「また逢う日まで」のネタバレあらすじ結末と感想。動画フルを無料視聴できる配信は?

また逢う日までの概要:ロマン・ロランの反戦小説『ピエールとリュース』を元に、今井正が監督を務めた純愛映画。戦争によって運命を引き裂かれる男女の悲恋を描く。窓ガラス越しのキスシーンが有名な作品。

また逢う日までの作品情報

また逢う日まで

製作年:1950年
上映時間:111分
ジャンル:ラブストーリー、戦争
監督:今井正
キャスト:岡田英次、久我美子、滝沢修、河野秋武 etc

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また逢う日までの登場人物(キャスト)

田島三郎(岡田英次)
戦争に疑問を抱く学生。唯一慕っていた兄が軍国主義に染まってしまい、孤独を感じている。空襲警報によって、避難した地下鉄のホームで蛍子に一目惚れする。
小野蛍子(久我美子)
貧しい画家。三郎と同様、地下鉄のホームで彼が目に入り一目惚れしていたが、生きることに精一杯で精力的に絵を描く仕事に専念していた。
田島二郎(河野秋武)
三郎の兄。三郎と文学や音楽の話をする優しい人だったが、従軍をきっかけに娯楽への興味を捨てた。法務官である父と共に、軍国主義を非難する二郎の考えを正そうとする。
田島正子(風見章子)
戦死した二郎と三郎の兄の妻。妊娠中。田島家の家事全般をこなす。

また逢う日までのネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『また逢う日まで』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

また逢う日までのあらすじ【起】

出かけようとする田島三郎の元へ電報が届いた。「今夜発て」と書かれた電報を握りしめる三郎は、さらに、近所の人から義姉が倒れたとの報告を受け、焦りを隠せなかった。時刻は10時40分。三郎は、心の中で蛍子に「待っててくれ」と叫んだ。二人が出会った日も、戦争の黒い影が彼らを覆っていた。

ある時、街に空襲警報が鳴り響き、三郎は地下鉄のホームへ逃げ込んだ。同じように逃げて来た人々と身を寄せ合う三郎は、目の前にいる美しい女性に目を奪われた。警報と空爆が止んで外へ出た頃には、彼女の姿は見えなくなっていた。

帰宅した三郎は、兄、次郎が帰って来ていることに気付き、ひっそりと義姉、正子にだけ声を掛け自室へと入った。しかし、正子の言葉によって帰宅を悟られた三郎は、渋々居間にいる二郎と父に顔を出すと、またそそくさと部屋へ戻った。三郎は、軍に入ってからいかめしくなった兄を嫌厭していた。

二郎は、部屋に籠った三郎の元を訪れた。彼は、レコードや文学を楽しむ弟へ戦争への意識を高めるよう説得したが、当の三郎は「民族同士が殺し合うのがどうして立派なことだろうか。盲目的に戦場へ飛び出すことが立派なことだなんて」と意見した。その言葉に激昂した二郎は、素直に命が惜しいと言えと叱咤した。三郎は「命を失うのは惜しくない。犠牲になることも構わない。意味が分かりさえすればね」と反論。二郎はさらに腹を立て、弟を殴り付けた。

そこには、三郎が唯一心を許した学徒らしい兄の姿はなく、軍国主義に染まった軍人がいるだけだった。

また逢う日までのあらすじ【承】

三郎は、何に対しても妥協しない友人、イザワが好きだった。イザワだけは、芋のことを本当の飯と呼ぶような友人らと表面上の談笑をすることはなかったのだ。三郎は、そんなイザワだけは自分の孤独を理解してくれるかもしれないと感じていた。

下校途中、友人の兄を尋ねて印刷会社、白楊社を訪れた三郎は、建物から出てきた蛍子を見つけた。「とうとう会っちゃった!」と浮き足立つ三郎は、ついに彼女へ声を掛けた。

正式に知り合った二人は、翌日も白楊社の前で待ち合わせをした。蛍子は画家だった。しかし、彼女の絵を見た三郎は、デッサンこそしっかりしているが芸術とは程遠い挿絵やポスターを見て「なんのために絵を描いてんの?」と質問した。蛍子は「生きるため。注文通りよ、売れりゃいいのよ」と答えた。三郎は生活に苦しむ蛍子に同情し、彼女のためにも生きようと決めた。

