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映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』の結末までのストーリー
  • 『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』を見た感想・レビュー
  • 『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』を見た人におすすめの映画5選

映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』の作品情報

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼

製作年:2007年
上映時間:120分
ジャンル:サスペンス、ミステリー
監督:ブルース・A・エヴァンス
キャスト:ケヴィン・コスナー、デミ・ムーア、デイン・クック、ウィリアム・ハート etc

映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』の登場人物(キャスト)

Mr.アール・ブルックス(ケヴィン・コスナー)
会社経営者。美しい妻と娘に恵まれ、豪邸で暮らす成功者だが、実は殺人中毒の殺人鬼という裏の顔を持つ。犯行現場に被害者の血の指紋を残すので、警察は彼を“サムプリント・キラー”と呼んでいる。妻と娘のことは心から愛している。
マーシャル(ウィリアム・ハート)
アールの別人格と思われる幻想の人物。常にアールのそばにいて、彼と会話している。アールに殺人をけしかける悪魔のような存在だが、彼の1番の理解者でもある。
トレーシー・アトウッド(デミ・ムーア)
サムプリント・キラーの捜査を続けている女性刑事。非常に有能だが、ワンマンなところがある。資産家の父親への反発心から刑事になった。離婚調停中の夫に法外な慰謝料を請求されている。
Mr.スミス(ディン・クック)
アールの殺人現場を目撃し、写真をネタにアールに近づく。殺人への憧れがあり、アールの犯行に同行したいと申し出る。
ジェーン・ブルックス(ダニエル・パナベイカー)
大学生になるアールの娘。いつまでも自立しないバカ娘で、アールの悩みのタネ。妻子ある男性の子供を妊娠する。アールは娘が自分と同類の殺人鬼ではないかと疑っている。

映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』のあらすじ【起】

商品パッケージの紙箱を作る会社を経営しているアール・ブルックスは、その業績が認められ、商工会議所の今年の顔に選ばれる。アールは、美しい妻のエマに見守られながら、授賞式で喜びを語る。

帰りの車中で、エマは大学生になる娘のジェーンが授賞式へ来なかったことに不満を漏らす。いつまでも自立しないジェーンは、夫婦にとって悩みの種だった。しかしアールはそんなことよりも、後部座席にいるマーシャルの囁きが気になって仕方がない。マーシャルはアールだけに見える幻想の人物で、彼が2年間も我慢してきた殺人を促してくる。実はアールは、別名“サムプリント・キラー”と呼ばれる連続殺人鬼だった。

どうにも我慢できなくなったアールは、これが最後と決め、自宅の工房で殺人の準備を始める。アールが2年ぶりにその気になってくれ、マーシャルは大喜びしていた。

ターゲットの自宅へ忍び込むと、女の喘ぎ声が聞こえてくる。アールはビニールに入れた銃を手にして姿を現し、恐怖の叫び声をあげるカップルの頭を撃ち抜く。アールは久々に味わう快感に震える。ところが、アールは痛恨のミスを犯していた。部屋のカーテンが全開だったのだ。

翌日。サムプリント・キラーの捜査を続けてきた女性刑事のトレーシー・アトウッドは、死体の置き方が彼らしくないと感じる。しかしその他の点で判断すると、これは間違いなく2年ぶりの彼の犯行だった。

アールは殺人中毒を克服したいと考えており、薬物依存症だと偽って、依存症の会に通っていた。アールは再び、依存症の会に参加する。

翌日、ジェーンが突然アールの会社へやって来る。ジェーンは大学を勝手に退学しており、アールの会社で働きたいと言い出す。アールは、娘が何か大きな秘密を隠しているのではないかと感じる。

話の途中で秘書が来て、面会を希望していた男から預かった封筒を届ける。中には、昨夜の犯行現場でカーテンを閉めているアールの写真が入っていた。アールはジェーンを帰し、すぐにその男と会う。

スミスと名乗るその男は、次の殺人に自分も連れていくことを要求してくる。のぞきが趣味のスミスは、カーテンを開けてセックスする被害者カップルを向かいのアパートから覗いており、アールの犯行を全て見ていた。アールは仕方なく、スミスの要求を呑む。

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映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』のあらすじ【承】

トレーシーが以前逮捕したミークスという凶悪犯が脱獄する。トレーシーと離婚調停中の夫ジェシーは、自分も報復されるかもしれないという妙な理由をこじつけ、破格の慰謝料を要求してくる。頭に血が上ったトレーシーは、弁護士たちのいる前で、ジェシーに“死ね”と口走ってしまう。トレーシーの上司は、捜査にも影響が出ると考え、しばらくデスクワークをするよう彼女に命じる。

