映画『プーと大人になった僕』のあらすじ・感想・評価(ネタバレなし) | MIHOシネマ

「プーと大人になった僕」のあらすじ・感想・評価(ネタバレなし)

クリストファー・ロビンは結婚し、セールスマンとして働くようになった。子供にも恵まれ幸せに暮らしていたが、忙しい日々に悩みを抱えるようになる。そんなある日、少年の頃友達だった、クマのぬいぐるみのプーが現れる。

プーと大人になった僕の作品情報

プーと大人になった僕

タイトル
プーと大人になった僕
原題
Christopher Robin
製作年
2018年
日本公開日
2018年9月14日(金)
上映時間
不明
ジャンル
コメディ
アドベンチャー
アニメ
監督
マーク・フォースター
脚本
アレックス・ロス・ペリー
アリソン・シュローダー
製作
ブリガム・テイラー
クリスティン・バー
製作総指揮
レネ・ウルフ
ジェレミー・ジョーンズ
キャスト
ユアン・マクレガー
ヘイリー・アトウェル
マーク・ゲイティス
ジム・カミングス
クリス・オダウド
ブラッド・ギャレット
トビー・ジョーンズ
ニック・モハメッド
製作国
アメリカ
配給
ディズニー

プーと大人になった僕の作品概要

A・A・ミルン原作の児童小説『クマのプーさん』と、ウォルト・ディズニー・カンパニーが制作したアニメーション『くまのプーさん』を元に作られている。今作では、「100エーカーの森」でぬいぐるみのプー達と冒険を繰り広げていたクリストファー・ロビンの、大人に成長した姿が描かれている。主演のクリストファー・ロビンを演じたのは、『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』(15)や『ゴーストライター』(10)など、数々の映画に出演しているユアン・マクレガーである。

プーと大人になった僕の予告動画

プーと大人になった僕の登場人物(キャスト)

クリストファー・ロビン(ユアン・マクレガー)
想像力が豊かな少年だった。現在は、家庭と仕事に追われ、忙しい日々を送っている。
プー(ジム・カミングス)
クマのぬいぐるみ。ハチミツが大好物。考えることが少し苦手。仲間思い。クリストファー・ロビンの一番の友達だった。

プーと大人になった僕のあらすじ(ネタバレなし)

クリストファー・ロビンは想像力が豊かな少年だった。色んな物を集めるのが大好きで、部屋は物で溢れ返っていた。その中でも、クマのぬいぐるみであるプーが一番のお気に入りで、一番の友達だった。しかし、別れのときが来てしまう。クリストファー・ロビンは「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」という約束をプーと交わした。

月日は流れ、クリストファー・ロビンは結婚し、子供も誕生して幸せに暮らしていた。だがその一方で、セールスマンとして働く多忙な日々で、悩みを抱えるようになっていた。そんなある日、クリストファー・ロビンがベンチに座って物思いに耽っていると、かつての友達であるプーが目の前に現れる。

子供の頃の宝物を、どうして大人は忘れてしまうのだろうか。どうして、クリストファー・ロビンは大好きだったプーのことを忘れていたのだろうか。2人の再会が、新たな奇跡を呼び起こそうとしていた。

プーと大人になった僕の感想・評価

大人になったクリストファー・ロビン

映画や本を見終わると、この主人公達の未来はどうなっていくのだろうと想像したことはあるのではないだろうか。まさしく、今作の『プーと大人になった僕』では、皆が親しんでいるアニメ『くまのプーさん』の未来の姿が描かれている。

中年と言っていいほど成長したクリストファー・ロビンが、仕事のことを悩んでいる姿は、少年時代のクリストファー・ロビンのイメージとかけ離れ過ぎていて衝撃を受けるかもしれない。だが、自分達が子供だった頃を想像しても、そのまま大人になるというのはあり得ない。想像力が豊かな少年だったクリストファー・ロビンも、仕事や結婚を通して現実にぶち当たり悩みを抱えるようになる。それは、アニメの『くまのプーさん』とは違い、見ている大人達が共感できるような内容になっているのではないだろうか。

ぬいぐるみのプー

『くまのプーさん』を実写化すると聞くと、やはりぬいぐるみのプー達をどうやって登場させるのだろうかと、まず疑問を抱くのではないだろうか。今作では、テディベア姿のプーが登場している。アニメのプーをモチーフにしたぬいぐるみではなく、毛があり、まさしくクマのぬいぐるみという出で立ちのぬいぐるみを採用しているところはポイントだと思う。映画内に違和感なく溶け込んでいる。そして、赤い服を着用していることで、きちんと「クマのプー」であることを認識できるようになっている。

プーの動く姿は本当に可愛らしく、丁寧に作り込まれているところに感動を覚える。クリストファー・ロビンを見上げる仕草や、少し首をかしげるところなど、プーが生きていることが感じられるようになっている。

