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映画『ネメシス 黄金螺旋の謎』のあらすじ・感想・評判・口コミ(ネタバレなし)

あの凸凹コンビが帰ってきた!無能な探偵×優秀すぎる助手という異色のタッグで数々の難事件を解決してきたメネシス。そんな二人が、黄金螺旋にまつわるあまりにも強大な謎に立ち向かう。

映画『ネメシス 黄金螺旋の謎』の作品情報

ネメシス 黄金螺旋の謎

タイトル
映画 メネシス 黄金螺旋の謎
原題
なし
製作年
2023年
日本公開日
2023年3月31日(金)
上映時間
99分
ジャンル
サスペンス
監督
入江悠
脚本
秦建日子
製作
北島直明
製作総指揮
不明
キャスト
広瀬すず
櫻井翔
勝地涼
中村蒼
富田望生
大島優子
上田竜也
奥平大兼
製作国
日本
配給
ワーナー・ブラザース映画

映画『ネメシス 黄金螺旋の謎』の作品概要

2021年にドラマ版が制作され、大人気の内に幕を閉じた『ネメシス』。そんな大人気シリーズが、今度は劇場版となって復活した。江口洋介や橋本環奈といったレギュラーメンバーはそのままに、超豪華ゲストを起用し益々パワーアップして帰ってきた。舞台は、ドラマ最終話から2年後の世界。菅明美など厳しい事件に打ちひしがれながらも、メネシスの面々は変わらぬ毎日を送っている。しかし、とある依頼が舞い込んできたことで平穏な日常は終わりを迎えてしまうのだった。映画になったことで可能となった、より壮大なトリックは必見。最後の最後まで、視聴者の度肝を抜く信じ難い展開が待ち受けている。

映画『ネメシス 黄金螺旋の謎』の予告動画

映画『ネメシス 黄金螺旋の謎』の登場人物(キャスト)

美神アンナ(広瀬すず)
天才的な閃きを持つ助手。陰ながら風真を支え、事件解決に導く。
風真尚希(櫻井翔)
探偵事務所メネシスの探偵。ポンコツではあるが、人柄に優れ人望に熱い。
栗田一秋(江口洋介)
探偵事務所メネシスの所長。探偵歴30年以上のベテラン。
菅明美(橋本環奈)
アンナの親友。不治の病に苦しめられており…?

映画『ネメシス 黄金螺旋の謎』のあらすじ(ネタバレなし)

横浜に居を構える探偵事務所メネシス。探偵事務所メネシスは、日々客の持ち込む(迷)事件に翻弄されていた。ある日、彼らのもとに一件の依頼が舞い込んでくる。それはありきたりなペット探しの依頼であったが、その依頼料はこれまでにないほどに高額であった。喜んで飛びついたメネシスの面々。早速時間に乗り出した二人だったが、そんな二人の前に『窓』を名乗る謎の男達が次々と現れる。そして、二人の大切な人達が一人また一人と命を狙われてしまうのだった。果たして自称天才探偵と、天才的な発想力を持つ助手は、立ちはだかる難題を解決し皆の命を救うことができるのか。

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映画『ネメシス 黄金螺旋の謎』のネタバレあらすじ結末と感想
映画『ネメシス 黄金螺旋の謎』のネタバレあらすじと感想。ストーリーを結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説しています。映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載。

映画『ネメシス 黄金螺旋の謎』の感想・評価

ポンコツな櫻井翔

本シリーズの興味深い点は、櫻井翔がポンコツ役を演じているというところ。慶應義塾大学出身で、現在も尚ニュースzeroのキャスターを務めるなど、優秀な経歴を誇る櫻井翔。実際、彼にインテリというイメージを持つ人は多いことだろう。そんなイメージ通り、これまで彼は優秀な執事や医者といった、頭脳明晰な役柄を多く演じてきた。そんな彼が、なんと本作では天才を自称するポンコツ探偵を演じている。勿論ただポンコツなだけではなく、人望に厚く周囲から好かれるという魅力的な役柄。しかし、これまでの櫻井翔のイメージを大きく覆す役柄であることは間違いない。役者櫻井翔の幅を大きく広げることとなる一作。

サスペンスの申し子

本作品の監督を務めるのは、ドラマ版でもメガホンを取っていた入江悠。実は彼、サスペンスの申し子として頭角を表しつつあるのだ。近年彼が携わった作品を見てみると、『ジョーカー・ゲーム』『22年目の告白-私が殺人犯です-』『AI崩壊』とビッグタイトルばかり。そして、いずれも深いストーリー性と奇想天外なトリックで視聴者から大きな支持を得ている。そんな彼が手がけたメネシスドラマ版は、期待通り偶然の大ヒットを果たした。そんなサスペンスの申し子が、果たして本作ではどのような奇想天外なトリックで視聴者の度肝を抜くのか。劇場版だからこそ可能となるド派手なトリック、演出を視聴者は期待しているはず。入江悠の手腕が問われる。

