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映画『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』の概要:冥王サウロンを止めるべく、長い旅路に出たフロドとその仲間達。しかし、その道のりは決して容易ではなかった。物語が大きく動き出す、クライマックスへと続く第二弾!

映画『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』の作品情報

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔

製作年:2002年
上映時間:179分
ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー
監督:ピーター・ジャクソン
キャスト:イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、リヴ・タイラー、ヴィゴ・モーテンセン etc

映画『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』の登場人物(キャスト)

フロド・バギンズ(イライジャ・ウッド)
サウロンの指輪を破棄するため、モルドールへの旅に出ることとなったホビット。徐々に指輪の力に感化されつつある。
サムワイズ・“サム”・ギャムジー(ショーン・アスティン)
フロドの親友で、彼の付き人。彼を全力でサポートする心優しいホビット。
ガンダルフ(イアン・マッケラン)
フロド達と旅を共にする魔法使い。前作で死んだと思われていたが…?
アラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)
剣の達人で、フロド達と共に旅をしていた人間。実は、人間の国の王位継承者。
ゴラム(アンディ・サーキス)
かつての指輪の持ち主。指輪の魔力に取り憑かれており、なんとかフロドから指輪を取り返そうと画策する。
サウロン(サラ・ベイカー)
かつてこの世を震撼させた冥王で、指輪の力を使いこの世に復活を果たそうとしている。
サルマン(クリストファー・リー)
ガンダルフの友人の魔法使いでありながらサウロン側に寝返った人物。
ファラミア(デビッド・ウェナム)
前作で命を落としたボロミアの弟。指輪の力を使いサルマンを倒そうとしている。

映画『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』のあらすじ【起】

フロドの祖父、ビルボはとある指輪を持っていた。その指輪は、かつて世界を征服しようとした冥王、サウロンのものである。戦いに敗れ力を失っていたサウロンだが、彼は今その指輪の力を使いこの世に復活を果たそうとしていた。サウロンが指輪を手に入れるよりも前に、なんとかその指輪を破壊しなければいけない。そして、フロドは指輪を壊すため、モルドールにある滅びの山へと向かうのだった。

仲間達と別れ、付き人で親友のサムと二人で旅を続けるフロド。しかし、そんな二人をこっそりと追う人物がいた。指輪の以前の持ち主、ゴラムである。ゴラムは元々ホビット族の一員だったが、長年指輪を持っていたことによりその魔力の影響を受け、外見は醜く歪み、心もすっかり指輪の虜となってしまっていた。そんなゴラムは、若かりし頃のビルボに指輪を盗まれてからというものの、指輪を執拗に探し求めていたのだった。そして、念願の指輪を持ったフロドにゴラムは襲いかかったのだ。

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映画『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』のあらすじ【承】

しかし、サムとフロドはそんなゴラムを逆に捕らえ、彼にモルドールへの道を案内させるのだった。そんな二人に、サウロンの手下が襲いかかる。その指輪は姿を消すという特殊な能力を持っており、二人はその力を使いながらなんとか旅を続けるのだった。しかし、指輪の強力な魔力はフロドにも襲いかかる。

一方、敵に攫われたビルボの友人、メリーとピピンを救うため、共に旅に出たアラゴルン、レゴラス、ギムリが動いていた。そんな時、一行の耳にあるニュースが入ってくる。数少ない人間達が暮らす町、ローハンが敵の攻撃を受けているというのだ。その攻撃をしかけているのは、ガンダルフの友人でありながらサウロンに寝返った、魔法使いサルマンであった。

一方、良いニュースもあった。なんと、死んだと思っていたガンダルフが実は生きていたのである。深い谷へと落ちたガンダルフであったが、悪との戦いの中で進化を遂げ、『白の魔法使い』になっていたのである。メリーとピピンが無事であることを知った一行は、ローハンに向かうこととなる。

映画『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』のあらすじ【転】

そして、一行はローハンに到着した。ローハンを統べる王、セオデンはサルマンの手下であるグリマに操られている状態であり、ローハンは危機に陥っていた。しかし、そこでガンダルフ達が戦いの末グリマを王宮から追い払うことに成功する。セオデンにかかっていた洗脳も解け、彼は再び国民を率いることになる。彼らは「5日目の朝日が昇る頃に戻る」というガンダルフの言葉を信じ、サルマン達に対抗するため、それまで城に籠城する決意を固めるのだった。

