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映画『マーシュランド』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『マーシュランド』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『マーシュランド』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『マーシュランド』の結末までのストーリー
  • 『マーシュランド』を見た感想・レビュー
  • 『マーシュランド』を見た人におすすめの映画5選

映画『マーシュランド』の作品情報

マーシュランド

製作年:2014年
上映時間:105分
ジャンル:ミステリー
監督:アルベルト・ロドリゲス
キャスト:ラウール・アレバロ、ハビエル・グティエレス、アントニオ・デ・ラ・トレ、ネレア・バロス etc

映画『マーシュランド』の登場人物(キャスト)

ペドロ(ラウール・アバレロ)
寡黙で実直な若手刑事。フランコ政権をあからさまに批判したため、マドリードから片田舎へ左遷された。
フアン(ハビエル・グティエレス)
陽気な中年刑事。ペドロより先に左遷されてきた。フランコ政権下では治安部隊に所属していた。
ロドリゴ(アントニオ・デラ・トーレ)
失踪した姉妹の父親。川を走る運搬船『プンタル』の船頭。
ロシオ(ネレア・バロス)
失踪した姉妹の母親。姉妹の秘密の一部を知っている。
ヘスス(サルバ・レイナ)
無許可の猟師。逮捕を免れるため、ペドロとフアンに協力する。
キニ(ヘスス・カストロ)
女たらしの美青年。
マリナ(アナ・トメノ)
キニの現在の恋人。失踪した姉妹の友人。
ミゲル(ヘスス・カロサ)
失踪事件を取材する記者。
カーサ(メルセデス・レオン)
狩猟宿の女主人。
アントニオ / セバスティアン(マヌエル・サラス)
狩猟宿の警備員。その正体は、小児性愛者のセバスティアン。
コラレス(アルベルト・ゴンザレス)
町の農場一帯を仕切っている実業家。
アンエリタ(アンジェラ・ベガ)
漁を生業とする女霊能者。
カストロ(ミゲル・アンゲル・ディアス)
2年前に恋人を亡くした青年。

映画『マーシュランド』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『マーシュランド』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『マーシュランド』のあらすじ【起】

フランコ政権の影響が未だ色濃く残る1980年のスペイン。アンダルシアのグアダルキビール湿地近くの町で、祭りの夜に、カルメンとエストレヤという十代の姉妹が失踪する。マドリードから左遷された刑事ペドロとフアンは、捜査を担当する。

ペドロとフアンは、姉妹の自宅を訪ねる。姉妹は衣服と通帳を持って姿を消していた。姉妹の母親ロシオは、捜査の手がかりになる一通の手紙を、父親ロドリゴにばれないように二人に渡す。封筒の中には、裸の姉妹が写った写真のネガが入っている。

ペドロとフアンは、姉妹が通う学校へ行き、クラスメート達から話を聞く。姉妹と一緒に祭りへ行った女生徒達は、解散した後の姉妹の動向は知らないと話す。

ペドロ達は、姉妹が最後に目撃された村の外れへ向かう。目撃者の主婦は、姉妹は知人らしき男が運転するディアーヌ6という車種の白い車に乗り込んだと話す。ペドロ達は、犯人は姉妹の顔見知りだと確信する。

町の労働者の一人が、ペドロ達を女霊能者アンエリタの元へ連れていく。アンエリタは、農場の外れにある廃屋に姉妹達がいる、と告げる。

その夜、ペドロ達は地元警察官を連れて廃屋へ足を踏み入れる。二人は、廃屋近くの池で、姉妹の所持品を発見する。

翌日、ペドロ達は警官隊と共に廃屋周辺を調査する。二人は無許可の猟師ヘススに出会い、逮捕しない代わりに捜査へ協力するよう、ヘススに要求する。

農場地帯を流れる川の中から、姉妹の遺体が発見される。姉妹は拷問の後に殺害され、川に捨てられた。現場にはタイヤ後が残っており、ペドロとフアンは、姉妹はどこか別の場所で殺された後に川へ運ばれたのだと考える。

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映画『マーシュランド』のあらすじ【承】

ペドロとフアンは、遺体が発見されたことを姉妹の両親に伝える。二人が宿へ戻ると、ネガを現像した写真が届いている。写真には、裸の姉妹と、姉妹に迫る男が写っている。

真夜中に、町の青年カストロがペドロ達を訪ねてくる。カストロの恋人ベアトリスは2年前の祭りの夜に失踪し、後に左足のみが発見された。昨年の祭りの夜にもアデラという女性が失踪し、カストロは二人は殺されたのだと訴える。