新しい形のネメシス

ネメシスといえば、2021年に放送され高い評価を得た1話完結型のサスペンスドラマ。1話完結型の魅力は、何といってもそのテンポの良さ。無駄な描写が一切なく、事件発生から解決までを飽きることなく楽しむことができる。その分話数分のトリックを考える大変さはあるが、それもまた視聴者は毎週楽しませる要因となっている。しかし、劇場版となった今、これまでとは違った形が求められている。勿論99分という長尺になった分、トリックをより複雑なものにすることも可能。しかし、これまでのメネシスとは全く異なる試みとなることはまた事実。果たして、製作陣は視聴者を飽きさせることなく中弛みすることなく見事作品を完成させられるだろうか。

映画『ネメシス 黄金螺旋の謎』の公開前に見ておきたい映画

映画『ネメシス 黄金螺旋の謎』の公開前に見ておきたい映画をピックアップして解説しています。映画『ネメシス 黄金螺旋の謎』をより楽しむために、事前に見ておくことをおすすめします。

謎解きはディナーのあとで

櫻井翔×探偵役として、真っ先に本シリーズを思い浮かべるファンも多いのではないだろうか。最新作のように、元々はドラマシリーズでありながら大人気御礼を受け劇場まで進出した作品。「お嬢様はアホでいらっしゃいますか」、これが櫻井演じる執事影山が多用する決め台詞である。基本的に低姿勢なイメージを持つ櫻井翔が毒舌を吐く姿も、またファンを痺れさせた。影山は主人である宝生麗子に付き従い、豪華客船クルーズに同乗していた。しかし、その船上で連続殺人事件が起こってしまう。令嬢でありながら警察として働く麗子はその解決に乗り出した。主人の麗子に付き従い、鋭い推理力で麗子をサポートする影山だったが…?

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探偵はBARにいる

『シャーロック・ホームズ』のシャーロックとワトソン然り、明智小五郎と少年探偵団然し、探偵ものに相棒の存在は必要不可欠である。最新作も本作も、どこか間の抜けた探偵と優秀な助手という組み合わせの作品。本作でバディを演じるのは、大泉洋と松田龍平。基本的にハードボイルド調に進む本シリーズではあるが、主演が大泉洋ということから分かるようにコメディ要素も多い。どこか間が抜けていながらも人望に熱い探偵と、武道に長けた謎多き助手。そんな二人が、札幌のススキノという一癖も二癖もあるある街を舞台に大暴れ。パート3まで既に公開済みの人気シリーズ。

詳細 探偵はBARにいる

ジョーカー・ゲーム

入江悠が2015年に手がけた作品。柳広司による大人気シリーズを原作としている本作。本シリーズの魅力は何といっても、そのハードボイルドな設定と展開だろう。舞台がスパイ育成機関ということもあり、終始クールな雰囲気と登場人物、そして、最後までオチの読めない騙し騙されの展開が大きな人気となっている。そんな大人気作品だからこそ、本作が実写化される際にはファンから大きな不安の声が上がっていた。大好きな世界観をこわされたくなかったのだろう。そんな中、入江悠はただ原作をそのまま実写化するのではなく、本作ではアクション要素を大幅に増やし大胆にアレンジ。全く新しい『ジョーカー・ゲーム』を完成させたのだ。入江悠の手腕を楽しめる作品。

詳細 ジョーカー・ゲーム

映画『ネメシス 黄金螺旋の謎』の評判・口コミ・レビュー

映画『ネメシス 黄金螺旋の謎』のまとめ

テレビドラマシリーズにはテレビドラマシリーズの、映画には映画の魅力がそれぞれ存在する。テレビドラマ版では、出演陣の豪華さや練り込まれた脚本から無双の人気を誇ったメネシスシリーズ。そんなメネシスが、映画版となることで新たな分岐点に立っている。既にメネシスシリーズの良さを知っているファンは、ドラマ同様の盛り上がりと壮大なトリックを期待していることだろう。さらに、映画版となったことでその期待度は更に増しているはず。これまでと同じでは、ファンは満足しないのだ。テレビドラマの際の魅力を引き継ぎつつも、更なる良さを引き出すことができるだろうか。新たなメネシスワールドがここに誕生する。

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