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映画『ミザリー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ミザリー』の概要:スティーヴン・キングの小説を原作とした、サスペンスホラー映画。吹雪の中で事故を起こした有名作家を助けた自称ナンバーワンのファンの女性が、次第にその狂気をあらわにし、作家を監禁してしまう。

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映画『ミザリー』の作品情報

ミザリー

製作年:1990年
上映時間:108分
ジャンル:サスペンス、ホラー、ミステリー
監督:ロブ・ライナー
キャスト:ジェームズ・カーン、キャシー・ベイツ、ローレン・バコール、リチャード・ファーンズワース etc

映画『ミザリー』の登場人物(キャスト)

アニー・ウィルクス(キャシー・ベイツ)
ポールの“一番のファン”。ストーキング行為の結果、ポールを事故から救うことになるが、「ミザリー」最新作を読んでポールを監禁。「ミザリー」を生き返らせる事を強要する。かんしゃくを起こしやすく、カッとなると何をするかわからない凶暴な女性。看護婦だったが、患者を殺していたことが発覚し、逮捕された経歴を持つ。夫とは離婚しているらしい。ミザリーと名づけた豚を飼っている。
ポール・シェルダン(ジェームス・カーン)
「ミザリー」シリーズが大ヒットした気作家。「ミザリー」シリーズは8作品世に出しているが、ミザリーだけで終わりたくないという考えを持っていて、新作執筆のためにコロラドのロッジに篭る。作品が完成した際には、タバコ1本、火をつけるためのマッチ1本、シャンパンを必ず用意して楽しむ。げんを担ぐことが多く、作品のコピーは絶対に取らないなどのこだわりを持つ。娘が1人いる。

映画『ミザリー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ミザリー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ミザリー』のあらすじ【起】

作家のポール・シェルダンは、コロラドの別荘で新作を書き上げ、雪道を車で走っていた。
そして、スリップ事故を起こしてしまった。

“一番のファン”を名乗るアニーの家で目覚めたポール。
電話が通じず、雪で道路も通行止めだったが、看護婦のアニーはかいがいしく看病をする。
“一番のファン”アニーは、ポールが事故を起こした時に尾行していた、と平然と言う。
アニーを信頼したポールは、新作の原稿を読みたいというアニーの願いを聞き入れる。

その頃、NYにいるポールのエージェントは、連絡が途絶えたポールを心配していた。
シルバークリークの保安官に連絡し、ポールの捜索を頼む。
しかし、何も見つけられなかった。

町に出て「ミザリー」の新作を買い、興奮して戻ってきたアニー。
道路は町までしか通じていなく、家の電話は使えないが、エージェントや病院に連絡しておいたという。

その後、「ミザリー」を読み終えたアニーは、出産でミザリーが死ぬという結末に激怒する。
そして、連絡したのは嘘だと言って家から出て行った。

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映画『ミザリー』のあらすじ【承】

翌日、戻ってきたアニーは、ポールに新作の原稿を燃やすことを強要。
“一番のファン”には、コピーがあるという嘘も通用しない。

ポールは念のために、アニーが2錠渡してくる鎮痛剤の1錠を、隠して溜め込むようにした。

車椅子を用意し、タイプライターと紙を買ってきたアニー。
ミザリーを生き返らせろと、強く要求する。
高級な紙はインクがにじむと説明すると、再び激昂して、アニーは新しい紙を買いに出かけた。

アニーが落としたヘアピンで、部屋の鍵を開けて脱出を試みるポール。
両足を骨折しているポールはまともに動けないため、電話で助けを呼ぼうとするが、電話線すらつながっていない。
鎮痛剤を少し盗み、急いで部屋に戻った。

アニーの帰宅直前に部屋に戻り、痛みのせいでのた打ち回っていたから鎮痛剤が欲しいと訴えるポール。
そして、どうにかその場をしのいだ。

一方、FBIも加わってのポールの捜索は、ポールの車が雪の中から見つかったことで終了。
ポールの死体は雪の下に埋まっていると誰もが思ったが、車のドアの傷を見た保安官は、ポールの生存を確信していた。

