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映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』の結末までのストーリー
  • 『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』を見た感想・レビュー
  • 『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』を見た人におすすめの映画5選

映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』の作品情報

ワン・デイ 悲しみが消えるまで

製作年:2017年
上映時間:113分
ジャンル:ファンタジー、ヒューマンドラマ
監督:イ・ユンギ
キャスト:キム・ナムギル、チョン・ウヒ、イム・ファヨン、ユン・ジェムン etc

映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』の登場人物(キャスト)

イ・ガンス(キム・ナムギル)
火災保険会社の有能な課長。妻の死を受け入れられず、葬儀に参列しなかった。思いやりと深い愛情を持つ人物。
タン・ミソ(チョン・ウヒ)
視覚障がい者で事故に遭い、植物状態となっている。霊となってガンスと行動を共にすることで、真実を明らかにしガンスの心をも癒す。
ソンファ(イム・ファヨン)
ガンスの妻。ある日突然、病に罹り闘病生活を送ることになる。そのせいで、夫を苦しめていることに胸を痛め、自ら道路へ飛び出し命を落としてしまう。
入院中の男(ユン・ジェムン)
保険金を使って入院している。実は重い病を抱える幼い息子のために、保険を使っている。ガンスが担当している男で長い間、忠告されている。

映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』のあらすじ【起】

最愛の妻ソンファを病で亡くし、深い悲しみを抱え葬儀にも参列しなかったイ・ガンスは、火災保険会社のやり手の課長であった。彼は悲しみを心の奥底へ隠し、何喰わない顔で会社へ出社。すると、妻の弟が会社にまで会いに来て彼を人でなしと罵るのだった。

その後、自分の課へ戻ったガンス。チーム長から厄介な案件を任されてしまう。
視覚障がい者であった被害者が交通事故によって植物状態となり、現在も入院中。依頼人は示談に持ち込みたいと希望しているが、彼女の代理人はどうあっても示談に持ち込みたくないと言っている。依頼人は会社上層部の友人であるため、社員である調査員はどうあっても示談へと成立させなければならなかった。

ガンスは早速、被害者タン・ミソが入院している国立中央病院へ。その病院とは縁が深く妻ソンファが生前、世話になっていた病院でもあった。
ミソの病室で若い女性と付き添いの女性に面会。植物状態となった彼女が回復する見込みはないらしい。
次にミソが働いていた会社を訪問。すると彼女の代理人でもある同僚は、ミソを自殺にしたがる者ばかりだと立腹中で、示談を納得させるにはとても難しそうだった。

休日、ソンファの母が特製のキムチを持ってガンスを訪ねて来る。彼女が不義理をした彼を怒ることはなく、むしろ気遣いを見せる。ガンスは土産のキムチを口にして、ソンファのことを思い出し辛くなってしまう。その夜は酒に逃げ、強かに酔っぱらってミソの病室を訪ねた。

ミソが事故に遭った当初、所持品には視覚障がい者が使う杖、通称ケーンが見つかっていなかった。なぜ、ケーンも持たず遠い場所へと向かったのか謎である。だが、ミソは植物状態で当時の心境を語ることができない。ガンスは酔った勢いで妻との思い出を語り、その場で寝入ってしまうのだった。

映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』のあらすじ【承】

翌朝、保険を使い仮病で入院中の男が外出する現場を目撃したガンスは、その証拠画像を入手し当人にいい加減にしろと諭していた。入院中の男の背後に若い女性が現れる。彼女は自分のことをタン・ミソだと言うが、ガンス以外の人間には見えておらず、更に鏡にすら映らないのであった。

見えないはずの者が見え始めた。ガンスは自分の頭がおかしくなったと思ったが、病院へ向かうとやはりミソがいる。彼女が言うには、本体が眠っている間は外に出ていて、起きると消えるらしい。事故に遭った日からこの状態だと言う。しかも、彼女の姿が見えるのはガンスだけらしく、実際はミソと会話しているが、傍目には独語を発しながら歩いているという奇妙な状況だった。

病院の外へ出たいと言うミソに同情したガンスは彼女を外へ連れ出すことにした。視覚障がい者であったミソは、見るもの全てが初めてで外の世界にはしゃぎっぱなしである。その足で代理人の同僚と友人の結婚式へ参列し、かつての相棒である盲導犬に会ってから病院へ戻った。

