長年、多くの読者から愛され続けている日本を代表するコミックス『ONE PIECE』。そんなONE PIECEに、念願の新作映画が誕生。満を持して、シャンクスが劇場版ONE PIECEに降臨。
映画『ONE PIECE FILM RED』の作品情報
- タイトル
- ONE PIECE FILM RED
- 原題
- なし
- 製作年
- 2022年
- 日本公開日
- 2022年8月6日(土)
- 上映時間
- 不明
- ジャンル
- アニメ
アクション - 監督
- 谷口悟朗
- 脚本
- 黒岩勉
- 製作
- 吉田智哉
- 製作総指揮
- 不明
- キャスト
- 田中真弓
中井和哉
岡村明美
山口勝平
平田広明
大谷育江
山口由里子
矢尾一樹 - 製作国
- 日本
- 配給
- 東映
映画『ONE PIECE FILM RED』の作品概要
『ONE PIECE』は、今や日本の中で最も知られている漫画となった。1997年に連載を開始してから約25年、ONE PIECEもとうとう最終章に突入。更なる盛り上がりを見せている。そんな中、公開されるのが本作。劇場版第15作にあたる本作に対しての製作陣の想いは凄まじいものがある。大人気キャラクターであるシャンクスをとうとう中心人物に描くだけではなく、原作者尾田栄一郎が6年ぶりに総合プロデューサーを務めるのだ。さらに、本誌も4週間休載するという徹底ぶり。益々盛り上がるワンピースワールドから目が離せない。
映画『ONE PIECE FILM RED』の予告動画
映画『ONE PIECE FILM RED』の登場人物(キャスト)
- モンキー・D・ルフィ(田中真弓)
- ゴムゴムの実を食べたゴム人間。麦わらの一味の船長として、海賊王になるべく海を駆ける。
- シャンクス(池田秀一)
- ルフィの恩人で、四皇の一角。圧倒的な実力者で、『赤髪のシャンクス』という異名を持つ。
- ウタ(名塚佳織/Ado)
- 世界一の歌姫と称される人物。長年素顔を隠していたが、姿を見せると共にシャンクスの娘であることが明らかになる。
映画『ONE PIECE FILM RED』のあらすじ(ネタバレなし)
世界中を虜にする一人の歌姫がいた。彼女の名前はウタ。これまで公に姿を見せることがなかったウタは、謎の歌姫として瞬く間に人々を魅了した。そんなウタが、初めてその素顔を見せてライブを開催することになる。そのニュースに世界は湧き立ち、海賊達も例外ではなく、生声を聞こうとその地に集った。一方、海軍はなぜか警戒を強めていた。そして、その大騒ぎの中に、ルフィ達の姿もあった。彼らはただ純粋に、ウタの歌声を楽しみにしていたのである。しかし、ウタには衝撃の秘密があった。それは、彼女があの『赤髪のシャンクス』の娘であるということ。その秘密が明るみに出た時、事態は大きく動き出す。
映画『ONE PIECE FILM RED』の感想・評価
シャンクスの存在
長年『ONE PIECE』を追ってきたファンであれば、『赤髪のシャンクス』がいかにシリーズにおいて重要なキャラクターかが分かることだろう。作中における、世界の均衡を担うともされる『四皇』の一角でありながら、ルフィの命の恩人。彼との出会いが、ルフィを海へと誘った。シャンクスの存在なくしては、ONE PIECEという物語は成立しないのだ。圧倒的な実力にも関わらず、とこか少年を彷彿とさせる無邪気な姿は、ファンから深く愛されてきた。本作では、そんなシャンクスの娘の存在が明らかに。多くのファンが衝撃を受けたことだろう。本作で、長年謎に包まれてきたシャンクスの素顔が少しずつ見えてくるかもしれない。
ウタの声優は
本作の主要人物、ウタ。彼女は史上最高と称される歌姫であり、そして、なんとあのシャンクスの娘という、長年のファンにとって爆弾級の設定を持つ人物。ファンの間で大きな物議を醸したのが、一体ウタの声優を誰が担当するのか。絶世の歌姫という設定である以上、歌声に定評のある人物であることが予測されるが…?毎回、豪華キャストをゲストキャラクターに起用するワンピース。そして、とうとうその渦中の声優が発表された。なんと、数々の名作アニメに出演してきた名塚佳織と、歌唱パートをAdoが担当するというWキャスティング。トークからの歌唱の切り替えの美しさを田中真弓らも高く評価しており、是非劇場版でその素晴らしさを堪能したいところ。
シャンクスの娘という意味
本作は、ウタがシャンクスの娘であるということが分かってから大きく動き出す。シャンクスの娘であることが、一体何が問題なのか。ルフィ達が主人公であるが故に忘れがちであるが、海賊は世界においては悪にあたる存在なのだ。シャンクスも、いくら気立てがよく周囲から愛されているとはいえ、海賊であることに変わりはない。しかも、四皇に名を連ねるほどの存在。大海賊の子供。まるで、エースを彷彿とさせる設定である。エースを取り巻く大騒動とその結末を、ONE PIECEファンであればよく知っていることだろう。果たして、ウタを待ち受ける結末とは。そして、ルフィはあの惨劇を、今度こそ食い止めることができるのか。
