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映画『ミックス。』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ミックス。』の概要:人気脚本家・古沢良太によるオリジナル脚本作品。彼氏に振られて田舎に戻った元天才卓球少女と落ちこぼれの元プロボクサーが卓球男女混合ペアを組み、人生の逆転を狙う。石川佳純や水谷隼といった実際の卓球選手も登場する。

映画『ミックス。』の作品情報

ミックス。

製作年:2017年
上映時間:120分
ジャンル:コメディ、ラブストーリー、スポーツ
監督:督石川淳一
キャスト:新垣結衣、瑛太、広末涼子、瀬戸康史 etc

映画『ミックス。』の登場人物(キャスト)

富田多満子(新垣結衣)
スパルタの母に天才卓球少女と期待され特訓させられていたが、中学生の時に母が亡くなってからは卓球との関わりを絶つ。28歳になった彼女は、恋人にフラれ、会社も辞めて田舎に戻り、父の経営するフラワー卓球クラブの再建に乗り出す。
萩原久(瑛太)
元プロボクサー。目を怪我して引退してからは、仕事を転々としている。妻の上司を不倫相手と勘違いし殴ったことがきっかけで離婚する。妻の連れ子の娘がいる。
吉岡弥生(広末涼子)
多満子のことを子供のころから知っている女性。医者と結婚し、フラワー卓球クラブでコーチをしている。
佐々木優馬(佐野勇斗)
フラワー卓球クラブの会員の一人。不登校で学校に行っていない。卓球について詳しいが、実力が伴わない。
落合元信(遠藤憲一)
フラワー卓球クラブの会員の一人。プチトマト農園を営んでいる。
落合美佳(田中美佐子)
元信の妻。元信と一緒にフラワー卓球クラブに通っている。
江島晃彦(瀬戸康史)
イケメン天才卓球選手。多満子の勤める会社の卓球部に所属することになり、多満子と付き合い始める。しかし、小笠原愛莉が現れると、多満子を捨てる。
小笠原愛莉(永野芽郁)
卓球界のアイドル的存在。江島と同じ会社の卓球部に入り、江島とミックスのペアを組む。

映画『ミックス。』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ミックス。』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ミックス。』のあらすじ【起】

富田多満子という女と、萩原久という男が同じ電車に乗っている。萩原は空いている車内で、女子中学生のそばに近づいて行った。不審に思った多満子が萩原に近づくと、二人はバランスを崩し、萩原が多満子を押し倒したような体勢になる。二日酔いの多満子は、そのまま吐いてしまう。

多満子の母は、彼女を天才卓球少女にすべく、スパルタ特訓をしていた。多満子は、自分は天才ではなく、表彰台で1位に輝いている王子様のような江島晃彦こそ天才だと思っていた。中学生の時に母が亡くなると、多満子は卓球との関わりを絶ち、普通の女の子になった。

28歳になりOLをしている多満子は、会社の卓球部に入って来た江島と急接近する。多満子は江島と付き合い始めるが、卓球のことは何も分からないふりをした。

小笠原愛莉という若くて可愛い子が、江島と同じ卓球部に入って来た。美男美女で卓球も上手い江島と小笠原は、ミックス(男女混合)のペアを組むことになった。

ある日、多満子が江島を驚かせようと部屋に隠れていると、江島は小笠原を連れて帰って来た。

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映画『ミックス。』のあらすじ【承】

多満子は会社を辞めて実家へ戻った。多満子の父は友人の借金の保証人になっており、亡き母の跡を継いで経営しているフラワー卓球クラブを売るつもりだという。

多満子は、幼い頃からの知り合いの吉岡弥生と再会した。彼女は医者と結婚して、クラブで卓球のコーチをしている。弥生は多満子にもコーチをお願いした。

弥生は、多満子をクラブの会員に紹介した。卓球オタクで不登校の佐々木優馬と、トマト農園を営む落合夫妻は、元天才卓球少女だという多満子の登場に浮かれている。その傍で、萩原が一人練習していた。多満子に気付いた萩原は、彼女に勝負を挑んだ。久々にラケットを握った多満子だったが、その腕は健在だった。

