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映画『君に届け』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『君に届け』の概要:とても優しく性格も良い、しかしとにかく暗く地味な爽子。そんな爽子の前に現れたのは、爽やかイケメンの風早。まるで正反対のように思われる二人であったが、その距離は徐々に縮まっていき…?

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映画『君に届け』の作品情報

君に届け

製作年:2010年
上映時間:128分
ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブストーリー、青春
監督:熊澤尚人
キャスト:多部未華子、三浦春馬、蓮佛美沙子、桐谷美玲 etc

映画『君に届け』の登場人物(キャスト)

黒沼爽子(多部未華子)
「一日一善」をモットーとした、心優しい女子高校生。しかし、その暗い外見故に周囲から恐れられている。
風早翔太(三浦春馬)
誰にも好かれる爽やかな男子高校生。密かに爽子に恋心を抱いている。
矢野あかね(夏菜)
爽子の初めての友達の一人。大人っぽく、周囲からやや浮いているが心優しい性格。
吉田千鶴(蓮佛美沙子)
爽子の初めての友達の一人。非常にサバサバした性格。
胡桃沢梅(桐谷美玲)
中学校時代から風早に思いを寄せている女の子。風早に急接近している爽子を目の敵にする。

映画『君に届け』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『君に届け』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『君に届け』のあらすじ【起】

黒沼爽子はとても心優しい女子高校生です。そんな彼女のモットーは「一日一善」、常に他人を思いやり他の人の為に何か出来ないか、と心から考えられる子でした。しかし、そんな心優しさとは反対に、爽子は非常に誤解を受けやすい子でもありました。その原因は彼女の外見にあります。長めに切り添えられた前髪、腰ほどに長い真っ黒なストレートな髪型。そして緊張しがちと言う性格からくる挙動不審な態度、そんな爽子を皆は恐れ、いつからか「貞子」というあだ名がつくようになっていました。

自分に対しては鈍感な爽子は、そんなあだ名や自分が周囲に馴染めていないといった事に対してはそれほど深刻な問題としては捉えていませんでした。しかし、一方でもっと前向きで社交的な性格に変わる必要はある、と自らの後ろ向きな性格を反省はしています。

そんな時、爽子の前にとある男子学生が現れたのです。その学生の名前は風早翔太、とても明るく社交的、且つイケメンという少女漫画の登場人物のような男の子でした。

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映画『君に届け』のあらすじ【承】

常に明るく笑顔な風早は、学年の人気者でした。常に風早の周りには人が集まっており、そんな自らとは正反対な風早の様子を見た爽子は素直に風早を尊敬します。そして、自分も彼の様になってみようと密かに風早を心の師匠とするのでした。

そして実は、風早は風早で爽子に注目していました。爽子は誰も知らない所で、教室の掃除をしたり、植物の世話をしたりといった行動を続けていました。そんな爽子の行動を、風早は実は知っていたのです。周りからは貞子と称され恐れられる爽子でしたが、風早はそんなクラスメート達の言葉に惑わされる事なく、爽子に惹かれていました。

そして、一方の爽子にも変化が訪れていました。夏休みに開かれる事となった肝試し大会をきっかけに、爽子に千鶴とあやねという友達ができたのです。爽子は当たり前の様にお化け役を担当していたのですが、二人はそんな爽子を怖がる事なく、ありのままに接してくれました。初めての友達に、爽子は喜びを隠せません。

映画『君に届け』のあらすじ【転】

しかし、そんな爽子の幸せも長くは続きませんでした。偶然、爽子と一緒に行動をしているせいであやねと千鶴の評価が下がってしまっている事を知ってしまったのです。爽子は二人に迷惑をかけないように、となるべく二人から遠ざかる様にしました。そんな突然の爽子の態度に、千鶴とあやねは戸惑います。何があったと問いただす二人ですが、爽子は決して口を割ることはしませんでした。

そしてそんな矢先、爽子は再びあやねと千鶴の悪口を言っている女子を見かけてしまうのです。千鶴とあやねが誰よりも優しい事を知っている爽子は、その女子生徒の発言がどうしても許せませんでした。そして、普段は温厚で一切怒ることがない爽子が、「千鶴ちゃんとあやねちゃんに謝って!!」と大きな声をあげたのでした。