その夜、アールは突然スミスの部屋に現れ、“明日写真とメモリーカードを持ってこい、来なければ警察に行ったとみなして君を殺す”とだけ言って姿を消す。

翌日。大学を退学して家に戻っていたジェーンは、妻子ある男性の子供を妊娠したと両親に打ち明ける。ジェーンは中絶を考えていたが、アールは産むように言う。マーシャルもアールも、ジェーンにはまだ何か大きな秘密があると感じていた。

トレーシーは上司の命令を無視して聞き込み捜査を始め、スミスが何かを隠していると直感する。

その夜、アールと会ったスミスは、写真とメモリーカードに加えて、トレーシーの名刺を渡す。そして2人は、ターゲットの物色に向かう。スミスは、運転マナーの悪いトラック運転手をターゲットに決める。アールは、完璧な準備をしてから殺しをやる主義なので、その日はそのまま帰る。

帰宅したアールは、トレーシーのことを調べる。資産家のひとり娘のトレーシーには、6000万ドルの財産があったが、彼女は親に頼らず、刑事としてのキャリアを積んでいた。自立しない娘を持つアールは、トレーシーの生き方を賞賛する。

翌日。トレーシーは通りでいきなり車に連れ込まれる。彼女を拉致したのは、ミークスとその恋人だった。トレーシーは車内でミークスと格闘し、車外へ放り出されて頭に怪我を負う。ミークスたちは、そのまま逃走する。

夜、スミスと一緒に運転手を尾行していたアールは、ミークスを見かける。彼がトレーシーに検挙された脱獄犯であることはアールも知っており、アールはターゲットの変更を申し出る。早く殺しが見たいスミスは、苛立ちを募らせる。

映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』のあらすじ【転】

翌朝。アールの自宅に複数名の警察官がやってくる。ジェーンの大学で殺人事件があり、ジェーンが容疑者として疑われていた。ジェーンは容疑を否認していたが、アールとマーシャルには、ジェーンが犯人であることがわかる。ずっと恐れてきたことが起こってしまい、アールは強いショックを受ける。

ジェーンに自分と同じ殺人鬼の血が流れているとわかり、アールはどうするべきか悩み始める。殺人中毒の怖さはわかっているが、妊娠中の娘を刑務所に入れる気にはどうしてもなれない。アールは悩んだ末、ジェーンを救うことにする。

アールは変装してジェーンの大学がある町へ飛び、ジェーンが起こした殺人事件と同様の手口で、学生を殺害する。しかしアールは自分が汚れてしまったと感じており、家族のためにも自分は消えるべきだと考える。アールと一心同体のマーシャルは反対するが、アールはスミスに自分を殺してもらうことにする。

一方、また殺人を延期されたスミスの怒りはピークに達していた。そんなスミスに、再びトレーシーが声をかける。スミスは一瞬、アールのことを白状しようか迷うが、アールの報復を恐れて口をつぐむ。トレーシーは、スミスが事件に関わっていると確信する。

ミークスの友人のグリフィンの家宅捜索に向かったトレーシーは、惨殺されたグリフィンの死体を発見する。ミークスは、虎視眈々とトレーシーに復讐する機会をうかがっていた。

翌日。警察は大学での殺人事件を同一人物による連続殺人と断定し、昨夜自宅にいたジェーンは、無関係だと判断される。

その夜、アールはエマとジェーンに“不治の病に冒されているので姿を消す、私を捜さないでくれ”という手紙を書き、スミスとの待ち合わせ場所へ向かう。

スミスが被害者カップルの写真を盗み撮りしていた証拠を掴んだトレーシーは、同僚のホーキンスに後から来るよう連絡し、スミスのアパートへ向かう。

アールとスミスはターゲットの家へ侵入し、殺人の機会をうかがっていた。しかし訪問客があり、2人は物陰に身を隠す。スミスはそこでおもらしをしてしまう。

アールがターゲットにしたのは、トレーシーと離婚調停中のジェシーだった。都合よく女弁護士も現れ、2人はセックスを始める。アールとスミスは2人の前に姿を現し、恐怖に震える2人を、アールが撃ち殺す。スミスは初めての体験に興奮しきっていた。

映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』の結末・ラスト(ネタバレ)

スミスのアパートはもぬけの殻になっており、引っ越し会社の書類だけが残されていた。そこへホーキンスが現れ、ジェシーと女弁護士が殺されたと報告する。犯行の手口から、犯人はサムプリント・キラーと推測されていたが、ホーキンスはトレーシーを連行しようとする。ジェシーに恨みがあり、サムプリント・キラーにも熟知しているトレーシーが容疑者にされていた。トレーシーはホーキンスと格闘し、逃走を図る。

