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映画『リビング・デッド サバイバー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『リビング・デッド サバイバー』の概要:元彼女のアパートへ私物を取りに来た主人公。彼は睡魔に襲われ寝入ってしまう。ところが翌朝、一夜にして自分以外の人間がゾンビになっていることに気付く。アパート内に籠城する算段を付けた彼は、孤独との戦いへと否応なしに貶められる。

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映画『リビング・デッド サバイバー』の作品情報

リビング・デッド サバイバー

製作年:2017年
上映時間:93分
ジャンル:アクション、ホラー
監督:ドミニク・ローシェ
キャスト:アンデルシュ・ダニエルセン・リー、ゴルシフテ・ファラハニ、ドニ・ラヴァン、シグリッド・ブアジズ etc

映画『リビング・デッド サバイバー』の登場人物(キャスト)

サム(アンデルシュ・ダニエルセン・リー)
人と付き合うのが苦手な青年だが、生き残るための術は心得ている。一人遊びには不自由せず、音楽を創作したりゾンビをペイント銃で撃ってみたりと試行錯誤する。趣味は会話を録音したテープを集めること。
サラ(ゴルシフテ・ファラハニ)
色黒の女性で、夜間に移動していた。サムの銃撃にて命を落とす。妄想では屋上や屋根を伝って移動していた。サムに安寧をもたらし、アパートからの脱出を促す。
アルフレッド(ドニ・ラヴァン)
アパートの住人であったが、ゾンビ化してエレベーターに閉じ込められる。サムの話し相手として毎日、彼の話を聞いていた。エレベーターから解放されると、サムを襲わずに大人しく自室へと戻る。

映画『リビング・デッド サバイバー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『リビング・デッド サバイバー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『リビング・デッド サバイバー』のあらすじ【起】

別れた彼女の家へ私物を取りに来たサム。ところが、彼女の家ではホームパーティーが催されており、人でごった返していた。彼女にはすでに新しい恋人がいるらしく、サムの出現に良い顔をしない。それでもサムは元彼女から私物の在り処を聞いて、部屋の奥へと向かった。目当ての物を見つけ出したサムは疲れ切ってしまい、部屋のソファーで寝入ってしまう。

翌朝、目が覚めたサムは私物を手に部屋から出た。しかし、アパート内は酷く荒らされており、壁には夥しい血飛沫があらゆる場所に飛び散っている。知り合いを見つけたため、声をかけたが、恐ろしい形相で襲い掛かって来る。サムは思わず扉を閉めて窓から外の様子を窺った。すると、外でも逃げ惑う人が襲われていた。

一夜にして何があったのか。襲い掛かる人々はまるでゾンビのようだ。サムは部屋の中を探り録音機器を発見したが、助けを求める声しか録音されていなかった。部屋の外を窺い恐る恐る、屋上へ出てみる。アパートの外も酷い惨劇で、物が散らかり至る所に車が停車していた。

そこで、彼は一室を片付け床掃除を行う。すると、物音がして床がぶち抜かれる。サムは床をぶち抜いて階下へ。下の部屋の住人も被害に遭って亡くなっていた。部屋を物色し、食糧と散弾銃を入手。銃を構えて部屋を出る。息を潜めてアパートの出入り口へ向かったが、外には異様な姿をしたゾンビが多数いた。アパートの出入り口のドアを閉める。管理人の部屋へ向かうと、格子窓からゾンビが手を伸ばしていた。幸い鉄格子が防いでくれている。食べ物とアパート全室の合鍵を入手。

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映画『リビング・デッド サバイバー』のあらすじ【承】

上着を調達し次の部屋へ向かったが、出会い頭でゾンビに遭遇。音に反応して他にも2体のゾンビが現れたため、どうにか逃げ切って部屋のドアに鍵をかけた。その扉にはバツ印をつける。次の部屋には誰もいない様子。食糧と鈴のついた飾り、他にもiPodや顔の防御用にマスクをゲット。部屋から出るとエレベーターの扉が開く。幸い、格子戸付きのエレベーターであったため、ゾンビが乗っていても出られずにもがいていた。サムは格子戸が開けられないよう、革紐で頑丈に結んだ。

翌日は入手した食糧の分配や諸準備を行う。音楽を聴いて部屋にあったドラムを思う存分叩いてみると、音を聞き付けたゾンビがアパートの外に集まって来る。奴らは音に反応することが分かった。

窓にマスを作って、日にちを綴る。ペイント銃で外をさ迷い歩くゾンビを銃撃。音楽を創作するなど暇潰しをした。すると、数日も経つと遺体が腐敗して匂いがし始める。サムは一人、一人を丁重に弔った。時間だけは余るほどある。
だが、その日の夜、シャワーを浴びていると水道管が異様な音を発し水が止まってしまった。そして、ゾンビに襲われる夢を見て飛び起きる。

運動も必要だ。音楽を聴きながらアパート内を走り回る。エレベーターに閉じ込められたゾンビにアルフレッドと名前を付け自己紹介をした。
屋上に器を用意して雨水を入手。その後はアルフレッドを相手に語り続ける。