一方、ゴラムの案内でモルドールに向かっていたフロドとサムは、とうとうモルドールの入り口、黒門へと到達した。しかし、そこにはフロド達を捕らえるための見張り兵が多く、とてもではないが侵入できる隙間はない。幸いにも、ゴラムがモルドールの中へと続く秘密の入り口を知っていた。

その秘密の入り口を使おうとする一行だったが、そんな時、フロドの前に立ちはだかった人物がいた。かつて共に旅をし、そして、命を落としたボロミアの弟、ファラミアである。ファラミアは、自分達がサルマンを倒すため、指輪の力を必要としていたのだった。

映画『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』の結末・ラスト(ネタバレ)

一方、籠城を決めたセオデン達の元にサルマンが率いる大勢力が迫っていた。そして、彼らは城に向けて攻撃を開始したのだ。セオデン達を守るため、エルフ族の軍隊がサルマン達に対抗するが、しかし、その圧倒的な力にとうとうエルフ族は敗北を喫してしまう。最早これまで、そう思われた時だった。約束通り、ガンダルフが駆けつけたのである。そして、彼は白の魔法使いとしての力を振るい、サルマン軍を追い返すことに成功するのだった。

一方、樹木の牧者であるエントの木の鬚に守られていたメリーとピピンだったが、仲間の窮地を助けなければ、と動き出そうとしていた。しかし、木の鬚は元々穏やかな性格で、その腰を上げようとはしない。そんな木の鬚に、ピピンはとある光景を見せつけた。それは、サルマン達によって滅ぼされた仲間の樹木の姿だった。それを見た木の鬚は激怒、その強大な力をサルマン一味に向けて振るうのだった。

一方、捕らえられていたフロドとサムだったが、ボロミアの最後について話し、ファラミアに解放してもらっていた。しかし、そんな二人を狙う者がいた。指輪を取り戻したいゴラムである。

映画『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』の感想・評価・レビュー

圧倒的な世界観と魅せる演出を放った1作目から続く2作目だが、更なるパワーアップとともに迫力とアクション性が増しています。

仲間がバラバラになってしまうが、彼らの目的は一つであり、その為にお互いに信じて旅を続けるところが面白い。

物語の中心にいるフロドを始めとした最も無力だと思われたホビット族がカギを握っている意味合いを強く示した作品である。

指輪を捨てるフロドとサム、はぐれてしまいエントたちに合流したメリーとピピンはそれぞれ目的を成し遂げるべく懸命に旅を続けています。

特に戦いを避けようとしたエントたちを説得したメリーとピピンの行動が素晴らしく、アイゼンガルドを攻撃するシーンは興奮せずにいられない。

そして、悪役の親玉であるサウロンの存在感を出していき、いよいよ完結となる3作目までの期待させてくれる作品である。(男性 30代)


迫力あるアクションシーンや緊迫したシーンなど、場面場面で緊張感が感じられた。ストーリーも中盤に差し掛かり、ゴラムの指輪への執着心や、ガンダルフが再び活躍する場面など、仲間の裏切りもあるなか、深い絆で繋がっている仲間たちとの再会などもあり、内容が深くなっているのが分かった。心優しく柔らかい印象であったフロドが、指輪の魔力によって少しずつ変わっていく所や、それを必死に支えるサムの姿も見所であった。(女性 20代)


ロード・オブ・ザ・リングシリーズの第2作目にあたるこの作品では、さらなる過酷な旅が続く。指輪の魔力に惑わされ苦しめられる仲間も増え始め、誰を信用していいか分からなくなる。巧みにフロドの信用を得ようとするゴラムは果たして味方なのか敵なのか。数々の試練でバラバラになる仲間たち、そして加速していく敵軍の力。指輪の魔力の強さに、徐々に冷静さを失っていく仲間たちにハラハラしてしまう。さらなる長編となっているが、続きが待ちきれなくなりそうだ。(女性 30代)


前作でバラバラになった旅の仲間たちが、それぞれの場所で奮闘する、いわゆる群像劇のような仕上がりになっている。
そのため物語のボリュームは前作よりかなりアップしており、またファラミアやエオウィン、エオメルなど新しいキャラクターも続々と登場するので、全体的に非常に見応えがある。ファンタジーとしての面白さはもはや言うまでもないだろう。
1つだけ不満があるとしたらガンダルフの復活があまりにもあっけなさすぎたことだろうか。思わず“あの涙を返せ!”という気持ちになってしまった。(女性 30代)


