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映画『メジャーリーグ2』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『メジャーリーグ2』の概要:昨年はインディアンスが大活躍し、ア・リーグ東地区で42年ぶりに優勝を果たした。だが、その興奮が冷めておらず、今年の選手達のコンディションは最悪だった。投手のリッキーは変化球を練習するが、うまくいかずに試合で打たれてしまう。

映画『メジャーリーグ2』の作品情報

メジャーリーグ2

製作年:1994年
上映時間:105分
ジャンル:コメディ
監督:デヴィッド・S・ウォード
キャスト:トム・ベレンジャー、チャーリー・シーン、コービン・バーンセン、デニス・ヘイスバート etc

映画『メジャーリーグ2』の登場人物(キャスト)

リッキー・ボーン(チャーリー・シーン)
元少年鑑別所の野球チームの投手。剛速球投手だったが、現在は変化球の開発に勤しんでいる。恋人のレベッカに勧められ、スポンサー受けをよくするためにスーツを着用し、真面目になろうとする。
ジェイク・テイラー(トム・ベレンジャー)
41歳の捕手。膝を故障している。他に2人も捕手がいるため、コーチ役を打診される。だが、選手としてのプライドがあり、野球を辞めようとする。
ロジャー・ドーン(コービン・バーンセン)
元三塁手。インディアンスのオーナーとなるが、資金が足りず前任のレイチェルに買い戻される。それを機に現役に復帰する。
レイチェル・フェルプス(マーガレット・ホイットン)
インディアンスの元オーナー。インディアンスのことが嫌いで、負けることを望んでいる。
ペドロ・セラノ(デニス・ヘイスバート)
元ブードゥー教信者だったが、仏教に改宗した。平和を愛するようになり、闘争心をなくす。入団してきたタカに発破をかけられ、再び闘争心を燃やすようになる。
ウィリー・メイズ・ヘイズ(オマー・エップス)
昨年は捕球と盗塁で活躍した。アクション映画に出演するが、その影響で足を痛めてしまう。
タカ・タナカ(石橋貴明)
東京ジャイアンツからインディアンスに移籍してきた。豪快な性格。ペドロに何とか闘争心を持たせようと苦心する。
ニッキー・リーズ(ミシェル・バーク)
リッキーの不良時代の友人。現在は学校の先生として働いている。
レベッカ・フラネリー(アリソン・ドゥーディ)
リッキーの恋人。野球の成績よりもスポンサー受けを考え、リッキーにアドバイスするようになる。
ルーブ・ベイカー(エリッキー・ブラスコッター)
インディアンスの新人捕手。返球するのが苦手だったが、ジェイクのアドバイスのお蔭で克服する。

映画『メジャーリーグ2』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『メジャーリーグ2』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『メジャーリーグ2』のあらすじ【起】

野球のシーズンが開幕した。昨年は嫌われ者のオーナーであるレイチェルの妨害にめげず、インディアンスが大活躍し、ア・リーグ東地区で42年ぶりに優勝を果たした。その結果、レイチェルがオーナーを辞めることになった。インディアンスは元三塁手のロジャー・ドーンが買い取り、新しいオーナーに就任した。

インディアンスの選手達は昨年の優勝の興奮が冷めきっておらず、捕手のジェイクは不安を募らせていた。ウィリーはアクション映画に出演しており、足を痛めていた。投手のリッキーは新しい技を生み出すのに必死で、従来の剛速球を投げなくなっていた。ペドロは仏教徒に改心し、すっかり闘争心がなくなり穏やかな性格になっていた。

新人捕手のルーブは投手への返球が暴投してしまう欠点を持っていた。ジェイクはルーブが女性にものすごく興味を持っていることに気づき、投げるときに女性のことを考えて投げるよう指示を出した。ルーブは見事欠点を克服し、返球できるようになった。しかし、試合の結果は散々で、ジェイク自身も膝の故障が響き、ミスを犯してしまっていた。

ジェイクはロジャーからコーチへ回るよう辞令を受けるが、選手としてのプライドがあり、受け入れることができなかった。家に帰り、そのことを恋人のリンに相談した。リンから野球以外の人生があると言われ、ジェイクは辞めることを決意する。

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映画『メジャーリーグ2』のあらすじ【承】

リッキーは恋人のレベッカの助言を受け、イメージアップのために町で暮らす子供達と共に写真を撮ることになった。だが、引率の先生であるニッキーは不良時代の友人だったため、リッキーは気まずい思いをする。リッキーは挨拶もそこそこに立ち去ろうとするが、ニッキーから昔家に忘れていった皮のジャケットを渡される。

インディアンスは昨年の宿敵であるホワイトソックスと対戦することになった。リッキーは考案した変化球を投げるが、ことごとく打たれてしまい、捕手のジャックとの間で険悪な雰囲気になってしまう。ウィリーはホームランを狙ってバットを振るが、毎回捕られてしまい失敗に終わっていた。唯一調子がよかったのはジャックだけだった。

