映画『マジック・イン・ムーンライト』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「マジック・イン・ムーンライト」のネタバレあらすじ結末と感想

マジック・イン・ムーンライトの概要:今まで数多くの作品を世に送り出してきたウディ・アレン監督による新作は、マジシャンと霊能力者の恋物語。年下の女の子に振り回される、不器用な男スタンリーに女性がときめくこと必至。

マジック・イン・ムーンライトの作品情報

マジック・イン・ムーンライト

製作年:2014年
上映時間:98分
ジャンル:ラブストーリー
監督:ウディ・アレン
キャスト:アイリーン・アトキンス、コリン・ファース、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ハミッシュ・リンクレイター etc

マジック・イン・ムーンライトの登場人物(キャスト)

スタンリー・クロフォード(コリン・ファース)
世界に名を轟かせる一流のマジシャン。しかし、人間関係は苦手とする。ソフィーと触れ合ううちに、彼の気持ちに少しずつ変化が生まれてくる。
ソフィー・ベイカー(エマ・ストーン)
霊界と通じるという特殊能力を持つ少女。スタンリーと触れ合ううちに、少しずつ彼に惹かれていく。
ハワード・バーカン(サイモン・マグバーニー)
スタンリーの旧友。スタンリーにソフィーの存在を伝えた張本人。
ブライス(ハミッシュ・リンクレイター)
名門、キャトリッジ家の子供。ソフィーに恋をしており、彼女にプロポーズをする。

マジック・イン・ムーンライトのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『マジック・イン・ムーンライト』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

マジック・イン・ムーンライトのあらすじ【起】

時代は遡り、1928年のことである。当時、ウェイリング・ソーというマジシャンが、その圧倒的なマジックで世界中の人々を沸かせていた。彼は、舞台でマジックを披露するときは中国人の扮装をしていたが、実はスタンリー・クロフォードというイギリス人であった。

そして、そのあまりの才能が故か、彼の性格は傲慢で、常に皮肉ばかり口にしてはスタッフに当たり散らす、周囲とはあまり馴染むことができないどうしようもない人物であった。そんな彼の楽屋を、一人の人物が訪ねてくる。ハワード・バーカンという、そんなとっつきにくいスタンリーの数少ない友人で、昔からのマジシャン仲間だった。

ハワードはスタンリーに面白い話を持ってきた、と一人の女性について語りだす。彼女の名前はソフィー・ベイカー、なんと彼女には強力な霊力があり、霊界と通じることのできる霊能力者だというのだ。そして、ソフィー・ベイカーと彼女の母親は、キャトリッジ家という名家からその力を見染められたのだ。

マジック・イン・ムーンライトのあらすじ【承】

そして、なんとそのキャトリッジ家の息子であるブライスがソフィーに恋をしてしまい、彼女にプロポーズをしようとしているという。ハワードの頼みとは、スタンリーにソフィーのトリックを見破ってもらい、ソフィーに言われるがままになっているキャトリッジ家を救い出すことだった。

普段は偏屈なスタンリーであるが、実は彼は超能力や祈りといったことを心から嫌っていた。そして、そんなものがこの世に存在しないことを証明するため、キャトリッジ家のあるコート・ダジュールにハワードと共に向かうのだった。

そして、キャトリッジ家にてスタンリーはソフィーと初めて相対する。ソフィーはスタンリーよりも年下の可愛らしい女性だった。すると、なんとソフィーは初対面であるにも関わらず、知る由も無いスタンリーに関する事実を言い当てるのだった。しかし、単なる偶然に違いない、とスタンリーはソフィーの力を信じようとはしない。それからというもの、スタンリーはソフィーのトリックを見破ろうと躍起になる。

マジック・イン・ムーンライトのあらすじ【転】

しかし、ソフィーはその他にも知る由のない事実を言い当てたり、降霊術を行なったりと、次々とスタンリーの前でその能力を発揮する。そして、ある日スタンリーはトリックを見破るため、ソフィーを誘って二人でドライブに出かけるのだった。

ソフィーは明るい女の子で、自分にない部分を持った彼女にスタンリーは少しずつ心惹かれていく。しかし、その帰り道、二人は急な雨に見舞われてしまう。たまたま近くにあった天文台へ逃げ込んだ二人は、雨が止み空に輝く綺麗な月を見上げながらその距離を縮めるのだった。