戦闘シーンや個々のキャラクターにスポットをあてたシーンが多くなってきてシリーズの中で1番面白い作品です。お荷物では?と思われていたキャラクターもどんどん活躍していきます。
死んだと思われたガンダルフが復活していますが、復活後は以前よりも強くなりすぎているのでそこはファンタジー映画あるあるです。
登場人物もどんどん増えてくるので、1作目から時間を置いて鑑賞すると名前を覚えるのが大変です。(女性 30代)


今作の大規模戦闘シーンの迫力といったらない。ウルク=ハイの軍勢が進軍する場面では、地面が振動しているかと錯覚してしまうほど。

そして、いつ裏切るか分からない危険な存在ゴラムや、裏切者の魔術師サルマンが物語の緊張感を決して緩めない。とくにゴラムはCGのキャラクターなのに圧倒的に「そこにいる感」があり、一体どうやって実現したのだろうと感心してしまう。

1部の仲間たちが離れ離れになっている展開でありながら、まったく飽きさせずに3部へとつなげていくのは流石としか言いようがない。(男性 30代)


ガンダルフが戻ったあの瞬間が、この3シリーズの中で一番安心したシーンかもしれません。木の闘いも含めて、闘いのシーンも他の巻よりも見応えがあったような気がします。フロドとサムの関係性も素敵です。実生活においてもサムのような人って必ずいると思います。正論がすぎて時々鬱陶しい何かを感じることもあるかもしれませんが、そういう人ほど本当に大切にするべき人なのだと、この映画から改めて教えられます。(女性 20代)

関連作品

次作 ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
前作 ロード・オブ・ザ・リング

みんなの感想・レビュー

  1. トウシュ より:

    三部作の中では褒めるとしたらこれが一番だろうか。映像が少し暗めなのが残念だけどスペクタクルなシーンが多くて楽しみやすい。シリーズすべてに言えることだけど、「そんな話しあったっけ?」というような新ルールがたくさん出てきて、これはファンタジー通には周知なのだろうか、それともただやたらとご都合が良いのか判断に迷う。実は、切り捨てを上手く使ってだらだらと説明しなかったことがこの映画の勝因だったのかもしれない。

  2. 匿名 より:

    前作で結成された9人の旅の仲間がラストでバラバラになってからのその後が描かれています。メリーとピピンは知恵を使って戦い、アラゴルン達は武器でサウロン兵達と戦います。そしてフロドはある意味最も過酷な戦いをしています。それはサウロンの力そのものとの戦いです。指輪の魔力に取り込まれていく人々を目の当たりに、そしてサウロンの目に常に監視され干渉されて冒険心あふれる当初の朗らかなフロドとは別人のようになってしまいます。だんだんあのゴラムのように攻撃的な面も少しずつですが出てきてサムがフロドの正気を必死に保っている状態です。これからフロド達はどうなってしまうのかが気になって仕方ありません。指輪の行方、そして旅の仲間達の運命は最後の「ロード・オブ・ザ・リング王の帰還」で明らかになります。

  3. 匿名 より:

    ①サルマンは現代社会の象徴?

    以前のサルマンは森の中を散歩し自然を愛する魔法使いでした。それがサウロンの力に魅入られそれまでの生き方から一変してしまいます。塔の周りの木を次々になぎ倒し鉄を精錬するための燃料にしてしまうのです。そのスピードはすさまじく、塔の周りは丸裸になり不毛の土地へと変貌してしまっていました。

    それを知らないエント族は戦いには加わらないと話し合いで決めますが、メリーとピピンを森のはずれまで送っていく途中で友だちの木がすべて切られている景色に激怒、これがエントの最後の行進になるだろうと言いながらエント族全員で塔へと突進しオークたちを蹴散らします。そして山の上にあったダムを決壊させてその水を設備へと向けたためサルマンの塔は壊滅状態へと追い込まれてしまうのです。それをオロオロしながらただ見ている事しかできないサルマンは私達人間そのものです。普段は自然を征服したかのように生活していますが、いざ地震や台風などの自然の脅威がやってくるとなすすべがないのと同じです。

    ②ピンチの時に差しのべられた手

    ローハンの王は民を砦へと避難させたのですが、そこへ何万ものサウロンの兵がやってくることが分かります。味方はたったの300人、討ち死に覚悟の絶望の中サウロン兵とは違う角笛の音色が聞こえてきます。エルフだ!と喜びの中で迎える王達にエルフのハルディアはエルロンドからの言葉を伝えます。昔人間とエルフは盟友だった、かつての盟友と再び戦うと。勝ち目のない戦いに一筋の光が差した瞬間のこのシーンは何度見ても胸が高鳴ります。