはやがて、自分がこの世界(=映画)の登場人物なのか春日部から呼ばれた人物なのか分からなくなっていく。

ある日しんのすけとボーちゃんは動かない太陽を見て、もしかするとこの映画は未完成で、そのせいで時が止まったままなのではと思い立つ。それをひろしとマイクに報告し、ひろしとマイクは労働に準じながら「もしそうなら映画を俺達で完成させれば帰れるのではないか」と思い立つ。ひろしとマイクは春日部から集められた皆を集め、映画をハッピーエンドで終わらせるために悪を倒す、すなわちジャスティスを倒そうと決意する。そこへオケガワが現れ、自分が何故あんな目に遭いながらも研究を重ねていたかを思い出したと割って入る。自分は悪を倒すヒーローが現れる日のために研究をしていたと言い、すると止まっていた時間が少し進み、太陽が動く。オケガワはこの日のために作っていた「ヒーローになれるパンツ」を差し出し、しんのすけがそれを履き、次いで『かすかべ防衛隊』のボーちゃん、マサオ君、ネネちゃんがそれを履くことに。残り1枚のパンツはどうする、と問うオケガワにしんのすけはあともう1人渡す人物は決まっていると言う。一同の決心が固まった裏では、ジャスティスもその目論見に気付いており、風間君含む保安隊を動かしていた。

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

集会へとやって来た保安隊は春日部の人間達を捕らえようとするが反乱に遭い、その中で風間君はジャスティスに裏切られ捨て置かれてしまう。風間君を置いてさっさと逃げ帰った保安隊に、ジャスティスは彼を只暇潰しのためだけに自分の元で働かせていたと嘲笑う。捕らえられた風間君を責めようとする春日部の人間達に、しんのすけは「風間君に悪者は似合わないゾ」と半ば強制的に彼に例のパンツを履かせ、再び彼らは集結する。そこへ現れたジャスティス達は「映画の主人公は俺だ。このシナリオは変えられない」と暴威を振るい、しんのすけ達のパンツも心がバラバラゆえ力を発揮しない。つばきは混乱の中、しんのすけ達にジャスティスはいつも禁止区域の更に奥へと向かっていた、そこに秘密があるのかもしれない――と話し、しんのすけ達はそこへ行くことになる。機関車を使い、追ってくるジャスティスの刺客達を、「アンチ・ジャスティス(映画の登場人物ながらジャスティスに反感を持っていたガンマン達)」と共に退けていくが圧倒的な武力に圧され、風間君が機関車から落下してしまう。ジャスティスの部下がそれを見つけ、車で牽こうとするが目前でしんのすけがそれを庇い、そしてその後を追ってくるマサオ君達。再び揃った彼らの心がパンツの力を引き出し、しんのすけ達をヒーロー『カスカベボーイズ』へと覚醒させた。ジャスティスによりピンチを迎えていた機関車だったが、ヒーローになったしんのすけ達のそれぞれの特技の活躍で形勢逆転する。ジャスティスだけは部下達を置いて1人逃げ出してしまい、しんのすけ達は勝利を収める。

動き出した太陽が沈み、辺りは夜を迎えていた。機関車の中でしんのすけはつばきに勢い余って春日部に帰ったら付き合ってほしいと告白するがつばきは私なんかでいいの、とどこか悲しそうに微笑む。そこへやってきたのは逃げ出したと思っていたジャスティス、おまけに強力な力を持った巨大ロボットに乗り「封印場所へは行かせない」と立ちはだかる。ジャスティスは機関車の中につばきを見つけ、彼女を捕らえる。カスカベボーイズは奮闘するが、捕らえられたつばきはジャスティスに「この先には何も無いと伝えろ」と脅されるが屈せずに「もう少しで辿り着く」と皆を励ます。怒り狂ったジャスティスとジャスティスロボにより再び状況は覆されるが、カスカベボーイズはかつて合言葉にしていた「カスカベファイヤー!」を思い出し、更なる力に目覚める。しんのすけはつばきを無事に奪還し、仲間達と力を合わせジャスティスをやっつける。

やがて封印場所へと辿り着いた一同だったが、しつこくそれを阻むジャスティス。封印場所は鎖で固く閉じられた扉で、ヒーロー達のファイヤーの掛け声により再び集結した力で封印が解かれ、ジャスティスはロボットと共に破壊される。封印されていたのは黄金に輝く「おわり」の文字で、いよいよ映画が完結を向かえたのだ。まだ終わりたくない、と嘆くジャスティスと、「一緒に帰れるね」とつばきに微笑むしんのすけ。

再びしんのすけ達が目覚めたのはカスカベ座の座席の上で、マイクは春日部に戻ってきたことを叫び、皆も歓喜の声を上げる。しんのすけも喜び合うが、戻ってきた人間達の中につばきの姿が見当たらない。劇場を探し回っても彼女の姿はなく、きっとつばきは映画の中の人物だったのだろうとひろしが告げ、映画が終わったことで彼女もまた消えてしまったのだ。しんのすけはつばきのいる世界に戻るとスクリーンに走り出すが、そこには壁があるだけでぶつかってしまうだけである。やがて皆がそれぞれの家へ帰って行き、マイクもひろしとみさえに別れを告げ去ってゆく。つばきともう1度会いたいと嘆くしんのすけに、風間君達が「代わりじゃないけど僕達がいる」と言い、しんのすけの手を引き微笑み合う。そんな彼の元にずっと家で待たせていたシロが何と映画館までやってきており、しんのすけへと飛び込んでくる。餌をあげることを忘れていたしんのすけは慌てて家へと帰ろうとし、やがてひろし達も劇場を後にする。劇場を出る時、少しだけ何か思い出したよう足を止めるひろしとみさえだったが、再び家へと帰るために歩き出したのであった。

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』の感想・評価・レビュー

見たのはかなり前だが見直してみて、この映画を観終わった後の余韻こそが、作中で描かれていた「おわり」に繋がるのだろうと感じた。そう思うと最後に極悪非道のジャスティスがまだ終わりたくない、と嘆いていた気持ちも否定できない。今作はシリアス色が濃く、野原家の家族愛よりも友情やしんのすけとつばきの淡い恋に重きを置いていたのだが、終わり方がとても淡泊としている印象。それこそがこの「終わってしまった」という気持ちに尾を引かせるのだと思う。(MIHOシネマ編集部)


初めから終盤まで特に何も考えず観ていたので、「おわり」の文字が出てきた時は“そうきたかー!!”という感じだった。完全に一本取られた。
これでハッピーエンドかと思いきやふいに訪れるつばきちゃんとのお別れにびっくり。結局彼女は誰だったの…?切ない。これだからクレしん映画はあなどれない。
記憶を失ったかすかべ防衛団がそれぞれあまりにもらしくて笑えた。特に夫婦になったネネちゃんとマサオくんがかなりツボだった。
めずらしく全体的にシリアス調だが、新鮮で面白かった。(女性 30代)

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