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映画『ラザロ・エフェクト』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ラザロ・エフェクト』の概要:現実にも報告例がある、死者が生き返るという「ラザロ徴候」と臨死体験をテーマに、禁断の領域に足を踏み入れた結果を描いたSFホラー。監督は「二郎は鮨の夢を見る」のデヴィッド・ゲルブ。

映画『ラザロ・エフェクト』の作品情報

ラザロ・エフェクト

製作年:2015年
上映時間:83分
ジャンル:SF、ホラー、サスペンス
監督:デヴィッド・ゲルブ
キャスト:マーク・デュプラス、リヴィア・ワイルド、ドナルド・グローヴァー、エヴァン・ピーターズ etc

映画『ラザロ・エフェクト』の登場人物(キャスト)

ゾーイ・マコンネル(オリヴィア・ワイルド)
聖パテルヌス大学に勤める博士。ラザロ計画の研究員でラザロ血清の発見者。カトリックを信仰している。フランクと婚約しているが、結婚を先延ばしにされて3年になり不安が募っている。子供の頃に巻き込まれたアパートの火事の夢にうなされることが多い。
フランク・ウォルトン(マーク・デュプラス)
聖パテルヌス大学に勤める博士で、ラザロ計画の主任研究員。ゾーイと婚約していて一緒に暮らしている。何事も科学で説明がつくと信じている。
ニコ(ドナルド・グローヴァー)
ラザロ計画に使うパルス・アレーを作った研究室の男子学生。ラボで唯一の黒人系。ゾーイに片想いしている。
クレイ(エヴァン・ピーターズ)
研究室の男子学生。禁煙のラボでもタバコを吸っていることを、何度もゾーイに注意されている。
エヴァ(サラ・ボルジャー)
ゾーイたちの依頼を受け、研究室にやって来た撮影係。赤毛の白人女性で聖パテルヌス大学の学生。

映画『ラザロ・エフェクト』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ラザロ・エフェクト』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ラザロ・エフェクト』のあらすじ【起】

聖パテルヌス大学のラボの一室では、人間の蘇生に関する“ラザロ計画”の研究が進められていた。
研究の撮影を依頼されたエヴァは、主任研究員のフランクと“ラザロ血清”発見者のゾーイからの説明を記録。
その後もエヴァは撮影を続ける。

クレイが新しい方法を思いつき、両目の白内障が原因で安楽死させられた犬を使って実験が行われる。
そして死んだはずの犬は蘇った。
両目の白内障も治っていて、新しい発見の可能性もあるとラボの全員は大喜びする。

ロッキーと名付けられた犬は、フランクとゾーイの家に引き取られる。
しかしロッキーは様子がおかしく、ゾーイは無理やり生き返らせてしまったのではないかと不安になる。

ロッキーをラボに連れてくるようになり、エヴァの些細な一言から、フランクとゾーイの臨死体験についての議論が始まる。
死ぬ瞬間に出てくる脳内麻薬DMTが見せる幻だと科学で結論づけるフランク。
ゾーイは、DMTが魂の転移を助けるという持論を持っていた。
そしてDMTこそが“ラザロ血清”のもとだった。

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映画『ラザロ・エフェクト』のあらすじ【承】

ロッキーの精密検査の結果、体内に血清が残っていて狂暴化の恐れがあるとわかる。
ロッキーと共にラボに残っていたクレイは、突然ロッキーに襲われる。
まるで何かに取り憑かれたようだったと怯えるクレイ。
その後、ロッキーの脳内では新たな神経回路が生成されているとわかり、フランクは頭を悩ませる。

突然学長に呼び出されたフランクは、研究を中止するように言われる。
その頃ラボには、研究費を出資しているワーナー・ゴス社を買収したクライロニス製薬の人間が現れ、ロッキー以外のすべての研究成果を奪い取られる。

だが、諦めたくないラボのメンバー。
ゾーイが隠し持っていた血清と、エヴァだけが奪われなかったカードキーを使い、ラボに侵入して最後の実験を行うことになる。
しかし実験の直前にゾーイが感電し、そのまま死んでしまう。

ゾーイの死を受け入れられないフランクは、エヴァ、クレイ、ニコの反対を押し切って、“ラザロ血清”を使ってゾーイを生き返らせようとする。

映画『ラザロ・エフェクト』のあらすじ【転】

ゾーイは蘇った。
MRI検査をすると、普通は10パーセントしか使われていないはずの脳の全体が活性化していた。
そしてゾーイには聞こえないはずの声が聞こえ、見えないものが見えるようになった。
フランクに自分の異変を訴えるが、DMTによる幻覚だと言うだけだった。

そして薬で眠りについたゾーイ。
隣にいたエヴァは、突然どこかの廊下に立ち尽くしていて、そこは火事になっていた。
閉じられたドアから助けを求める手と幼い少女を見て、誰かに腕をつかまれたところで気が付いた。
腕には手の跡が。

ゾーイが子供の頃に巻き込まれ、今でも夢に見るアパートの家事と同じだと気付いたフランクは、ゾーイから話を聞いていたのだろうと言い張る。
エヴァは、ゾーイの魂が転移できずに閉じ込められているのではと悩む。
クレイは、“ラザロ血清”の影響で脳が解放され、超能力じみた力が生まれたと考える。

やがてニコのパソコンがクライロニス製薬からハッキングされているとわかり、急いでラボから出て行こうとする。

映画『ラザロ・エフェクト』の結末・ラスト(ネタバレ)

姿が見えないロッキーを探すフランク、クレイ、エヴァ。
ラボに残ったニコは、豹変したゾーイの力で殺されてしまう。

姿が見えないニコを心配し、ゾーイに疑いの目を向けるクレイ。
フランクと決別して出ていこうとするが、停電が起こり、ラボがあるビル全体が封鎖されてしまう。
ゾーイに詰め寄るクレイだったが、タバコが喉に詰まって死んでしまう。
そして宙に浮かび上がったゾーイが力を爆発させ、フランクとエヴァは気を失う。

目が覚めたフランクとエヴァは、動物の安楽死用の注射でゾーイを殺そうとする。
しかし心を読まれたフランクは、ゾーイの力で殺されてしまった。

フランクに託された安楽死用の注射で、ゾーイを殺そうと覚悟を決めるエヴァ。
だが、再びゾーイの火事の悪夢の中に入り込んでしまう。
火事の原因を作ったのが幼いゾーイだとわかり、彼女を説得して現実に戻ると、襲い掛かるゾーイに注射を打った。
エヴァはレスキュー隊に助けられるが、それはゾーイが見せた幻だった。

全員が死んだラボで、ゾーイはフランクを生き返らせた。

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