映画『ミザリー』のあらすじ【転】

書いた小説は、ことごとくアニーが却下していく。
しかし、ようやくアニーが納得できる「ミザリー」が動き始める。

主人公ミザリーが高貴な血筋だったという設定に、アニーは大興奮。
しかもポールから、一緒にミザリーの生還を祝うという提案をされて有頂天になる。
ポールは、溜めていた鎮痛剤の粉をアニーのワインに入れ、脱出の計画を立てていた。
ロウソクを灯して本式の乾杯をしようと提案し、薬を入れるが、アニーはワインをこぼしてしまった。

脱出のタイミングを計りながら、ポールの執筆は続く。

ある雨の夜、アニーは憂鬱になっていた。
足の怪我は治りかけていて、小説も完成間近だと知るアニーは、ポールがいなくなるのを恐れていた。
その夜、アニーは外出した。

家の中を探っていたポールは、アニーのアルバムを発見。
アニーの周りには死が多すぎて、殺人看護婦として逮捕された事もあった。
ナイフを盗んだポールは、殺される前に殺す決意を固めた。
しかし真夜中、ポールはアニーに注射を打たれて気を失う。
動いていた置物の位置で、ポールが部屋から出ていたことがばれたのだ。

映画『ミザリー』の結末・ラスト(ネタバレ)

アニーは、ポールを逃がしたくないという考えから、ポールの両足をひどく痛めつけた。
町でアニーを見かけた保安官は、アニーの過去を調べ上げた。
そして「ミザリー」のファンだという事に気付く。

聞き込みをすると、アニーがタイプ用紙を買っていた事がわかり、アニーの家に向かう。
危険を察したアニーは、ポールを薬で朦朧とさせて地下に隠した。

何食わぬ顔で保安官を迎え入れ、自分がポールの跡を継ぐために小説を書いていると話す。
手がかりを入手できなかった保安官は、アニーの家を後にした。
直後、目を覚ましたポールは助けを求める。
しかしアニーは戻ってきた保安官を殺し、ポールと2人で死ぬことを強要する。

ポールは、ミザリーを書き上げてからだと説得。

アニーにタバコ、マッチ、シャンパンを用意させ、ミザリーを書き上げたと告げる。
アニーの分のグラスを用意させているうちに、準備を整えた。
そしてアニーの目の前で、原稿を燃やした。
ポールとアニーは乱闘になるが、アニーの狂気よりも、ポールの生きる気持ちが勝利した。

1年半後、ポールの新作は大ヒットした。
しかし、アニーの幻影に悩まされ続けていた。

映画『ミザリー』の感想・評価・レビュー

ファン心理から来る人間の狂気を描いた作品。キャシー・ベイツが、暴力的で不安定なキャラクターを見事に演じているが故に、臨場感のある恐ろしさを感じる事が出来る。エンディングもしこりの残る終わり方となっている為、良い意味でも悪い意味でも余韻が残る映画である。人に好かれるという事も、度が過ぎると考えものなのかもしれないと思わされる内容であった。現代でこういった人物がいるのであれば、間違いなく即逮捕される事だろう。(男性 30代)


突然癇癪を起こしキレだすアニーがとにかく怖いです。トンカチを使ってポールの足首を骨折させるシーンは、観ていてとても痛そうで、映画内の世界だと分かっていても、ポールを演じた俳優さんが心配になりました。アニーは自分の思い通りにならないとすぐキレる厄介な女性です。彼女はまるで地雷や爆弾のようで、いつどんなタイミングで怒りが爆発するのか、ビクビクしながら観ていました。期限が良い時は愛嬌のある優しい女性なのですが、カッとなると常軌を逸した行動を取るので、取り扱いが難しすぎる人物だと感じました。(女性 20代)


狂ったおばさんVS人気作家。あの名作ホラー作家の巨匠スティーヴン・キング原作。生きている人間の恐ろしさには敵わない。吹雪、監禁、狂ったおばさん、最恐の舞台が揃っており、面白くないわけがない。吹雪の日に車で事故に遭い怪我をした人気作家のポール、アニーという女性に助けられ、アニーの自宅で看病を受けるが彼女の正体は…。
キャシー・ベイツ演じるアニーにはトラウマ覚悟。狂気に憑りつかれた人間の恐怖を存分に味わってほしい。(女性 30代)