翌日、ペドロ達は警察署でベアトリスの事件を調べる。フアンはベアトリスの所有物に、姉妹の部屋で見かけた求人チラシが含まれていることに気付く。

ペドロ達は、ヘススの案内で町外れのベアトリスの実家へ向かう。ベアトリスの家族は引っ越しており、二人は無人の家屋から、ベアトリス、姉妹、町に暮らす青年キニが写っている写真を発見する。

ペドロ達は、アデラの祖母を聴取し、アデラがキニと交際していたことを知る。

ペドロ達はキニを監視する。キニは姉妹達が通っていた学校へ行き、姉妹の友人マリナを連れ出して町外れの小屋へ入っていく。

小屋を監視していたペドロ達は、忍び寄ってきたキニに襲われる。フアンにナイフを取り上げられたキニは、カルメンと付き合っていたこと、祭りの夜にはマリナといたことを打ち明ける。

その夜、ペドロは新聞記者のミゲルに、ネガの調査を依頼する。ミゲルは、フアンが過去に治安部隊に所属していたことをペドロに教える。

ペドロとフアンは、姉妹の葬儀に参加する。ロシオは、ロドリゴの車の中から姉妹の通帳を発見したことをペドロ達に伝える。

葬儀後、ペドロ達はロドリゴを尋問する。ロドリゴは、以前プンタルの中で発見した持ち主不明のヘロインを勝手に売り捌いており、姉妹はその報復に殺されたのだと考えている。

翌日、キニはマリナを連れ、町から離れたある狩猟宿へ向かう。数分後、白い帽子を被った男が狩猟宿へ入っていく。監視していたフアンは、いきなり何者かに頭を殴られて気絶する。夕暮れ時、フアンは目を覚ます。

ペドロは、警官隊と共にプンタルを捜索する。ボートの異様な清潔さに違和感を覚えたペドロは、プンタルの監視を強化する。

映画『マーシュランド』のあらすじ【転】

血液検査の結果から、キニは姉妹を殺した犯人ではないことが判明する。ペドロ達はマリナの家を訪れ、祭りの夜について尋問する。マリナの嘘を見抜いたフアンは、マリナの自宅に盗聴器を仕掛ける。

ペドロ達は狩猟宿に向かう。ペドロは、宿の内装が写真に写っていたものと同じだと気付く。フアンが女主人カーサを乱暴に尋問し、ペドロはフアンのやり方に抵抗を覚える。

町へ戻る途中、車に乗り込んできた労働者の男によって、ペドロ達はアンエリタのもとへ連れて行かれる。その男は、ロドリゴが盗んだヘロインの持ち主であった。

アンリエタの夫は、姉妹達が連れ去られた現場を目撃していた。労働者の男は、アンリエタの夫が情報を提供する代わりに、プンタルの監視を解くよう要求する。アンリエタの夫は、姉妹が白のディアーヌ6に乗ったこと、車には帽子の女のイラストのステッカーが貼ってあったことを述べる。

ペドロ達は、アデラの遺品から帽子の女のステッカーを発見する。二人はアデラの祖母を再び聴取し、セバスティアンという男がアデラにステッカーを贈ったことを知る。

宿へ帰ったフアンは、ドアの下に、明朝に町外れの十字架に来い、と書かれたメモを発見する。翌朝、指定の場所を訪れたフアンの前に、マリナを伴ったロシオが現れる。ロシオは、マリナは祭りの夜はキニと一緒ではなかったこと、マリナは狩猟宿で売春していることを話す。

ペドロは、ミゲルの調査結果から、キニがネガに使われたフィルムを購入していたことを知る。ペドロは、写真に写り込んでいる撮影者の調査をミゲルに依頼する。ミゲルは、過去にフアンがデモに参加していた少女を射殺したことを伝える。

ペドロは、以前にセバスチャンが勤めていたホテルへ向かい、セバスチャンは小児性愛者であったために解雇されたことを、支配人から聞き出す。

町では農場労働者によるストライキが始まり、経営者のコラレスが対応に当たっている。フアンは、コラレスの容貌が狩猟宿に入っていった帽子の男と酷似していることに気付く。

映画『マーシュランド』の結末・ラスト(ネタバレ)

その夜、車で移動中のペドロ達は、前を走る白い車に帽子の女のステッカーが貼ってあることに気付き、追跡する。白い車は土地勘の無い二人を振り切り、走り去る。

ペドロはコラレスの血液検査を要求するが、署長に圧力をかけられ却下される。ペドロは署長に迎合するフアンに腹を立て、フアンの過去を責める。フアンは、以前に少女を撃ったのは自分では無いと弁明する。

ペドロ達は、マリナの家に仕掛けた盗聴器を調べる。通話記録から、マリナは狩猟宿と連絡を取っていたことが判明する。

ペドロ達はヘススを車に乗せ、狩猟宿へ急行してカーサを尋問する。カーサは、宿で行われる買春を黙認していたことを打ち明け、宿の警備員アントニオが行方不明のセバスチャンであることを告白する。

