映画『ミッション:インポッシブル4/ゴースト・プロトコル』の概要:今まで数多くの不可能を可能にしてきたIMFのエージェント、イーサン・ハント。イーサンが、再び達成不可能と思われる高難度のミッションに挑む!前作で仲間となったベンジーも大活躍。
映画『ミッション:インポッシブル4/ゴースト・プロトコル』の作品情報
上映時間:132分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ブラッド・バード
キャスト:トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、ポーラ・パットン etc
映画『ミッション:インポッシブル4/ゴースト・プロトコル』の登場人物(キャスト)
- イーサン・ハント(トム・クルーズ)
- IMFに所属する腕利きのエージェント。どんなに不可能と思われるミッションも達成する。
- ウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)
- 分析官。実はイーサンに対してある負い目を感じている。
- カート・ヘンドリクス(ミカエル・ニクヴィスト)
- 戦略家。核を用い世界を作りかえようとしている。
- サビーヌ・モロー(レア・セドゥ)
- 女殺し屋。トレヴァーを殺害する。
- ジェーン・カーター(ポーラ・パットン)
- エージェント。トレヴァーの恋人だった。
- トレヴァー・ハナウェイ(ジョシュ・ホロウェイ)
- 機密ファイルの奪取の際、モローに殺されたエージェント。
- ベンジー・ダン(サイモン・ペグ)
- IMFのエージェント。情報処理能力に長けている。
- ジュリア・ハント(ミシェル・モナハン)
- イーサンの妻。死んだと思われていたが……?
映画『ミッション:インポッシブル4/ゴースト・プロトコル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ミッション:インポッシブル4/ゴースト・プロトコル』のあらすじ【起】
世間には知られていない極秘組織、Impossible Mission Force、通称IMF。その組織には、どんなに不可能なミッションをも可能にする、凄腕のエージェント、イーサン・ハントが所属していた。
しかし、何故か物語はイーサンがロシアの監獄で逮捕されている場面から始まる。大人しく収監されていたイーサンだったが、IMFがイーサンの力が必要となったため、同じくIMFに所属するエージェント、ベンジーがイーサンを誘導し脱獄させる。
本来であればその頃、トレヴァーというスパイが「コバルト」という人物から機密ファイルを盗み出すはずだった。しかし、トレヴァーはモローという殺し屋に殺され、作戦に失敗したのだった。イーサンは、モローに盗まれたこのファイルを取り返すべく招集を受けたのだ。脱獄を果たしたイーサンは任務達成のために動き出すが、なんとその矢先でロシアの宮殿、クレムリンが何者かによって爆破されてしまう。そしてなんと、イーサン達にその容疑がかかるのだった。
映画『ミッション:インポッシブル4/ゴースト・プロトコル』のあらすじ【承】
そんな現状を知ったアメリカ政府は、イーサン達に対して「ゴースト・プロトコル」を言い渡すのだった。「ゴースト・プロトコル」とは、アメリカ政府が作戦に対して一切関与をしないという取り決めのことで、つまりイーサン達はアメリカ政府から見捨てられたのだ。
イーサン達の上司であるIMF長官がそのことを伝えにくるが、なんとその直後、長官が何者かによって車内で殺害されてしまう。このことから、イーサンは国にも上司にも頼れなくなってしまったのだ。仕方なく、イーサンは自分を信じ行動をとることとする。
同じ車に乗っていたブラントという男と共に車から脱出したイーサンは、まずは仲間との合流を図るのだった。そして独自の調査を進めた彼らは、クレムリンを爆破し自分達を陥れた人物こそがコバルトであり、本名はカートという戦略家であることを知るのだった。カートは危険思想の持ち主で、核攻撃で一度この世を浄化することによって、人間は次のステップへ行けると考えているのだ。
映画『ミッション:インポッシブル4/ゴースト・プロトコル』のあらすじ【転】
カートがクレムリンを爆破した理由は、彼がクレムリンに潜入したという痕跡を消すためだった。カートは、クレムリン内に保管してあった核兵器発射制御装置を盗み出していたのだ。そして、元々トレヴァーが狙っており、現在モローの手の中にあるファイルには、その装置の起動コードが記されていた。
そして、モローとカートは、その起動コードをネタに取引を行おうとしていた。そのことを聞きつけたイーサン達は、ジェーンというエージェントがモローに変装することで、取引を破綻させようと考えるのだった。実はジェーンは亡くなったトレヴァーの恋人で、彼女はモローを殺しトレヴァーの仇を討つのだった。
そして、計画通り作戦は進むが、最後の最後でカートに逃げられてしまう。そしてその騒動の中、ただの分析官と思っていたブラントが、かなりの手練れであることが発覚するのだった。実はブラントは元諜報部員だった。しかし、以前イーサンの妻、ジュリアを護衛していた際に任務に失敗し、その際ジュリアが命を落としたことを忘れられずにいたのだ。
映画『ミッション:インポッシブル4/ゴースト・プロトコル』の結末・ラスト(ネタバレ)
