映画『お買いもの中毒な私!』の概要:あれも欲しい!これも欲しい!レベッカはショッピングが大好き!クレジットカードという魔法のカードを使って自分の欲しいものなんでも買ってしまい、請求金額がとんでもないことに!そんな彼女は突然会社からの解雇に見舞われ大ピンチ!しかし、ひょんなことから経済雑誌の編集部に勤めることになり・・・。人生って何があるかわからない!天真爛漫でなんとも魅力的な女性のすったもんだな人生を描いたコメディー映画!
映画『お買いもの中毒な私!』 作品情報
- 製作年:2009年
- 上映時間:105分
- ジャンル:コメディ、ラブストーリー
- 監督:P・J・ホーガン
- キャスト:アイラ・フィッシャー、ヒュー・ダンシー、ジョーン・キューザック、ジョン・グッドマン etc
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映画『お買いもの中毒な私!』 評価
- 点数:85点/100点
- オススメ度:★★★★☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★★★
- 映像技術:★★★★★
- 演出:★★★★★
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『お買いもの中毒な私!』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『お買いもの中毒な私!』のあらすじを紹介します。
買い物が大好きなレベッカ。バレンティノ・マークジェイコブス・・・買っても買っても次から次へと欲しいものがでてくる!
そんな彼女の強い味方はクレジットカード!なんでも買えるし、後でまとめて払うから持ち金がなくても大丈夫!
しかし、ある日、彼女が持っている全てのクレジットカードが上限額を超えていることに気がついた。
彼女が働いているのは地味な園芸雑誌の編集部。いまのお給料じゃとてもじゃないけど支払いなんて無理!
どうしようかと考えていた彼女は、不意にもその園芸雑誌の廃刊が決定し突然無職に。
どんぞこ状態の彼女はウィスキーで憂さ晴らし。酔った勢いで彼女は2つの手紙を書いて投函する。1つは少し前に予定なしに受けたマネー関連雑誌の面接についての酷評。1つは憧れていた一流ファッション雑誌に宛てたアピール文章。
しかし、この2つの手紙が宛先を間違えていて、それぞれが逆に送られており・・・。
ファッションやお買い物が大好きな女性なら、一度は経験したことのあるクレジットカードの多額支払い。それでもやっぱりお買い物がやめられない気持ちや、自分のキャリアアップを目指そうとしているレベッカの姿に共感できる部分が多い作品です。
映画『お買いもの中毒な私!』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『お買いもの中毒な私!』について、1つ感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
とにかく激動の作品
この作品の監督はP・J・ホーガンなのですが、製作に関わったのはあの『パイレーツオブカリビアン』(2003)や『アルマゲドン』(1998)の製作で知られるジェリー・ブラッカイマー。彼の作品の特徴は視覚の効果を生かしたものが多く、たとえば奇抜なカメラアングルやCGを用いたスケールの大きい背景、俳優の選択も映像が映える華やかな役者を選ぶ傾向にある。
今回、主人公に採用されたアイラ・フィッシャーはオーストラリアの女優。特徴的なのは、パッと目を惹き付ける、知的にはっきりとつり上げるように描かれた眉と、大きな黒い瞳である。顔の造りが華やかなだけでなく、峰不二子を匂わす「ボン・キュッ・ボン」なボディスタイルは、2013年レオナルド・ディカプリオ主演の『華麗なるギャズビー』でも見事に画面をきらびやかにしている。まさに、アメリカのセレブ女優と呼べる存在である。
今回の作品中では、彼女が有名ブランドのセールに押しかけ、欲しいものを他の客と取り合う姿や、目をひん剥いてブランド品の山を漁る姿、ブランド品に囲まれた部屋で満足げな姿などワンシーンごとにころころと表情を変え、見ていてとても面白い。可憐なスタイルや風貌とのギャップがあまりにも大きく、思わず見ていて笑ってしまうのだ。
こうしたジェリー・ブラッカイマーの製作によって、この作品の演出は見事なまでに時間を感じさせないようになっている。
主人公のレベッカがお買い物中毒を直そうとカウンセラーに行ったかと思えば、「やっぱり買い物がしたい!」とヤケになって他のカウンセラーも巻き込んで買い物にひた走ったり、お金が足りなくて近くのフャーストショップに小切手の作成を依頼したり、まったくなんでもありの作品である!
普段よく耳にし、口にする「断捨離」というワード。お買いもの中毒の主人公が、人生で大切なものを全て失った時に、これまでの戦利品を全て売り、人生を変えていく姿は、見ている側も気持ちよく、身が軽くなる感じさえする。
目に見える幸せだけにとらわれず、形を持たない幸せこそ、人生で一番必要なもの。そんな当たり前を思い出させてくれる、心温まる作品だ。また、経済誌でコラムニストとして働く主人公の文章には、いつもファッションの例えが用いて綴られている点もおもしろく、茶目っ気溢れる主人公に終始目が離せない。(女性 20代)
花形のファッション誌の記者を目指すも園芸雑誌編集として働くストレスも相まって、ショッピングが大大大好きな女性の話。とにかく買いっぷりが気持ちよく、有名ブランドが次々と出てきてキラキラしています。主人公の行動には本当に共感できます。買物中毒者の話はシリアスになりがちですが、今作品は終始コメディで押し切っています。笑って楽しめる作品ですが、観終えて冷静になって考えると恐ろしい。主人公みたいに逆転勝利できる事例は少ないですよね(笑)(男性 20代)
お買い物することで欲求を満たす女性って少なくないですが、ここまで衝動的でブランドへの執着が強い人とは関わりたくないなと思ってしまいました。他人から見ればヤバい行動ばかりしているレベッカですが、彼女は自分に素直なだけで、なんの悪気も無いところには好感を持ててしまいます。
無職になり大ピンチからの逆転ストーリーは本当に気持ちよくて、心がすっきりしました。
ストレスを感じた時にはお買い物で散財するのでは無く、この作品で疑似体験するのがおすすめです。(女性 30代)
買い物依存症をやめられない女の子が夢に向かって奮闘しながら立ち直ってゆく姿を描いたコメディ。劇中に登場するブランドやファッションがとっても素敵で、見ているこちらも物欲を掻き立てられる。主人公レベッカが明るくキュートで、ローンの返済から逃げ続けたり、嘘を塗り重ねるなど、行動はめちゃくちゃだけれどどこか憎めず笑えてしまう。最後は自分を立ち直らせるために服を手放し、大切なスカーフとルークを取り戻すハッピーなエンディングにときめくのである。(女性 30代)
映画『お買いもの中毒な私!』 まとめ
女性にぜひ一度は見ていただきたいオススメの作品の1つである。
とくに、数え切れないほど出てくる有名ブランドの洋服や靴やバックは、ファッションが好きな女性なら見ているだけでも楽しいであろう。主人公レベッカが来ている服のコーディネートもまた素晴らしい!
また、クレジットカードを使ったことのあるひとなら誰しも共感できる請求金額の恐怖や自分の仕事をよりハイレベルに持っていきたいというキャリア形成に対する思い、また素敵な男性との出会いなどなど、山あり谷あり笑いありの女性の人生を見事に描いている。
こんな風にして様々な局面に達しつつも常に自分に正直に生きる主人公レベッカの姿はとてもチャーミングであり魅力的であり、女性でも憧れる姿であると思う。
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