映画『ONE PIECE FILM RED』の公開前に見ておきたい映画
ONE PIECE
これまで、合計15作品が発表されてきた劇場版ONE PIECE。その記念すべき第1作が本作。全員が当然のように覇気を使うようになった今、本作を見返してみると登場人物達の戦いがあまりにレベルの低いものに思えるかもしれない。しかし、ONE PIECEはここから始まったのだ。読者が胸を躍らせ、毎週雑誌が販売されるのを心待ちにしていたONE PIECEはここにある。強さがインフレ化している中、これくらいがちょうどいいと思う人もいるかもしれない。まだサンジが一味に加入する前に制作された作品で、根底は変わらずともまだ初々しい一味の懐かしい一面も楽しめる。
詳細 ONE PIECE
ONE PIECE STAMPEDE
最新作で15作目を迎えた劇場版『ONE PIECE』シリーズ。その中でも、最新作の前に公開された、現時点で最も新しいものが本作。本作の見どころは、なんと言ってもその登場人物の豪華さ。ミホーク、クロコダイル、ハンコックなどの元を含めた七武海、サボやコアラの革命軍、キッドやロー達といった最悪の世代…。とにかく、歴代の大人気キャラクター達が勢揃いしているのだ。これは、長年ONE PIECEを追いかけてきたファンにとっては特にたまらない展開。立ちはだかる敵も、そんな豪華なメンバーに匹敵する強さを持つ。まるで祭りのような盛り上がりを見せる本作は、シリーズ過去最高との呼び声も高い。ONE PIECE一熱い作品が、ここに誕生。
ONE PIECE STRONG WORLD
尾田栄一郎は、言わずと知れたONE PIECEの原作者。アニメ化、映画化、はたまた歌舞伎化など、どこまでも広がり続けるONE PIECEワールドすべての生みの親である。ファンにとっては、まさに神をも等しい存在なのだ。尾田栄一郎の圧巻な点は、やはりその表現力と想像力。25年も続くONE PIECEの世界観を、ファンを飽きさせることなく表現し続けている。そんな尾田栄一郎が、約6年ぶりに総合プロデューサーを担当する最新作。そして、6年前、彼が同じく総合プロデューサーを手がけたのか本作なのである。主題歌を『Mr.Childrenが手がけるならば頑張る』、とシリーズ初の試みとなった超大作である。
映画『ONE PIECE FILM RED』の評判・口コミ・レビュー
ONE PIECE FILM REDを観た これは心の底からの純粋な賞賛なんですけど、ガチの最強歌姫夢主による最強の夢映画だったので、「公式がお出ししてくる実質夢展開」が好きな夢界隈の人間は絶対に映画館で観た方がいいです すごい!これが2022年の最強歌姫だ!!!!!
— ぐるぐる (@suzushi211) August 6, 2022
『ONE PIECE FILM RED』感想。びっくりした…予告編がミスリードというか、何言ってもネタバレになるから深くは書けないけど、めちゃくちゃ「怖い」内容でしたよ…ワンピース映画の中で『オマツリ男爵と秘密の島』が好きな自分は楽しめたけど、悪い意味で複雑な気持ちになる方も多いと思う。
— ヒナタカ@映画 (@HinatakaJeF) August 6, 2022
『ONE PIECE FILM RED』 観た。原作もテレビも今はチェックしてなくて映画だけ観続けてるけどなんだかんだで面白いね。細かいネタは当然全く分からないけどそーいうの抜きにしても楽しい。UTAが7曲も歌ったのは驚いた。#OP_FILMRED #心に響くFILMRED pic.twitter.com/6BdJWr9gsc
— タナカ (@hhhllaa1) August 6, 2022
映画『ONE PIECE FILM RED』のまとめ
世界観が広がりすぎるにつれ、収拾がつかなくなってしまう作品は多々存在する。風呂敷を広げ過ぎてしまったあまり、その畳み方が分からなくなってしまうのだ。そんな中、ONE PIECEは着々と終わりに向かって進んでいる。連載25周年、とうとう最終章に突入するONE PIECEは、猛烈な勢いでこれまで散りばめてきた伏線を回収し始めている。そして、本作ではとうとう大人気キャラクター、シャンクスが初めて映画の主要人物として描かれる。これまで積み上げてきたONE PIECEワールドを、原作者尾田栄一郎本人が贅沢に描き出す。まだまだ続く、ONE PIECEワールドの熱に酔いしれよう。
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