その後何度も待ち合わせし会話を楽しむ二人だったが、蛍子はついに三郎へ「いつ兵隊へ行くの?」と不安を露わにした。三郎は、二人でいる時に暗い話はやめようと彼女を諭し、自分の肖像画を描くよう彼女へ提案した。そんな仲睦まじい二人の背中を、二郎は目撃してしまった。

帰宅した三郎は、兄が帰って来ていることに気付き、またしても音を立てないよう自室に逃げようとした。しかし、居間にいた父は彼を呼びつけると、火曜日にカミシロ中将の家に行き、軍への紹介状を書いて貰うよう言い付けた。その日は、蛍子との約束がある日だった。

二郎は、心ここに在らずといった反応をする三郎を責めた。そして、今後蛍子との密会をしないよう説教をした。

また逢う日までのあらすじ【転】

二郎の説教を受け、自分では蛍子を幸せにできないと考えた三郎は、彼女にその気持ちを伝えた。もうこれ以上会わない方がいいのではないかという彼の言葉を聞いた蛍子は取り乱し、「離さないで、捕まえてて」と懇願した。自分達の力ではどうにもできない戦争という脅威に晒されている二人は、別れ際、窓ガラス越しにキスを交わした。

職場にいる父の元へ、二郎が突発事故で重体という知らせが届いた。父はそのまま仕事を続行したが、同じように連絡を受けた三郎は病院へ駆け付けていた。二郎は、朦朧とした意識の中で「うちのこと、頼む。俺と二人分幸福になってくれよ」と三郎へ言い残し息を引き取った。三郎は「もっと兄さんと話がしたかったんだ!」と泣き崩れた。

兄の死後、「二人分の幸福」を実現しようとした三郎は、より一層蛍子との絆を深めた。そんな中、友人達の元には続々と赤紙が届いており、イザワまでもが出兵してしまっていた。そして、次は自分だと恐れる三郎の元へもついに赤紙が届いたのである。

蛍子の自宅を訪れた三郎は、召集令状によって明後日出発すると伝えた。彼は「今度会う時、結婚しよう」と言い、蛍子もそれに同意した。泣きながら抱き合う二人は、なんとしてでも生きようと固く誓い合った。

また逢う日までの結末・ラスト(ネタバレ)

二人は別れを惜しみ、出発までの時間を有意義に過ごそうと決めた。翌日の朝10時に待ち合わせの約束をした三郎は、自分から離れようとしない蛍子へ「最後の日を楽しく過ごそう」と励まし、彼女の家を後にした。

翌日、泣き晴らした娘を心配する蛍子の母は、男の影を察していた。蛍子は覚悟を決めて、想い人が出征するため、今日が彼と会える最後の日だと母へ打ち明けた。自身も駆け落ちの末家庭を持っている母は、優しく「行っておいで」と声を掛けた。母は出掛ける娘を抱き締めると「何も言わない。ただ幸せなら」と囁き、彼女を送り出した。

蛍子は、待ち合わせ場所である駅のホームで三郎を待っていた。しかし、10時40分を過ぎても彼は現れず、蛍子は心の中で「何かあったんじゃないか。早く来て」と彼を待ち侘びた。

一方の三郎は、出征のために乗る汽車の時間が早まったことと義姉の流産を受けて、家から出られずにいた。落ち着きのない義弟の様子を察した正子は、「どうぞお出掛けになって」と彼を送り出した。

街に突然空襲警報が鳴り響いた。慌てふためく人々は皆地下に潜ったが、蛍子はそれでもホームで彼を待った。そんな彼女の頭上へ爆弾が降り注ぎ、ホームは跡形もなく崩れてしまった。時刻は12時であった。

三郎は、夕方になって蛍子の自宅を訪れたが、そこには誰もいなかった。彼は「今夜発つ。一目会いたい」とメモを残し、家を去った。帰宅してメモを見つけた蛍子の母は慌てて駅へ向かったが、三郎を乗せた汽車は出発した後だった。

昭和20年、秋。蛍子の母は、三郎の部屋に飾られた、娘が遺した彼の肖像画へ頭を下げた。

また逢う日までの感想・評価・レビュー

あまりに切ない結末に、途中からオチに勘付いていたものの胸が痛んだ。

蛍子に初めて声を掛けた時の、三郎のはしゃぎようと言ったら!彼らの純情はとても可愛い。いわゆる胸キュンだった。しかし、頭をよぎってしまうのは、これが戦時中でなければ、彼らは同じように恋に落ちただろうかという疑問だ。

戦争という異常な情勢があってこその愛だったのか、現代にも通用する愛なのか、少し考えてしまった。(MIHOシネマ編集部)

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