活気のないクラブを建て直すべく、全日本卓球選手権に出てクラブをアピールようと多満子は提案した。競争率の低いミックスなら素人でも勝てる可能性があるという。そこで、弥生と優馬のペア、落合夫妻ペアが決まった。萩原は大会に出るつもりはなかったが、仕方なく多満子と組むことになった。

神奈川県予選会に出場するも、フラワー卓球クラブのメンバーは惨敗した。多満子は、萩原とぶつかって足をくじいてしまった。

映画『ミックス。』のあらすじ【転】

萩原が働いている工事現場に、多満子が手作り弁当を持って現れた。萩原は、多満子の足の包帯を巻き直した。彼は元プロボクサーだったが、目を怪我して引退したという。仕事を転々とし、酒を飲んで帰った時に、家にいた妻の上司を浮気相手と勘違いして殴り、離婚したという。卓球を始めたのは、卓球部に入った娘とラリーをしたかったからであった。

多満子が萩原と一緒に江島の様子を見に行くと、江島は多満子の悪口を言っていた。

多満子たちは、打倒江島・小笠原ペアに燃えた。よく行く中華料理店の中国人店員二人が、実は卓球がうまいことが判明し、コーチを頼むことにした。彼らのスパルタ特訓で、クラブのメンバーは実力を上げていった。

ある日、萩原の元妻と娘がクラブにやって来た。彼女たちは萩原のことを許していて、元妻の紹介で萩原を雇ってくれる会社があるという。

多満子の元には江島が現れ、彼は小笠原とペアを解消し、私生活でも別れたという。多満子は、やり直したいと言う江島を振り切って去って行った。

映画『ミックス。』の結末・ラスト(ネタバレ)

多満子は江島のことを諦めきれず、彼とやり直したいとクラブの皆に言った。萩原も元妻と娘の元へ帰ることになり、残されたメンバーも大会に出るのを辞めた。

予選会当日、優馬は皆にメールを送り、弥生たちも会場へ向かった。

多満子は、結局江島の元へは戻らず、地元の工場で働いていた。そこに萩原が迎えに来た。

弥生・優馬ペアも、落合夫妻ペアも、健闘したが負けてしまった。そこに多満子たちが到着した。会場には、小笠原とよりを戻した江島がいる。

多満子・萩原ペアは決勝まで進み、江島・小笠原ペアと戦うことになった。萩原は、元妻が上司と再婚することを多満子に報告した。決勝は接戦だったが、多満子たちは惜しくも負けてしまった。

後日、中華料理店は多満子たちの人気で賑わっている。落合夫妻は、畑を増やそうかと話している。弥生は、周りのセレブな奥様に合わせていたのを辞め、ありのままの自分を出すようになった。萩原は工事現場に戻り、一生懸命働いている。多満子の父は、借金が返せそうだと母の仏壇に報告している。

多満子率いる卓球クラブは活気に溢れ、優馬が事務局長として働いている。会員数100人を目標に、フラワー卓球クラブは邁進している。

映画『ミックス。』の感想・評価・レビュー

出演している俳優陣からは想像ができないようなコメディ映画だった。
若干のチープさは否めないが、話自体が分かりやすくおもしろい。卓球の男女混合ダブルスで捨てられた元彼に雪辱を晴らすというスポ根要素と、新垣結衣と瑛太の近づきそうで近づかない恋模様を描いた恋愛要素が上手く混ざった作品である。
深く見入ってしまうような映画ではないが、軽い気持ちで観ると期待以上に楽しめる映画だ。ラストで結局元彼ペアとの接戦を落とし雪辱を晴らせないという展開も、それまで描いていた主人公らしい終わり方だった。(男性 20代)


分かりやすいストーリーなので考え込むことなく楽しめてよかった。スポーツ、特に卓球が好きな人はより楽しんでみることができる作品だと思う。スポーツだけではなく、恋愛要素やコメディ要素があったりと様々な要素が詰め込まれていたが、詰め込まれすぎているという印象にはならなかったので問題なく観ることができた。

俳優陣がとても豪華でとても良かった。瑛太さんと新垣結衣さんの息の合ったやりとりが面白かった。(女性 20代)

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