キャシー・ベイツの好演が全てのようではあるが、主人公を演じたカーンも相当うまく立ち回っており、キャシーに対する恐怖や痛みのリアクションが適切に入ったことで、ミザリーは成立している。つまり映画としてはこの二人はベストなコンビネーションを発揮したといえる。雪に閉ざされた小さな家の中で起こる物語でもこの二人の縦横無尽な演技のおかげでせせこましさを感じさせない広がりのある作品となった。(男性 30代)


キャシー・ベイツがとにかく怖い。
今のは怒られないかなとドキドキする、笑顔のベイツ、安心、ベイツ表情がなくなる。
そして、ベイツ癇癪。恐ろしすぎる。
その癇癪が暴力的なので、とにかく観ていて痛い。
ストーカーという言葉ができる前は、そういう行為を「ミザリーみたい」と表現していたことを思い出した。

ストーカー行為を理解できない人はポール、そうでない人はアニー、感情移入が誰になるかで自分のタイプが分かるかもしれない。
アニーだったら気をつけないと…(女性 40代)


この類いの映画はあまり観ないが、勧められて鑑賞。ストーリーはおもしろかったと思うが、とにかく怖い。ホラー映画とは違った怖さがある。衝撃がすごくて、あまり感想が思い浮かばなかったと思うくらいにはハラハラして、緊張を肌で感じる作品だった。これを機に原作も読みたいと思う。(女性 20代)

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みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    映画公開当時はあまり知られていなかった「ストーカー」に監禁される恐怖を、見事に表現している作品です。

    ナンバーワンのファンを語るアニーが「何度もロッジを覗きに行ったのよ」、「実は尾行してたの」と告白する時点で、ストーカーという言葉が知られている現代なら通報されてもいいようなもの。
    全く気が付かずに、暢気にお礼を言うポールの鈍感さにはどうしたものかと思う部分があります。
    バスター保安官の危機感の無さにも「早く気が付いて」とハラハラさせられます。

    後半でポールがコツコツ溜め込んだ薬をアニーのワイングラスに仕込んだ後、そのグラスが倒れるシーンでの、ポールを演じたジェームズ・カーンの表情が絶妙です。表情だけで全てを物語っています。
    家の中を勝手に移動するときもどこにアニーの罠があるかわからない緊張感、いつアニーが帰ってくるかわからない緊迫感が伝わり、見終わるまで緊張する、手に汗握る展開の映画です。

  2. まきまき より:

    いまだに有名な「ミザリー」
    仰る通り、まさに手に汗握るハラハラ感…本当に怖いです。
    登場人物の名前=タイトルでこれほど有名な作品もないのでは…。
    ハンニバルも有名ですが、普段あまり洋画に興味を示さないようなアニオタ・漫画オタ勢の間でもミザリーは有名なのが凄い。
    しかも古い映画だというのに。
    心理的にオタクと通じるものでもあるのでしょうかね。

  3. 匿名 より:

    自称ナンバーワンのファンで、ストーキング行為もしているアニーですが、ポールを騙して閉じ込めてしまいます。
    そして頭に血が上りやすく、すぐ暴力に訴えます。

    この作品のもうひとつの面白さが、豹変するアニーを演じたキャシー・ベイツの演技力です。
    当時はまだ無名に近かったキャシー・ベイツですが、有名俳優のジェームズ・カーンと並ぶ演技力を発揮しています。

    顔から表情が消えて、次のシーンでは重そうなタイプライター専用用紙をたたきつけたり。
    一見するとアニーはヒステリックな女性なのですが、スイッチが入ったときの表情の変化が恐ろしいです。
    アニーの暴力で意識を失って、次に目覚めたポールの目の前では満面の笑みを浮かべている事が多いですが、その笑顔が恐ろしく思えるという演技力、映し方も飛びぬけている映画です。

  4. 匿名 より:

    スティーヴン・キングの小説が原作で、小説家が主人公の映画は「シャイニング」「シークレット・ウィンドウ」などと数多くありますが、これは実際にありそうな内容のストーリー展開のものです。
    実際にスティーヴン・キングが体験した出来事が基になっている、という説もあります。

    本作「ミザリー」でアカデミー賞主演女優賞を受賞したキャシー・ベイツの出世作でもあり、名作と言われることも多い映画です。
    何度見てもハラハラドキドキして、アニーの家から脱出してからも悪夢が続くという、ちょっとした後味の悪さもあります。
    「ストーカー」という言葉が一般的な時代ではないからこその、ナンバーワンのファンの恐ろしさが表現されています。