その後、会社のチーム長からは早く示談を成立させろと急かされ、どうしたものかと頭を抱えるガンス。部下が告げ口をしたせいで、ミソがケーンも持たずに遠出したことがチーム長に知られてしまい、それを理由に示談を迫れと言われてしまう。
示談を成立させず、尚且つ依頼人が納得する方法はないものか。悩むガンスの前にまたもミソが現れる。ガンスは気分転換に彼女を連れて水族館へ向かった。

水族館にてミソの生い立ちを聞いたガンス。彼女の境遇に心を痛める。その後は市場を巡り街道を散歩。夜は行きつけのバーへ案内した。

映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』のあらすじ【転】

後日、ミソの母親の調査を行うことにしたガンス。特捜課の先輩に調査を頼み、幼少期の頃のミソの写真が事故現場近くの写真館で撮られたものだったことが判明する。ガンスは写真館を訪れ母親の所在を見つけ出すのだった。ミソを捨てた母親は美容院を営んでいたが、事故現場も程近くにある。恐らくミソは母親に会いに来たのではないだろうか。
ガンスは決心して美容院へ。母親と対面しミソの状況を知らせたが、彼女は娘の話を拒絶するのだった。

チーム報告会議にて、タン・ミソの事故は示談成立ならずと報告したガンスだったが、激怒したチーム長から担当を外されてしまう。
会議終了後に病院へ向かったガンスは、ミソに頼まれ子供のイベントへ参加。病気を患う幼い少年の父親役をやることになる。家族と一緒に凧を作って飛ばすイベントだった。

子供と一緒に凧を作り楽しみながら飛ばしていると、入院中の男が現れる。どうやら、少年の父親だったようだ。男の事情を垣間見てしまったガンスは、黙ってその場から離れた。
ミソとまた出かけようと話している最中、彼女の母親の姿を見かけたガンス。ミソを先に行かせて母親と会った。すると、母親は気になって病院へ来たものの、娘を捨てた自分に会う資格などあるはずがないと言い結局、ミソの傍に寄ることもなく帰ってしまう。

慌てて追いかけたガンスだったが、廊下の曲がり角にミソを発見。彼女から事故当日の話を聞くことになった。
母親の所在を探し出したミソはあの日、勇気を出して母親の美容院を訪れた。彼女に自分を捨てた母親を責める気持ちはなく、ただ元気でいると言いたかっただけなのに、母親は子供を捨てた罪悪感から彼女を拒絶してしまう。ミソはショックを受け、その場にケーンを忘れて店を出てしまった。
おぼつかない足取りで道を右へ向かった彼女。泣きながら真っすぐ歩き続け、車に轢かれてしまったのである。

全てを話し終えたミソにガンスは自分が担当を外れてしまったことを話した。すると、ミソの様子に変化が訪れる。彼女は胸を押さえ苦しみながら消えてしまった。
急いで病室へ向かったガンス。病室では植物状態の本体が吐血し、心肺蘇生が行われ騒然としていた。ミソの命は今や風前の灯だった。

映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』の結末・ラスト(ネタバレ)

自宅へ戻ったガンスは病気になったソンファのことを思い出し、まだ生きている間にミソと母親を会わせてやりたいと願う。
ミソの病室には代理人の同僚が新婚旅行から戻っていた。
同僚と共にミソの母親を説得に向かったが、彼女にも新しい家族がいる。これ以上の説得は難しいと思われた。

妻の死から始まりミソの件で会社から責められ、あちこちを奔走し疲れ果てたガンス。その日は休日で鳴り続けるスマホを放置しようとした。だが、その知らせは思いもよらないもので、ミソの元へ母親がやって来たというものだった。これで、ミソの保険金やそれらの権利を代理人から母親へ移行することができる。そうすれば示談の件もまた別の話になってくるので、今の状況からは新たに進展するだろう。

しかし、母親に全権を譲渡する話をすると、彼女は母親として来ただけで保険金は受け取れないと言う。母親はミソの異父姉妹から説得され全権を受け取ることにした。
このことで会社ではまたもチーム長から責められることになるガンス。彼はとうとう今までの鬱憤を吐き出し、会社から飛び出してしまう。その足で病院を訪れ幽霊のミソと会った。