そして、イーサン達とカートの最後の戦いがムンバイで幕を開く。彼らはムンバイで開かれていたパーティで逃走劇を繰り広げ、とうとうイーサンがカートを捕えるのだった。そして、カートが持っていた核発射装置を取り返すと、その核弾頭を無効にすることに成功する。不発弾となった核は、後に無事に回収された。
そして、再び不可能と思われた任務を達成したイーサン達は、その成功を祝って打ち上げを行なっていた。打ち上げに出席していたブラントは、ぼーっとイーサンの様子を見つめていた。するとイーサンはどこか遠い場所に視線を向けていた。その視線を辿ると、何と死んだと思っていたジュリアがそこに立っていたのだ。
実は別の任務を達成するために、ジュリアは死んだという設定にする必要があったのだ。ジュリアを救えなかったという罪の意識に囚われていたブラントだったが、この事実を知ったことによりその意識から解放される。そして、ブラントは笑顔でイーサンと酒を交わすのだった。
映画『ミッション:インポッシブル4/ゴースト・プロトコル』の感想・評価・レビュー
オープニングからアクション炸裂ですぐに引き込まれた。予測のつかないストーリー展開と次々に出てくるガジェット類にテンションが上がりっぱなしな分、最後の静かな語り合いが余計に心に響く。
舞台がブダペスト、ロシア、ドバイ、インドと大移動して、各国の特徴を活かしたエピソードがうまかった。パーティーシーンも豪華でイーサンやジェーンのドレスアップした姿も決まっていて、戦闘シーンとのギャップがあって楽しめる。トム・クルーズの筋肉がますます鍛え上げられ、動きを完全にコントロールする身体能力の高さにも感嘆した。次作を予感させる終わり方も期待が膨らんでよかった。(女性 40代)
周りを固める面々を含め、キャストは最高です。ただし、ミッションインポッシブルという一大シリーズものとして観ると、どうにも既視感が否めませんでした。
過去作が良かっただけに期待値が上回ってしまったようです。おそらく、普通に観ればクールなアクション映画として面白いかと思います。一度頭を白紙に戻して鑑賞することをオススメします。
音楽は相変わらずカッコいいです。(女性 20代)
シリーズの中でもまた新しい展開で、今回はミッションを行った時のミスによりクレムリンでの爆破事件の犯人とされてしまう。なぜそこにから始まるんだと驚かされるオープニングから、高層ビルのアクションまで引き寄せられるシーンばかりでさすがだと思った。
今回は新キャラクターブラントがとても魅力的で、高いところから飛び降りなければいけない場面での準備運動がすごく可愛かった。(女性 20代)
何回見ても面白い‼クレムリンの爆破に始まり、ずっとハラハラドキドキしっぱなし。特にドバイの高層タワーをよじ登るところは冷や汗もの、他のメンバーたちも大忙しでとにかく目が離せません。お笑い要素のベンジー、イケメンのブラント、美しくタフなジェーンのチームワークもバッチリでこのメンバーが一番しっくりきて好きです。一難去ってまた一難、そしていつもギリギリ、始めから最後までアクションシーンの連続で全く飽きが来ません。敵役のレア・セドゥも美しくとても良かったです。シリーズの中で一番派手で見せ場だらけで見応えがあると思います。(女性 30代)
現時点で6作ある人気シリーズの4作目。アクションシーンについては今のところこの作品が一番印象に残っている。ドバイの世界一高いビル、ブルジュ・ハリファをよじ登るシーンは高所恐怖症の人なら観ているだけでも目眩がするのではなかろうか。そして終盤の巨大立体駐車場のシーン。ここでの3次元アクションは見応え十分だ。例によって筋はそれほど重要ではないが、最後の元妻の遠景はこれまでの作品を観ていた人には嬉しいシーン。そしてベンジーがもたらすテンポがシリーズをアップデートしている。(男性 40代)
今作で個性的な仲間が勢ぞろいし、チームメンバーとのやり取りだけで楽しい。やはりスパイ映画はチームとの連携がしっくりくる。ひとりひとりのキャラクターの感情表現も繊細に描写され好感が持てた。とくにジェレミー・レナーの役がかっこよくて大好きだ。
アクションシーンも迫力があり、高所での場面は見ているこちらが冷や冷やするくらいだった。これをCGなしでこなしているのだから、トム・クルーズの役者魂には感服させられる。(男性 30代)
みんなの感想・レビュー
私が興奮したのはトム・クルーズが使用するアイテムたち。カメラ機能付きのコンタクトレンズやら、CG背景偽造装置やら、やたらと高性能なスマートフォンやら……。これ、『007』じゃないですか!主役級のアイテムはないものの、それぞれを駆使しなければミッションは達成できない。どういう使い方をするのか、どう魅せてくれるのか?という点に注目してみると、本作はなかなかいい感じでした。
トム・クルーズはあんまり好きじゃないんですけど、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』での演技が気に入り、過去作も観てみようかなぁ……と思ったんですよね。良質なアクション映画に出会うことができて幸せです。やっぱり、食わず嫌いはいけませんね。これからは超人マット・デイモンの映画もガンガン観ていこうと思っています。
ところで、本作の制作に名を連ねているのは『スター・トレック』でお馴染みのJ.J.エイブラムス。彼の映画は見た目重視で中身がからっぽ、中盤がダレる傾向があるように思うのですが、本作はそうでもありませんでした。ブラッド・バードが上手くコントロールしたんでしょうかね。