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映画『マエストロ!』あらすじネタバレ結末と感想

映画『マエストロ!』の概要:2015年公開の日本映画。やむなく楽団を去った演奏者を集めて楽団を再結成させようとする謎の指揮者の男を中心に、音楽の神髄について触れていく奏者達の姿を描いている。

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映画『マエストロ!』 作品情報

マエストロ!

  • 製作年:2015年
  • 上映時間:129分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、音楽
  • 監督:小林聖太郎
  • キャスト:松坂桃李、miwa、西田敏行、古舘寛治 etc

映画『マエストロ!』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

映画『マエストロ!』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『マエストロ!』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『マエストロ!』 あらすじ【起・承】

香坂(松坂桃李)は、一流オーケストラのコンサートマスターで名の知れたヴァイオリニストだった。
しかし時代のニーズに合わないクラシック楽団は遂に解散。
経済的な理由だった。
音楽を諦めることが出来ない香坂は何とか次の身の置き場所を探す。
しかしそんなに甘くなかった。
志望を出していた交響楽団も不採用で終わってしまう。

しかしある時、そんな香坂に誘いの声がかかった。
それは中央交響楽団の再結成に参加しないかというもの。
だが練習は廃工場、一流でない楽器演奏者、そして素人のフルート奏者あまね(miwa)だった。

この交響楽団の再結成を提案したのは天童(西田敏行)という、素性も経歴もわからない指揮者を名乗る男だった。
下ネタを連発するちょっと変わった男で、指揮棒では無く大工工具を代わりに振っている。
そして練習している場所で日曜大工をしていた。

天童は団員達の暮らしや過去に眼を向け、それぞれの的確なアドバイスをして信頼を得始めている。
そこに悪い知らせが届いた。
何とスポンサーが降りたというのだ。
しかも何故天童がこんなことをしているのか?と疑問に思っていた団員も多いところに、詐欺を働いて前楽団を追い出されたという噂が出る。
しかしホールの支配人によりこの濡れ衣は消された。

実は香坂の父親も若い頃楽団に所属していて、その時来た若い指揮者が天童だった。
自分の求める音楽に一生懸命になるあまり文句のように毎日楽団員を怒鳴りつけた日々。
そのせいで団員と天童の間で気を遣う香坂の父は過労で倒れてしまう。
このことで本番の日、団員はボイコットしてしまったという過去がある。
それ以来天童は指揮棒を持っていない。

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映画『マエストロ!』 結末・ラスト(ネタバレ)

スポンサー降板にあたり、楽団員達が自ら新しいスポンサー探しに奮闘する。
そんな中、少しずつだが楽団員になりたいと言う者が増えてきた。
あまねは楽団にいることに二の足を踏んでいる香坂を連れて、ある病院に訪れた。
そこは天童が足を運んでいる病院で、天童の妻が入院していた。

天童の妻は香坂に何か弾いてくれと頼んだ。
病室で演奏した香坂は、そこで父親と天童の姿を思う。
それは昔のオーケストラ時代の2人だった。
あまねは香坂にある楽譜を渡す。
そこには「天籟」と書かれていた。

「天籟」。
香坂は父親に演奏が終わった後、何も音の無い瞬間がある、それが天籟だ」と聞いていた。
この天籟を聴いてみたいと、天童の楽団で演奏する決意を固める。

本番当日のこと。
何とホールは観客で埋まり、期待が高まっている。
遂に天童の指揮で「運命」の演奏が始まった。
それぞれが自分のパートを懸命に演奏し、その音が重なり感動を誘う。
演奏が終わった時。
そして興奮冷めやらぬ中、息を切らしながら放心状態の団員達。
するとあちらこちらから拍手がわき出て歓声が上がった。

翌日も本番2日目。
しかし直前になっても天童の姿が見えない。
携帯も持たない天童と連絡を取ることは難しい。
すると天童が車いすを押して現れる。
乗っているのは妻だった。

団員達が何も知らず観客席に行くと、そこには観客の姿は無かった。
しかし妻のために演奏して欲しいと言う。
香坂のかけ声で演奏することになった団員達。
演奏の後、香坂はホールで間違い無く天籟を聴いた。

練習場に鍵をかけ振り向いた天童の眼に入ったのは、笑顔の団員達の姿だった。
そして香坂に聴く。
「天籟を聴いたか?」と。

映画『マエストロ!』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『マエストロ!』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

西田敏行の演技に注目

この作品に欠かせないのが天道役の西田敏行。
何とも奇妙な出で立ちの指揮者で、女性受けは悪そうだ。
しかも大袈裟な演技にシリアスな作品であるのに、コメディのようにも見えるから不思議。
なんにしても彼の演技が出てきたときから気になって仕方ないのだ。
もう少し押さえた演出ができなかったものか。

miwaの好演

この作品のメインとも言えるのがmiwaの出演である。
シンガーソングライターの彼女の演技は意外にもうまく、まさにやられたという言葉につきる。

また天道に指名され心を動かす演奏の見本となった彼女のフルートを吹く姿は天下一品。
さすがミュージシャンという風格で、演奏シーンだけでグッと来るものがある。
目の表情と言うのか。
阪神大震災で目の前にいる両親が火事で亡くなるのを見たという、心に傷を抱えた難しい役柄であったが彼女の純真さが役にはまっていて良かった。

最後のオケシーン

名シーンは最後の演奏シーンだろう。
言ってしまえば音楽映画はここが見たくて鑑賞するのだ。
お約束ではあるが、弱小だったりダメな演奏者の集まりがみるみる力をつけて最後にドカーンと才能と努力を見せつけるというのが醍醐味。

本作品でも勿論見せてくれる。
しかも自分たちですら放心してしまうような演奏にのめり込んでしまう団員達の様子が手に取るようにわかり非常に臨場感が溢れていた。

下ネタの意味

この映画に果たして下ネタが要るのだろうか?
天童は最初から最後まで下ネタばかりだったが、ただでさえ濃いキャラクターなのにわざわざさらに濃くする必要があるのか謎である。
若干引いてしまった。

映画『マエストロ!』 まとめ

音楽映画はかなりの数があるが、日本映画でここまでの音楽ものは最近は無い。
しかも指揮者のインパクトが強すぎて、そこの若干失笑である。

しかしながらかかっている音楽にはこだわりがあり、場面場面で使い分けている綺麗な音色には演出効果を高めていることは間違い無い。
またシンガーソングライターのmiwaのキャスティングも旬である。
小さくて可愛らしい彼女の愛くるしい姿は違和感無く受け入れることができる。
本作品で好感度がUPしたことは間違い無いだろう。

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