ブライスはちょうど出張で留守にしており、それからの1週間はスタンリーにとっては夢のような時間だった。スタンリーは次第に、彼女の能力にはトリックなどなく、天が彼女に授けた本物の才能であると信じるようになっていく。しかし、その頃スタンリーにとって悲しい出来事が起こる。彼にとって数少ない大切な人物である彼の叔母が急に倒れたのだ。病院で彼女の無事を祈った瞬間、スタンリーは自分がいかに馬鹿馬鹿しいことをしているか、とふと我に返った。

マジック・イン・ムーンライトの結末・ラスト(ネタバレ)

そして、今まで浮かれていて見えなかったあらゆることが見えるようになったのだ。キャトリッジ家へと戻ったスタンリーは、ソフィーのトリックを全て明かし始める。実は、スタンリーの類いまれなる才能を妬んだハワードが、全てを企みスタンリーを騙すことで一矢報いようとしていたのだった。つまり、ソフィーはハワードに言われるがままに動いていただけで、彼女に霊能力など最初からなかったのである。

しかし、ソフィーがスタンリーに惹かれ始めていたのは本当だった。最初はスタンリーを騙すことを楽しんでいたソフィーだったが、徐々にそれが苦しくなってきていたのだ。彼女はスタンリーに謝罪するが、スタンリーは自分の信頼を裏切ったソフィーをどうしても許すことができなかった。そして、一度は近づいた二人の距離は再び離れてしまう。

そんな中、ブライスがとうとうソフィーに正式にプロポーズしたのである。そして、ソフィーはそれを受けてしまう。しかし、ちょうどその直後、スタンリーはソフィーを愛している自分を認め、ソフィーを許し彼女にプロポーズをしたのだった。しかし、不器用なスタンリーはプロポーズの場でもソフィーに皮肉を言ってしまい、彼女を傷つけてしまう。そして、スタンリーは改めて彼女に愛を伝え、ソフィーはそれを受け入れたのだった。

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    ①マジックと霊能力

    マジシャンのスタンリーと、霊能力を持つ占い師のソフィ。
    マジックは種も仕掛けもあり、まさに科学的でスタンリーらしい職業だ。反対に占いや霊感などはオカルト的でまゆつばものである。この映画はこの相反するマジックと占いの対立からなる。
    また、偏屈で堅物なスタンリーはいかにもイギリス人らしいし、アメリカの名前もよくわからない片田舎生まれのソフィを少し馬鹿にしている感じすらある。
    ソフィはそんなスタンリーに噛みつくでもなく、受け流し、占い師らしくどこかふわふわした印象だ。

    スタンリーは頑なに霊能力を否定して対立するのだが、そういう人ほど一度信じると今までの反応と180度変わるのがちょっと面白い。

    ②マジックが大人気だった時代

    この映画は1920年代を舞台にしている。
    主人公スタンリーにはどうやらモデルとなった実在のマジシャンがいるらしい。そして、その人物とは違うが、スタンリーのマジシャンとしての姿「チャン・リン・スー」という中国風の人物は実在した。
    実在のチャン・リン・スーも中国人ではなく、アメリカ人が変装していただけのようだ。そしてこのマジシャンは映画『プレステージ』にも登場している。そこでも瞬間移動を売りにしたマジシャンであった。
    『プレステージ』の内容でもわかるように、この時代はマジックが大流行していて、マジシャン同士も仲間というより競い合う関係だった。
    こういった背景を知ると、ハワードのスタンリーに対する妬みもよくわかる。

  2. 匿名 より:

    頑固で偏屈で皮肉ばかりのスタンリーのキャラクターを演じたコリン・ファースが良かった。序盤から周りに毒を吐き、他人を見下し、偉人の名言を言ってみたりと、嫌な人間オーラを振りまいているのだが、ソフィの能力を本物と信じるやいなや一変して笑顔で喜ぶのが可愛らしくほほえましい。
    ソフィを演じたエマ・ストーンは『アメイジング・スパイダーマン』で有名だが、本当に可愛い。
    これならペテン師でなくとも大富豪の息子はイチコロだなあと思った。スタンリーも一目ぼれしたくせに、「光の加減では美人に見える」とかなんとか言うのがまた面白い。

    ウディ・アレンらしいロマンティック・コメディ作品である。特別感動したとか面白かったとかいうわけではないが、起承転結はっきりしたハッピー・エンドを観ると恋って幸せだなあと思える作品ではある。