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映画『ライト/オフ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ライト/オフ』の概要:動画サイトで1億5000万回以上再生された、短編動画をもとにしたホラー映画。暗闇の中に存在する“ダイアナ”に父親を殺された幼い弟と、助けを求められた姉が遭遇する恐怖を描いた。

映画『ライト/オフ』の作品情報

ライト/オフ

製作年:2016年
上映時間:81分
ジャンル:ホラー、サスペンス
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
キャスト:テリーサ・パーマー、ガブリエル・ベイトマン、ビリー・バーク、マリア・ベロ etc

映画『ライト/オフ』の登場人物(キャスト)

レベッカ(テリーサ・パーマー)
実の父が10歳の時に失踪し、うつ病の母から逃げて一人暮らしをしている。マーティンの事を大切に思っている。
マーティン(ガブリエル・ベイトマン)
レベッカの弟。小学校に通っている。
ブレット(アレクサンダー・ディペルシア)
レベッカの彼氏。
ソフィー(マリア・ベロ)
レベッカとマーティンの母。うつ病を患っていて、感情の起伏が激しい。

映画『ライト/オフ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ライト/オフ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ライト/オフ』のあらすじ【起】

実業家のポールが、会社の倉庫の中で死んだ。
ポールは妻ソフィーの病気を治そうと必死になっていて、息子マーティンに悪影響が出ていることを心配していた。
マーティンは、誰もいない暗闇に話しかける母と、その隣にいる何かの影を見た。

その後、実家を出て一人暮らしをしている姉レベッカに呼び出しがかかる。
弟のマーティンが寝不足で、授業中に何度も居眠りを繰り返しているのだという。

不審に思った児童福祉局員エマが、レベッカに家の事情を尋ねる。
レベッカの実の父は彼女が10歳の時に失踪。
レベッカも実家を出ていて、家の中のことはわからない。

一晩だけでもレベッカの家に泊めてほしいと言うマーティン。
母の友達ダイアナが怖いのだという。
抗うつ剤を飲んでおらず、感情的になってレベッカが悪いと責めるソフィー。
ソフィーが落ち着くまで、マーティンはレベッカが預かることにした。

その日の夜、奇妙な物音で目覚めたレベッカ。
暗闇の中で動く影が彼女に襲い掛かるが、ライトをつけるとそれは消えた。
マーティンは懐中電灯を持って眠っていた。

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映画『ライト/オフ』のあらすじ【承】

翌日、ソフィーから連絡を受けたエマが、マーティンを迎えに来る。

一人になったレベッカは、謎の影を見た場所に「ダイアナ」と書かれているのを見つける。
レベッカが幼い頃、絵を描いていた紙が消え「ダイアナ」と書き足されて戻ってきたことがあった。
それを思い出したレベッカは、ブレットを呼び出して再び実家に戻る。

合鍵を使って家に入り、ポールの部屋を覗いたレベッカ。
そこにはソフィーが子供の頃に精神病院に入院していた記録と、ダイアナに関しての資料があった。
光に対して過敏反応を示す皮膚疾患を持つ少女ダイアナは、ソフィーに執着し、暴力をふるっていた。
だが、光を当てる実験的な治療の中で、光に当たりすぎて死んでしまった。

ダイアナに襲われたレベッカだったが、ブレットに助けられる。
そして資料を持ち出し、家から逃げた。

帰宅したソフィーは、マーティンにダイアナの存在を認めさせようとする。
しかしマーティンは逃げ出し、レベッカに助けを求めた。

映画『ライト/オフ』のあらすじ【転】

レベッカはマーティンから話を聞き、ダイアナとソフィーの過去を話す。

ダイアナは13歳の時、自殺した父の遺体と共に地下室で発見された。
特殊な皮膚の病気とは別に、他人の頭に入り込んで操るという噂話があった。
同じ病院に入院していたソフィーも操っていたが、ダイアナは死んでしまった。
そして今、ダイアナを存在させているのは、心が弱ったソフィーだった。