スミスはアールに殺意を抱き、自前の銃を用意していた。車内で銃口を向けてきたスミスに、アールはすでに自分が殺されるための準備をしていると話す。スミスはその話を信じるべきか迷うが、アールが本気だと判断して、彼に従う。

トレーシーは、スミスの引っ越し先と思われる建物へ入る。そこにはスミスではなく、ミークスと恋人がいた。トレーシーとミークスは撃ち合いとなり、トレーシーが2人を追い詰める。ミークスは恋人の頭を撃ち抜き、自分も頭を撃ち抜いて自殺する。

アールはスミスを所有地の墓地へ連れて行き、墓穴のそばに立って自分を撃つよう指示する。銃で撃たれたアールは墓穴に落ち、痕跡を残さずに美しく死ねる予定だった。スミスは意を決して引き金を引くが、なぜか撃針が抜かれており、銃は役に立たない。全てはアールの罠だった。アールは殺人鬼と化し、スミスを惨殺して、墓穴に埋める。

翌日の新聞は、ミークスの自殺と、連続殺人犯としてスミスの捜査が開始されたことを伝えていた。ジェシーの家でおもらしをしたスミスは、犯行現場に自分の痕跡を残しており、サムプリント・キラーはスミスだとみなされたのだ。アールは完璧な殺人をやり遂げる。

アールは匿名でトレーシーに電話をかけ、“なぜ刑事になったのか”と質問する。トレーシーは、サムプリント・キラーがスミスではないと直感する。

その夜、アールはひどい悪夢にうなされる。それは愛する娘に惨殺されるという、非常に生々しい悪夢だった。

映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

「完璧な表の顔」と「殺人鬼の裏の顔」を持つブルックスというキャラクターに完全に引き込まれました。冷静で知的、家族思いな一面と、衝動を抑えきれず殺人を犯す裏の顔が共存するという設定が斬新。しかも、彼の中に“マーシャル”というもう一人の人格が存在するという二重構造が見事です。娘の殺人疑惑や“弟子”の出現など、スリリングな展開の連続でラストまで一瞬たりとも目が離せませんでした。(30代 男性)


ケビン・コスナーの怪演が光る、知的で不気味なサイコサスペンス。ブルックスが“良き父”であろうとしつつも、殺人の衝動に抗えず、心の中で“マーシャル”という人格と会話している描写が非常にユニークでした。特に、娘のジェーンにも殺人衝動の兆しがあるという展開にはゾッとしました。最後に彼女に殺される悪夢を見るシーンが暗示的で、続編があるならぜひ観たいと思いました。(20代 女性)


善良な成功者とシリアルキラーという二面性を持つ主人公ブルックスに心を鷲掴みにされました。家族への愛情と殺人への欲望の間で揺れ動く姿は、まるで“人間の多面性”そのものを映しているよう。ラストの夢オチ的な展開も含めて、非常に不穏で、何が現実かすら分からなくなる感覚が面白かったです。脚本の構成力が高く、観終えた後もしばらく考え込んでしまいました。(40代 男性)


「サイコキラー=暴力的で狂気じみている」という固定観念を覆されました。ブルックスは冷静で紳士的、でもその内面には制御できない欲望がある。しかもそれを“楽しんでいる”という点が本当に怖い。娘のジェーンにその“血”が受け継がれているかもしれないという不穏なテーマも非常に印象的でした。人間の善悪はどこで分かれるのか?と考えさせられます。(30代 女性)


心理的な深さがすごく印象に残りました。ブルックスの中にいるマーシャルという“もう一人の自分”は実在するかのように描かれますが、実際は彼の内面の声。これが実に巧妙で、殺人を理論的に正当化しようとする様子が怖いほど説得力があります。ラストの夢オチのようなシーンも含め、どこまでが現実で、どこまでが彼の妄想か分からなくなる構造がとても面白かったです。(50代 男性)


最初はよくある犯罪サスペンスかと思いきや、どんどん深みにはまっていく構成が見事。ブルックスの“殺人癖”と、その一方で家族を愛する“普通の人間”としての顔とのギャップが印象的でした。特に、娘ジェーンが「自分も人を殺した」と打ち明ける場面は衝撃的。彼女が父と同じ道を辿る可能性があるという暗示が恐ろしくてたまりません。犯罪心理に興味がある人には必見です。(20代 男性)


登場人物それぞれに抱える「闇」がリアルで、単なる殺人ミステリーでは終わらない作品です。ブルックスと“弟子”とのやりとりも緊張感があって良かったですが、なにより娘ジェーンが物語に加わってからの展開が最高でした。娘を守るために、彼がどこまで自分の倫理を犠牲にするのか。家族愛と殺人衝動が交差するあの複雑な感情は、他の作品ではなかなか味わえません。(30代 女性)


