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映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』あらすじネタバレ結末と感想

映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』の概要:ゴヤの最高傑作でありながら行方知れずとなっていた名画をめぐり、次々と事件が起こる。ジョニー・デップの演じるチャーリー・モルデガイが名画の秘密に迫るコメディ。2015年公開のアメリカ映画。

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映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』 作品情報

チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密

  • 製作年:2015年
  • 上映時間:107分
  • ジャンル:コメディ、ミステリー、アクション
  • 監督:デヴィッド・コープ
  • キャスト:ジョニー・デップ、グウィネス・パルトロー、ユアン・マクレガー、オリヴィア・マン etc

映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』 評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★☆☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★☆☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』 あらすじ【起・承】

オックスフォードの絵画修復士ブロンウェンが国際的なテロリストのストラーゴに殺害され、修復中のゴヤの絵が盗まれるという事件が発生した。しかしストラーゴも何者かに絵を奪われてしまう。イギリス警察MI5の捜査官マートランド警部補(ユアン・マクレガー)はストラーゴを逮捕するには絵の行方を追うのがベストだと考え、美術界の裏情報に詳しいチャーリー・モルデガイ(ジョニー・デップ)に協力を依頼する。

チャーリーと妻のジョアンナ(グウィネス・パルトロー)はマートランドと大学時代の同窓生で、マートランドはジョアンナに横恋慕中。イギリス貴族のチャーリーは大きな屋敷で暮らしていたが、モルデガイ家の財政は火の車で多額の税金を滞納していた。さらにチャーリーはマートランドのおかげで闇家業を続けられており、協力するしかなかった。

商売敵のグレアムはスペイン絵画の修復に3か月もかかるのはおかしいと言う。チャーリーは密輸のスペシャリスト・スピノザにも情報を聞く。スピノザにはモルデガイ家のロールスロイスをアメリカの富豪・クランプへ密輸するよう依頼していた。しかしスピノザはストラーゴに射殺され、チャーリーも命を狙われる。召使で用心棒のジョックのおかげで命拾いしたチャーリーは、ブロンウェンのアトリエへ向かう。

チャーリーの睨んだ通り、盗まれた絵の正体はゴヤの最高傑作とされる幻の名画“ウェリントン公爵夫人(以下公爵夫人)”だった。この名画の裏にはドイツ軍のゲーリングがスイスの地下銀行に隠した莫大な財産の口座番号がメモしてあり、ストラーゴの目当てはその口座番号だった。絵の謎が解けたところで、チャーリーはロシア人に拉致されてしまう。

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映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』 結末・ラスト(ネタバレ)

チャーリーを拉致したのはモスクワのロマノフだった。マフィアで収集家のロマノフも公爵夫人を狙っており、チャーリーは拷問されかけるが、またもやジョックに救われる。

ロンドンに戻ったチャーリーは屋敷に帰る間もなく、マートランドによってロスへ飛ばされる。マートランドはチャーリーが留守の間にジョアンナを誘惑しようと目論んでいた。ジョアンナはチャーリーの身を案じて、独自で公爵夫人を追っていた。

ロスでクランプの大豪邸を訪れたチャーリーは、自分が売却したロールスロイスの天井にスピノザが公爵夫人を隠していたことを知る。公爵夫人を手に入れたクランプは大規模なパーティーを催す。チャーリーとジョックは騒ぎに紛れて絵を盗もうとするが、クランプの娘・ジョージナと通じていたストラーゴによってクランプは殺害され、絵も盗まれる。ジョアンナとマートランドもロスに駆けつけ2人を追跡する。しかし隠れ家のモーテルでマートランドは絵を焼いてしまい、炎が薬品に引火して大爆発を起こす。

チャーリーは燃やされた絵が偽物だと見抜いていた。実は本物の公爵夫人はブロンウェイの恋人だった伯爵の屋敷のトイレに飾られており、それを見て贋作を製作したブロンウェイは本物だと偽ってクランプに売りつけようとしていたのだ。

チャーリーとジョアンナはお金のために伯爵の屋敷から公爵夫人を盗み出す。2人は細工を施した公爵夫人をロマノフの美術商であるグレアムに見せ、競売でロマノフに売りつけるという計画を立てる。しかしその噂はストラーゴやマートランド、さらには中国マフィアの耳にも入り、当日の会場は大変なことになる。何とか1000万ポンドでロマノフが競り落とし、チャーリーは喜んでお金を受け取りに行くが、滞納した税金と諸経費を引かれるとチャーリーの取り分はたったの2642ポンドだった。