レベッカはマーティンに、自分も子供の頃にダイアナに会ったと打ち明ける。
そしてソフィーの心を強くさせればいいと考えるが、マーティンはそれが原因でポールは死んだと言う。

マーティンとブレットと一緒に、実家に戻ったレベッカ。
ソフィーにダイアナの話を聞くが、ダイアナは生きていると言い張り、レベッカの話には聞く耳を持たない。

マーティンは、ソフィーから逃げないと強い意志を持っていた。
そしてレベッカとブレットも一緒に、一晩過ごす事になる。
ソフィーにおやすみの挨拶をしたレベッカは、ソフィーから「助けて」というメモを渡される。

やがて家は停電する。

映画『ライト/オフ』の結末・ラスト(ネタバレ)

マーティンと一緒に寝ていたレベッカは、懐中電灯を持って地下の配電盤を操作するが動かない。
目覚めたマーティンは、キャンドルを持ってレベッカのもとへ急ぐ。
しかし2人はダイアナに閉じ込められる。
ブレットが助けに来るが、ダイアナに襲われ怪我を負い、家の外へと逃げる。

そして子供たちの異変に気付き、心を強く持つために抗うつ剤を飲もうとするソフィー。
しかしダイアナに阻止され、ソフィーは気を失う。

地下で紙くずを燃やしながら、打開策を考えるレベッカとマーティン。
ブラックライトを見つけ、別のライトを探していると、ダイアナが襲ってくる。
ブラックライトはダイアナに効かなかったのだ。
マーティンの持っていた懐中電灯で助かったレベッカ。

そこにブレットが呼んだ警官がやって来て、レベッカとマーティンは救出される。
しかし何も知らない警官たちは、ダイアナに殺されてしまった。

マーティンを外に逃がし、ソフィーを助けに向かうレベッカ。
するとダイアナの声が聞こえ、レベッカの父を殺したのだと言う。
子供たちを守るため、ソフィーは自殺する。

そしてダイアナは消えた。

映画『ライト/オフ』の感想・評価・レビュー

うつ病のソフィーは、暗闇の中に現れるダイアナという存在に魅入られている。息子のマーティンは、その謎の存在に怯え、姉のレベッカの元を尋ねる。なんとか状況を打破しようとソフィーの所へ行く。ダイアナという人物は光を浴びるとやけどのような症状が出る特殊な病気を持っており、その実験中に光を浴びすぎて消滅してしまったのだった。だが、実際はソフィーの意識の中に存在しているという事実が明らかになり、ダイアナはソフィーを奪われまいと2人に牙を剥く。最後はソフィーが母親らしく、2人を守ったというエンド。けしてハッピーエンドでは無いが、展開的にそうするしかないだろうという流れなので、納得の出来る終わり方である。(男性 30代)


暗がりを近づいてくる斬新なモンスターの映画。ではあるが長い廊下を光の明滅とともに近づいてくるシーンは実は十年以上前に呪怨で清水監督がやっているのだ。これはパクリではなく本歌取りみたいなもので、この1アイデアを基に映画にしたところをほめてあげたい。できれば日本人が先に気付いたら良かったのだろうけど、ともかくただいま不調気にあるJホラーではあるが、もともとの実力はホラーだけはあるのだからぜひとも頑張ってほしい。(男性 30代)


正直なところ、観る前は全く期待をしていなかった作品だったのですが、最近のホラー映画の中では群を抜いてビックリする作品でした。霊の女性にまつわる過去のシーンは不気味で、脚本がよく練られていると思いました。今作には登場人物が少ないですが、俳優陣には演技派が多くその恐怖心がよく伝わってきました。全てが解決した後でも復活して出てくるのではないかと思いビクビクしていましたが、そういう風に思わせるストーリー性も素晴らしいと思います。(男性 20代)

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