球団を買収したせいで、ロジャーの資金が後2ヶ月で底を尽きようとしていた。シーズン終了まで後4か月も残っており、ロジャーは資金繰りに頭を悩ませることになる。

リッキーは140キロの球しか投げられなくなっていたことに落ち込んでいた。昨年は155キロが投げられていたのに、パワーがなくなってしまったのだ。レベッカはスポンサーには投球よりもイメージの方が大事なのだとリッキーを慰めた。

映画『メジャーリーグ2』のあらすじ【転】

リッキーは前半戦の間ベンチ入りすることになった。試合を見に来ていたニッキーに声を掛けられ、ただのスランプだと慰められる。リッキーは今まで連絡しなかったことを謝罪するが、ニッキーにこれでよかったのだと言われる。ニッキーにはホワイトソックスファンの恋人がいた。リッキーは落ち込んだ気分のまま試合に出場し、ホームランを打たれてしまう。

ジャックは記者達にインディアンスの悪口を言った後、トレードされてシカゴへと移籍していった。監督のルーは怒りを募らせ、勝手にトレードを決めたロジャーに文句を言いに行った。だが、ロジャーは来月の給料が払えなかったので仕方がなかったのだと話し、元ジャイアンツの外野手を入団させたことを話した。

レイチェルが再びオーナーに就任し、ロジャーがゼネラルマネージャになることが決まった。レイチェルはインディアンスに恨みを募らせており、不調をほくそ笑んでいた。ルーは選手達に怒鳴り散らし、やる気を出せと叫ぶが、その影響で心臓発作を起こして倒れてしまう。ルーは入院することになったため、ジェイクに監督業を任せることを決める。そして、ロジャーもなぜか選手に復帰することを決める。

ペドロは入団してきた東京ジャイアンツ出身のタカ・タナカに声を掛けられ、侍と仏教は共存することが可能だと言われる。内に仏教の心を秘めながら、侍のように気迫を見せて戦うのだ。ペドロはそれでも闘争心を見せようとはしなかった。

試合中にリッキーとウィリーがお互いの不調について言い合いを始め、殴り合いの喧嘩に発展してしまう。チーム内のメンバー全員も喧嘩に加わったため、審判からチームごと退場を言い渡される。ルーブはだらけきっているインディアンスの状況に我慢ができず、野球が好きで頑張っているのではないのかと叫んだ。その後試合が続行されるが、ルーブは喧嘩に巻き込まれて足を痛めていた。それを見たリッキーは代走することを決め、久しぶりに盗塁を成功させる。ペドロはタカに男じゃないと馬鹿にされ、闘争心を燃やしてバッターボックスに立ち、ホームランを打った。

映画『メジャーリーグ2』の結末・ラスト(ネタバレ)

リッキーはレベッカが友人に自分の悪口を話しているのを聞いてしまい、別れることにした。その後ニッキーに会いに行き、悩みを打ち明けた。ニッキーと話していると楽しく、リッキーは久しぶりに笑うことができた。そして、町中をバイクで走り、2人は思い出の場所でキスをした。

インディアンスの調子が戻り、ついに首位に躍り出た。だが、リッキーの不調は相変わらずだった。リッキーは観客からヤジを飛ばされ、選手交代を申し出た。別の投手が投げた球が相手チームに打たれてしまうが、タカが機転を利かせてキャッチした。インディアンスは東地区を制覇した。

リッキーはレベッカに最後のお願いとして、スポンサー主催のパーティーに出てくれと頼まれる。同じ日の夜、ニッキーと子供達がお祝いの準備をしてくれていたので顔を出すが、挨拶もそこそこに出て行こうとした。ニッキーに呼び止められ、子供達をないがしろにするなと叱られるが、リッキーは顔を出したのになぜ怒られるか分かっていなかった。

インディアンスの快進撃は続き、“ワールドシリーズ行きのキップまであと1勝”となった。レイチェルは試合前の選手控室に顔を出すと、選手達を褒めまくって緊張させることにした。作戦は見事成功し、インディアンスが連敗を重ねるようになった。

ジェイクはリッキーに会いに行き、世間の非難を気にせずボールを投げろと叱った。昔の自分を取り戻せなければ終わりだと辛辣な言葉を投げかけ、立ち去った。リッキーは腹立たしさを感じながらも、すっかり変わってしまった自分のスーツ姿を鏡で見て落ち込んだ。

試合当日。ジェイクは選手達にルーが危険な状態だと嘘を吐き、彼が勝利を望んでいると話して発破をかけた。選手達は作戦に見事引っ掛かり、やる気を漲らせて試合に臨んだ。途中危ない場面もあったが、ペドロがホームランを打ち、インディアンスの勝利が目前まで迫っていた。そんな中、ジェイクは投手を交代させ、リッキーをマウンドに上がらせた。リッキーはニッキーから返してもらった皮のジャケットを着ていた。観客達はリッキーが蘇ったと歓声を上げた。リッキーは163キロの剛速球を投げ、見事にチームを勝利に導いた。

リッキーはスポンサーに挨拶に行かず、ニッキーと子供達に会いに行き謝罪した。そして、優勝を一生一緒に祝おうと声を掛けた。ニッキーその提案を受け入れ、キスをして抱きしめ合った。

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