今まで見たことのない爽子の姿に、辺りは騒然とします。そして、風早はその一部始終を見ていました。風早は千鶴とあやねにこの事を話し、3人は再び仲を取り戻しました。この事をきっかけに、爽子は風早を憧れの対象としてだけでなく異性としても意識をし始めます。

映画『君に届け』の結末・ラスト(ネタバレ)

そもそもこの一連の噂話を始めたのは、くるみという女の子でした。くるみは中学校の頃から風早に思いを寄せており、最近風早が爽子の事を気にかけている事を知り爽子に嫌がらせをしたのです。その事を知った爽子でしたが、どうしてもくるみを嫌いになることが出来ませんでした。結局、爽子はくるみを許す事にしました。

そして、とうとう風早が爽子に思いを告げたのでした。あの事件以降風早の事を意識していた爽子は、その告白に喜びます。しかし、爽子は風早の告白を断ってしまうのでした。それは、風早の様な男子には自分では勿体無い、という自分への自信のなさからでした。

そんな爽子に対してアドバイスをしたのは、風早の親友で千鶴の幼馴染の龍です。龍は、「自分を信じないということは、自分自身のことを好いてくれる、すべての人のことを、信じない。それと同じことだ」と爽子に告げます。爽子の頭には、千鶴やあやね、そして風早という自分を信じてくれている人達の姿が浮かびました。そして大晦日の夜、爽子は改めて風早に自分の思いを告げ、二人は晴れて結ばれるのでした。

映画『君に届け』の感想・評価・レビュー

さらっと柔らかな映像と共に流れるストーリーの中で、風早演じた三浦春馬の爽やかさが抜群に生かされていた。また、爽子を演じた多部未華子のキャラクターが少し暗めで地味な設定だが、どしっと重くなく見ていても浮いていない様な演技力も見所である。自らの殻を破り、かけがえのない友達ができたり、恋心を抱いていた彼に、勇気をふりしぼって気持ちを伝えるシーンなど、きゅんとする所や応援したくなる所がたくさん入っていた。自分自身を見つめ直し、新たに挑戦する姿勢が、見ていて勇気を貰えた。(女性 20代)


原作漫画「君に届け」の大ファンだったので、風早くんと爽子がどのように実写化されるのか期待していた。三浦春馬の爽やかさと透明感も風早くんピッタリで、多部未華子の素朴で真面目な役柄も、他には考えられないキャスティングだったと思う。漫画の世界観を崩さず、初々しい2人と高校生活を送る彼らの青春にキュンキュンさせられる。三浦春馬のキラキラした演技は、過去の作品でしか観ることができないと思うと本当に悔しい。(女性 30代)


爽やかなラブストーリーであり、感情移入してしまう作品だった。
高校時代にクラスに1人はいそうな女の子が主人公であり、こんな高校生活だったらなと憧れてしまう舞台設定である。友達があまりいない女の子と誰からも好かれる人気な男の子という、大袈裟に描いてしまいそうな恋愛の設定ではあるが、今作はとても柔らかい雰囲気で、さらっと爽やかに描いていることに好感が持てる。
三浦春馬の爽やかさあってのこの作品であり、風早役は彼が適役だったと思う。(男性 20代)


原作の登場人物とキャストの配役がピッタリ合っていると思う。爽子ちゃんが恋愛だけでもなく友達関係にも悩んで必死に頑張っている姿に共感できたし、自然と応援したくなった。爽子ちゃんと風早くんの初々しい二人の掛け合いも素敵だったが、爽子ちゃん、あかね、千鶴の三人の自然なやり取りが好きだった。胡桃沢梅もそんなに嫌いになれないキャラクターで、登場人物全員が魅力的な作品だと思う。爽やかな気持ちが心に残った。(女性 30代)


原作に忠実に再現されていたと思う。特に、爽子役の多部未華子さんが個人的にはかなりはまり役だったと感じた。原作通りの青春ラブストーリーで、若くて純粋なキャラクターたちをキャストの方が等身大で演じていた印象。
個人的にはラブストーリーというよりも、爽子に友人ができていく友情の過程が特によかったと感じた。少女漫画らしい甘酸っぱく爽やかな恋愛と、友情が丁寧に描かれている作品だ。(女性 20代)