ペドロ達は、セバスティアンが住む廃屋に踏み込み、少女達の所持品や売春のための契約書を発見する。隠れていたバスチャンが白い車で逃走し、ペドロ達は追跡する。タイヤが湿地で立ち往生し、三人は徒歩で川を渡りセバスチャンを先回りしようと考える。

草むらからセバスチャンが発砲し、ヘススに続けてフアンとペドロも撃たれる。セバスチャンは止めを刺そうとペドロを殴りつける。立ち上がったフアンは、キニのナイフでセバスチャンを刺し殺す。ペドロ達は、セバスチャンの車のトランクを開け、縛られて傷だらけのマリナを救出する。

セバスチャンが犯人に特定され、少女達に売春させていたキニは逮捕される。成果を挙げたペドロとフアンは、マドリードへの転属が決まる。

マドリードへ帰る前夜、ペドロはバーで飲んでいるフアンのもとへ向かう。ペドロは、バーで待ち合わせていたミゲルから、引き伸ばした写真を受け取る。ペドロは、写真の中の撮影者の腕時計が、フアンが着けているものと同じであることに気付く。

少女を撃ったのはフアンでは無かったと言い張るペドロに対し、ミゲルは、治安部隊と共に銃を手にしたフアンが写っている写真を見せる。ミゲルは、フアンが拷問のプロだったという情報を手に入れていた。

翌朝、ペドロはフアンへの疑問を抱えたまま、フアンとマドリードへの帰路に就く。

映画『マーシュランド』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

本作は、1980年代のスペインの田舎町で起こった少女強姦殺人事件を追う刑事2人が、事件の背景にある闇を目撃していく様子を描いたサスペンス作品。
どんよりと暗くて重い雰囲気だけれど、展開が読めなくて釘付けになった。
また登場人物が多い為、最初は誰が誰なのか分からず混乱するが、色んな人物が繋がりあっていく構図が面白かった。
ラストのじわじわと真実に迫る感じと予想できない衝撃的な結末、湿地帯を意味するタイトルも素晴らしかった。(女性 20代)


スペインの荒涼とした湿地帯を舞台に、二人の刑事が少女連続殺人事件を追うサスペンス。陰鬱な映像美が際立ち、ラストまで息を飲む展開でした。特に、真犯人が農場の労働者を利用して性搾取していたという社会的テーマに衝撃を受けました。フランコ独裁後の不安定なスペイン社会が背景にあり、登場人物それぞれの過去や立場が複雑に絡み合う構成も見応えがありました。決して爽快ではないが、だからこそリアルで余韻が残る秀作です。(30代 男性)


最初は地味な映画かなと思っていましたが、観るほどに引き込まれていきました。湿地帯の閉塞感と、それに呼応するかのような登場人物の暗い過去や葛藤。特にペドロの弟を殺した過去と、その罪を背負いながら捜査にあたる姿に胸が締め付けられました。真相が明らかになるにつれて、「正義」とは何かを考えさせられる構成になっていて、派手さはないけれど質の高いサスペンスだと感じました。(50代 女性)


主演二人の対照的なキャラクターがとても良かったです。過去に秘密を持つフアンと、正義感の強いペドロ。特にフアンが拷問の過去を持ちながらも、捜査にのめり込んでいく姿に、人間の複雑さを感じました。映像も暗くて重たいのに美しい。沼地を飛ぶ鳥のショットが繰り返されて、観るたびに違う意味を持ってくるのが秀逸でした。スペイン映画の底力を感じる、骨太な一作でした。(20代 女性)


ストーリーも映像も重厚で、まさに「大人のサスペンス」。犯人がはっきり明かされるわけではなく、闇に包まれたまま終わる感じがたまらなくリアル。モラルのグレーゾーンを行ったり来たりする警察の描写に、社会への不信感すら抱かせます。でも、それがかえって引き込まれたポイントでした。スペインの社会的背景をもっと知っていたら、さらに楽しめたと思います。(40代 男性)


観終わったあと、しばらく動けませんでした。特に、最後にフアンが見せた笑顔が忘れられません。彼が罪を告白せず、真相の一部が闇に葬られたまま終わるという展開は、現実に即している分、逆に恐ろしかったです。少女たちの人生が軽んじられていく様子に、女性として胸が苦しくなりました。映像も音楽も重厚で、芸術的とも言える完成度の高さです。(30代 女性)


兄を失ったトラウマを抱えるペドロの心の揺れに共感しながら観ていました。特に、犯人を追い詰めていく過程で彼がどんどん変わっていく様子がリアルでした。最終的には一応の決着がつくけれど、スッキリしない結末に、正義とは何かを考えさせられました。映像の陰影や静けさも印象的で、アクションより心理描写重視のサスペンスが好きな人にはぴったりの映画だと思います。(40代 女性)


