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映画『ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記』あらすじ&ネタバレ感想

2007年のアメリカ映画、先祖がリンカーン暗殺の首謀者という汚名を着せられたベンは無実を証明するために奔走する。監督は前作に引き続きジョーン・タートルトーブ、出演はニコラス・ケイジ。

映画『ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記』 作品情報

  • 製作年:2007年
  • 上映時間:124分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:ジョン・タートルトーブ
  • キャスト:ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ハーベイ・カイテル、ジョン・ボイト、ハーベイ・カイテル etc…

映画『ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記』 評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記』のあらすじを紹介します。

1865年4月14日南北戦争が終結して5日後のこと、トーマス・ゲイツは息子と共に店にいた。そこへ2人の男がやってきた、謎解きが得意だと聞いたといって1冊のノートを手渡した。それを見るなりトーマス・ゲイツはプレイフェア暗号だと見破った、だがキーがないと解く事ができないと断るとそれならこれだと指差す。そこには“払うべき代償”と書かれていた、それを手掛かりにトーマスは早速暗号を解きにかかる。男達はそれぞれトーマスの元に残る者とどこかへ出掛ける者とに分かれた、出掛けた男はある建物の楽屋口から侵入してお芝居を鑑賞している人々の後ろに回り込みある人物の後頭部めがけて発砲した。その撃たれた人物は偉大なアメリカ大統領リンカーンだった。暗殺した犯人は舞台に上がり“シク・センパーティラニス!これが圧制者への制裁だ!”と叫んでから逃走、暗闇に消えていった。

一方その頃トーマスはまだ暗号を解いていた、分かったのは黄金そしてシボラという単語だった。宝の地図だ・・そう悟ったトーマス、さらに男の胸にKGC(ゴールデン・サークル騎士団)のバッジを見つける。KGCとは南部に味方した裏切り者たちの集団、そこへ大統領が撃たれたという知らせが舞い込む。とっさにトーマスは暗号のページを破って暖炉へ放り込んだ、男はトーマスを銃で撃つと暖炉からまだ燃えていない紙を拾い上げ逃げて行った。トーマスは息子のチャールズに“誰もが払うべき代償だ”と言い残して絶命。

アメリカを救ったヒーローとして講義を行っていたベン・ゲイツ、それを遮る人物がいた。残念ながらトーマスはリンカーン暗殺の首謀者だ、その証拠もある、と。

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映画『ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

次から次へと出てくる謎

前作に引き続き今回も謎につぐ謎のスピード展開に圧倒されます、そしてそれらを名探偵のごとく次々に解決していくベン達に早い段階からついていけなくなってしまいました。さらにアメリカの歴史を知ってこそ分かる謎なども前作同様あると思いました、まずKGCの存在自体を知らなかったです。その組織がリンカーンを暗殺したことになっていますが実際はどうなんでしょう。

あのトーマスが焼いた紙片にはインクで裏写りしていた暗号が残っていました。それを解くためのキーが“誰もが払うべき代償=死”ということでDEATHだと即座に気がつきラブレーとLAという単語を導き出します。LAとはLADYのことだとアビゲイルは気づき、ラブレーのレディとは自由の女神だと結論づけます。世界には3体の自由の女神像があってその中でレディとつくのはフランスのパリにある像だということであっと言う間にパリに行きラジコンヘリでトーチを撮影して碑文を見つけます。そこには“海を越え、双子は強い決意(レゾリュート)と共に立ち、我々の望むものを守る”とありました。

レゾリュートは1800年代に北極海で沈没したレゾリュート号のことでその船板で机を2つ作り1つは英国女王のそしてもう1つはアメリカ大統領の机になっています。女王の机から木の板を見つけ出し今度は大統領の机に向かうのですが、すでに板はなく代わりに大統領の秘密の本の印“鷹に巻物”の印が押されていたのです。ここから先はぜひ作品を見て一緒に謎解きしてみてはいかがでしょう。

映画『ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記』 まとめ

前作ほどには難解な謎解きがなくて家族で楽しめる冒険映画という雰囲気が強くなった気がします。悪役だったウィルキンソンにもそれなり理由があって行動していたことが分かります。ベンに家名を汚してしまって申し訳なかったと謝る場面もあり結局のところ根っから悪い人は誰ひとりとしていないというアドベンチャー系では少し珍しい展開だなと思いました。

めまぐるしく展開していくのがこの映画の特徴なのですが、前作同様どんどん置いていかれてしまった感がすごくて最後黄金都市が見つかった~という感動はほとんどありませんでした。謎がてんこ盛りすぎて謎が出てきてから解決するまでの早いことといったらホームズもびっくりです。もうちょっとじっくり謎を突き詰めていけばいいのになあというのが感想ですね。

最後大統領が47ページを見たか?と聞きます、はいあれは衝撃的でしたと返すベン。一体何が書かれていたんでしょうか、もしかしたら次回作の伏線なのかもしれませんね。

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