彼女は彼女であれ以来、傍に付きっきりで世話をする母親の姿に胸を痛めている。母親も苦労して生きてきたことを思うと、自分の世話で今以上に苦しめたくないと言う。その話を聞いたガンスは、ソンファの看病をしてきた自分のことをミソに明かすのだった。

ある日突然、病を患ってしまったソンファは苦しみのあまり人が変わったようになってしまい、看病を続けるガンスはその姿にずっと胸を痛めてきた。夫婦仲は険悪となったが、それでも一心に寄り添い続けたガンス。しかし、そんな夫の姿に胸を痛めていたソンファはこれ以上、ガンスを苦しめたくないと考えたのだろう。自ら坂道を下って車に轢かれてしまったのだった。

その時、病院に搬送された様子を、実は幽霊になったミソも見ていたのである。彼女はガンスに対し忘れられることの方が悲しいと話す。最期の壮絶な記憶ではなく、幸せだった頃の記憶を忘れないでいてくれた方が嬉しいと。ガンスはミソの言葉に涙。

彼が目を閉じそして、再び開けるとそこにはミソではなく、ソンファがいた。彼女は夫の心労を癒し、いい頃の自分を忘れないで欲しいと話した。ガンスはそこで初めて、心の底から泣くことができたのだった。

翌朝、自宅へ戻ったガンスはソンファが仕事部屋として使っていた部屋へ。妻との幸せだった頃の思い出を思い出した。
その夜、ミソの病室を訪室。姿を消したミソは本体へ戻り意識を取り戻していたのである。ガンスが傍に寄り添い手を握り締めるとミソは手に力を籠め、涙を零すのだった。

映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

妻の死を受け入れられない主人公の前にある日突然、現れた女性の幽霊が共に過ごし真相を解明することで心を癒していくという内容。
あまりの悲しみに妻の葬儀に出席できなかったという主人公の愛情深さが窺えるが、さすがに喪主としてどうかという話。海外では許されることなのだろうなと思う。ただ、幽霊と過ごしていく中で妻の死の真相が明かされていくので、非常に深い内容となっている。深い悲しみの中で支え合える存在がいるというのは、とても大切なことで感動的なラストとなっている。涙なくしては観られない良作と思う。(女性 40代)


エマとデクスターが毎年7月15日だけを切り取って描かれる構成がとても印象的だった。友人以上恋人未満の関係が長く続き、ようやく結ばれた直後にエマが事故で亡くなる展開はあまりにも切ない。幸せな時間が一瞬で失われる現実に、人生の不確かさを突きつけられた。最後にデクスターが前向きに歩き出す姿は、悲しみを抱えながらも生きる強さを示していて胸に残った。(20代 男性)


長い年月をかけて育まれた関係が、突然終わりを迎える残酷さに涙が止まらなかった。エマが夢を諦めずに生きる姿と、未熟なまま成功に溺れるデクスターの対比がリアルで、人は同じ時間を過ごしても違う成長をするのだと感じた。結婚後の短い幸せがより尊く見え、失ってから気づく愛の重さが心に刺さる作品だった。(30代 女性)


恋愛映画だと思って観たが、人生映画だった。若さゆえの選択ミスやすれ違いが積み重なり、最終的に悲劇へと向かう構成が非常に現実的。エマの死後、デクスターが後悔と向き合う姿は、過去の一瞬一瞬がどれほど大切だったかを思い出させる。時間の流れを同じ日に固定する演出が、人生の残酷さと美しさを同時に表現していた。(40代 男性)


ロマンチックでありながら、甘すぎないところが好きだった。二人がなかなか結ばれないもどかしさと、やっと手に入れた幸せが一瞬で失われる展開は衝撃的。エマの存在がデクスターの人生の支えだったことが、彼女を失って初めて明確になる。恋愛だけでなく、友情や成長を描いた大人向けのラブストーリーだと思う。(20代 女性)


「もしあの時こうしていれば」という後悔が全編に漂う作品だった。デクスターの軽薄さに苛立ちながらも、人は簡単に成熟できないことを痛感する。エマが亡くなった後の描写は非常に静かで、派手な演出がない分、喪失感が強く伝わってきた。時間の積み重ねがいかに尊いかを教えてくれる映画だった。(50代 男性)