ジム・カミングス

プー役を務めるジム・カミングスは、1988年からアニメ版の『くまのプーさん』でも声優を担当した人物である。アニメを見たことがある人なら、きっと頭の片隅にこのジム・カミングスの声が残っていると思う。可愛らしいけれどもどこか抜けて、とぼけたように感じる彼の声は、まさしくプーにぴったりだと思う。

実写化という新しい試みの中、変わらない部分があるというのは見ている人に安心感と安定感をもたらすと思う。クリストファー・ロビンとの声の掛け合いは、どこか懐かしいような気持ちにもさせられる。吹き替え版ももちろん素晴らしいものが出来上がるのだろうと思うが、ぜひ字幕版でジム・カミングスのプーを一度は感じて欲しいと思う。プーのどこかフワフワと掴みどころのない部分が、よく表れていると思う。

プーと大人になった僕の公開前に見ておきたい映画

映画『プーと大人になった僕』の公開前に見ておきたい映画をピックアップしています。『プーと大人になった僕』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

くまのプーさん

映画『くまのプーさん』(11)は、今作に登場するクリストファー・ロビンの少年時代が描かれているアニメ作品である。今作を見る前に視聴すれば、より理解が深められると思う。もちろん、プー以外にもイーヨーやティガーなど、お馴染のキャラクター達が多数登場している。

クリストファー・ロビンにとって動物のぬいぐるみはとても大切で、自分の友達でもあった。その中でも、クマのぬいぐるみのプーが一番の友達だった。ある朝、目を覚ましたプーはハチミツを食べようとするが、家の中のハチミツは全て食べ尽くした後だった。プーは空腹に耐えながら、ハチミツを探しに出かけることにした。その時、ロバのイーヨーのしっぽが無くなっていることに気づく。

クリストファー・ロビンはプーや仲間達を集め、「イーヨーの新しいしっぽを見つけるコンテスト」を開催することを宣言した。プー達はイーヨーのために、新しいしっぽを見つけることができるのだろうか。

詳細 くまのプーさん

テッド

『テッド』(12)は今作と同じように、人間×クマのぬいぐるみが登場するお話となっている。ただ、『テッド』は今作と違い過激な描写があるため、15歳未満の観賞を禁止しているので注意が必要である。また、ファミリー向けに再編集したPG12版もあるため、年齢や好みに合わせて選択して頂ければいいと思う。

少年のジョン・ベネットは、クリスマス・イヴに親友が欲しいとサンタに願った。翌朝、両親からテディベアがプレゼントとして贈られた。ジョンはそのぬいぐるみに、「テッド」と名付けた。ジョンはテッドを抱き締めながら、「おしゃべりできたらいいのに」と願った。すると翌日、テッドが意思を持って動き出した。

27年後。ジョンも大人に成長し、テッドも年を取った。テッドは麻薬を吸ったり女性と遊んだり、見た目は変わらないのに中身はすっかり中年オヤジになっていた。ジョンの彼女はだらしないテッドに苛立ち、結婚を決断しないジョンに腹を立てていた。そこで、ジョンに頼み、テッドを家から追い出してもらった。テッドは就職先を探し、自分で生活をしていかなければならなくなる。

詳細 テッド

ネバーランド

『ネバーランド』(04)は今作と同じ、マーク・フォースターが監督を務めている。主演の劇作家ジェームス・マシュー・バリを、ジョニー・デップが演じている。第77回アカデミー賞では、作曲賞を受賞している。ぜひ、劇中の音楽に耳を傾けながら鑑賞して欲しい。

『ネバーランド』では、ジェームスが戯曲『ピーター・パン』を作るまでの過程が、実話を元に描かれている。ロンドンの劇場で、ジェームスは劇作家として働いていた。新作『リトル・メアリー』を上演するが、満足のいく評価は得られなかった。そんな時、公園を散歩中に、未亡人のシルヴィアと4人の子供達に出会う。ジェームスはシルヴィア一家と交流を深めていく中で、三男のピーターのことが気に掛かるようになった。ピーターは父親を失った悲しみで、心に深い傷を負っていた。

詳細 ネバーランド

プーと大人になった僕のレビュー・評判・口コミ(Twitterの反応)

プーと大人になった僕のまとめ

大人になるにつれて子供時代に大切にしたものを少しずつ無くしていく、そんな経験は誰にでもあるのではないだろうか。大人になったクリストファー・ロビンが、家庭や仕事など現実的なところに悩みを抱えているところが、この映画の面白いところだと思う。そして、クリストファー・ロビンのために、かつての友人達が集結する。大人達はこの映画を見てクリストファー・ロビンに感情移入できるだろうし、子供達は友人のために頑張ろうとするプー達の姿を応援したくなるのではないだろうか。まさしく、大人も子供も一緒になって観賞できる映画だと思う。

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