映画『MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-」のネタバレあらすじ結末と感想

MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-の概要:夜の町で謎の生物を拾った奥手な主人公。彼は隣の工場に務める美しい女性に恋をしていたが、ひょんなきっかけで両想いだったことが判明。その矢先、謎の生物が女性へと襲い掛かり寄生してしまう。彼女を助けるべく、主人公は血生臭い戦いへと巻き込まれていく。

MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-の作品情報

MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-

製作年:2005年
上映時間:90分
ジャンル:SF、アクション、ホラー
監督:山口雄大、山本淳一
キャスト:高橋一生、河井青葉、山本彩乃、増本庄一郎 etc

MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-の登場人物(キャスト)

ヨウジ(高橋一生)
工場に勤務する若者。奥手で大人しい性格。隣の工場に務めるサチコへと思いを寄せ、彼女を眺めるのが唯一の楽しみ。両想いだと知ったサチコが謎の生物に寄生されことで、血生臭い戦いへと身を投じることになる。
サチコ(河井青葉)
幼少期から高校まで、美しいがために父親から虐待されて育った女性。体中に傷痕があり、凄惨な過去の記憶のせいで少々、病んでいる。ヨウジに好意を寄せていたが、謎の生物に寄生されてしまう。
辻本(手塚とおる)
謎の生物を追い続け、研究している男。娘の生存のために生物を培養しており、ヨウジに寄生させ実験体にする。
サチノ(山本彩乃)
辻本の娘で謎の生物に寄生されていたことがある。現在も寄生されており、首筋にコアが埋まっている。自我はないが、寄生されている様子もない。基本的に無表情で言葉を発しない。

MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-のあらすじ【起】

工場に勤務するヨウジは内気な性格で、同僚や先輩達とも深い関わりを持たない。そんな彼の楽しみは休憩中に隣の工場で働く女性、サチコを眺めることだ。声をかければ会話くらいはできるだろうが、そんな勇気はどこにもないのだった。

そんなある夜、ヨウジは映画館へ向かい、女装した男性に追いかけられる。抵抗すると逆上され痛めつけられた。ゴミ置き場に倒れたヨウジだったが、女装男性が去った後、謎の生物が襲い掛かってきたので咄嗟に避ける。それは、カメのような甲羅を持った見たこともない生物だった。弱っているのか途端に動かなくなったので、恐る恐るそれを拾って帰宅した。

翌日、仕事終わりに会社の工作機械で謎の生物に穴を開けてみようと試みたが、非常に硬い素材でできているようで、穴が開くどころか工作機械の方が破損してしまうのだった。
結局、何か分からないので持ち帰って押し入れに隠した。その時、アパートの隣人が訪ねて来て、風俗へ行こうと誘われる。強引な隣人はヨウジの先輩でもあったため、誘いを断ることができずに仕方なく繁華街へ。

夜の町で会社の同僚達とサチコ達の姿を垣間見るも、先輩に引き摺られて風俗へ向かう。だが、ヨウジは風俗嬢を前にたじたじ。さっき見たサチコが気になって逃げ出してしまう。

MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-のあらすじ【承】

繁華街を抜けてアパート近くの公園に差し掛かった時、会社の先輩がサチコと歩いているのを発見する。どうやら彼女は無理矢理に引っ張られているようで、襲われそうになっている。ヨウジは咄嗟に彼女を助けに入るも、先輩によって殴られてしまう。このことで、先輩は興を削がれ去って行くのだった。

よろめくヨウジにサチコが付き添ってアパートまで送ってくれた。帰宅後に初めて自己紹介。休憩中に見るサチコへ好意を寄せていたヨウジだったが、どうやらサチコの方もヨウジを気にしていたようだった。

両想いであることが分かったため、緊張しつつも身体を寄せようとする2人。だが、サチコの身体には幼少期より、父親によって受けた虐待で多数の傷痕があると言う。その1つを目にしたヨウジは気の毒に思い手を引いてしまう。
すると、サチコは過去の記憶を思い出して錯乱状態に陥る。すると、彼女の強い感情に反応した謎の生物が押し入れから飛び出して来て、彼女へと襲い掛かるのだった。

生物は全身に触手を伸ばし、サチコを雁字搦めにする。ヨウジが取り外そうとすると、触手は彼を殴ってサチコから引き離してしまう。事の成り行きを茫然と見守るヨウジ。生物は彼女の身体を異形の姿へと変貌させてしまうのだった。

助けを求めるサチコに何もできないヨウジ。そこへ、隣人の先輩がやって来るが、操られているサチコが瞬時に殺害。生物は彼女の両目を塞ぎ、完全なる操り人形としてしまうのだった。その後、異形と化したサチコに襲われたヨウジは、アパートの外へ投げ出されて気絶してしまう。

MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-のあらすじ【転】

意識が戻ったヨウジ。だが、そこは見知らぬアパートの1室だった。部屋には包帯だらけの少女と男がいる。男の言う話では少女ミチノは男辻本の娘で以前、謎の生物に寄生されていたらしい。辻本は娘を救うべく生物を引き剥がしたが、その一部が未だ体内に残されていると言うのだった。

辻本に聞かれるがまま、事情を話したヨウジ。辻本は生物について知り得る話を彼に聞かせた。
謎の生物は人間に寄生して、共食いを目的に戦い続けているらしく、本体は銀色のコアの中にいる。コアはコックピットのようなもので、そこから人間の全神経を把握して戦い、相手のコアを捕食することで終息する。
寄生するには強い負の感情が必要らしく、それが戦いの原動力となる。寄生された人間にとっては苦痛しか齎さない脅威の存在だった。

サチコはそんな生物に寄生されたのである。しかも、成体となったためにもう助けることができない。もし助けたいと思うならば、早く殺してやるのが最善だと言う。それを聞いたヨウジは、深い悲しみに襲われるのであった。

サチコに責められる夢を見て起きたヨウジ。どうやらあのまま眠ってしまったらしく、辺りはすでに薄暗い。彼が起きたと同時に部屋の隅にいたミチノが動き出す。彼女はヨウジを引っ張って隣室の襖を開けた。そこでは謎の生物が培養され育てられている。ヨウジは辻本の画策によって培養された生物に実験体として寄生されてしまうのだった。

しかし、ヨウジはサチコに何も言えないまま自我を奪われることに、強い抵抗を示した。そうして、彼は両目を塞がれることなく片目のみを塞がれることで、闘争本能を残したまま自我を保つことに成功する。それから自分のコアを自ら握り潰し、辻本を殺害。早々にアパートから逃亡した。

MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-の結末・ラスト(ネタバレ)

倉庫裏にて身を潜め、夜を明かしたヨウジ。朝になって闘争本能のせいで幼い少女を1人殺害してしまう。このことで決意を固めた彼は行動を開始し、サチコの気配を探った。そして、住宅街の一角でサラリーマンを襲っている彼女を発見。ヨウジは彼女へと必死に呼びかけたが、サチコは完全に意識を奪われているようだった。

サチコの右肩にはコアが見えている。あれを破壊すれば、彼女は救われるはずだ。ヨウジは奴の支配からサチコを解放するため、立ち向かった。しかし、一瞬の隙を突かれて反撃されてしまう。

無様に倒れたヨウジをコアの中の生物が嘲笑する。サチコと戦闘再開。だが、奴は戦い慣れているのか、ヨウジをいとも簡単に痛めつける。サチコが右手の銃からミサイルを発射。身動きの取れないヨウジを倒そうとした。だが、ミサイルではヨウジを倒せず歯噛みする生物。奴は一旦、その場から逃走する。

工場の資材置き場へとやって来たヨウジだったが、背後に迫ったサチコに襲われてしまう。どうにか拘束から逃れ、物陰に隠れて反撃の機会を窺った。しかし、背後を取ろうとして見つかってしまい、火炎放射機のような武器で追われる羽目になる。補充の機会を狙って背後を取ったヨウジ。彼はサチコを拘束し彼女へと呼びかけるが、生物の支配力は強力だ。反撃されて血塗れになりながらも、必死にサチコ自身へと声を掛け続けるヨウジ。

すると、その言葉に記憶を巡らせたサチコが、一瞬自我を取り戻し殺して欲しいと懇願。ヨウジは彼女の願いを叶えるべく、必死に奴へと対抗。そうして、自らも体内にて武器を造り出し、逃げてと呟くサチコ諸共、生物を倒すのだった。

満身創痍となったヨウジの前にミチノが現れる。彼女の首筋にはまだコアが埋まっていた。ミチノは首からコアを取り出してヨウジへと移植。彼は自我を失い、コアの生物に支配を委ねた。そうして辺りが暗くなった頃、ヨウジが前以て体内に仕掛けていた爆弾が爆破。コア諸共自爆したのだった。

謎の生物が報告している。今回の戦闘にてヨウジという乗り物は、生物にとって未知なる原動力で動く優れた戦闘機であることが分かった。ヨウジという乗り物があれば、今までの兵器“ネクロボーグ”はもう必要ないと言う。自らの意思を残したまま強い感情を増幅させることにより、優れた戦闘能力を発揮させる戦闘機。
奴らにとって共食いはただのゲームなのだった。
ヨウジの対戦相手は、同じように感情で能力を発揮したサチコという乗り物だった。再生された2人は、奴らの次世代型戦闘機として“ミートボールマシン”と名付けられるのだった。

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