エマの理想主義と、デクスターの現実逃避的な生き方が対照的で、その関係性が切なかった。恋人になるまでに費やした年月が長いからこそ、別れの衝撃も大きい。結婚生活がほとんど描かれないのに、深い愛情が伝わる構成が見事だった。人生には永遠がないという現実を、美しくも残酷に描いた作品だと感じた。(30代 女性)


若い頃の自分を重ねて観てしまった。チャンスを逃し続け、ようやく大切な人を得た時にはもう遅いという展開は、人生の警告のようにも思える。エマの死後、デクスターが娘と向き合う姿は、悲しみを抱えながら次の世代へ希望をつなぐ象徴だった。恋愛映画以上に、時間と後悔の物語として心に残る。(60代 男性)


最初は軽い青春映画かと思ったが、後半の展開で一気に印象が変わった。エマの突然の死はあまりにも現実的で、観る側に強い衝撃を与える。二人の長い関係が無駄ではなかったと示すラストは救いでもあり、同時に深い悲しみも残す。観終わった後、自分の大切な人を思い出さずにはいられなかった。(20代 女性)


時間を固定して人生を描く手法が非常に巧みで、成長と変化が自然に伝わってくる。デクスターが成功と転落を経験し、エマが着実に自分の道を歩む姿は対照的でリアル。結婚後すぐに訪れる悲劇は、人生に保証はないことを突きつける。甘さよりも苦味が強く残る、大人の恋愛映画だと思う。(40代 男性)

映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離

この映画を一言で表すと?

一夜限りの出会いが一生の記憶になる、最も純粋な恋愛映画。

どんな話?

列車で偶然出会ったアメリカ人青年とフランス人女性が、ウィーンの街を一晩中歩きながら語り合う。限られた時間の中で互いの人生観や夢を語り、別れの時を迎えるまでの一夜の物語が描かれる。

ここがおすすめ!

時間の流れと関係性の変化を丁寧に描く点が『ワン・デイ』と共通。会話だけで深まっていく恋のリアルさが胸を打つ。刹那的な幸福と、その後に残る余韻を味わいたい人に最適な一本。

きみに読む物語

この映画を一言で表すと?

一生続く愛を信じたくなる、究極のラブストーリー。

どんな話?

老人ホームで語られる若い男女の恋物語。身分の違いに阻まれながらも強く惹かれ合った二人の青春と、その後の長い人生が交錯し、愛の形が明らかになっていく。

ここがおすすめ!

時間を超えて続く愛と喪失を描く構成は『ワン・デイ』と非常に近い。切なさと希望が同時に胸に残り、「本当に大切な人とは誰か」を考えさせてくれる感動作。

(500)日のサマー

この映画を一言で表すと?

恋の始まりと終わりをリアルに描く、現代的ラブストーリー。

どんな話?

運命を信じる青年と、恋を信じない女性の出会いから別れまでを、時系列を入れ替えて描く。幸せな瞬間と崩壊していく関係が対比的に映し出される。

ここがおすすめ!

理想と現実のギャップ、失恋の痛みを率直に描く点が『ワン・デイ』の後悔と喪失のテーマと重なる。甘さだけでない恋愛映画を求める人におすすめ。

エターナル・サンシャイン

この映画を一言で表すと?

記憶を消しても消えない愛を描く、切なく美しいSF恋愛映画。

どんな話?

別れた恋人の記憶を消す治療を受けた男女が、失われていく思い出の中で再び惹かれ合う。記憶と感情の関係を幻想的に描く物語。

ここがおすすめ!

失った恋と向き合う構造が『ワン・デイ』と共鳴する。時間と記憶をテーマに、愛の本質を問いかける独創的な一本で、観後の余韻が非常に深い。

ブルーバレンタイン

この映画を一言で表すと?

愛の始まりと終わりを同時に描く、最も現実的な恋愛映画。

どんな話?

出会った頃の幸せな記憶と、壊れかけた現在の夫婦関係を交互に描きながら、二人がなぜすれ違ってしまったのかを浮かび上がらせる。

ここがおすすめ!

時間の経過と共に変わる感情を容赦なく描く点が『ワン・デイ』の人生観と通じる。ロマンチックでありながら苦く切ない、大人向けのラブストーリー。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。

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