後日。チャーリーとジョアンナは屋敷で本物の公爵夫人を眺めながら風呂に浸かっていた。お金は手に入らなかったが、この傑作とジョアンナの愛があればチャーリーは幸せだった。

映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

チャーリーのちょび髭

あらすじとは特に関係ないのだが、ジョニー・デップの演じるチャーリーはかなりの変わり者でやたらとちょび髭にこだわっている。妻のジョアンナはこのちょび髭を嫌がり、キスをすると吐きそうになる。もらいゲロ体質のチャーリーもその度に“おえっ!”となる。それでもチャーリーは、どうしてもちょび髭を剃りたくないとごねる。最後のオチもそこだったわけだが、本当にどうでもいい。

本作はこの“どうでもいい”ことに異様な執着を見せる映画であり、そこが決定的なマイナス要因となっている。他にも召使のジョックが絶倫だとか、クランプの娘が淫乱だとかしつこく主張してくるのだが、どの設定にもストーリー展開上の必然性を感じないので正直面倒臭い。何とか笑わせようとしている努力は認めるが、完全に滑っている。

なぜこんなことに…

そもそもの物語がつまらないわけではない。作りようによっては面白いミステリーになりそうな素材である。美術や映像を見るとそれなりの製作費をかけていることもわかる。本作の製作費は約60億円で、200 〜300億円くらいの製作費をかけるハリウッド映画の大作に比べると低予算ではあるが、内容を考えると十分だろう。ちなみに邦画の平均製作費は3.5億円以下で、10億以上はもう超大作レベル。それを考えるとやっぱりアメリカはすごいなあ。と、そんなことが言いたいわけではない。

60億円をつぎ込み、ジョニー・デップやユアン・マクレガーなどをキャスティングし、これほどしょうもない映画を作るとは驚きだ。中身のないコメディでも面白いなら許せる。しかし本作はアホらしいばかりで全然笑えない。とにかく脚本と演出が痛すぎる。

監督のデヴィッド・コープは脚本家としての方が有名で「カリートの道」「ジュラシック・パーク」「ミッション:インポッシブル」など、多くの映画で脚本を手がけている。本作だけで判断するのは酷だが、脚本家一本で勝負した方がいいような…。とにかく名画の秘密よりこれだけの素材を集めておいてどうしてこんなことになったのか、その謎が知りたい。


ジョニー・デップとグウィネス・パルトローに、ユアン・マクレガーという豪華キャストが勢揃いである事実がもったいないような気もしますが、ジョニー・デップがこういう役柄を演じていなかったら、より一層しらけた映画になっていたかと思うと、この俳優のポテンシャルに改めて驚かされます。テンポもリズム良く、淡々としているので、何の思考も働かさず、心臓を悪くすることもなく、鑑賞することができると思います。(女性 20代)


チャーリー・モルデカイの癖の強い個性的なキャラクターは、ジョニー・デップだから演じられたのだろうと感じました。
この作品はキャラクターだけでなくストーリーも個性的で真面目に見ていると物語に関係部分のクセが気になってしまい、肝心なストーリーが頭に入ってきません。
チャーリーの真面目なのかふざけているのかよく分からないキャラクターも、好きな人にはハマると思いますが真面目なミステリー作品が好きな方はモヤモヤしてしまうでしょう。(女性 30代)


ジョニー・デップ、グウィネス・パルトロー、ユアン・マクレガーなど有名な俳優さんが出演するコメディ映画です。一つの名画を巡って物語が展開していきます。ジョニー・デップのチョビ髭も物語のスパイスとなりコメディ要素にもプラスの効果を与えています。モルデカイ侯爵の付き人のジョックがまたこの映画には欠かせない存在でした。少し品のないシーンや描き方をされている部分がもう少し別の方法で表現されていたらもっと楽しめたかもしれません。(女性 40代)

映画『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』 まとめ

ジョニー・デップは製作にも関わっているので、本当にこういうのが好きなのかもしれない。セリフの端々や演出から内輪ノリの雰囲気がプンプンしており、作り手側が盛り上がっているのは伝わってくる。そういうノリで作ったもの(日本のテレビ番組でも多い)は、仲間内だけで楽しんでほしい。本人たちが思っている以上に観客や視聴者は不快に感じているものだ。

本作は不快とまではいかないが、愉快でもない。ジョニー・デップなら何でもいい人以外は、見てもしょうがないような駄作だ。

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