ケビン・コスナーがこれまでにない一面を見せていて驚きました。冷静で、犯罪を芸術のように捉えるブルックスの思考が怖い。しかも、それを良心の呵責なく実行していく姿は、逆に潔いとさえ感じました。娘との関係が物語をより不気味な方向に導き、彼の選択が“正義なのか狂気なのか”を判断できなくなっていく感覚がクセになります。中毒性のある映画です。(40代 女性)


ブルックスの内面で会話する“マーシャル”の存在が、とても興味深かったです。これは明らかに良心の分裂であり、同時に逃げ道でもある。彼が自分の殺人衝動を“他人のせい”にしているのか、それとも“共犯者”として認めているのかによって、人物像が全く変わってきます。観る側にそれを判断させる作りがとても面白い。二度見たくなるタイプの映画ですね。(50代 男性)


サスペンスとしても面白いですが、“家族”と“遺伝”というテーマが強く印象に残りました。ブルックスが娘の犯罪傾向に気づいて、あえて隠蔽しようとする場面は、父親としての愛情なのか、それとも共犯者としての判断なのか…何度も考え直してしまいます。人間は変われるのか、それとも“本能”には勝てないのか。深いテーマに真正面から向き合った作品だと思います。(60代 男性)

映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

アメリカン・サイコ

この映画を一言で表すと?

エリートビジネスマンの仮面の下に潜む、狂気の快楽殺人者の告白。

どんな話?

1980年代のニューヨーク。裕福で完璧な表の顔を持つ青年パトリック・ベイトマンが、裏では冷酷な殺人鬼という二面性を抱え、次第に現実と妄想の境界を見失っていくサイコスリラー。

ここがおすすめ!

『Mr.ブルックス』と同様、“完璧な表の顔”と“隠された殺人者の衝動”をテーマにした作品。クリスチャン・ベールの怪演が圧巻で、観る者の倫理観を揺さぶります。人間の中の“闇”に興味がある方に最適。

ナイトクローラー

この映画を一言で表すと?

欲望と成功に取り憑かれた男の異常な出世劇。

どんな話?

職にあぶれていた青年ルーが、事件現場を撮影してテレビ局に売り込む“ナイトクローラー”として頭角を現す。成功のためなら手段を選ばない彼の行動は次第に暴走し、倫理の一線を超えていく。

ここがおすすめ!

ジェイク・ギレンホールの狂気じみた演技が鳥肌もの。モラルを失った男が「成功」に向かって突き進む姿は、『Mr.ブルックス』のように“社会に溶け込んだ異常者”の恐ろしさをリアルに描いています。

セブン

この映画を一言で表すと?

七つの大罪をモチーフにした連続殺人に挑む刑事たちの極限の心理戦。

どんな話?

退職間近の刑事と新米刑事が、聖書の“七つの大罪”に沿って残虐な方法で人を殺す連続殺人犯を追う。真犯人の目的と驚愕の結末が、観る者すべてに深い衝撃を与える。

ここがおすすめ!

ミステリーとしての緻密さ、ラストの衝撃、犯人の狂気すべてが一級品。『Mr.ブルックス』同様、善と悪、理性と狂気の境界線を深く掘り下げた作品です。ラスト5分の衝撃は忘れられません。

ザ・ギフト(2015)

この映画を一言で表すと?

過去の小さな過ちが、静かに積もって恐怖に変わる心理スリラー。

どんな話?

引っ越してきた夫婦のもとに、かつての同級生を名乗る男が現れる。最初は好意的に見えた彼の贈り物(ギフト)が、次第に不気味さを増していき、夫の過去が暴かれていく…。

ここがおすすめ!

小さな違和感がどんどん不安を呼び、最後に恐怖へと変わる巧妙な構成。『Mr.ブルックス』のように、“普通の人間”の裏に潜む闇を描くサスペンスが好きな方には刺さるはずです。

ヒットマン・レクイエム

この映画を一言で表すと?

殺し屋の“救済”と“償い”を描いた、哀しきクライム・ドラマ。

どんな話?

任務中に子どもを殺してしまった殺し屋レイは、上司から「一人で考える時間」を与えられ、ブルージュという静かな街に滞在することに。そこでの出来事が、彼の心に少しずつ変化を与えていく。

ここがおすすめ!

殺し屋であることと“人間であること”の間で揺れる心理描写が秀逸。『Mr.ブルックス』のように、殺人を描きながらも“良心”というテーマにしっかり踏み込んだ、静かで美しい傑作です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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