キャストの配置が原作に忠実だと思います。特にあやね、ちづ、龍は漫画のキャラそのものです。主人公の爽子と風早翔太が桜の木の下で出会うシーンは、あまりに幻想的でいつまでも忘れられません。物語は終始爽やかで、不快な場面は一つもありませんからどなたでも気楽に鑑賞できるでしょう。友情や家族の愛に心温まるだけでなく、いくつかの恋の行方に胸が高鳴ります。爽子の純粋さやひたむきさは類まれなる才能に思え、見る度に心洗われます。(女性 30代)


爽やかな男の子、風早と誤解されやすい女の子、黒沼爽子の甘酸っぱい青春映画。三浦春馬演じる風早が本当にピッタリで三浦春馬以外の風早が想像できないほど。平等で素直な風早は嫌味を感じさせず、よくある俺様要素が無くて好きなキャラだ。全体的にほっこりとしていて、少女漫画原作映画の中でもかなり人気が高いのではないだろうか。

ヒロインである爽子が最初はうまく溶け込めなかったのにどんどん周りと馴染めるようになっていく姿は勇気をもらえるし、この時の多部未華子にはちゃんと素朴感があってピッタリだったなと思った。(女性 20代)


大ヒットした少女マンガの実写化作品です。私は公開当時高校生で、原作はほとんどの女子が読んでおり、実写化反対の声も多く見られました。しかし、キャスティングの良さや、自然な演出が高校生の日常に近く、私はかなり成功しているのではないかと思っています。
主演の二人ももちろん良かったですが、脇役のハマり具合にも注目して欲しいです。特にくるみちゃん役の桐谷美玲さんが、本当に原作のイメージ通りで、かわいくてちょっといじわるなのに憎めないキャラクターを上手く表現されていました。
原作でもそうだったのですが、どのキャラクターも推せるような人柄であることが魅力的で、実写化でもその部分がよく表現されていて、好きだなと思いました。(女性 20代)

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みんなの感想・レビュー

  1. きーもも より:

    地味で目立たない女子がイケメンで人気者の男子に恋をすると言う王道のラブストーリーである今作。原作漫画のファンであった私は、実写化されることに不安を抱いていましたが、三浦春馬の演じた風早は想像を超えるほど、思い描いていた風早そのままで圧巻でした。多部未華子が演じた爽子の一生懸命な姿は、思わず「頑張れ!」と応援してしまいたくなる純粋さで、イケメンの風早に好かれることに対する嫉妬のようなものは全く感じませんでした。
    全ての女子がキュンキュンして清々しい気持ちになれる作品でしょう。カップルで見ても同性の友達と見ても楽しめると思います。

  2. yukachi より:

    人気の漫画が映画化されたことで話題になったこの作品は、アニメにもなっている。高校生の純粋な思いや友情、恋愛を巡って繰り広げられる成長の物語の中で、大人の立場で見ていても青春を感じさせてもらえる。
    高校生の初々しさや、主人公が少しずつ心を開いていく姿がとても印象的で、好感が持てる。
    誰もが一生懸命生きているんだと思わせられる作品の中で、一人一人を応援したくなってくる。まさに青春という言葉がピッタリと当てはまる、そんな作品だ。

  3. 匿名 より:

    風早はこのストーリーのヒーローである。爽やかでいつも笑顔、誰に対しても平等に接し、温和な性格のように見えてとても嫉妬深いという幼い一面も持ち合わせる。

  4. 匿名 より:

    「片思い」をしたことがある人なら誰しも共感できる、甘酸っぱい思い出が詰まった映画である。
    主人公のピュアな性格と相手を思う気持ちがとても伝わる演技に、見ているこちらが恥ずかしくなってしまう。

  5. 匿名 より:

    全体的に映画の演出が穏やかな音楽と雰囲気に包まれている。原作である漫画のタッチが柔らかく、ふんわりとしているので、原作のイメージととてもマッチしている。この原作が好きな人も納得のいく演出であると思われる。
    しかし、わたしの意見としてはキャスティングをより原作のキャラクターに合った俳優を選択できたのではないかと思う。
    どの役者もとても素晴らしい演技をしているものの、原作のイメージとはつながりにくいキャスティングをされているように感じた。