圧倒的な映像美と、静かに迫る恐怖感がすごかった。湿地帯の風景が不安感を煽り、犯人の行動が徐々に明らかになっていく演出も上手い。特に、少女たちが撮影されたフィルムが発見されるシーンは鳥肌が立ちました。スペインの歴史背景をあまり知らなくても、純粋に映画として完成度が高く、どのシーンも無駄がなかったと思います。海外ミステリー好きには絶対オススメです。(20代 男性)


女性の視点で見ると、この作品はかなりしんどい。でも目を背けてはいけない現実が詰まっていると思いました。少女たちが置かれていた状況、そしてそれを見て見ぬふりをする社会の構造。ラストでペドロがフアンに疑念を抱くシーンは、人間の倫理観の揺らぎを如実に表していて深かったです。単なるミステリーではなく、社会派ドラマとしても強く印象に残る映画でした。(50代 女性)


警察ものの映画はよく観ますが、『マーシュランド』は異色の存在でした。スローペースで淡々と進むように見えて、緊張感は終始途切れず、じわじわと心を締め付けてくる感じ。個人的には、フアンの過去が最後まではっきりと語られない点が、逆に彼の内面の深さを際立たせていたと思います。正義と罪が紙一重であることを痛感させられる重たい作品でした。(60代 男性)

映画『マーシュランド』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『マーシュランド』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ゾディアック

この映画を一言で表すと?

静かな狂気と執念が交錯する、未解決事件の極上サスペンス。

どんな話?

1960〜70年代のサンフランシスコで実際に起きた連続殺人事件「ゾディアック事件」を描いた実録サスペンス。新聞記者や警察、漫画家がそれぞれの視点で謎の犯人を追うが、事件は迷宮入りへと向かう。

ここがおすすめ!

緻密な構成とリアリティのある映像で、観客を事件の渦中に引き込む圧巻の演出。犯罪の恐怖と、それを追う者たちの心理描写が秀逸。『マーシュランド』の持つ静かな緊張感と通じるものがあり、余韻の深さは必見です。

プリズナーズ

この映画を一言で表すと?

愛する者を守るため、正義と狂気の境界線を超える父親の物語。

どんな話?

ペンシルベニア州の小さな町で幼い娘が失踪。絶望した父親は、警察の捜査が進まない中、自ら犯人と思しき男を監禁し、暴力的な手段に出る。果たしてその行動は正義なのか狂気なのか…。

ここがおすすめ!

ヒュー・ジャックマンとジェイク・ギレンホールの鬼気迫る演技に圧倒されます。『マーシュランド』同様、薄暗く重厚な雰囲気と、正義と罪の曖昧さがテーマ。ラストの衝撃と余韻は、観る者の心を深く揺さぶります。

セブン

この映画を一言で表すと?

美学すら感じる猟奇的連続殺人に、魂が試されるサスペンスの金字塔。

どんな話?

引退間近の刑事サマセットと新人のミルズが、七つの大罪に基づいて犯行を重ねる連続殺人犯を追う。事件の背後には深い哲学と社会への皮肉が込められており、やがて二人は想像を超える結末へと導かれる。

ここがおすすめ!

映像の暗さと緊迫感が『マーシュランド』と共通。暴力描写に頼らず、心理的な恐怖でじわじわと追い詰めてくる構成が秀逸。特に衝撃的なラストは、一度観たら決して忘れられません。深く考えさせられる作品です。

メモリーズ・オブ・マーダー

この映画を一言で表すと?

未解決事件の虚無と執着が胸に刺さる、韓国映画史に残る名作。

どんな話?

1980年代の韓国で実際に起きた連続女性殺人事件を題材に、田舎町の刑事たちが手探りで犯人を追い続ける姿を描く。時代の限界、警察の無力さ、そして時間だけが過ぎていく現実に観る者は深い無力感に包まれる。

ここがおすすめ!

ポン・ジュノ監督の代表作で、サスペンスとしての完成度はもちろん、時代と人間の哀しさもにじむ作品。『マーシュランド』と同様に、警察の不完全さと社会的背景が物語に重くのしかかります。結末の余韻は必見。

ミスティック・リバー

この映画を一言で表すと?

過去と現在が交錯する、喪失と罪の物語。

どんな話?

幼少期にある事件を経験した3人の男たちが、大人になってから起きた少女殺害事件を通じて再会する。誰が犯人なのかというミステリーとともに、それぞれの傷と選択が浮き彫りになっていく。

ここがおすすめ!

イーストウッド監督ならではの静謐で重厚な語り口が秀逸。人間の心の闇と再生を描いたドラマで、『マーシュランド』のように一筋縄ではいかない人間関係と後味の苦さを感じたい人におすすめの1本です。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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