映画『リビング・デッド サバイバー』のあらすじ【転】

そんなある日、ゾンビを銃撃して遊んでいると、猫の姿を見つける。動物は襲われないのだ。サムは猫缶を餌に猫を誘き寄せようとしたが、猫は物音に怯えて隠れてしまう。そこで、彼は外へ出て猫を探そうとしたが、ゾンビに襲われてしまい命からがらアパートへ戻った。

腹立ち紛れにライフルを発砲。気が付くとゾンビに襲われたせいで、手足に傷ができていた。彼は自分までもがゾンビになることを恐れ急いで傷の消毒を行い、鏡を見つめる。一晩、変容する恐怖と戦った。

怪我を負ってもゾンビにはならないらしい。上階から物音が聞こえては怯える日々。季節が変わって寒さが彼を襲う。食糧はまだあるが、物音が聞こえるだけで怯える生活にはほとほと疲れ切っていた。

外は冬枯れ、景色も寒々しい。いつしかゾンビの姿も見かけなくなった。アルフレッドはまだ生きていて、その日も声をかける。話しかけてもアルフレッドが返事をするはずもなく、苛立ちは募る。試しにドラムを叩き鳴らしてみた。すると、音を聞き付けてどこからかゾンビがこぞってアパートへやって来る。ストレスは彼を苛み、正気を失う寸前だった。

元彼女が間違って持って行ってしまった荷物とは、サムが幼い頃から現在に至るまで、会話を録音して貯めたカセットテープだった。中には両親の声も入っている。どうしてこうなったのか、いっそのこと自分もゾンビになった方が良いのか、様々な思いが脳裏を過り憤りは治まらない。

その日の深夜、またも足音がして飛び起きたサム。いつものように部屋の前を通り過ぎる瞬間に銃撃した。ところが、様子を見に行くと自分が撃った者はゾンビではなかった。女性は腹部を撃たれ虫の息。サムは彼女を室内へ運び込み手当をした。

映画『リビング・デッド サバイバー』の結末・ラスト(ネタバレ)

翌朝、女性の意識が戻る。ハトの肉で作ったスープをご馳走すると、彼女はサラだと名乗った。サラは周辺にも生き残った人間がいるが、サムと同じように籠城しており正気を失っていると言う。彼女はビルや建物の屋根を伝って移動して来たらしい。サムはサラを連れてアパート内を案内し、アルフレッドも紹介した。

会話ができる相手がいるというのは、やはりいいことだ。サラと生活を共にするようになって、サムの精神は落ち着きを取り戻した。生活者が2人に増えたことで、食糧の減りが早い。サムは意を決してゾンビがいて物色できなかった部屋へ入ることにする。3体のゾンビを閉じ込めた部屋だ。ゾンビの始末をしてから中へ入り、食糧を調達した。

サラは屋上から隣の建物へ移る算段を付けている。きっと安全な場所があるはずだと言うが、サムには到底、脱出できそうにない。2人は口論になりサラが部屋へ閉じこもってしまう。サムはよく考えた上でサラと共にアパートから脱出しようと決意する。ところが、部屋の扉を何度ノックしても彼女は出て来ない。そこで、彼ははっとした。

彼女を誤って撃ってしまった夜、手当をする際、サラは意識を失ってしまった。彼女はそこで死んだのではないか。部屋へ入ると案の定、サラの遺体があった。これまでの2人の生活は自分の妄想だったのだ。サムはサラを丁重に弔い、脱出の準備を始めた。

大量のカセットテープに火を放ち、屋上へと向かい脱出しようとしてふと、アルフレッドのことを思い出す。彼をエレベーターから解放すると、アルフレッドはサムを襲うことなく案内された自室へと入って行った。

そこで、火災警報ベルがけたたましく鳴り出す。大量のゾンビがアパートへと入り込み、サムを襲う。どうにか逃げ出し元の部屋へ。ゾンビは視界を遮られると音を頼りに襲うことが分かり、煙が立ち込めた廊下を静かに移動。屋上へと辿り着いた。そこから、ザイルを使って隣の建物へ。背後からゾンビが迫っていたため、慌てて飛び降りた。反動で壁に激突し、一瞬だけ意識を失ったが、どうにか屋根の上へ這い上がる。そこで、周囲を見渡した彼は、屋根を伝って移動して行けば助かるのではないかという希望を見出すのであった。

映画『リビング・デッド サバイバー』の感想・評価・レビュー

フランス発のゾンビ映画にしては一風変わった作品。ポスターやパッケージでは主人公がまるでゾンビと戦うように見えるが、実は内容とはほとんど関係ない。確かに戦うシーンもあるが、メインはそこではなくたった1人、生き残った青年が孤独と戦うことにある。

主人公は元より人付き合いが苦手な性質であるため、一人遊びには困らない。だが、孤独には勝てず、次第に正気を失っていく。ストーリーが進むにつれ、その様子が手に取るように分かり、恐ろしいのはゾンビではなく孤独なのだと感じた。ゾンビ映画ではあるものの、別のシチュエーションでもありそうな気がしないでもないが、なかなかの逸品だと思う。(MIHOシネマ編集部)

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